オードリー若林 デパートの化粧品売り場でおでこのシワ対策を相談した話

オードリー若林 デパートの化粧品売り場でおでこのシワ対策を相談した話 オードリーのオールナイトニッポン

(若林正恭)「ああ、お困りは主にシミを?」「いや、おでこのシワなんですよ。男性が使うようなものもあるんですか?」って聞いたら、本当にその一角……70センチ幅くらいのところだけ「メンズ」って書いてあって。あるはあるのよ。

(春日俊彰)ほー! じゃあ、行っていいんだ。

(若林正恭)今、男もメイクするって言うからね。あっちゃんはほら、プライベートでも外出る時にメイクしてるって言うからね。言ってたよ。それで、「ああ、メンズもあるんすね」って。メンズを買うって、気が楽じゃない?

(春日俊彰)まあまあ、そうだね。それだけでなんか、ちょっと受け入れてもらってるみたいな感じになるもんね。

(若林正恭)それでメンズのところに行ったらさ、「まあメンズましてとてもいいものが揃ってるんですけども……お客様、予防でしょうか? それとも改善でしょうか?」って聞かれて。それで俺もよく分かんないのよ。予防なのか、改善なのか。でも、春日をいじるには……「6本のシワになっちゃってるんですよ」っていう。話だから。「コンビ名、シックスラインに変えなきゃいけなくなるんで……」って。

(春日俊彰)別に変えなきゃいけないっていうこともないけどね。別に。まあ、そうね。そのコンビ名もしっくり来るけどね。

(若林正恭)オードリーよりもね。オードリーからはかけ離れてるんだから。ないんだから。オードリー要素は。3本ジワなんて。

(春日俊彰)「オードリーってどういう意味なんですか?」ってわからないけど、「シックスライン」なら「ああ、そうか!」って納得できるもんね。

(若林正恭)そうでしょう?(笑)。でも、増えていくけどね。芸歴を増すごとに。

(春日俊彰)今はシックスだけど。

(若林正恭)セブンラインとか。

(春日俊彰)テンラインぐらいまで行くかもね(笑)。

(若林正恭)でも、ボトックスを打ったら減るからね。

(春日俊彰)ああ、行きたいね!

おでこのシワの改善

(若林正恭)そんな話はどうでもよくって。「改善です」っつって。「そうすると、こちらの商品のお勧めです」って。それはメンズじゃないところで。女性用のもの。その、俺ぐらいの歳の女性が使うやつなんじゃないの? わかんないけど。

(春日俊彰)ああ、それでもいいんだね。男が使っても。効果はあるんだね。

(若林正恭)じゃないの? 勧めてくれるっていうことは。で、「肌馴染みをちょっと感じてみますか? お試しになりますか?」みたいな感じだったかな。で、手の甲に出してくれたのよ。

(春日俊彰)ああ、私もやったよ。『ヒルナンデス』ロケで。手の甲だよね。

(若林正恭)ああ、そうだよな。あれ、何のクリームだったっけ?

(春日俊彰)なんだっけ? バブ? バブルなんとか? 赤ん坊の肌になる……。

(若林正恭)だからあそこで買っておけばよかったんだな! あの時、センター分けじゃなかったから、気付いてなかったんだよ。自分のおでこにも3本ジワがあることを。

(春日俊彰)ああ、そうだね。センター分け前夜だったから。だから手の甲で……同じなんだね。

(若林正恭)で、手の甲に出してくれたから、それを指先に取って自分のおでこに塗ったのよ。そしたら「あっ、お客様……」って言われて。

(春日俊彰)ああ、ダメなんだ(笑)。

(若林正恭)おでこに塗ると思うじゃん?(笑)。それで「あっ、お客様……」って言われて。でも、わかんないのよ。俺は初めてだから。そのおでこのシワをなくすクリームを感じるのを……だから手の甲に塗ったからって、わかんないじゃん?

(春日俊彰)たしかにね。手の甲をきれいにしたいわけじゃないからね。元々ね。

(若林正恭)でも、買うのは決まっているのよ。なんでだと思う?

(春日俊彰)えっ、なんで?

(若林正恭)だって買わないとラジオでしゃべれないから。

(春日俊彰)ああ、買うこと自体はね。

(若林正恭)めっちゃ高いけどな。うん。

(春日俊彰)なるへそ。どれを買うかだね。

(若林正恭)でも1個だけしか勧められなかったから。もう、「あっ、お客様……」って言われた後には「これを買います」って。

(春日俊彰)結局? 試す云々じゃなくて?

(若林正恭)あの、もう本当に何も知らない人だってわかったんだろうね。お店の人も。若い女性だったけど。だからすっごい丁寧に説明してくれて。こういう風に。今、パンフレットっていうか説明書みたいなのを春日に見せているんだけど。

(春日俊彰)ああ、使用法って書いてある。使い方なんてあるんだ。バーッと塗ればいいわけじゃないんだ。

(若林正恭)顔にブワーッて塗ればいいと思ってるだろう?

(春日俊彰)なんか擦りつけて、染み込ませばいいと思うけどね。

(若林正恭)そうじゃなくて。このおでこの3本ジワに対して直角に下から上に向かって上げていくのよ。直角に。

(春日俊彰)ああ、下からこう、なるへそ。それはなんでなの? それで染み込むのかな?

(若林正恭)知らん。なんか、言ってたなー。ちゃんと聞いとけばよかったな。しかも、ここ。「脈拍に近いテンポでゆっくり丁寧になじませる」って書いてある(笑)。

(春日俊彰)そんな細かいの?

(若林正恭)ドックン、ドックン、ドックン……だ(笑)。でも緊張してる時はドクン、ドクン、ドクン……だ。だから漫才の前に塗るとしたらドクン、ドクン、ドクンだ。

(春日俊彰)その時の心拍数に合わせてね。

(若林正恭)そう。『ヒルナンデス』のスタジオでVを見てる時はドッ、クン……ドッ、クン……って。

(春日俊彰)なんで緊張しないのよ?

(若林正恭)ドッ、クン……ドッ、クン……で塗ればいいんだ。ワイプの中で塗ればいいんだ(笑)。それで、使い方としては1ヶ月半ぐらいで効果が出ますって言われて。それで……でもわかんないけどね。

(春日俊彰)まあ、ちゃんとやればっていうことでしょう?

(若林正恭)だから、やるかもしれない。毎日、インスタにおでこの写真を載せるかもしれない(笑)。

(春日俊彰)「○日目です。こんなに変わりました」みたいな。

(若林正恭)それで……「どれぐらい塗ればいいんですか?」って聞いたら「手の甲にパール粒大、出していただいて……」って言われて。「パール粒大って何ですか?」って。パール粒大って、わからないでしょう? パールって、真珠のことなのよ。で、そのパール粒を知らないからさ。

(春日俊彰)「真珠の1粒の大きさぐらい」っていうことなんでしょう? でも、それがまずどれぐらいのデカさなのか、わからないよね。

「パール粒大」がわからない

(若林正恭)それがわからない。「東京ドーム何個分」の東京ドームの大きさがわかんないっていうのと同じで、パール粒を知らないから。俺、なぜならパール粒のネックレスとかしないから。

(春日俊彰)そうね。たとえたものがわからないっていう。

(若林正恭)わかんないけど、「フリスク大」とか言ってくれたら「ああ」って思うけど。でも、たぶんパール粒を知ってるんだろうな。店に来るほとんどの人が。俺ぐらいのもんだよ。ここ2週間で俺ぐらいのもんだよ。パール粒を知らないのは。それで、順番を聞いたの。訳がわかんないの。順番、訳がわかんなくない? 俺たちほら、メイク室でメイクを落としたらさ、その後に化粧水を塗って、乳液を塗って、「お疲れした!」って帰っていくじゃない? で、「朝晩やってください」って言われたの。で、化粧水。その後に乳液。その後にそのシワ改善のクリームをパール粒大ひとつ、塗るの。

(春日俊彰)ああ、3つ塗るっていうこと? 3種類?

(若林正恭)そうそうそう。

(春日俊彰)へー! 大変だな。

(若林正恭)大変でしょう?っていう風に言われたんだけどさ。俺がわかんないと思ったのか、書いてくれたの。見て。丁寧にボールペンで。

(春日俊彰)ああ、本当だ。手書きで。詳しく。

(若林正恭)手書きで。朝、化粧水、乳液、この3本シワのクリーム。その後に日焼け止めクリーム。

(春日俊彰)日焼け止めも塗るの?

(若林正恭)日焼けが一番いけないんだって。だから、日焼けがいけないんだってよ。春日さん、気にしているんだから。

(春日俊彰)日焼けのせいなのか。はー、そう?

(若林正恭)俺、中盤で言うけど、本当はうんどうでもいいからね?

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!

(若林正恭)うん。ラジオでしゃべるから1万5000円を出して買うだけであって。冷めるだろう? こんなの、途中で言われたら(笑)。

(春日俊彰)うーん。そこはファンタジーにしておいてほしかったな(笑)。まあまあまあ、でもそうでしょう。

(若林正恭)それで、俺がすごい気になったのはほら、毎日メイクしてもらうじゃん? メイクさんに。「毎日」って言うと、ちょっと鼻につくけど。ドーランを塗るじゃん? でさ、恐る恐る言ったのよ。その時はマスクだけだけど。「すいません」って。で、なんか「テレビに出る仕事してるんですけども」って言うのもなんか……それはなんかちょっと鼻につくから。「毎日、ドーランを塗る仕事をしてるんですけど」って言ったんですよ。まあ、ピエロの可能性も出てくるよね。だから(笑)。

(春日俊彰)まあ、そうだね(笑)。

(若林正恭)まあ、ピエロっちゃピエロだけどね。仕事は。そういう、ソウルの意味では。「ピエロでいたい」っていう部分もある。

(春日俊彰)希望、願望もね。

(若林正恭)願望でもある。「できてるのかな? できてないのかもな。プライドが邪魔して……」って自分を見てる部分もある。

(春日俊彰)なるへそ。「私はピエロになりたい」って。

(若林正恭)うるせえよ(笑)。それで、「毎日ドーランを塗る仕事をしてるんですけど、ドーランを塗った後に3本ジワクリームですか? それともドーランの前に3本ジワクリームですか?」って質問したのよ。そしたらそのお店のお姉さんがね、「それはお家を出る前にドーランを塗られてるんですか? それとも仕事場でドーランを塗られているんですか?」って聞かれたんだけど。家を出る前にドーランを塗っていたら、それはもうジョーカーじゃん?(笑)。でも、ジョーカーの部分もある。その、ソウルの部分とメンタルの部分で。「ジョーカーでありたいっていう部分もあるけど、もし自分にジョーカーの部分が減ってきたならば、嘘ついてまでジョーカーぶった芸をしたくない」って思ったのが『明日のたりないふたり』だったんだよね。

(春日俊彰)なるへそ。うん。

(若林正恭)ジョーカーであり、ピエロであり……うん。それがジョーカーなんだけどね(笑)。

(春日俊彰)そうだね。

(若林正恭)ジョーカー、あの映画がそうだからね。

(春日俊彰)家を出る前にドーランを塗っていても、若林さん的にはおかしくないっていうことだから。

(若林正恭)おかしくないっていう。それで「ああ、仕事場ですね」って言って。そしたら、朝起きてから仕事でドーランを塗るまでのことを説明してくれたもん。朝、起きる。化粧水、乳液、3本ジワクリーム、日焼け止めクリーム。で、仕事場に行ってドーランでピエロ。ジョーカーであり、ピエロ。お仕事がね。それでメイクを取った後も化粧水、乳液、3本ジワクリーム。それで寝ればいいんだ。

(春日俊彰)1日2回だ。

(若林正恭)1万2000円ぐらいしたかな? だぜ?

(春日俊彰)いやー、するね。まあ、でもそれで3本ジワが消えたら安いもんだよ。

(若林正恭)「それで3本ジワが消えたら」っていうか、「それで2時22分までしゃべれたら」っていう部分もまあまあ、あるんだけど。

(春日俊彰)もう現時点で、そうか。元は取れているか。

現時点で1万2000円分の元は取れている

(若林正恭)冷めるわ(笑)。それで、買って帰ってくるじゃん? ああ、持ってくればよかった。説明、めっちゃムズいんだけど。パール粒大を毎日塗って1ヶ月……「これ1本でどれぐらい持つんですか?」「1ヶ月ぐらいです」って言われて。1ヶ月半かな? 1ヶ月かな? パール粒大だから。で、まあ高いもんなんだろうね。でさ、そんなの初めて見る容器じゃん? 細い歯磨き粉みたいな。

(春日俊彰)ああ、チューブ状の?

(若林正恭)チューブになってるのね。で、初めて夜寝る時につけてみようと思った時の話。で、説明がムズいんだけど。透明の四角いキャップみたいのがついていて。その中に三角の紫の山? これ、説明ムズいな。透明キャップの中に紫の三角の……。

(春日俊彰)チューブの先っていうこと? そこから出てくるみたいな?

(若林正恭)そうそう! そこから出てくると思ったの。

(春日俊彰)はいはい。キャップを取ってね。

(若林正恭)思うよな? だからその透明のカバーを外せばいいと思うじゃん? で、ずっと透明のカバーを引っ張っていても、取れないの。「あれ? おかしいな?」って思って思いっきり力を入れたら、違うのよ。正解はこの透明と中の紫の三角をクルクル回したら取れて。その中に、すごいちっちゃい先っちょがあったの。それを知らないのよ。

(春日俊彰)へー! それはたしかにわからんね。

(若林正恭)わからないのよ。だから、透明の部分を紫の先っちょから引っ張って。思いっきり「うーん!」ってやったら、手の平に500円玉台ぐらいのクリームが出てきちゃったんだよね。

(春日俊彰)うわっ、もったいない!

(若林正恭)たぶん500円より高いと思うわ。

(春日俊彰)それは高いでしょう。ええっ? それ、どうするの? でも、戻すしかないよね?

(若林正恭)パール粒大でいいんだよ? パール粒15個分ぐらい出ちゃって。

(春日俊彰)いや、もったいない。

(若林正恭)それで奥さんに「こんなことになっちゃったんだけど。間違えて」って言ったら、なんか100円ショップとかで売ってる化粧品とか薬とかを小分けにしておくみたいなのの余りを持ってきてくれて。「これに入れておけば」って、それをすくって全部入れて。もったいないから。それで、閉めて。

(春日俊彰)情けねえな……。

(若林正恭)それでおでこのシワに塗って。聞いたら紫外線がいけないって言うからさ。よく考えたらこれ、センター分けをやめりゃいいんだなと思ってさ。

(春日俊彰)ああ、そうか。当てなきゃいいんだもんね。うん。

(若林正恭)そしたらそんな毎日、直角に脈拍通りに塗らなくても済むんだよ(笑)。

(春日俊彰)たしかに。元に戻せばいい話だ(笑)。

<書き起こしおわり>

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