安住紳一郎 失恋したリスナーへのアドバイスを語る

安住紳一郎 齋藤孝との共著『話すチカラ』を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2020年6月7日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で失恋をしたリスナーへ9年前にしたアドバイスについて話していました。

(安住紳一郎)兵庫県の28歳男性の方。ありがとうございます。「はじめて○○した話ですが、2011年10月、私が学生の時、当時お付き合いしていた彼女にふられ、はじめての失恋のショックで毎日どん底な気分でした。藁にもすがる思いでこちらの番組にメッセージを送り、安住氏から『新宿の高島屋の地下フロアに行き、世の中に女性はこんなにたくさんいるのかと感じなさい』と諭されました」。ああ、覚えているよ。

(中澤有美子)覚えている?(笑)。

(安住紳一郎)うん。そうね。「もう彼女しかいない!」みたいなことを言っていたからね。「高島屋の地下に行きなさい」って……まあ私は「伊勢丹の地下に行きなさい」って行ったと思うんですけども。「伊勢丹の地下フロアに行って、世の中にこんなに女の人がたくさんいるのかと感じなさい」と諭したっていう。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「……2015年4月にも二度目の失恋をし、すぐさま安住氏の教えを請うことに。当時の安住氏からは『後楽園のバッティングセンターに行き、内角ギリギリの速球を見逃してみなさい。生きているという実感を得られるはずです』と教えを受けました」。

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!

「後楽園のバッティングセンターで内角ギリギリの速球を見逃せ」

(安住紳一郎)覚えているわー。なるほどね! 要所要所で俺、切れてるね! 後楽園のバッティングセンターっていうのはね、硬式球が飛んでくるバッティングセンターのコーナーがあるから。もう石みたいなグレープフルーツみたいな球が飛んでくるわけじゃない? 130キロ、140キロっていう。それを内角ギリギリね。腰を引くことなくグッと見逃したら「生きてるぅ~!」って感じがするから。「はぁ~! ただ生きているだけで、頼もしい。俺!」って思うから。グッとなるから。

(中澤有美子)ふーん!

(安住紳一郎)「はじめての失恋からおよそ9年近く経った現在、兵庫県にて私は新婚生活を送っています。昨年の10月にハワイで挙式し、今年の1月に都内で披露宴を行いました。このコロナ騒ぎで新婚旅行はキャンセルになりましたが、慎ましく幸せな日々を過ごしています。失恋した時期を月単位でいまだに覚えている自分の女々しさには少々嫌気がさしますが、将来的に我が子が失恋で苦しんでいたらこの番組からいただいた数々のアドバイスを実践してみようと思っています。その節は本当にありがとうございました」。ねえ。そうですか。2回も失恋の報告をしていただいた挙げ句、今は幸せに兵庫で新婚生活を送っているということで。

(中澤有美子)嬉しい!

(安住紳一郎)本当にね、長く番組をやっているとこういう嬉しいこともあるんですね。おめでとうございます。遅くなりましたけども、私からのお祝いです。斉藤和義さんの『ウエディング・ソング』をお聞きください。どうぞ、末永くお幸せに。

斉藤和義『ウエディング・ソング』

(安住紳一郎)兵庫県の28歳、男性の方から結婚の報告がありました。おめでとうございます。ねえ。そうか。もう最初に……伊勢丹のアドバイスをしたのが10年近く前になるのか。

(中澤有美子)そうですか。

(安住紳一郎)なんか本当に、披露宴に出た帰りの目黒駅っていう感じの気分よ、私。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)なんか、うん。なんか引き出物もらって山手線に乗って帰る感じよ、今。

(中澤有美子)本当だ。本当、そうよ。

(安住紳一郎)ありがとう。本当にね。随分たったな、なんてね。

<書き起こしおわり>

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