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星野源『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を語る

星野源『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2022年4月12日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でSF小説『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を紹介していました。

(星野源)それでちょっと『喜劇』のお話をする前にですね、最近やっと読み終わった小説の話をしようかな。で、この小説なんですけど……ちょっとめっちゃ忙しくて。今も。なんだけど、寝る前にちょっとずつちょっとずつ読んでやっと読み終わって。「読み終らないで」っていう作品ってあるじゃないですか。読んでいる間、楽しくて。「これがずっと続けばいいのに」みたいな、そういう小説だったんです。で、まだタイトルは言わないんですけど。

どんな感じで読み始めたかというと、まず佐久間さんと……オールナイトニッポン0もやられている佐久間さんと割と「これ、おすすめですよ」って教えていただいたり。僕も「これ、おすすめです」みたいな感じで言う時とかがあって。その中で佐久間さんから「この小説、面白いらしいですよ」っていうのが来て。「まだ僕も読んでないんですけど」っていうことで。「ああ、わかりました。チェックしますね」ってなって。それで覚えていて。「ちょっと時間ができたら読もう」と思っていたの。

そしたら、スタイリストの伊賀大介さんっていう方がいまして。僕、昔から何度かお仕事でご一緒したことがあって。この間もご一緒させてもらった時に、伊賀さんって本当に、カルチャーとか、あとはもう小説でもドラマでも映像でも、何でもすごい大好きな人で。会うたびにおすすめしてくれるんですよ。「これ、面白かったですよ。知ってます?」とか、「これ、いいよ」とか言ってくれて。、その中にその小説もあって。それを、その仕事が最後の日に僕に貸してくれたんですよ。本で。「これ、よかったら読んでください。すげえ面白かったんで」って。で、その時に伊賀大介さんも言っていたんだけども。「とにかくネタバレを読まないでください。本なんだけど、本の帯すら読まない方がいい」って。それで帯を外した状態でいただいたの。

「だからアマゾンとか、いろんなレビューとか、この本の説明……何のことを書いてあるのかっていう説明すらも読まない方が面白い」って言われて。でも、SF小説だということは知ってる状態で……みんな、あらすじとかは読んでる人も多いかもしれないけど。それすらも本当は読まない方がいい。SF小説だっていうのは元からわかっていて。それで読んだもう面白くて面白くて。

事前に情報を一切入れずに読むのがおすすめ

(星野源)SF作品で僕がすごく好きな作品は……そっちは映画なんですけど。『メッセージ』っていう作品が僕はすごく好きで。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ですかね。

その『メッセージ』っていう作品がすごく好きで、それもぜひ見ていただきたいんですけど。そのSF作品で何が好きかっていうと、もちろん話の筋とかも好きなんだけど。僕、言葉で説明しない作品が好きで。映像の……何て言えばいいんだろうな? 説明ゼリフで説明するんじゃなくて、その登場人物とか、あと画とか。登場人物に関してはその時に本当に思ってることだけを言っている感じで見れて。で、映像もものすごく説明的なカメラアングルとかじゃなくて。それを意識しないで見れるんだけど、何が言いたいのかとか、どういう状況なのかとか、そういうものが全部伝わってくるっていうような、そういう作品がすごく好きなんですよね。

だから説明というものを「説明」としてする作品っていうのもすごく多くて。だからたとえばナレーションで……ナレーションってすごく状況を説明したりとか。「今、○年」とかそういう風に説明するのに便利なんだけど。でも僕の勝手な好みですけど、それなしで表現しているのを見て、しかもそれでちゃんと伝わってくるみたいなものを見ると、すごく気持ちよくなるんですよ。なんか、いいものを見たな、みたいな。で、『メッセージ』は自分にとってそういう作品で。

でも、たとえば映画でもわざとわかりにくくとか、時系列とかをわからないようにして難解にして、作品のアートっぽさを上げるみたいなやり方もあると思うんですけど。でも『メッセージ』に関して僕はなんか、難解というか、すごく難しいんだけど。でも伝えようとしてくれるというか。「伝えよう」ってすごくしてるんだけど、伝え方に監督のルールじゃないけど、心意気みたいなものがあって。その心意気みたいなものがすごく好みで、すごく好きだったんですけど。

(星野源)で、またその作品とは全然違う「SF」っていう繋がりだけなんですけど。その小説を見た時に「なんて面白いんだ!」って思って。それでやっと読み終わったのでちょっと今日、お話ができて。「おすすめです」っていうね。なので、たとえばこの番組を聞いてTwitterのハッシュタグ「#星野源ANN」でつぶやいてくれる方、たくさんいて。ありがとうございます。結構ね、この僕の言ってることとかをそのまま書く人とかもいるじゃないですか。書いても別にいいんだけど。でも、ネタバレとか……たとえば「この作品」ってなった時に「この作品、こうらしいね」とかっていうのを書く人もいるじゃないですか。

それもやめていただきたいというか。なんていうの? 誰かがたとえばそのリンク先に行ってその説明文を読んだらもう終わりなのよ。いや、終わりじゃないんだけど。全然終わりじゃないんだけど。説明文を読んでも超面白いんだと思うんだけど。でも僕は何も見ないで読んで「これは何が起こってるのか?」っていうのを感じて。「うおおーっ!」と思いながら読むのがすごい楽しかったんで。だからできるだけそうあってほしいという。

だから、この後にタイトルを言うんだけども。そのタイトルを書いてもらうのはいいんだけども。でも、たとえばリンクを貼ったりとか、「その作品はこういう話ですよ」って言っちゃうとか。そういうのはやめていただきたいという。で、僕の話を聞いて「なんか読んでみたいな」と思ったらその作品でたとえば検索して。電子書籍で買うとか、本を買うとか。それで読んでみるっていうのをおすすめしますという感じです。

で、その作品名はですね、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』って作品なんですけど。もう世界的にものすごくヒットしてる小説なので知ってる人もたくさんいると思うんですけど。僕はすごく面白かったので、おすすめですというお話でした。

アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

<書き起こしおわり>

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