DJ YANATAKE 宇多田ヒカルDJ MIX生配信企画を語る

DJ YANATAKE 宇多田ヒカルDJ MIX生配信企画を語る INSIDE OUT

DJ YANATAKEさんが2022年5月2日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でタワーレコード渋谷店で開催されているHIKARU UTADA VINYL POP-UP SHOPの中で行われたDJたちによる宇多田ヒカルMIXの生配信企画について話していました。

(DJ YANATAKE)まあね、『関ジャム』の話もあったんですけど。僕、すごい大ファンな宇多田ヒカルさんのことにちょっとね、続けて携わらせていただく機会がありまして。企画段階から今回、関わらせていただいたんですけど。昔ね、DOMMUNEでPUNPEEくんとね、宇多田さんのDJミックスのイベントもやったりしたんですが。

(渡辺志保)ありましたね。

(DJ YANATAKE)ちょっと改めて今回、宇多田ヒカルさんの過去のアナログ盤8タイトルがね、全て180g重量盤のアナログになったっていうことで。物としてめちゃくちゃ本当にアナログ、超いいんですけど。それのリリースを記念したポップアップショップがタワーレコード渋谷店6階でやるので。それについて「ヤナタケさん、なんか面白いこと、できないかな?」というご相談を受けまして。宇多田さんのチームから。で、「こういうの、どうでしょうか?」みたいなのをみんなで話して決めたんですけど。まあ、結局最終的に5夜連続。5日間連続で5人のDJが毎日、日替わりで宇多田ヒカルさんの音源だけでDJをしようということになりまして。で、その人選とかブッキングは全部僕がやったんですけど。まあ、これがね実は本当はすごい大変で。

(渡辺志保)そうですか。

(DJ YANATAKE)なんかやっぱりね、申し訳ないけどある程度さ、みんなが「ああ、この人がやるんだ!」っていうバリューみたいなところも必要だったんですけども。ちゃんと宇多田ヒカルを知ってる、聞いてるとかっていうのをさ、「宇多田ヒカル、好きですか?」みたいにDJの人に1人1人、聞いていくのも無理じゃん?

(渡辺志保)そうですよね。だって好きに決まってるしね。わかんないけど。

(DJ YANATAKE)そう。わかんないけど。でもなんか、そのただの好きよりはちょっと上ぐらいの人じゃないとさ、やっぱりこういうのってバレちゃったり、伝わるもんだったりするからさ。熱量の勝負だったりするんでさ。そんなもんで、でも☆Taku Takahashiさんにはまず一番最初にお声がけさせていただいて。もちろん過去に宇多田ヒカルさんのリミックスも手がけてますから。あと、TJOはなんでもできるし。新譜紹介とか、インスタのストーリーズとかでやったりしててさ。そういうのとかでも結構『BADモード』とかも紹介してたのを見てたし。あと、YonYonさんもね、好きだって話を聞いたことあったのと、あとYUKIBEBちゃん。本当に大ファンだったっていうのがわかって。で、女性のDJも男性のDJもいいバランスでやってほしかったんですよ。すごい、そういうところも大事にしたかったんで。

(渡辺志保)素晴らしいと思います。

(DJ YANATAKE)でも本当にみんな、言ってみたらさ、毎日カマし合いなわけよ。本当にバトル、クラッシュみたいな感じもちょっとあって。でもさ、最初みんなさ、ちょっとふわふわしたところがあったと思うんだけど。まず☆Taku Takahashiがすごすぎて! なに、あの人?

(渡辺志保)だってヤナさん、先週に私が実際に会った時にもすごいそれ、開口一番でそれをおっしゃってましたもんね。

(DJ YANATAKE)そうなんだよ。もう一発目からカマしすぎちゃってさ。でも、そのおかげでね、その後の我々も背筋が伸びて。本当にみんながいいDJをやるきっかけになったのは局長のおかげですね。Takuさん、ありがとうございます。

(渡辺志保)さすがですね。Takuさん、抑えるところは抑えて。

(DJ YANATAKE)だってオープニングのイントロのしゃべりみたいのをさ、元テレビ局のアナウンサーみたいな人に頼んで。わざわざ録音して録ってきたりとかさ。で、もうライブミックスで作りながらやったりしてるのもすごく面白かったし。でさ、なんかそれまであの人、フンフン……みたいな感じで来てたけどさ。終わった瞬間にさ、「ああ、やっと寝れる!」とか言って。「えっ?」「いや、実は3日ぐらい寝てないんだよね。この準備をしていて」って。「いや、あんたが3日、寝ないで準備したら俺ら、どうすりゃいいのよ?」みたいな感じになっていて。でも、おかげで本当に気合が入ったんで。Takuさん、TJOも含めてですけど。YUKIBEBさんもYonYonさんも本当にありがとうございました。

(渡辺志保)いやー、どうですか。でも今のお気持ちとしては?

(DJ YANATAKE)ちょっとすごい、まあ自分のDJも含めてですね、本当に毎日温かいコメントと、あと結構視聴者数がすごくて。同時視聴も、Takuさんの日がすごかったんですけども。同時視聴で3100とか超えてたし。Takuさんのアーカイブ、もう10万を超えたんですよ。ヤバいんですよ、マジで。

☆Taku Takahashi『Hikaru Utada DJ-Mix』

(渡辺志保)ヤバい!

(DJ YANATAKE)超バズって。僕もすごいもう、久々にストーリーズにリポストとかしてみたんですけども。とにかく評判がすごくて。

(渡辺志保)そうですか、そうですか! アナログはまだ手に入るんですか?

(DJ YANATAKE)で、結構いろんなお店で売り切れてるんだけど。やっぱりポップアップストア用にちょっと在庫をそこは厚くしてあったんで。売り切れてタイトルも出てきちゃったんだけど、まだあります。で、本当はポップアップ、今日までだったの。だけど、タワーレコードさんからのご厚意で。「すごい好評なんで」ってことで1週間ぐらいかな? 延長されたっていう。で、昨日の帰りにはまだ決まってなかったんだよ。今日、決まって。

(渡辺志保)ああいうところで会期が延長するって相当レアじゃないですか?

(DJ YANATAKE)ねえ。だから本当に評判がいいみたいで。5月8日の日曜日まで延長になったので、ぜひ皆さん、行ってほしいし。俺らがDJしていたDJブースのところでも写真が撮れたりするし。

(渡辺志保)おおー! それはちょっと上がりますね。

(DJ YANATAKE)そうそう。それと同じ感じでみんな、写真とか撮ってくれたら嬉しいなと思うんですよね。

(渡辺志保)なるほど! じゃあちょっと、行かねばですね。

(DJ YANATAKE)あと、ちょっとだけこぼれ話みたいなのをすると、途中でかけたんですけど。宇多田ヒカルさんの『For You』っていうシングル曲があるんですけど。当時、あれはなんだったのかな? ちゃんとしたリミックスのオファーだったのか、ひょっとしたらそういうののコンペみたいのがあったのか、知らないんですけど。TINYVOICE PRODUCTIONの今井了介氏。今井くんが当時、連絡をくれて。22年前に。「ヤナさんさ、そういえば宇多田、すごい好きだよね?」とかって電話くれて。

「ああ、すごい大ファンです」とか言ってたら「いや、ちょっと俺、今リミックス作ってるから。スタジオ遊びに来れば? 本人、いないけど」みたいになって。「もちろん行きます!」みたいになってTINYVOICEのスタジオに行って。今井くんがリミックスを作ってるのを見させてもらって。「はい、これできたやつ」みたいにもらっていたやつがあったのよ。だけど、俺は詳しいことは知らないけど。結果、それが世に出ることはなかったんですよ。

(渡辺志保)ああ、そうなんだ! 今井亮介リミックス、TINYVOICEリミックスが。

(DJ YANATAKE)それは結局、世に出ることはなかったんだけども。だから俺もそれ、ちょっとアンタッチャブルにしてきたんですよ。でも、この間これをやるにあたってCDとか片っ端から見てたら、俺の宇多田箱っていうのがあるんですけど。何箱か。俺の宇多田箱からそれが出てきて。「うわーっ!」って。22年前のCD-Rが家から出てきたのよ。そしたらそれをちゃんとデータにして。で、今井くんとか宇多田さんのスタッフにも確認して。かけさせてもらえることになって。なんと、22年の時を経て初めて、世の中に初披露。これはね、超ヤバいですよ。

(渡辺志保)そうだったんですね! 今井亮介さんも喜んでらっしゃったんじゃないですか?

(DJ YANATAKE)そうなんですよ。で、今井くんも「もうそのデータ、ない」って言っていたから、送ったりしたんですけど。

(渡辺志保)ええっ、そうなの? すごっ! やっぱりヤナさんのその物持ちの良さよっていう話ですよね。

(DJ YANATAKE)いやいや、でもよく取っておいたなって思って。それで、あとちょっとね、いろいろ仕事のスケジュールの都合とかでPUNPEEくんは今回は参加できなかったんですけど。その分、Pさんのリミックスとかもいっぱいかけたいなと思って。それもPさんにちゃんと言って。そしたら見てくれて、コメントもしてくれたりとかして。

(渡辺志保)ああ、素晴らしい!

(DJ YANATAKE)すごい感想とかも何通もDMをくれたりとかして、すごい嬉しかったんですけども。

(渡辺志保)すごいですね。偉業ですね。

(DJ YANATAKE)で、この宇多田ヒカルMIXは、Instagram。「@hikki_staff」の方にアーカイブが残ってまして。今井亮介リミックスも今ならまだ聞けるから。いつ、そのアーカイブが消えるかはわからんから。たぶん、ずっとは無理だと思うんで。まだ聞き逃した人は聞いといてねっていう感じですかね。

(渡辺志保)かしこまりました。ちょっと私も後で、ちょっとダッシュで今井亮介リミックスを聞きたいと思います。

DJ YANATAKE『Hikaru Utada DJ-Mix』

<書き起こしおわり>

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