安住紳一郎 全国の受験生たちにB’z『Alone』を贈る

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安住紳一郎さんが2025年1月19日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でこの日、行われている大学入学共通テストについてトーク。浪人生が大幅に減少していること。自身の浪人生時代のつらい思い出や指定校推薦の方に対する複雑な思いなどを語りながら、自身が浪人生時代、センター試験後に自身の勉強法が間違っていたことに気づいた失意の中で聞いた思い出の曲B’z『Alone』を今年も捧げていました。

(安住紳一郎)そして今日は大学入学共通テスト2日目ということですね。9時30分から11時40分まで理科。午後は数学I、II、そして新科目の情報が行われます。情報はこれまで行われていなかったので、新教科として加わったということですね。これで7教科21科目になったということです。データ分析やプログラミングの能力などが問われる情報ということで。商業高校などに通っていた方が受験したりするんでしょうかね? たしかに、過去の問題がないため、受験生は大変不安がっている。そんなような情報もありましたが。

そして浪人生の皆さんですね。「既卒者」と呼ばれたりしますが。志願者の13.1%いうことでピーク時の約3分の1に減少したということです。浪人生は現在、8人に1人ぐらいの割合だということですね。やっぱり今は「浪人してまで」というような時代かもしれません。私たちの時代は浪人生がとても多かったので、なんだか随分と時間が経ったなという感じもする中で一通、お便りが来ていますので紹介します。

この方は香川県高松市の方で35歳の男性の方なんですが。「募集されているメッセージテーマとは違う内容で申し訳ありません。以前、番組で受験の話を何度かされていたかと思いますが、この時期になるとその放送のことを思い出し、同時にまた私自身の経験も思い出されます。

今回、過去の放送回をたまたま聞き、メールを送ろうと思いました。私は浪人を経験し、とても苦しい思いをしました。高校卒業と同時にどこにも所属していないという不安。また、失敗したらどうしようかと思う毎日でした。予備校に入校しましたが、『1年しか付き合わないやつとは仲良くしてもしようがない。1人で1年間勉強する』と強がり、誰とも話をせず、お昼ご飯はトイレの個室で取り、空いた時間は1人になるため、近くの公園に行き、『自分は何をしているんだ?』と悔しくて、情けなくて1人で泣いていました。

結局、強がりは1年間、保つことはできず、12月で力尽き、勉強をやめ、そこから何もせず受験日を迎えました。当然、結果は惨敗。2度目の挫折でした。補欠合格した学校に入学することになりましたが、今思えばあと1ヶ月、2ヶ月頑張れば結果は変わっていたかもしれないと思うこともあります。

17年も経ったことなのに今、この文章を書いている時も涙が出てきます。ただひとつの救いは昨年、亡くなった祖母が近所の方に私が合格したこと。そして卒業し、就職したことを嬉しそうに話をしていたと後から叔母から聞きました。『そうか。喜んでくれていたのか。心配をかけたんだろうな』と今となってはわかります。祖母のためにも元気に暮らしていかなきゃなと思っています。受験生の方に軽々しく『頑張れ』と声をかけられる立場にはありませんが、一言だけ。『道中、お気をつけて。健闘を祈ります』」。

ありがとうございます。17年経っても、やっぱり自分のことのようにね、思いを寄せるという方ですね。「最後に安住氏が受験組か推薦組かを現場で聞き出している話を聞き、とても痛快でした」。ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます(笑)。

浪人経験者・安住紳一郎

(安住紳一郎)もう今はね、浪人生が少なくなって。私は浪人を経験してということで少しね、推薦組への妬みなんかも番組で5、6年、話し続けてきたということがありまして。当然そんな話をしますとね、「安住さんの見解は間違ってますよ」っていうお便りが30通ぐらい。それから、「たまにこういう話をしていただいて、心がすく思いです」っていうお便りが5通ぐらいそして「私は受験組でも推薦組でもどちらでもないのですが。そういう論調で放送をやるのはやめてください。分断を煽るだけです」っていうお便りが15通ぐらい。なので、話さない方がいいっていうのはわかってるんですけどもね、一部の皆さんのためにこの話は続けていきたいなという風に考えています。

(中澤有美子)はい(笑)。

(安住紳一郎)今はね、本当に入学試験の種類もいろいろあるし。

(中澤有美子)本当にいろいろある!

(安住紳一郎)AO入試、内部進学、内部推薦、特別推薦、スポーツ推薦もありますし。あと、私がよく話をする指定校推薦。一般入試もね、前期、後期、中期。あるいは共通テスト利用、追加日程、いろいろあるし。あとは人員をね、厳格に取らなきゃいけないっていう新しい文部科学省のルールの下、なかなか都内の学校の勉強、進学テストの内容がすごく難しくなったということで。また一般受験の内容が変わってるっていうこともいろいろあったりするっていう現状のある中ですけどね。皆さんが本当にこの受験のシーズンまで1年間、勉強を続けて。そして今日、元気に会場に向かうだけでも既にひとつの結果が出てると思いますので、皆さんの健闘を祈りたいと思います。

それでは私が92年かな? センター試験でなかなかうまくいかなくって。自分の勉強が間違ってたと気づいた1日ですけれども。当時は先ほどもお話出ましたけども、埼玉県の与野でね、市立浦和高校でセンター試験を受けて、ボロボロになって帰ってきて。与野の駅前のレコード屋さんで買った1曲です。『IN THE LIFE』というアルバムからB’z『Alone』、お聞きください。

B’z『Alone』

毎年、受験シーズンになると聞ける安住さんの受験に対する複雑な思い。特に浪人時代、孤独に勉強をしていたものの、あまりそれが役に立たなかったことにセンター試験後、気づいてしまったお話は切ないですよね。そのお話をした後でB’zの『Alone』をかけるのが定番となっているので、今年もこの曲が聞けて嬉しいです。

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安住紳一郎の日曜天国 2025年1月19日放送分

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