オードリー春日 泣いている子供への周囲の冷たい視線を語る

オードリー春日 泣いている子供への周囲の冷たい視線を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー春日さんが2022年10月1日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で2歳の子供を連れてあらかわ遊園に行った時の模様をトーク。子供が乗り物の中で泣いてしまったエピソードを紹介しながら、子供が泣いている時などに感じる周囲の冷たい目線について話していました。

(春日俊彰)あらかわ遊園、観覧車があったり、乗り物があったりして。きれいなのよ。ほんで、娘も食いついてさ、ブワーッと走っていて。いろいろと見たりして。あっちゃこっちゃと行っているわけですよ。機嫌よく。で、あるひとつの乗り物に乗りたいって言って。で、遊園地って行ったことなかったんだよな。たぶん乗り物に乗ったことがなかったのよ。

(若林正恭)ああ、まだ?

(春日俊彰)うん。初遊園地ぐらいなんだけども。で、こっちは心配じゃない? 「乗れるのか?」とか「仮に乗ったとして、怖がらないか?」とか思うけども。ブワーッと見ていって。それでひとつ、消防のはしご車みたいな感じの乗り物があって。上下してさ。で、的みたいなのがあって。ボタンを押すとそこに実際の水みたいなのがピシャーッと出て。で、スコアを稼ぐみたいなやつ。それに乗りたいって。「あれがいい!」って。それで行ったらさ、「3歳以上」って書いてあるの。で、娘は2歳だから乗れないわけですよ。で、「これは乗れないよ」って言っても、理解ができないわけね。自分が何歳なのかっていうのもたぶんわかってないから。

「君は2だから。これ、3からだよ」っていう……これは伝えるのが難しいですよ。「ダメだ」っていうことはわかるのよ。でも、乗りたい。なにか、乗らせないようにされているっていうのはわかるから。でも、年齢で……あれはどうやって伝えればいいんだろうね? で、ワーッと泣いてさ。係のお姉さんもなんか困っちゃってね。「2歳なんですよ」なんて言って。で、もう無理やり、引きはがしてさ。他のいろんな可能性を見せるわけですよ。「動物がいるぞ」とか「あそこに滑り台が」とか。でも、もう乗りたいわけだから。ワーッて泣いて。

(若林正恭)ああ、ずっと残ってるんだ。

(春日俊彰)そう。でもそれも10分ぐらいだったらふとね、ワーッと指差して。「メリーゴーランドに行きたい」っつって。まあメリーゴーランドに食いついたの。で、それは乗れたのよ。2歳でも、付き添いがいれば。「よかった!」っつって、入ってさ。そしたらメリーゴーランドってさ、いっぱいいろんなのがあるじゃないですか。白い馬がいたり、なんか違う色の馬がいたり。馬じゃなくてイルカみたいなやつかな? そういうのがいたり、馬車的なやつがあったりとかさ。で、「どれに乗る?」なんて。私はビデオを撮りたいからさ、外にいて。で、クミさんが一緒にいって乗ってるんだけど、全然定まらないの。

馬に1回、乗ってみて。「なんか違う」ってなって。で、他の子たちもバーッて入ってくるからさ。サササッと乗ってるわけよ。で、クミさんとうちの子だけがずっと試し乗りをしてるんの。で、「プルルルルルッ」って鳴り始めちゃってさ。係の人もバーッと出てきて。「皆さん、ベルトを……」なんて言っているのよ。

でもまだ、馬車に乗ってみたりとかやってるのよ。それで「全然定まらないな」と思ったら、そのうち……メリーゴーランドって回るじゃないですか。そのステージみたいなところを歩き出しちゃって、降りてきちゃってさ。「プルルルルルッ」って鳴っているのに。で、「これ、どうするのかな?」って思ったら、最終的に入り口のところにある、係員さんが入るボックスみたいなの、あるじゃない? 「あそこに入りたい!」っつって。そこのドアノブをガチャガチャしだしてさ。でもそこ、入れないじゃない? だけど「入れない」っていうことを説明できないのよ。「ここは違うよ」って。

で、またワーッて泣いて。で、結局乗らないで、出てきちゃって。それも乗れなくて。「何なら乗れるんだ?」ってなって。そしたら汽車がね、走ってるんだよ。「それだったら乗れるだろう」ってなって。で、私もまたビデオでね、汽車が発車してからカーブしてて。そのカーブのところにいたのよ。カーブを曲がってきて直線になるみたいなところにいて。そこに入ってくるのを撮りたいと思ってさ。画角が気になるからね。で、ビデオカメラを構えていたら、「プルルルルルッ」って鳴って。「ああ、発車しただろうな」と思って。それで待っていたのよ。

そしたら、聞き覚えのある鳴き声だけが先行してさ、聞こえてくるわけよ。「ああ、もう完全に泣いてるわ。でもまあ、泣いていても泣いてる姿を撮ればいいや」と思って。バーッと来るじゃない? 汽車の煙突が見えて。で、前から2番目ぐらいに座っていたのよ。だけど、見てたらクミさんしか見えないの。もう子は、クミさんの足元に横になっても泣いちゃってるわけよ。

(若林正恭)なんで?

(春日俊彰)わからん。なんかが嫌だったんだろうね。

(若林正恭)怖かったのかな?

(春日俊彰)で、それを降りた後に聞いたら、その汽車の先頭があるじゃないですか。で、煙突みたいのがあって。で、その後ろに従業員さんが運転士さん役みたいなので乗っているのよ。で、そこに座りたかったらしいのよ。先頭に。でも、そこは客席じゃないから、入れなくて。それで乗る直前にワーッと泣いたと。それで結局、ずっと……もうずっと、泣き声だわ。汽車の姿が見えなくなっても、ずっと泣き声だけは聞こえるのよ。

(若林正恭)なるほど。で、その運転士の人はずっと鳴き声を背中に聞きながら運転してるんだ(笑)。

(春日俊彰)聞きながら運転して。戻ってきて。「まあまあ、しょうがないな。これも無理か」って思って。で、待っていたらクミさんがね、子と帰ってきて。クミさんが「はぁ……」って言っているのよ。「はぁーあ……」って言ってるのよ。で、まあまあ、子が泣いていることに対して怒ってるのかな?って思って。「まあ、しょうがないじゃない。なんか嫌だったのよ」って言ったら「まあ、それはしょうがない。それはわかるんだけど……嫌なことを言われた」って。

(若林正恭)あら!

「嫌なことを言われた」

(春日俊彰)「あら! なに?」って聞いたら、なんか近くに座っていた親子に……その人たちも子連れだったらしいんだけど。なんか、聞こえるか聞こえないかぐらいで「そんなに泣いてるんだったら、乗らなきゃいいのに」って。直じゃなく言われたって。

(若林正恭)ああ、なんか聞こえる感じで?

(春日俊彰)「いや、それはたしかに泣いていて申し訳ないと思うけども。でも、同じ子を持っているんだったら、そういう場合ってあるじゃない? それなのに、なんでそんなことを言うんだろう?」って言われて。でも、そういうのって結構言われるらしいのよ。

(若林正恭)ああ、わかる、わかる、わかる。

(春日俊彰)で、私が一緒にいる時には、そういうのを聞いたことがないんだけど。なんかね、電車での言われたとか。人混みの中にいたら、「こんなところにこんな小さい子を連れてきて!」っていうのがどこからともなく聞こえたりとか。

(若林正恭)はいはい。でもさ、俺もそれ、びっくりするんだけどさ。ベビーカーを押していて、言葉では言われないけど。「ここにベビーカーで来る?」っていう目をされること、東京ってめっちゃ多くない? 俺、それにすごいびっくりしたんだよね!

(春日俊彰)ああ、あるね。あるある。

(若林正恭)あるよな? 旅行に行った時……沖縄のスーパーとか、ベビーカーを押してたら、いろんな人が話しかけてくるから。「違うもんだな」と思って。

(春日俊彰)まあ、土地によって違うのかもね。で、「そんなことを言われた」なんて言うからさ。「まあでもそれは、しょうがないよ」って。「でも、逆に私が汽車にいたらどうしてたかな?」って考えちゃってさ。それが聞こえていたら。「まあ、係員の人に言うかな?」とかね。

(若林正恭)いや、もうそれはダイレクトボレーじゃないと伝わらないよ? ジムじゃないからさ。何回も来る人たちじゃないから。毎回、行く人じゃないじゃん? あなたも。

(春日俊彰)お客様ポストみたいなのがあったら……。

(若林正恭)客と客だからもう、やるしかないよ。向こうの家族と。

(春日俊彰)まあ、でもそれも……「実際にそうなったら、どうするかな?」って。それを直で言われたらそれはさ、組み合うかもしれないけども。明らかに聞こえるように言われて。

(若林正恭)てもさ、本当に俺、それはマジで生物としてだと思うんだけど。ベビーカーを押していて、スマホとか見て。こっちを見てなくてぶつかるとか。宅配系のめっちゃスピード出してくるのかでベビーカーとか……「この感じ、危ないな」ってこと、多くない? なんていうの? スマホ歩きっていうの?

(春日俊彰)ああ、あるね。

(若林正恭)もう異様な……高校以来の男性ホルモンが出てない? 「お前、ぶつかったらどうなるか、わかってんだろうな?」みたいになっちゃってない?

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!

(若林正恭)これ、あんまりラジオでしゃべりにくいけど。

(春日俊彰)はいはい。それはだから、どう出すかっていうのがね。出すとしたら。

(若林正恭)で、だからTAIGAさんも「抑えた」っつってたけども。子供を遊ばせてたら、犬が子供に近づいてって。TAIGAさんの子はそこに、砂場かなんかにいただけなのに。犬の方から近づいていったのに、その犬を散歩させてるカップルに「こんなところで子供1人で遊ばせてたら、危ねえだろ?」とかって。TAIGAさん、なんか本当に小ヤンキーみたいな旦那に言われちゃって。それで本当にすごい我慢したんだって。TAIGAさん(笑)。「すいませんでした」って。

(春日俊彰)なるへそー! すごいね、TAIGAさんね。まあ、そうか。

(若林正恭)で、前にスーパーで泣き始めちゃって。駐車場でも……たぶんね、暑かったのが嫌だったと思うのよ。だからだいたい、あやしているんだけども。スーパーから出てきて、車の中に入っていくと……で、車の中は暗いから、もっと泣くの。たぶん怖くて。だから外に出て、こうやって揺らしていたけども。なんかめっちゃ見られて。「こんなに泣くなら、連れてこなければいいのに」っていう目をすごいされて。

(春日俊彰)ああ、されるかもね。うん。

「こんなに泣くなら、連れてこなければいいのに」という視線

(若林正恭)で、クミさんはなんとか……まあ、クミさんは大人だよね。なんとか収めて。でも春日さんだったらどうしてただろうな?って。でも春日もダメだよ? タレントだから。そんなの。「えっ、どういう意味ですか?」って言ったら、モメるからね。で、「春日がこんなことを言ってきた」なんてネットに書かれて終わりだよ。お前は。

(春日俊彰)なるへそ。そうか。

(若林正恭)でも、「だからって、来ないと思うなよ?」とも思っているしね。

(春日俊彰)フフフ(笑)。そうね。「ラインを超えたら、行くぞ?」っていうね(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)そう。それは難しいなと思ったのよね。まあ、しょうがない。

(若林正恭)ああ、でもまあね、わかりそうなもんだけどもね。

(春日俊彰)そうそう。そうなのよ。

<書き起こしおわり>

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