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小籔千豊とナイツ『R-1グランプリ 2022』を語る

小籔千豊とナイツ『R-1グランプリ 2022』を語る ザ・ラジオショー
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小籔千豊さんが2022年3月6日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』に出演。審査員を務めた『R-1グランプリ 2022』についてナイツのお二人と話していました。

(土屋伸之)でも昨日ね、R-1の審査員、お疲れさまでした。

(小籔千豊)なんかこのタイミングで呼ばれるっていうことは塙くんに怒られるんかなって思って。ドキドキしながら来たんですけども……。

(土屋伸之)塙さん、そんなに?

(塙宣之)点数、ゆるすぎだって!

(土屋伸之)ああ、怒ってた(笑)。高すぎた? 全体的に?

(塙宣之)いや、それがよかったっていうか。

(小籔千豊)点数、幅はバカリズムさんとあんまり変わってへん。俺は92から98やけども。

(塙宣之)一番高いのは誰だったんですか?

(小籔千豊)ZAZY。

(塙宣之)ZAZYは『歌ネタ王』で何度も見ていて。でも、やっぱり面白いですよね。

(小籔千豊)まあ、あのネタを開発したことで1点プラスかな。あんなん、当たり前に見ているけども。俺の感覚ではこれってでも、思いつきそうで結構やっていなかったっていうか。自転車に乗っている時とか小学校の時、わけのわからん歌って歌えへん? 「○×△※♪」って。

(土屋伸之)耳心地はいいけど、なにも意味がないみたいな。

(小籔千豊)そう。変なことをずっと、車を運転しながらとか歌ったことしたことあるけど。みんな。あれをきっちりネタにして。で、ケツであんなん歌うってこれ、ZAZYがおらんかったらこの先、こういう感じのネタはなかったんじゃないかって思って。すごいなって。発明でプラス。でも吉住さんも。もちろん、優勝されたしんいちさんも素晴らしかったですよ。

(土屋伸之)R-1のピン芸の審査って難しいですよね。

(小籔千豊)いやいや、M-1もキングオブコントもはっきり言って僕は審査する立場でもないですし。最初、お話が来た時も「うん?」みたいな。心の中で「断られて断られて、8番目ぐらいに俺のところに来たんやろうな」とか思いながら。まあ、昔からお世話になっている関テレのえらいさんたちが「どうですか?」って来て。最初は「うん?」って思ったけども。

よう考えたら、志らく師匠も漫才師やないのに審査されているし。他のラインナップも見た時に「まあまあ、箸休め的な……」って。志らく師匠が箸休めっていうわけではないけども。えげつないピン芸のお二人。そしてチャンピオン。その間にもう1個、チャンピオンはちょっと胃もたれするやん? それよりはサクッとした……そんな横並びも考えて。まあまあ、家族も支えなあかんし行かせてもらおうか、みたいな感じで。楽しかったですけどね。

(土屋伸之)でも出場者は嬉しかったと思いますよ。

(塙宣之)あと、やっぱり小籔さんは優しいしね。

(平野ノラ)嬉しいですよ。評価されて。

(塙宣之)逆に『歌ネタ王』の時に司会をやられていたじゃないですか。僕、『歌ネタ王』の審査員だったから。歌ネタの審査って、一番わけがわかんなくて。

(小籔千豊)でも歌ネタもやっているからね。

(塙宣之)僕ら、優勝を目指して来ていたのに参加しようと思っていたら「審査員、やってくれ」って言われて(笑)。

(小籔千豊)だから僕、行く前に……たとえばお笑いの審査のことを真剣に考えたことがなくて生きてきて。で、パッと見た時に誰かと誰かのネタを見た時に差があるとする。それをどういう風に点数に表すのか? その差を「1点」とする人もいれば「3点」とする人もいて、「5点」とする人もいる。で、1おもろが1点っていうのを階段状に作る人と、それを2点で作る人もおるやろうなって思った時に、俺がもし5点の幅で上下40点ぐらいあったとしたら、俺の一存で優勝者が決まってまう。ということはこの5人の中で俺が一番そっとおらなあかんねんから、幅は全ての審査員の中で一番ちっちゃくしよう。で、他の4人が僅差になった時、最後にアホみたいなやつの1票で変わるぐらいで行かせてもらおうと思って。俺、幅をちっちゃくするつもりで行ったのに、周りと幅があんまり変わらんかったなって(笑)。

(土屋伸之)みんな同じことを考えていたっていう(笑)。

(小籔千豊)で、バカリズムさんがバーン!ってした時に「ああ、ありがとうございます!」って。「この方はたぶん80何点もあるけど、98点もあって。重き1票を入れはるんやな。僕は細々と行かせてもらいます……」って行ったら、幅はトータルで考えたらあんまり変わらへんかって。「いや、俺も結構……」みたいな。

(塙宣之)いや、めちゃめちゃわかりますよ。

(土屋伸之)つけられないですよね。

(小籔千豊)でも塙くんもずっとM-1とかやっているし。すごいなと思いますね。やられている方は。

(塙宣之)やっぱり基準がわかんなくなっちゃうから。だんだん……何回か失敗しちゃったことがあって。M-1じゃないんですけども、読売のやつとかでも。だから「全員面白いじゃん」ってなっちゃうんですよ。お笑い、好きだし。だから、高くつけちゃったら「あれ? ヤベえ……」って。次の人がもっと面白かった場合に「ヤバい。点数ないじゃん」ってなるから。

(小籔千豊)歌い出しからキーが高くて、後半のサビで「ああーっ!」ってなる……(笑)。

(塙宣之)ってなるからね。意外に冷静に見れないっていうのは……でも、3分じゃないですか。結構短いですよね。3分ってね。

難しいR-1・ピンネタの審査

(小籔千豊)ネタが。そのへんも難しいところで。R-1っていう競技自体は別にM-1とか、キングオブコントを揶揄しているわけではないけど、特殊な、ちょっと難しい競技やなと常々思っていて。俺も言えば、漫才とかコントで名を馳せたわけじゃないけど。新喜劇も一応、どっちかって言ったら漫才かコントに近い。会話で「なんでやねん!」とか。その「なんでやねん!」がない状態で……だからツッコミで来る人もおれば、ボケ一辺倒で来る人もいて。フリップの人もおったり、ギャグの人もおるってなった時に、それで戦って決勝に出てくるってエグいな思うて。だからギャグの羅列とかって言いますけども。周りはあの手この手で攻めてきているのにギャグだけで決勝に来るって、なんていうの? 「釣った魚を切っただけで勝負する。そのぐらい新鮮な魚をうちは仕入れてますねん」っていう、そのガチのお店というか。

(土屋伸之)すごい腕前ですよね。

(小籔千豊)そう。お寿司屋さんってその門構えとか、檜の机とか。こんなん乗せてみて、オリーブオイルをかけてみて……みたいな。そうされるのも素晴らしいけど、ホンマに釣ってきた魚に自信があって。「これ、さばいだけですねん!」って出してくるところもすごいやん? だからギャグだけの人はすごい、ネタを新鮮にというか、そのまま食べさせてくれるお店みたいな感じで。それも好きですけどね。

(中略)

(塙宣之)ちょっとR-1の話をいっぱいうかがったんですけども。もう1個だけ、聞きたいんですけども。マセキの後輩の寺田(寛明)。あれはどうでしたか? フリップの。

(小籔千豊)あの言葉の、はじめての。いや、面白いと思いますよ。R-1で決勝に行くってオリンピック選手……だから僕、全てのファイナリストはオリンピック選手と一緒だと思っていて。オリンピックに出て金メダルの人もおれば6位の人もおるけど。そんなの、親戚にオリンピックに出て6位の水泳選手とかおったらめちゃくちゃ自慢するやん? なんかちょっとオリンピックの話になったら「いや、アテネに出た6位の選手が実は親戚で……」って自慢するやん? それぐらいすごい人やと思うし。あのネタ自体も俺は好きやけどね。

(塙宣之)ああ、本当ですか。「正直、おもしろくなかった」って言ってもらえると……。

(土屋伸之)なんでだよ(笑)。

(小籔千豊)いや、やっぱり塾講師をされているから、芸人のガツッていうのがないというか。大人しさというか、あっさりさはあったんかな? でもそれは俺もホンマは「この人、ここはこうやな」とか思うところはそれぞれみんなあるよ。でもこんな他所さん、ド素人……R-1でもないもんがテレビで先輩やから言うてこの人に「お前のこういうところがあかんねん」って言うたら一般の、そんなん気づいてない人らが見て「そうなんや」って。それが一生こびりついて仕事しにくくさせてしまう権利は俺にはないっていうか。だからバカリズムさんとか陣内さんとか野田さんとかザコシショウにはそれはあるけども。俺はあの人らがいかにすごいかっていうのを伝導するだけの役割で行かせてもろうてるって思って。

(塙宣之)ああ、そうかそうか。それが聞けてすごいよかったですよ。

(土屋伸之)1人1人のコメントもすごい優しかったし。

(平野ノラ)寺田さんの目がずっと死んでる目をしているんですよ。それが私はいいなと思って。毎回。

(小籔千豊)もちろん。冷静な感じでね。

(土屋伸之)死んでる目がいいなって思ったんだ?

(平野ノラ)死んでる目がいいなって。

(土屋伸之)それぞれの審査基準があるんだね。

(小籔千豊)賢い……俺はアホやったから。もうちょっと後半は……ここだけの話やけども。ハチャメチャな、飛ぶところがあってほしかったっていうか。そう思ったけどな。俺がもし、あの人が弟やったら「いや、後半、前半とはちゃう感じで飛ぶところがないと……」とかって言うけども。でも、それは「ほなお前、出てみい、コラ!」って弟に言われるかもわからんし。でもあの人は僕、好きですよ。

(塙宣之)たしかに、そうですね。おっしゃる通りだと思うんですけども。フリップの中身とかは別にそれはしょうがないにしても、演出とかそういうのって結構大事じゃないですか。要するにZAZYのあのインパクトが大事だとか。そういうところだといろいろとね、ありますよね。見ていてね。もうちょっと見た目をこうした方がいいのに、とか。

(小籔千豊)でも賞レースにとってそうなだけで。でも、たとえばエビフライとかハンバーグとか、派手なのと違って。あの方は本当に上質な塩昆布っていうか。

(塙宣之)寺田ですか? 寺田、褒めすぎですよ?

寺田寛明は上質な塩昆布

(小籔千豊)いやいや(笑)。食材は全てがメインじゃないから。8組ぐらい出るライブの4番目、5番目ぐらいにあの方が出てきたら、やっぱりコース料理を食べているものからしたらおいしいっていうか。「わかる、わかる」みたいな。

(塙宣之)むしろ準決勝なんかはね、それであいつはまたそこでバン!って引き立って決勝まで行っているのかもしれないですし。

(小籔千豊)いつも思うねんけども。準決勝は50組ぐらい出てきた中でウケた人。だからたぶん流れとかもあるし、こういう明るいネタが多い中でこの人が目立ったとかもあって出ているのに、決勝を出ている8組でビカビカしたところでやった時は「うん?」ってなって。「あんまりやったな……」とか。そういうのを昔、キャバクラで言うてる女とかいたんですけども。それはちゃんと冷静に説教しましたよ。

(土屋・平野)アハハハハハハハハッ!

(塙宣之)本当はね、声を上げたいけども。

(小籔千豊)俺、あんまり指名せえへんけど、それを言うた子だけ「ちょっとこの子、指名で」って。で、「あっ!」って一瞬喜ぶねんけど「いや、あのな、M-1で8位でも……何千組の中での8位やから。俺ら、何千人の中で8位になったこと、あるか? ないやろ? すごいねん」って。

(塙宣之)草の根の対話をそこでやっているんですね(笑)。

(土屋伸之)ひとつずつ潰していくんだ(笑)。

<書き起こしおわり>

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