橋本和明と佐久間宣行 東京03を語る

ハナコ秋山『東京03とスタア』日向坂46出演回のコント脚本を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

『有吉の壁』などを手掛ける日本テレビ・橋本和明さんが2022年5月25日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』にゲスト出演。佐久間宣行さんと東京03について話していました。

(佐久間宣行)そう思うな。それで有吉さんとかとやりつつ、僕と橋本さんが初めてちゃんと番組を作ったのって『東京03とスタア』なんですけど。あれって何で始まったでしたっけ? 元々、「なんかやりましょう」で1回だけ会議に入った時に……あっという間に決まりましたよね?

(橋本和明)あっという間に。もう20分ぐらいでできましたよね。あの企画自体が。バーッと……日本テレビに来ていただいて。「なんかやりましょう」で来たんですよね。「佐久間さん、なんかやりましょう」で来てもらって。会議室でバーッてしゃべった時に……。

(佐久間宣行)タイトルまでできましたもんね。

(橋本和明)タイトルまで、もう2、30分で全部決まって。で、佐久間さんが「東京03さん、どうですか?」ってたぶん言っていただいたんだと思うんですよね。で、僕はそれこそ『マジカルラジオ』に出ていただいた時から「いやー、面白い」って思ってましたけど。なんか日本テレビって、『エンタ』に出てるぐらいでそんなにないじゃないですか。僕はちょっと恐縮というか……。

(佐久間宣行)そうだ。俺が意外だったのは、俺は付き合いが長すぎて。「東京03、どうですか?」って気軽に言ったんですよ。面白いし、冠も持ってないから。それで言ったら、橋本さんが「ええっ? 東京03って、出てくれるんですか?」って。その言葉を聞いた時に「03、売れたな!」と思って。フハハハハハハハハッ! 俺、意外にその時の会議で感動したんすよね。

「東京03、売れたな!」

(橋本和明)ちょっとみんな、ざわざわしましたもんね。その、配信の部署の人たちも出てて。佐久間さんが「東京03、出ますよ」って言ったらみんな、ざわざわして。「日本テレビ、来ます」って……。

(佐久間宣行)そんな……「出るでしょう」っていうのはあるけど。でもね、ずっと単独のレベル、高かったけど。今回の単独、ちょっと異常でしたね?

(橋本和明)すごかったですね!

(佐久間宣行)今回の03の単独ね。

(橋本和明)いや、もうなんか感動して。でも、誰に伝えればいいのか、人見知りだし。もう。

(佐久間宣行)だからお互い、SNSでつぶやくっていう(笑)。

(橋本和明)誰に向けてでもなく、SNSで……「うわっ、すごかった!」っていうのを誰にも伝えられず。「オークラさんにもメールしてみたいけど、ちょっと、いきなり来たらどう思うかな?」とか思って、何にもできなくて。それでSNSでつぶやいて。でも、すごかったですよね。

(佐久間宣行)まあ、地方にいる人……これから全国ツアーが始まるから全部は言えないけど。03のライブって、過去のやつでいうとコントがあって、VTRがあって、コントがあって、VTRがあってって。そのレベルがある程度、すごかったんだけど。そのいろんな芸人さんとか、いろんな人たちがやるようになって、なんかフォーマット化されてきたのかなと思ってた時期がちょっと前にあって。それからどうすんだろうなって思っていて。普通は変えたりとかするけど、そういうことじゃなくて。それを、とんでもなくするっていうパターンね(笑)。だから、「お前らがついてこれないぐらい、すごくしちゃうよ?」っていうパターンでコントも、幕間のVTRもすごくなるっていう。

(橋本和明)だからあのVTRとかも……僕、シティボーイズライブが大好きだったんですよ。行列に並んで当日券を買って何回も行ってるぐらい昔から好きで。なんかそれ以来の衝撃ですよね。やっぱり。

(佐久間宣行)特に今年の単独がびっくりしましたよね。

(橋本和明)すごかったですよ。なんか「また仕事したい!」って思って。

(佐久間宣行)ファンとしてね(笑)。

(橋本和明)ファンとして(笑)。いや、だから気持ち悪い会社だなって……ディレクターの竹内っていうのもいて。

(佐久間宣行)『東京03とスタア』のスタッフはね、気持ち悪いんだよ(笑)。

(橋本和明)気持ち悪いスタッフがいて。竹内っていう『壁』をやっている……もうディレクターで4年目の竹内っていうのがいて。

(佐久間宣行)女性ディレクターなんだけど。

(橋本和明)もうお笑いが好きすぎて日本テレビに入ってきて。で、なんか間違って入っちゃったんですよね。日本テレビに。で、ずっと東京03と佐久間さんが大好きで。佐久間さんのファンでもあるわけですよ。だからもうすごい気持ち悪くて。

(佐久間宣行)ずっとね、メイキングを撮っていて、ずっとグフグフ笑っているのよ。で、勝手にステッカーを作ってきて。「ステッカー、ご自由にお取りください」って置いてあるの、初めて見たよ(笑)。

(橋本和明)いや、すごいですよね。会議に……あれ、僕も知らなかったですよ。番組スタッフ、誰も知らなくて。普通の定例会議、ホン読みですよ。ホン読みに行ったら、iPhoneに貼るステッカーがみんなのデスクにあって。『東京03とスタア』っていう、iPhoneに貼るちっちゃいステッカーがみんなに配られてて。みんな、身に覚えがないから。「あれ? これ、4回しかやらないのにグッズ作ったの? これ、どうすんの?」って言ったら竹内が「私が趣味で作っちゃいました。佐久間さん、使ってください」って……怖くないですか、あれ?(笑)。

(佐久間宣行)怖いっすよ(笑)。だってしかも、それを褒めたら……4回しかないから収録は2回しかないんだよ? 2回目の収録で新しいステッカーがあって(笑)。

(橋本和明)どこを頑張ってるんだよ?っていう(笑)。

スタッフが趣味で作った『東京03とスタア』ステッカー

(橋本和明)で、なんかちょい役でも出たんですよね? 居酒屋の……。

(佐久間宣行)そうそう。メイキングを撮ってる時に、自分で急に「ちょっとこの間、『有吉の壁』で有吉さんにエキストラの演技、褒められたんですよ」っていう風に言い始めて。その撮っているディレクターが。で、「ああ、そうなんだ」ってなったら「飯塚さん、ちょっと私の演技、見てもらっていいですか?」って……(笑)。

(橋本和明)もう公私混同甚だしい(笑)。

(佐久間宣行)で、そのエキストラの演技……「てめえ、ふざけんじゃねよ!」っていう演技を飯塚さんに見てもらって、それを飯塚さんが突っ込んで面白くなったの。そしたら急遽、『東京03とスタア』の中で「店員のエキストラがいた方がいいだろう」ってなったんだよ。そして「じゃあ、誰がやる?」ってなったら……たぶん飯塚さんが言ったのかな? 「竹内さんがいいんじゃない?」って言ったら普通さ、スタッフって1回さ、「いやいやいや……」ってやるじゃないですか。それが「私で大丈夫ですか?」っていう……(笑)。

(橋本和明)いや、図々しいですよね(笑)。

(佐久間宣行)日テレスタッフ新世代だと思った。

(橋本和明)みんな、だから褒めまくるじゃないですか。「佐久間さん、嬉しいです。最高です!」「飯塚さん、最高です!」って言って。「みんな、これ迷惑じゃないかな?」って本当、思ってたんですけど……角田さんだけ、すごい嬉しそうだったから(笑)。

(佐久間宣行)角ちゃんは褒められるのに飢えているからね(笑)。

(橋本和明)「よかった。竹内がいる意味があった」と思って。

(佐久間宣行)竹内がいると、角ちゃん嬉しそうですからね(笑)。1回、リハ終わった後に聞くもんね。「どうだった?」って(笑)。

(橋本和明)そう。角田さんが聞くようになっちゃって。「竹内、どうだった?」って(笑)。

(佐久間宣行)でも、一緒に仕事をしてみて。『東京03とスタア』をやってみて、やっぱり俺は『ウレロ』でわかってたからある程度、知ってたけど。日テレのスタッフの皆さんも「03ってこんなに真面目で面白いんだ!」ってびっくりしたでしょう?

(橋本和明)いや、すごいびっくりして。あとホンも勝手に稽古して、勝手に直してくれるんですよね。

(佐久間宣行)そうそう。そうなのよ。『東京03とスタア』ってホンを収録の10日前ぐらいにホン読みするわけ。ホン読みして俺たちが「直します」って言うと「直したやつ、どのぐらいで来ます?」って言われて。「このぐらいです」「ああ、っててことは2回、稽古できるな。こっちでやって、ちょっと語尾とか変えちゃいます」って言って、稽古をやってくるんだよね(笑)。3人で。そんな芸人、見たことないよね?

(橋本和明)いやだから「すごい!」と思って。「これ、ちょっと見たいな」と思って。人力舎でやられているっていうから、高野フルーツパーラーの差し入れだけ買って、見に行ったんですけど(笑)。

(佐久間宣行)ああ、そうだ。そういう意味で言うと、橋本さんも気持ち悪いからね(笑)。03の稽古がちょっと見てみたいっていう(笑)。

(橋本和明)「どんなテンションでやってるんだろう?」と思って見たら、もう100パーじゃないですか。もう本番ばりのテンションで、本当に言葉探ってるっていうか。

(佐久間宣行)それで1回、やってくれて。だからゲストが来た時に、03はもう出来上がってるから。あれ、まあそこまで高い予算の番組じゃないけども、2本撮りができるのよ。

(橋本和明)そうですよね。普通そこで合わせてたらもう絶対無理ですからね。

(佐久間宣行)それがね。

(橋本和明)いや、もう新鮮ですよ。だから。

収録前にしっかり稽古をしてくる東京03

(佐久間宣行)びっくりした。みんな感動してたし。で、日向坂がゲストに来た時か。日向坂の子たちも真面目で面白かったけど。1回終わるごとに飯塚さんが「集合!」って言って。スタッフさんたちがカメラ決めてる間の待ちで。「ちょっと1回、やっとく?」っつって。隅で日向坂のメンバーと03の自主練が始まるのよ。部活(笑)。

(橋本和明)いや、本当に部活ですよね。

(佐久間宣行)全国大会を目指す部活ね(笑)。

(橋本和明)で、だんだん強豪校の目になっていくんですよね。日向坂が(笑)。

(佐久間宣行)日向坂のメンバーがね。松田好花とかが飯塚さんを見る目が本当、全国に連れてってくれる部長を見る目になっていて(笑)。

(橋本和明)そう(笑)。「この人についていけば……」っていう目に。30分ぐらいでその目になってくるっていう。

(佐久間宣行)で、みんな、リハが終わった後の日向坂のメンバーが1回、飯塚さんを見るっていう(笑)。

(橋本和明)「部長、どうでした?」っていう目で(笑)。それをずっとニヤニヤしながら撮ってる竹内っていう。不思議な現場でしたよね。

(佐久間宣行)不思議な現場だったなと思いますね。だから去年、1回やって。で、できればまたやりたいですね。

(橋本和明)そうですね。なんとか今年、やりたいっていう話をしていて。

(佐久間宣行)お話を進めているというか、「したいよね」っていう話は2人でしてて。「やるんだったらこういうこととかやりながら、準備したいな」って言ってたし。東京03に会うと東京03は顔がもうその、ラブラドールレトリバーみたいな顔してて。「いつですか?」っていう(笑)。

(橋本和明)でも、忙しいんですよね。03さんが忙しいっていうのもあって。本当、単独もあるし、ドラマも入ってるし。本当にスケジュールがなかなか大変だから。やりたいですよね。今年、何とか。

(佐久間宣行)やりたいですよ。それはもう、ちょっと今、一緒に準備してやりたいなって思ってます。橋本さんがこの後、テレビ界でやりたいこととか、こういう番組を作りたいとかって、あるんですか?

(橋本和明)いや、でももうなんか本当は、やっぱりコントへの愛はすごいあるから。なんかコントをひたすら作れる場所がないのかな?って。売れてる、売れてないは関係なく、出しどころもどこでもいいし。なんかロケコントでもいいし。なんか作れるものをみんなが応援してくれる場所ができたらいいなっていうのは理想ですよね。

(佐久間宣行)そうか。漫才劇場とかはあるけどね。ネタ番組もほぼ、漫才が多かったりするから。コントも……。

(橋本和明)佐久間さんに教えていただいてダウのライブも今週、行ってきて。やっぱりすごかったんですよね。新作。

(佐久間宣行)俺も週末に行きます。

(橋本和明)いや、すごかったなと思って。ああいう、コントの熱量を伝えられる場がどこかにないと寂しいなっていう。

(佐久間宣行)なるほど。コント番組、作れたらいいですね。

(橋本和明)いやー、理想です。

<書き起こしおわり>

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