宇垣美里さんが2022年4月19日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のスピンオフドラマ『ピースメイカー』について話していました。
(宇多丸)はい。ということで火曜日です。よろしくお願いします。
(宇垣美里)火曜日がやってきましたねー!
(宇多丸)火曜日、ありがとうございます。宇垣さんがどれだけこの火曜日を楽しみにしていただいてるかというのを今週の週刊プレイボーイ、「宇垣美里の人生はロックだ!!」を読めばよくわかるという。
(宇垣美里)今日も入ってきて、手を上げながら言いましたからね。「誰か、見ましたか? 『ピースメイカー』、見ましたか? 鎌倉殿を見た人はいますか?」って大声で言いながら入ってくるという。
(宇多丸)しかも私、今週はライブがあったりとかいろいろなんだりかんだりで。そうなんですよ。『ピースメイカー』が始まったことすら気づいてなくて。これはね、今聞いて「ああっ、うわーっ、それな! 俺としたことが!」みたいなっちゃってて。
(宇垣美里)羨ましい! まだ見てないんでしょう? 今から始めるんでしょう?
(宇多丸)まだ1話目ですよね?
(宇垣美里)1話目。だからすぐ追いつけるし、ゼロから見られる! 私はどんなにお金を払ってもそこには行けないから(笑)。
(宇多丸)ありがとうございます。ちょっと事前にいろんなお話を伺っておきたいんで。『ピースメイカー』。これはね、ジェームズ・ガン監督による『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のテレビ版のスピンオフといいましょうか。
宇垣;キャラクターの1人が主役となって。
(宇多丸)ジョン・シナが。ジョン・シナ、もう今、スーパースターになりましたね。プロレスラー出身ですけども。割と、なんていうのかな、その『 “極”悪党、集結』の方ではどっちかというとちょい悪よりというか。もちろん主人公たちチームなんだけども。いわゆる、ファシストヒーローと言いましょうかね。
(宇垣美里)「お前さ……」っていう感じの人でしたが。
(宇多丸)完全にゴリゴリ右ヒーローというか。まあ、『ウォッチメン』でいえばコメディアン的な。だからこっち側のサイドのためには結構残虐なこともやりますよ。裏切りもしますよ、みたいなね。
(宇垣美里)「平和のためだ」って言いながら、いろんなことに手を染めるタイプなんですが。
(宇多丸)あと客観的に見てそのルックスとかキャラクターもろもろがちょっと、若干変態的というか。まともじゃねえなっていう。「便器」とか言われてましたけどね。銀色便器ブリーフおじさんとして知られていましたけども。
(宇垣美里)「なんでブリーフなん?」っていう。
(宇多丸)「ブリーフでフラフラするなよ!」っていうね。
(宇垣美里)で、あの、これ……安心してください。『ピースメイカー』の1話を見ましたらもう一生分ぐらいのブリーフ姿を見ることができます(笑)。
(宇多丸)白ブリーフを(笑)。
(宇垣美里)私、こんなに人のブリーフ姿を見たの、初めてです(笑)。
一生分の白ブリーフが見れる
When they make a underwear commercial with John Cena dancing in his tighty whities to promote the #Peacemaker series >>> pic.twitter.com/xGNuQP856J
— Orville Atari (@orvilleatari) December 10, 2021
(宇多丸)そんなにブリーフ売りなんだ。しかも、1話はジェームズ・ガンが監督もしてるんですかね? 素晴らしい。
(宇垣美里)「うん、ジェームズ・ガン!」って感じでしたし。すごく面白かったし、たぶんジェームズ・ガンは鳥さんが好きなんだと思う。
(宇多丸)ああ、この間の『ザ・スーサイド・スクワッド』の方でも鳥さん、非常にね。鳥さんに意地悪をした人はどうなるか……。
(宇垣美里)「鳥さんを大事にしなきゃダメだよ」っていうのをすごく伝えてきたと思うんですけど。伝えてきたのかな?(笑)。この写真を見たら、後ろに鳥さんがいるのがわかると思うんですけれども。この後に……。
(宇多丸)ああ、なんかいるね。ドリトル先生的なニュアンスでいるね。「私、物わかってます」風にこっちを見てるね。
(宇垣美里)イーグル。これがすごくいいですね。やっぱりほっこりしましたし。映画ではちょっと嫌いにならざるを得なかったピースメイカーの背景が知れるというか。
(宇多丸)感情移入できるんですか? あんな男に。
(宇垣美里)いやもうマジで、そうではあるのだが、ただ彼をちょっと「かわいそう」って思っちゃうんですよね。
(宇多丸)ああ、ちゃんと彼のバックストーリーがあるわけだ。
(宇垣美里)そう。「ああ、なるほど。この段階を経て彼はこうなったんだな。それはある意味のかわいそうというか、恵まれなさがあったんだな」っていうのがすごい見えてきて。かなしい。誰か彼を抱きしめてあげる人がいれば……みたいな気持ちになりました。
(宇多丸)ああ、そう? ということで、改めて言いますと昨年、2021年公開された『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』。本当にこれ、傑作でしたね。
(宇垣美里)最高です! 本当に景気がいい!
(宇多丸)景気もいいし、ちゃんとね弱者に対して優しい目線。これがやっぱりジェームズ・ガン映画の特徴かと思いますが。そのスピンオフ『ピースメイカー』。これがアメリカではHBO Maxというところで公開された作品で。日本ではU-NEXTで見られるという。
(宇垣美里)ありがとう、U-NEXT!
(宇多丸)まず1話のみ、公開が始まってるっていうことですかね。
(宇垣美里)週ごとに出てくる感じ……毎週金曜日ですか。わあ、楽しみだ!
(宇多丸)ジェームズ・ガンは全話の脚本と5エピソードの監督を務めているということで。かなり関わってますね。これね。
(宇垣美里)でも、それがちょっと垣間見えるような1話で。1話は「ええっ!」っていうところで終わるので。早く見て「ええっ!」って言ってほしいです。
(宇多丸)いやー、楽しみです。これが始まってたことすら気づかない。悲しい。大人になるって悲しいね。子供の頃であればあるほど楽しみにしていた『ピースメイカー』の開始日を忘れてしまった。これが悲しい大人になるということなのか。
(宇垣美里)U-NEXTが好きすぎて、U-NEXTでとりあえず上がってるのを全部スクロールして。「あんじゃん!」って。
(宇多丸)もっと宣伝した方がいいよね? 『ムーンナイト』とかガンガンやっていて。まあ、ディズニーとは資本力が違うかもしれないけども。『ムーンナイト』も続いていますが。
(宇垣美里)あれもあれで面白いですよ。
(宇多丸)僕的にはやっぱり正直、『ムーンナイト』よりも『ピースメイカー』……。
(宇垣美里)いや、絶対に面白い! こんなにだって白ブリーフが見られるの、ないんだから! 本当にないもん!
(宇多丸)ムービー・マスターピースのホットトイズ。あれでテレビ・マスターピースっていうシリーズがあって。『マンダロリアン』とかも出しているんですけども。いち早く『ピースメイカー』も出たんですよ。
(宇垣美里)早いですね!
(宇多丸)もちろん届くのは2年後の夏とかなんですけど。出てて。ただね、白ブリーフ姿じゃなかったのね。一応、スーツ着て。でね、顔の表情が舌をベローン!って出してて気持ち悪い表情されていて。
(宇垣美里)悪者なんだな(笑)。
(宇多丸)たぶんどこかではこれが出てくるんでしょうけどね。これね。この表情……。
ホットトイズ・ピースメイカー
Hot Toys de #Peacemaker pic.twitter.com/EL9vjrKUqc
— Leyendas del Multiverso DC (@LeyendasMDC) February 25, 2022
(宇垣美里)ああ、でも鳥ちゃん、やっぱり付いてるんだ。
(宇多丸)ああ、付属してますね。相棒なんだ。
(宇垣美里)日本語では「ワッシー」なんだけども。「Eagly」みたいな、ちょっとダサい名前をつけていて(笑)。
(宇多丸)俺、でもこのフィギュア、ほしいなって思ったんだけど。冷静に考えて、別にかっこよくはないから。「これ、飾ってどうすんのかな?」みたいな気もしなくはないんだけど。
(宇垣美里)まあ、届いた瞬間にニコッとはしますけどね。やっぱりね(笑)。
(宇多丸)やっぱり、愛? ジェームズ・ガン作品への愛を伝えたいなと思って考え中で。でも、ほら。見て?
(宇垣美里)後ろのやつじゃない? これ。これ、ベーッてしている……。
(宇多丸)そうそう。これ。ベローンって。こんな顔、します?
(宇垣美里)これ、ひどくない?
These #Peacemaker figures have the perfect energy
(via @JamesGunn, @hottoysofficial) pic.twitter.com/stScbgMuaR
— Fandom (@getFANDOM) February 25, 2022
(宇多丸)こんな顔のフィギュア、もう二度は出ないだろうね。しかもその便器かぶってるっていうね。銀色の便器ね。
(宇垣美里)なんだ、これ?(笑)。
(宇多丸)はい。ということでぜひ皆さん、ご覧になったことない方はまずはね、映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』。『スーサイド・スクワッド』のウィル・スミスが出てる方じゃないですよ? イドリス・エルバが出ている方ですね。
(宇垣美里)これがおもろいんじゃ!
(宇多丸)間違えてみると、その落差が「なんであんなにあいつら、騒いでたの?」って。ヘリコプターが全く同じ形で、シチュエーションで落ちるのはのは1作目の方ですからね。これ、ウィル・スミスの方ですから。
(宇垣美里)両方、U-NEXTで見れるという。
(宇多丸)見比べてみるのもひとつ、あれかもしれないですけども。
(宇垣美里)楽しいかもしれませんね。
(宇多丸)とにかく『ザ』がついている方です。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』。まずはこちらをご覧いただいてからの『ピースメイカー』をご覧いただきたい。
(宇垣美里)ぜひ! 今なら追いつける!
(宇多丸)そして追いつけるかどうかわかりませんけど。宇垣さんがね、さらにそれを上回る熱で熱く語ってるとあるドラマの話を。
(宇垣美里)これ、させてください。アフター!
(宇多丸)シックス!
(宇多丸&宇垣)ジャンクション!
『ピースメイカー』予告
<書き起こしおわり>