さらば青春の光・森田 東ブクロとのネタ作りを語る

さらば青春の光・森田 五反田の魅力を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

さらば青春の光・森田さんが2022年4月20日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。さらば青春の光のネタ作りのやり方について話していました。

(佐久間宣行)それで結果的に2ヶ月後に来てもらったのは嬉しいんだけど……そしたら、単独の直前の一番地獄の時期っていう(笑)。

(森田哲矢)一番地獄です(笑)。かわせるなら、かわしたかった(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハハハッ!

(森田哲矢)いや、全然(笑)。それはもう2ヶ月前に迷惑をかけてるんで。本当に。

(佐久間宣行)単独の時ってさ、どういう風に作ってんの? ブクロと一緒に作ってるの?

(森田哲矢)いや、もう最近は僕と作家で設定もブワーッと出して……みたいな感じっすね。で、どうしても無理な時はもうブクロ発動みたいな。

(佐久間宣行)ああ、なるほど。「ちょっとアイデア、くれや」みたいな?

(森田哲矢)そうそう。ブクロはたぶんその時のために何個かは隠し持ってるんすよ。でも自発性がないから。ずっと隠し持ってるから。なんか聞いたら出る場合はあるんですよ。

(佐久間宣行)ああ、なるほど(笑)。森田が聞かない限りはブクロは出さない?

(森田哲矢)絶対に出さないっすね。もうホンマ、カツアゲと一緒です(笑)。

(佐久間宣行)設定のカツアゲね(笑)。

東ブクロは何個か設定を隠し持っている

(森田哲矢)でもたまにそれでめっちゃいいの出てくる時はありますけど。

(佐久間宣行)それはネタまで落とさないけど、設定を持ってくるっていうこと?

(森田哲矢)そうです。設定を。「こういう設定、どうかな?」みたいなのを言ってくれる時はありますね。たまに。だから昔、『キングオブコント』でやった「下ネタ無理なおっさん」っていうネタ。あれはブクロが出したやつですね。

(佐久間宣行)ああ、そうなんだ。あんないい設定を?

(森田哲矢)あれ、めちゃめちゃいい設定じゃないですか。あれを、もうめっちゃ煮詰まってる時……あれも単独の前で。めっちゃ煮詰まって。「マジでもう1本、絶対に出さなあかん。ないな……ブクロ、なんかないの?」って。もう4時間、5時間ぐらい煮詰まった末にブクロに聞いたら「なんか『下ネタが無理なおっさん』ってどうかな?」みたいに言いだして。「うわっ、めっちゃおもろいやん!」って(笑)。

(佐久間宣行)「最初から出せよ」っていう(笑)。「めちゃくちゃいい!」っていう気持ちと……(笑)。

(森田哲矢)「お前さ、この4、5時間、なにを思っていたの?」っていう。ずっと黙っていて(笑)。

(佐久間宣行)その設定を持っていて(笑)。

(森田哲矢)「いや、R-1でやろうと思っていて……」「嘘つけ!」っていう(笑)。「この設定、R-1は無理やろ? 1人では無理やろ?」みたいなのを言ってたりとかで。それが結果、その設定までいただけたらこっちであとは調理しますんで……っていうので。それはそこまで行ったっていうのはありますね。

(佐久間宣行)さらばのネタでさ、森田がさ……たまに聞くんだけど。たとえば岩井とかさ、若林には言っていたんだけど。ネタを書くじゃん? で、持っていった時。その、森田が全部作った時に相手が乗らない時ってどうするの?(笑)。あるの、そういう時って?

(森田哲矢)ええと、だから僕らはやっぱりそれが嫌やから。作って「嫌だ」って言われるのが嫌やから、設定の時点で納得させるというか。設定で納得しなかったら、もう作らない。

(佐久間宣行)ああ、なるほどね。

(森田哲矢)ですね。だから設定の段階でブクロには言います。で、ブクロが「うーん?」ってなったらもう作らないです。

(佐久間宣行)「うーん?」って言われた時ってどういう気持ちなの?(笑)。

(森田哲矢)いや、でもね、そこは俺、もうしょうがないなって思う。なんとなく、言うたら設定の段階では自分でもそんな自信ないから、判断してもらう作業というか。だから「ブクロがこんだけ乗ってないんやったら、もうやめといた方がいいな」とかっていうのはあります。

(佐久間宣行)ああ、そこはなんか健全に機能してるんだね。

(森田哲矢)乗ってないネタをやらすほど、俺もスパルタじゃないんで(笑)。やっぱり、ちゃんとおもろいと思ってもらわないと……っていうのはありますね。

東ブクロが乗ってこない設定のネタは作らない

(佐久間宣行)いや、それ聞きたかったのよ。さらばのネタの作り方って、漫才とかコントとか、いろいろ作るじゃん? どうやって作ってるんだろうなって毎回思っていたから。

(森田哲矢)だから僕らは……他の芸人さんはわかんないですけど。僕らはもう設定命なんで。設定さえ出ちゃえば……っていう感じはありますね。

(佐久間宣行)じゃあもう本当、ゼロイチの大喜利みたいなのをずっとやっているの?

(森田哲矢)ずっとそれでやってて……っていう感じですね。

(佐久間宣行)設定から膨らましていって、「ないな」ということもある?

(森田哲矢)ああ、でもあります。「もうこれ以上、いかんな」みたいな時はありますね。「じゃあ、もうやめとこうか」みたいなのはありますよ。

(佐久間宣行)それはやっていてさ、今までいろんな芸人とシャッフルやったりとかするじゃない? やっぱりブクロと相性がいいなと思ったから、続けてきたの?

(森田哲矢)えっ?(笑)。まあ、そうですね。相性は悪くはないんじゃないですか? 体の相性(笑)。心はちょっとわかんないですけど、体の相性はいいと思いますね。たぶんね。

(佐久間宣行)まだ配信してないけどさ、この間、smash.でやっている『ハライチのYAMi.』っていう番組の企画では「寝取られネタ王」っていうのをやったんだよね。さらばとハライチで、たとえば森田と澤部でネタをやったのか。

(森田哲矢)いや、違う。僕と岩井さんでやったんです。

(佐久間宣行)森田と岩井で部屋でいちいちした後にネタをやるんだけど。それを澤部がロッカーで見てるっていう(笑)。そういう企画をやったの。AVの寝取られ物のネタ版っていうやつなんだけども。その森田と岩井のやつも面白かったけど、やっぱりブクロと澤部のネタを森田が見てるの。その時のブクロの寝取る感じ……。

(森田哲矢)手練ね(笑)。

(佐久間宣行)手練(笑)。あれ、すごかったもんね!

(森田哲矢)惚れ惚れしましたよ(笑)。

(佐久間宣行)澤部に「いいやん、ネタ、やろうよ……」って(笑)。で、それの手際ね。

(森田哲矢)それを俺がベッドの下から見ているっていう(笑)。でも、悔しいけども。まあこいつを愛してしまった俺の責任でもあるから。

(佐久間宣行)「相方として、こういうこともあるよな」っていう(笑)。

(森田哲矢)そうですね(笑)。なんか、ホンマに芸人の嫁の感覚になったっていうか。もうしょうがない。たけしさんの嫁みたいな感じの感覚になりましたけどね。「しょうがないな、これは」って。

(佐久間宣行)だからあの時に「こういう設定で」っていう時のブクロ、すげえなって思った。

(森田哲矢)いや、すごいっすよね。たぶんああいう時の引き出し、無数にあるんじゃないですか?(笑)。

(佐久間宣行)で、澤部もなんかわかんないけど、いろんなパターンでちょっと嫌がっていくんだけど。不思議だったのは岩井も澤部も、なんていうか、受け側っていうか(笑)。で、さらばがどっちも攻め側っていう(笑)。

(森田哲矢)フハハハハハハハハッ! そうですね、はい(笑)。なんなんすかね、あれは? やっぱり下品さが出てるんですかね?(笑)。

攻めのさらば、受けのハライチ

(佐久間宣行)ハライチがどっちも女側っていうね(笑)。

(森田哲矢)いや、面白かったっすね。あれはね。

(佐久間宣行)もうすぐ配信するんだけ(笑)。

<書き起こしおわり>

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