鈴木もぐら パチンコ屋で遭遇した台パン青年とのバトルを語る

鈴木もぐら パチンコ屋で遭遇した台パン青年とのバトルを語る 空気階段の踊り場

鈴木もぐらさんが2022年6月6日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中でパチンコ屋でエヴァンゲリオンを打った際の模様をトーク。隣に座っていたマナーの悪い青年とのバトルについて話していました。

(鈴木もぐら)でも昨日ですか、久々に休みがあったじゃないですか。でも休みっつっても結局その間にね、やんなきゃいけないことがあって。で、やらないことっていうのは記事を書くっていうか。夕刊フジにね、パチンココラムを書いてるんで。そのパチンココラムの記事を書くために時間を使おうと思って。高円寺のいつも行く、駅前のパチンコ屋さんに行ったんですよ。

(水川かたまり)出た、取材。

(鈴木もぐら)「まあ、仕事だし行くか」っつってね、オフを返上して……。

(水川かたまり)フフフ(笑)。もぐらが「絶対に俺から奪わないでくれ」って言ってる仕事のひとつ、夕刊フジのパチンココラム(笑)。

(鈴木もぐら)本当に俺、書くのが好きだからさ。

(水川かたまり)「これを奪われたら、奥さんにパチンコをやる大義名分がなくなるから。絶対にこれだけは俺から奪わないでくれ!」ってマネージャーにいつも頼んでる仕事。

(鈴木もぐら)いやいや、文化が本当に好きでさ。で、打ちたい目当ての機種がエヴァンゲリオンだったんですよ。それで、1台空いていたの。それで「よっしゃ!」ってすぐに座って打ち始めたんだけど。隣にね、26、7のちょっと不動産屋みたいな感じの男の人が……。

(水川かたまり)それ、どこで判断するの? 「不動産屋みたい」って。

(鈴木もぐら)いや、あるじゃん。高そうなワイシャツ。なんかジェルみたいな髪型。ちょっとイケイケな感じが出ている……たぶん昼の仕事ではないだろう。でも、夜の人間でもないな。じゃあ、不動産屋か、みたいな。そんな感じの男の人がエヴァを打ってて。で、めちゃくちゃハマってるの。もう1100回転とか。

(水川かたまり)「ハマっている」っていうのは、当たってないってこと?

(鈴木もぐら)当たってないっていうこと。で、その後ろに上下ジャージの金髪の女の子が立ってて。ずっと後ろで見てて。たぶん、彼女なんだね(笑)。だから、見取り図さんがやってるコントみたいな。

(水川かたまり)南大阪のカップルみたいな?(笑)。

(鈴木もぐら)みたいな(笑)。で、たまにちょっと飲み物を彼女が買ってきて、パッと飲み物だけ渡すみたいな(笑)。

(水川かたまり)本当にそれ、あるんだね? パチンコ屋ってその光景。

(鈴木もぐら)リアルだから。見取り図さんがやっていることって。

(鈴木もぐら)それで、でも彼氏は「当たらねえな」ってイライラしているような空気で。女の人はずっと後で終わるのを待ってるっていう状況。それで俺がその横で打ち始めたんだけど……5000円ぐらい打ったところで俺に結構熱いのが来て。まだ当たってないんだよ? 熱いのが来たっていうだけでその男が「チッ、んだよ……」って。

(水川かたまり)いら立ちで?

(鈴木もぐら)そう。すげえ玉の音とか、ガンガン音楽が鳴っているんだけど、あれってわかるから。舌打ちとかって。

(水川かたまり)小さな音も?

熱いリーチで舌打ち

(鈴木もぐら)で、横から見てるのもわかるし。それが来た段階でもう「チッ……」みたいな感じで。「うーわ、こいつ、めちゃくちゃムカつくわ」と思って。でもね、1100もこいつ、回ってる。1100っつったらだいたい6万ぐらい。

(水川かたまり)6万突っ込んで、当たってないの? かわいそう。

(鈴木もぐら)「まあまあ、そうだな。こいつの気持ちもわかる」と思って普通に打っていたの。そしたら外れて。こっちからしたら「いや、お前の舌打ちのせいで流れとか、変わってるから」って思って。「それのせいで外れてるから」みたいなところもあるけど。「なんだ、こいつ?」と思いながら……。

(水川かたまり)それはパチンコおじさんすぎるって。「お前の舌打ちのせいで当たらなかった」っていうのは。

(鈴木もぐら)それで普通に打っていてさ、結局その後5000円ぐらいですげえいいのが来たのに……。それで、俺、1万なくなって。2万5000円目ぐらいでようやくね、強いリーチが入って。で、結局、俺はそれで当たったのよ。綾波の金のやつが来て。「ATフィールド、全開!」っつって。「ピュイーン……ブーンッ!」っつって当たったんだけど。

(水川かたまり)それをお前、毎回やるからくずパチで声が枯れるんだよ。「ゔわぁーっ!」とか。

(鈴木もぐら)そういう音、すんのよ。「ATフィールド、全開! ピュイーン……ブーンッ!」っていう。

(水川かたまり)お前、アクリル板がなかったら100粒ぐらい、唾かかってたぞ、今?

(鈴木もぐら)それで、当たったんだけど。そしたら隣でバコーン!って音がして。「うーわ! こいつ、台パンしたわ!」って思って。台パンチ。まず、最低の行為じゃないですか。台、悪くないし。自分の引きが悪いのに、台をぶん殴る。完全に台のせいにしてるというね。ましてや、彼女を待たせている。彼女、何時間も後ろで待っているんだよ? 立っているんだよ? 俺が来てからもう1時間半ぐらい経っているんだからさ。

(水川かたまり)彼女はやらないんだ。

(鈴木もぐら)たぶんやらないんだね。やらないんだけど、そういうところについてきてっていう。それか、「メシに行こうよ」とかっつってパチンコ屋に連れてこられてずっと待たされてるのかとか、そういう感じだと思うんだけど。で、「こいつ、台を殴ったわ。最低の人間だ……」って思って。で、俺が当たった後、それは偶数で当たったんだけども。

(水川かたまり)偶数で当たるっていうのは?

(鈴木もぐら)パチンコってね、奇数が特別なもので。偶数が、まあどうしようもない数字なわけ。で、俺はそのどうしようもない数字の方で当たったの。それでも、当たっただけでも台をバーン!って殴っていて。で、そのどうしようもない数字で当たったんだけども、昇格演出っていうのがあって。最後に数字が111、222、333……とかって上からバーって流れてきて。それで奇数で止まる可能性があるの。で、俺は8で当たっていたんだけど、バーってその数字が流れてきて。バーン!って、9で止まったの。

(水川かたまり)奇数!

(鈴木もぐら)そしたらさ、そいつがまた俺が確変を引いたから、バンバンッ!って……。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ! ジャブ、ストレートじゃん(笑)。

(鈴木もぐら)「ヤバッ!」って。しかも、結構デカく殴っているのよ。「いや、お前、俺がこれまでいくら負けて来ているのか、わかってんの?」って。

(水川かたまり)いくら負けてきたの?

(鈴木もぐら)パチンコで? うーん……まあ年間150万とか考えても、17年だから……2500万とか。26、7だったら絶対に歳的にそこまで負けてはいないだろう?っていう。でも、それぐらいでそんなにバンバンッ!って。「自分が一番負けています」みたいなことをやられたらもうムカついて。「もう、歌ってやろう!」って思って。

(水川かたまり)うん?

(鈴木もぐら)その大当たり中にエヴァはね、『魂のルフラン』が流れるんだけど。もうムカついたからそれに合わせて「わたーしーに、かーえーりなーさーいー♪」って。

(水川かたまり)原因と結果がわかんないんだよ。ムカついたからって……(笑)。

(鈴木もぐら)「うまーれるーまーえーにー♪」「バンッ!」みたいな。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

台パンに『魂のルフラン』で対抗

(鈴木もぐら)「♪♪♪♪」「バーン!」「わたーしーに、かーえーりなーさーいー♪」「バン、バーン!」みたいな(笑)。もうドラマーとボーカルみたいに。で、それを後ろで見ている金髪のバンギャみたいな感じになっていてさ。それで結局俺さ、二連で終わって。先に俺が帰ったんだけど(笑)。

(水川かたまり)すぐに終わったの?

(鈴木もぐら)そう。だから結局、結果的に俺が負けて。もしかしたらあの兄ちゃん、後から大爆発してね、俺より勝って帰ってる可能性もあるんだから。だから、ねえ。俺は負けて帰ったけど。やっぱり思ったのはパチンコっていうのはね、紳士のスポーツですから。全部、自分が悪いんですから。そういう台に当たったりとかせずにね。もう皆さん、本当にこれだけは。もうマナーはしっかり守って遊んでください。以上です!

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ! 「僕からは以上です」って(笑)。

<書き起こしおわり>

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