オードリー若林 コロナ療養中に中学受験・社会科問題集で勉強し直した話

オードリー若林 コロナ療養中に中学受験・社会科問題集で勉強し直した話 オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2022年2月19日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でコロナ療養中の時間を使って中学受験用の社会科問題集を購入し、勉強し直していたことを話していました。

(若林正恭)そういえば、コロナで実家にずっといて。外に出れなくて。テレビが部屋になかったって言ってたじゃない? で、もうめちゃめちゃ……10日間あるじゃない? その何日目かな? 3日目か4日目に「これはもう、どう過ごせばいいのか?」ってなって。『呪術廻戦』とかも全部見ちゃって。

(春日俊彰)なるへそ。その後ね。

(若林正恭)そうそう。それでね、「アマゾンで本とかを買えばいいのか」って思って。アマゾン、届けてくれるじゃない? それで、だから小学生がやるやつだよね。中学校入試用の社会の『合格への108問』っていう問題集を。

(春日俊彰)問題集? それを、なに? 買って、やっていたっていうこと?

(若林正恭)買って、ずーっとやって。もう全部、莫大な時間があるから。「全問正解するまで繰り返そう」って思って。結局、全問正解まで繰り返したんだけど。

(春日俊彰)ああ、行った? 1冊まるまるやったっていうこと?

(若林正恭)そう。それで俺、さっきまでなんでそれをやろうと思ったのかわかんなかったんだけど、今思い出したわ。欽ちゃんに大学に行った話を聞いたからだわ。

(春日俊彰)はいはい。予備校に通って。家庭教師の人をつけて。

(若林正恭)そうそうそう。それで「40ぐらいから、普通の『うるせえな!』とかの突っ込みじゃあ周りが納得しなくなるでしょう?」みたいな……でもちょっと今日、オープニング多かったけどな(笑)。

(春日俊彰)うん。たしかにね(笑)。よく考えると40代のオープニングじゃなかったな(笑)。

(若林正恭)本当だよね(笑)。

(春日俊彰)見た目とちょっと合わなくなってくるみたいな?

(若林正恭)そうそう。で、俺あhめちゃめちゃ勉強できなかったからコンプレックスもあるし。なんか『スクール革命!』とかでも全然わかんないから、ちょっと問題だなって思ってたから。で、時間ができたから……そうそう。欽ちゃんと話したからだね。「欽ちゃん」で普通に言っちゃってるけど。萩本さんと話したから。それで、次の日に届いて。そこからずっとやってたんだけど。

(春日俊彰)問題集をやっていた。

(若林正恭)そうそう。あれ、大人になってから、地理、歴史、政治・国際って、だからこれを小学生がやるのよね。

(春日俊彰)ああ、そうか。中学受験用の、小学生がやる問題集だ。

(若林正恭)小学生がやるんだけどさ。そんなさ、小学生の時にさ、小選挙区とかさ、民事裁判とかって勉強してたっけ?

(春日俊彰)いや、だから変わったんじゃない? 学習指導要領が。

(若林正恭)ああ、そうなの?

(春日俊彰)いや、やって、忘れているのかもしれないけど。今の子の方が覚えるものが多かったりしそうではあるよね。どうなんだろう?

(若林正恭)ああ、そうなっているんだ。

(春日俊彰)あと今、小学校で英語とかもあるでしょう?

(若林正恭)えっ、そうなの? 何年生から?

(春日俊彰)そうだよね。何年生からかな?

(若林正恭)それ、お前が娘を行かせようとしているインターナショナルスクールの……。

(春日俊彰)行かせようとしてないわ! 増えているじゃん? ダンスの授業とか……それは中学からかな? わかんないけど。

(若林正恭)あと、フラッグフットボールね?

(春日俊彰)いや、ないだろ? 「金曜日の4時間目はフラッグフットボールです」とか?

(若林正恭)いや、今あるのよ。フラッグフットボールが。授業で。

(春日俊彰)授業で? それは嬉しいですね。だから、バレーボールやらサッカーやらっていう中で種目として習うんだ。

(若林正恭)なんかもう既に春日さんの家って家庭内では英語しか使っちゃいけないんだよね?(笑)。

(春日俊彰)いやいや、そんなわけないだろうよ? それ、両親が英語をしゃべれないと成立しないだろ、そもそも(笑)。

(若林正恭)ものすごい勢いでカードに書いてあるリンゴとかバナナ出して英語で答えさせて。ものすごい早さで。

(春日俊彰)それ、見たことあるな。シャッシャッシャッシャッて(笑)。

(若林正恭)お前がこうやってやってるんだろう?(笑)。

(春日俊彰)いやいや、やってないですよ(笑)。

(若林正恭)春日ってあれだっけ? 滅相もないことをこれから言うけども。日大二中って裏口で入ったんだろう?

(春日俊彰)いや、滅相もねえな!

(若林正恭)今、裁判中だっけ?

(春日俊彰)いや、それは人が違うわ! 人とその、学部も違うわ。中学ではモメてないです。

(若林正恭)でも、大変だよね。今や出身大学も言っちゃいけなくなってね。

(春日俊彰)別にいけなくないよ! 日大出身ですよ。日大商学部出身ですよ。

(若林正恭)日大二中って、国語と算数の2つだっけ? 俺たちの時。

(春日俊彰)どうだっけ? そういう感じかもしれないね? 理科とかやった覚え、ないもんね。

(若林正恭)そういえばさ、日大二中以外って、どこを受けたの?

(春日俊彰)ああ、それね、やっぱり2月の時期になると思い出すよね。

(若林正恭)ああ、そうなの? 歌の方がいいな。今の感じだと。「2月の最初になると思い出す」ってなんか、すごい歌詞がよかったのよ(笑)。

(春日俊彰)いやいや、「歌の方がいい」ってなによ?

(若林正恭)(童謡『夏の思い出』のメロディーで)「2月のはじめ頃になると思い出すー♪」から始めてくれない、それ? 何を思い出すかを(笑)。

(春日俊彰)なんだっけ、その歌?

(若林正恭)尾瀬の歌です。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 「はるかな尾瀬」ね(笑)。「遠い空」ね(笑)。

(若林正恭)すっごいよかったから。ちょっとお願いしていい?

(春日俊彰)なんだっけ? 「2月の……」って?

(若林正恭)「2月のはじめ頃になると思い出すー♪」から、なにを思い出すのかを。

(春日俊彰)「2月のはじめの頃になると思い出すー♪ 春日が中学受験をした頃をー♪」。

(若林正恭)うん、いいね。いいね。

(春日俊彰)「日大、二中をまーず受けてー♪ 次の日ぃにはー♪」。

(若林正恭)2月1日が日大二中なんだよね。

(春日俊彰)そうそう。

(若林正恭)で、2月2日はどこを受けたの?

(春日俊彰)いや、普通に聞くの? 2月2日はね、ええと、どこだっけ? 立教かな? 立教を受けてるな。たしか。

(若林正恭)えっ? お前、立教ボーイ?

(春日俊彰)立教ボーイになろうと……。

(若林正恭)めっちゃ頭よかったじゃん。小学生の時。

(春日俊彰)いやいや、全然落ちてるからね。

日大二中以外に受験した学校

(若林正恭)2日目に立教を受けたの?

(春日俊彰)たしか立教だったような……。

(若林正恭)でも、なんか立教の方が似合うね。お前。

(春日俊彰)どこがだよ!

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! でも、なんか惜しいなって思う。

(春日俊彰)惜しい? なにが惜しいのよ?

(若林正恭)だって日大二中も合格して、立教も合格してたら立教に行ってたよね?

(春日俊彰)まあ立教に行ってたね。

(若林正恭)いやー、合格してほしかったね!

(春日俊彰)なんでだよ!(笑)。

(若林正恭)そうすれば、オードリーは生まれなかったわけだから。

(春日俊彰)まあ、生まれないよね。絶対にね。うん。いや、だから結果的にはね、いい方に転がっていったんだなって思うけど。

(若林正恭)いや、そんな話はいらないのよ(笑)。

(春日俊彰)いや、そんなことを言うからさ(笑)。だけどやっぱり……。

(若林正恭)急に「人間万事塞翁が馬」ってやられてもさ(笑)。

(春日俊彰)でも立教はね、ほら、点数なんてわかんないけどね。何点で落ちたんだかわかんないけど……テストが全然わかんなかった思い出があるもん。

(若林正恭)へー。立教の後は? 受けたの、2校だけ?

(春日俊彰)いや、あのね、明中かな? 明大中野を受けた気がするな。それも全然わかんなかったよ、テスト。

(若林正恭)頭よかったんだね。その偏差値はあったんだね。だから。

(春日俊彰)いや、でも全然わかんなかったけどね。テストね。

(若林正恭)でも頭良かったんだね。そのぐらいのレベルだったって。それで俺はね、2校しか受けなかったんだけど。春日はその3校?

(春日俊彰)たしかそうだった。それ以上は受けてない。それで、ほら。日大二中の合格発表がそれこそ3日とかにさ、次の日かその次の日ぐらいに出るじゃない? それでもう、やめたのかもしれない。そこで。その後もあったのかもしれないけど。

(若林正恭)あるんだ。その後も。

(春日俊彰)どこも引っかからなかったら、みたいなさ。

(若林正恭)俺は日大二中と、家が近いから国学院久我山。この2校。で、国学院久我山が2日で。日大二中は1日で。それで3日からインフルエンザになったの。なんでかしらないけど。

(春日俊彰)ああ、そう?(笑)。はー、やっぱり疲れみたいなのが出たのかね。

(若林正恭)それで1週間ぐらいね、小学校を休んだのよ。インフルエンザだから。で、治って登校して……だから7日ぶりぐらいの登校よ。そしたらね、担任の女性の先生が……30代後半とかだったのかな? 先生にね、抱きしめられたのよ。でもその時に「この人、夏に俺に『学校に来るな』って言ってたのになんで抱きしめるんだろう?」と思ったのを思い出したわ(笑)。

(春日俊彰)それはどういう意味のその抱きだったんだろうね?

(若林正恭)いまだにわかんない。俺に会いたかったんじゃない?(笑)。

(春日俊彰)心配なのか、合格おめでとうなのか。

(若林正恭)ああ、それはない。合格の話はたぶんしていない。インフルエンザ明けだから。

(春日俊彰)ああ、「よく戻ってきたね」みたいな? それはもう嬉しいとかではないかな?

(若林正恭)それで……春日が立教か明中に受かっていればな。一番偏差値の低い日大二中しか受かんなかったのか。

(春日俊彰)まあまあ、結果的にはね。

(若林正恭)でも立教の方が似合うな、春日は。

(春日俊彰)どこが似合うのよ?

(若林正恭)立教に行ってたらさ、ポロ・ラルフローレンのセーターを着てさ、マフラーを巻いてさ、高3ぐらいでクラブでDJやってたんじゃない? そういうイメージよ。立教の高校生って。

(春日俊彰)まあ、イメージあるけど。そんな風にはなってないよ。たぶん同じ境遇だったと思うよ(笑)。

(若林正恭)立教に日大二中の生徒みたいな人、いないだろ?

(春日俊彰)いるでしょ、それは?

(若林正恭)いるの? その教室の一番後ろでロッカーをベコベコにしてる2人組とか。

(春日俊彰)廊下でミニ四駆を走らせるとかさ。いるでしょう? そういう感じにはなっていたと思うよ。どこの学校に行ったとしてもね、変わらなかったんじゃない?

(若林正恭)そんなのを思い出していたのよ。中学受験。アマゾンで買った社会の問題集が中学受験のやつだったから。あ、そうだ。今、思い出したけど、「欽ちゃんが勉強したから俺もこんなに空いてる時間があるならもったいないな。やってみよう」と思ってさ。

(春日俊彰)まあ、それはいいことだよね。

(若林正恭)でさ、これ俺たち……地理をやっていた時に思ったんだけど。ロケでめちゃくちゃいろんなところに行ってるじゃん? 特に漁港ね。だからさ、行ったことある場所だから、覚えるね。

(春日俊彰)うん、覚える。

ロケで行った場所は覚えられる

(若林正恭)行ったことあるから覚えるじゃん? でも、行ったこともない焼津港とかを小学生って覚えているんだね。大変だよな!

(春日俊彰)いや、すごいよね。

(若林正恭)思い入れが難しいよな。小学校の時、勉強するとして。

(春日俊彰)だから本当にパワープレイで覚えなきゃいけないじゃない? 我々はほら、印象とかがさ、プラスアルファして入り方が違うけど。だから覚えられるけど。

(若林正恭)そうそうそう。「ああ、この漁港は春日が哀川翔さんに相撲で投げられてたところだ」って(笑)。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! わかる、わかる(笑)。本当にそうよ。入り方が違うよ。

(若林正恭)「中尾彬さんとロケでここに行ったな」とか。で、ほら。『黄金伝説』でさ、自動販売機のうどん、自動販売機のおそば。で、その自動販売機の中にオードリーで入って、買おうとしたら春日と俺でその自動販売機をバーン!って開けて「トゥース!」とか言って、向こうの人がびっくりする。で、「なんでうどんを買いに来たんですか?」ってインタビューするっていうロケを自動販売機の中に入ってやってたんだよね。それがね、秋田の男鹿半島。

(春日俊彰)そうだ! 行ったわ!

(若林正恭)で、「ここの半島は何?」っていう問題がさ、この問題集で出た時にさ、「いや、近い場所あっただろう!」と思って(笑)。あれ、飛行機で秋田の空港に行く時なんて寝てるじゃん? 朝、羽田に6時とかに行ってさ。だけどさ、ロケに行っている人はあんまり思わないじゃん? でも、日本地図で見るとさ、「いや、男鹿半島!」と思ってさ(笑)。

(春日俊彰)だいぶ遠いからね(笑)。

(若林正恭)「自動販売機、北関東とかにもあるだろ!」って思って。

(春日俊彰)「わざわざ男鹿半島まで行かなくても……」とかね。

(若林正恭)それで八丈島の場所を見てさ、「ここで春日がエイを引っ張ってたな」とか(笑)。もう、めっちゃ覚えるね!

(春日俊彰)全部『黄金伝説』のロケじゃん。フハハハハハハハハッ!

(若林正恭)いや、そうよ。全部漁港! 漁港、超覚えるし。

(春日俊彰)いや、そうだね。その時、何の魚があったかな、みたいな。そしたら以外とさ、そこが○○の水揚げ日本一とかさ。そういう情報はね、覚えているよね。

(若林正恭)だから、あれよ。「ああ、宮崎県だ。春日が冷や汁を食べてたな」と思って。で、「大輔さんが春日のことを大好きだから、俺の立ち位置が難しかったな」とかね(笑)。

(春日俊彰)『青空レストラン』にコンビで出してもらった時にね。

(若林正恭)それで宮崎の地鶏とかをそこで食べたから。チキン南蛮とか食べたから。だからチキンっていうのは覚えるね。覚えるっていうか、すごい定着するよね。

(春日俊彰)食べたからね。だから特産品みたいなのは覚えるよね。

(若林正恭)覚える。「ああ、全然違うな」って。それで、法隆寺って日本最古の木造建築じゃない?

(春日俊彰)ああ、たしかそうだったわ。

(若林正恭)俺、泣けてきたね。M-1のネタを思い出してさ。「僕の今の家が築50年のアパートなんですよ」って言って、春日が「法隆寺か!」っつって。「そんなに古くはないんですけどね」って。あれもさ、高円寺のジョナサンかなんかでさ、「一番古い建物って何?」って2人でさ、古い携帯で。たぶんその時はスマホの前でしょう? それで調べてさ。「法隆寺かー。ウケるかな?」とかって言ってやっていたんだろうなって思ったら、なんか泣けてきちゃって(笑)。絶対、調べてるじゃん?

(春日俊彰)いや、そうだよね。パッとそんなの、出ないしね。

(若林正恭)携帯かなんかで調べたんだろうな。

(春日俊彰)いや、そうだろうね。それもやっぱり小学生の問題集に出ているか。

(若林正恭)出てるのよ。それで、「栽培漁業」っていう言葉が出てきて。栽培漁業っていうのはほら、人工的に卵からかえした魚とか貝を海を川や海に放流して。で、大きくなったのを取るっていう。

(春日俊彰)へー。養殖とはまた違うんだ。

(若林正恭)養殖とは違う。で、栽培漁業……「俺たちってキサラで育った栽培漁業なんだな」と思って。元々はケイダッシュステージで孵化したけど、俺たちが育ったのはキサラじゃん? ケイダッシュのライブって月イチしかないから。もうほぼ、月の半分はキサラに出たでしょう? だから、栽培漁業だったんだなと思って。それで、食べごろになったらケイダッシュステージに戻すだろう? また。

(春日俊彰)ケイダッシュステージはうまいこと……(笑)。

(若林正恭)マネージャー、誰もキサラに見に来たことないんだから。あんなの7、8年出ていたけど、見に来た人、いなかったよな? オオモリが1回ぐらい来たかな? あれも、すごいよな。ショーパブ、あんだけ出てて……まあ、今となっちゃ普通、当たり前だけどね。なんの実力もない俺たちを見に来ないなんてさ。栽培漁業っていうか……覚えるのよ。だからさ、経験が先にあるから覚えるけどさ、小学生なんて「ああ、キサラって栽培漁業だったんだな」って思わないじゃない?

(春日俊彰)思わない。栽培漁業っていうものを力ずくで覚えるしかないからね。

オードリーはキサラで栽培漁業

(若林正恭)だから、頭いい子は逆なんだよね。栽培漁業が入っていて、ショーパブキサラに出始めてから「ああ、これは栽培漁業だな」って思うってことだよね?

(春日俊彰)頭いい子……うーん。

(若林正恭)とか、アドリブで出てくるってことだよね。「法隆寺か!」って(笑)。

(春日俊彰)まあまあ、そうだろうね。早いだろうね。検索しなくても。

(若林正恭)それで、ほら。後醍醐天皇と足利尊氏が組んで鎌倉幕府を倒して、室町幕府をやろうってなった時に足利尊氏が「後醍醐天皇、ちょっと邪魔だな」ってなって島流しにするじゃない?

(春日俊彰)ああ、そうだったかな?

(若林正恭)それもさ、大人になると「こういうことってあるな」と思って。ほら、総合演出の方。結構知り合いで仲いい人と特番を1回やって。レギュラーになったら俺じゃなくなってるっていうさ。「ああ、あれは後醍醐天皇なんだ」と思って(笑)。

(春日俊彰)後醍醐天皇だったんだ。知らない間に? たしかにそうか。

(若林正恭)そういうことってあるじゃん? 利害で……とかがあるから覚えるじゃん。でも、俺は勉強ができなかったけど……どう思ってたの? 春日、勉強できてたじゃん? 足利尊氏と後醍醐天皇のことを見て。先に気づくってことだよね?

(春日俊彰)先に気づく? なにに?

(若林正恭)「将来、気をつけよう。後醍醐天皇みたいにならないように……」とか。ああ、「後醍醐天皇みたいにならないように」っていうか、「こういう風に後醍醐天皇みたいになることがあるよ」って思って勉強してるんでしょう?

(春日俊彰)いや、そこまでは思ってないよ。

(若林正恭)じゃあ、どう思ってるんだよ?

(春日俊彰)いや、足利尊氏が後醍醐天皇を遠ざけたっていうことが……。

(若林正恭)なぞっただけじゃねえかよ(笑)。

(春日俊彰)そういうもんだろうよ? そこの中に人間関係とか……。

(若林正恭)なんかちょい足ししろよ! せっかくラジオやってるなら(笑)。

(春日俊彰)いや、「当時のことを」って言われたから。

(若林正恭)でも、知ってるだけすごいよな。春日クイズ、めっちゃすごいから。いまだに覚えてるってことでしょう?

(春日俊彰)歴史とか、好きだったからね。理科とかは全然わからんよ。

(若林正恭)でも好きだってことは、その人間模様も好きだってことでしょう?

(春日俊彰)でもなんとなく思っていたのかも。戦国時代とかさ、特に好きだったし。誰が誰の……って。あるじゃない? そうだね。ただ、「こういうこともあるかな」とか、そこまでね、教訓的な感じでは覚えてはいないけど。

(若林正恭)別にそうか。教訓じゃないからな。うん。そうだね。でもなんか、大人になってからの方が俺は照らし合わせですごい、あれだったね。

(春日俊彰)じゃあ、他の教科もいろいろ見てみたら、すごく覚えやすいやつとかもあるじゃないですか? さらにね。勉強していけば。

(若林正恭)いやー、だから時間があればだけど。でも、あれだねコロナから明けたら忙しいね。やっぱりなんか、オードリーって。忙しいわ。

(春日俊彰)いやいや、忙しいよ。

(若林正恭)もう、お前ががんばれ。テレビは。俺、(NON STYLE)石田くんみたいになりたいから。お前、頑張れよ。好きだろう?

(春日俊彰)まあ、好きよ。私はね。だけどほら、「若林さんじゃないと」みたいなお仕事はあるわけだから。

(若林正恭)仕事によるよ?

(春日俊彰)まあ、そうだな(笑)。

(若林正恭)でもさ、仕事と言えば高知県の問題で。カツオがほら、すごいじゃない?

(春日俊彰)カツオの1本釣り、有名ですよ。高知は。

(若林正恭)それでさ、あれはM-1に出る前だと思うんだけど。なんかケイダッシュライブのオープニングかなんかやってて。たぶんプロデューサーさんかディレクターの総合演出の方が「いい」って思ってくれたんだろうね。俺のことを。

(春日俊彰)ああ、テレビの人がライブを見に来てくれてて。

(若林正恭)そう。で、高知県のロケで高知にカツオパフェっていう、カツオのたたきが乗ってるパフェがあるっていうので。1人でロケに行く仕事をしたのよ。テレ東の番組だったと思う。

(春日俊彰)えっ、それはM-1の前?

(若林正恭)前だと思う。で、ロケしたことないのよ。台本が送られてきて。ロケがこの台本通りに行くかどうかなんて、春日なんて今、『ヒルナンデス』のロケの台本を一切読まないじゃない?

(春日俊彰)そんなことないよ。めちゃくちゃ読み込んでるよ! ナメてもらっちゃ困るよ!

(若林正恭)それはそれで……だよ。お前(笑)。

(春日俊彰)それは1人? 誰も……そのアナウンサーの方とかも?

はじめての高知ロケ

(若林正恭)春日がいなかったから。春日は……「あの子は違う」と思ったんだろうね。でも、なんか総合演出とかプロデューサーがいいって思ってくれただけで、同行の……だからそのディレクターと2人で羽田て待ち合わせたのよ。朝の早朝6時ぐらいに。で、俺は飛行機に乗ってロケしたことなくて。で、なんかもう最初から、めっちゃ怖いのよ。

(春日俊彰)そのディレクターさんが?

(若林正恭)うん。たぶん知らないのよ、俺を。もちろん知らないじゃん? 俺らのことなんて。「誰だよ、こいつ?」って思ってる感じで。「チケット発券した?」なんて言われて。「はい! これでいいんですよね?」「うん」みたいな。マジでこんな感じ。で、ついていって。もう、わけがわかんないから。飛行機に乗ってロケなんて。ロケ、やったことがないから。

(春日俊彰)まあ、そうだろうね。

(若林正恭)GyaOしか知らなかったから。ピンマイクをつける仕事は。それで、高知の龍馬空港に着いて。で、ロケバスみたいなのが向こうの現地の、前に入ってるのかな? わかんないけど。高知のスタッフさんがいて。で、龍馬の袴とブーツみたいなの拳銃みたいなのがあって。「これ、着替えて」って。

(春日俊彰)ああ、衣装があるの?

(若林正恭)カツラも。俺、1人だよ? 27、8の時。

(春日俊彰)いや、怖いなー。怖い怖い。

(若林正恭)それで高知で俺、1人で龍馬の格好をしているの。で、「オープニング、撮るから。面白いこと言って」って。で、俺は言ったよね。龍馬みたいに袖に手を入れてさ、あるじゃん。龍馬スタイルでさ、「到着ぜよ!」っつって。めっちゃ険しい顔をしてディレクターが見てくるのよ。全然笑わないで……(笑)。

(春日俊彰)でも「到着ぜよ」ぐらいしかないよ。

(若林正恭)「到着ぜよ! 謎のパフェを探すぜよ! 出港ぜよー!」みたいな(笑)。「はい……」みたいな(笑)。

(春日俊彰)お互いにそれ、大変だよね。若林さんもそうだし、ディレクターも大変だよ(笑)。

(若林正恭)それで街でインタビューするのよ。「謎のパフェってなんだと思いますか?」って。

(春日俊彰)そうか。調査するのね。その店を。

(若林正恭)「うーん……もっとなんか話を広げてほしいな?」とか言われながら。「ああー」みたいな。で、今でも忘れない。結局カツオのパフェを食べて、ロケしてるんだよね、俺。それで帰りに空港へロケバスで帰っていく時にディレクターさんと2人で。「どうだった? 初めてのロケ?」って。俺、いまだに忘れない。「クワバタオハラさんってすごいんだなって思いました」って俺、言ったんだよ。その後よ? 「人のこと言ってねえで自分のこと考えろ!」って怒られて。

(春日俊彰)怒られたの?

(若林正恭)別にこれ、自分のことを考えてるよね?

(春日俊彰)それ、どういう答えを求めてたんだろう?

(若林正恭)だからずっとイライラしてたんだと思う。俺がつまんないから。春日なしの俺のカツオパフェのロケ、目も当てられないよ。今だって目も当てられないよ。「到着ぜよ!」って。

(春日俊彰)今でも同じことを言うんじゃない?(笑)。龍馬の格好をさせられたら。

(若林正恭)俺、「これ、やんなくていいっすか?」って言うと思う。

(春日俊彰)ああ、今ならね。なるほど。たしかに。

(若林正恭)変な、かしこまっているみたいなスタイルを取って。「あの、今回……」みたいな感じで(笑)。「なに、その感じ?」ってスタジオで言われる感じでやると思う(笑)。

(春日俊彰)まあ、その時はね、わかんないからね。言われるままというか。

(若林正恭)それを高知県のカツオのところで思い出してさ(笑)。

(春日俊彰)ああ、それは忘れないね。テストに出たら間違えないね。

(若林正恭)あのディレクターさん、今、どこに行っていらっしゃるんだろうな? なんか、謝りたいね(笑)。「あの時は何も知らなくて……」って。

(春日俊彰)なるへそ。

(若林正恭)で、それとは別なんだけど。「式」がなくなってるのよ。

(春日俊彰)「式」?

(若林正恭)俺たちが小学校の頃、「リアス式海岸」だったよな? でも今、「リアス海岸」になっているよな?

(春日俊彰)えっ、そうなの?

(若林正恭)だよな?

(春日俊彰)リアス海岸って言っているの?

(若林正恭)リアス海岸になっているのよ。

(春日俊彰)あそこのギザギザのところだよ? 岩手かなんかのね。

「リアス式海岸」ではない

(若林正恭)「高床式倉庫」だろう?

(春日俊彰)「高床式倉庫」よ。

(若林正恭)「高床倉庫」になっているのよ。

(春日俊彰)えっ、「式」がなくなっているんだ?

(若林正恭)「式」がなくなっているのよ。

(春日俊彰)なんでなくすのよ?

(若林正恭)でも「紫式部」は「紫式部」なのよ。

(春日俊彰)えっ? 「紫部」じゃないの?

(若林正恭)なんだよ? その部は? 恐いよ!

(春日俊彰)いや、法則が当てはまらないじゃん。だって。「式」を取るなら全部「式」って取ってもらわないと。

(若林正恭)リアス海岸だし、高床倉庫なのよ。なんで「式」ってなくなったんだろうな?

(春日俊彰)「式ってこれ、いらねえな?」っていう会議があったってこと?

(若林正恭)よく考えたら、いらないけどな。でも、どういう意味だったんだろう? 当たり前に覚えてたけど。だから、そこで年代がわかれるんじゃないの? 若い子は……ぼた餅はどうだった? リアス式海岸? ぼた餅より若いやつがいなくない? 落合くんは何歳? ああ、若い! リアス式海岸?

(春日俊彰)ああ、式だ。じゃあ、今の最新じゃない? 最新現役小学生は……。

(若林正恭)でもクミさんはリアス海岸かもな?

(春日俊彰)いや、ガチガチリアス式よ?

(若林正恭)同級生?

(春日俊彰)同級生だから。

(若林正恭)でも、落合がリアス式ってことは、その全然後なんだ。じゃあ、今の子なんだ。

(春日俊彰)今の子はでもね、26がやっぱり最年少だから。ちょっとわかんない。10代とか、もしかしたら。19とか。ええっ、そうなの?

(若林正恭)で、萩本欽一さんが、昔のこととか忘れていくでしょう? それで「忘れるなら入れればいいんだ」って言ってたの。それで「ああ、なるほど」と思ったからたぶんこの問題集を買ってやっていて。だから、あれだったな。高校の時さ、日本史からのたとえツッコミ、多かったな。校内で、俺と春日。

(春日俊彰)ああー、なるへそ!

(若林正恭)興中会っていうさ、あの写真。

(春日俊彰)興中会! あれ、笑ったよなー!(笑)。

写真を撮る時のかけ声「興中会!」

(若林正恭)写真を撮る時にみんなで……集団写真なんだよね。で、俺がカメラを構えて、その興中会と同じポーズをアメフト部のみんなで取るんだよ。で、俺がカメラのレンズを覗いて「興中会か!」って言う(笑)。今、思い出すとなにも面白くないんだけど(笑)。

(春日俊彰)最終的に写真を撮る時のかけ声がね、「こう、ちゅう、かい!」になったんだよ。たしか。

(若林正恭)なってた、なってた(笑)。たしか。

(春日俊彰)あそこはちょっとセンスを感じるね。高校生にしては。「こう、ちゅう、かい!」で「はい、チーズ!」みたいに撮っていたんだよ。そうやってな(笑)。

(若林正恭)それしか覚えてないね。それがどんな会なのか、全然覚えてないけど。それは覚えてるね。興中会。

(若林正恭)あと、なんだっけ? 和同開……?

(春日俊彰)和同開珎。お金ね。

(若林正恭)よく春日に言っていたよね? 「所沢って和同開珎なんだよね?」って。

(春日俊彰)言ってたなー!

(若林正恭)失礼な話だけど。俺、言っていたな。

(春日俊彰)やっぱりその時は新鮮な情報だったんだよ。

(若林正恭)高校生とかにはね。それで、萩本さんがそうやっておっしゃるから、たとえツッコミとか増えるかなって思っていたの。そしたら『ソレダメ!』の収録の時に春日がさ、「クミさんがオードリーにはさまぁ~ずさんみたいになってほしいって言う」みたいなトークになった時にさ、俺は「オードリーを乗っ取ろうとしているんじゃないのか? 北条政子か!」って言ったら、めちゃくちゃ滑っていたよ?

(春日俊彰)たしかにね(笑)。

(若林正恭)小籔さんが急いで入ってきて。「奥さん、頭、剃っているんだもんね」って言って。「いや、それ北条政子じゃないですか!」って春日が言うっていう(笑)。

(春日俊彰)なんかちょっと「おっ?」ってなったもんね、あれね(笑)。

<書き起こしおわり>

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