R-指定 CHICO CARLITO『Here I Am feat. R-指定』を語る

R-指定 CHICO CARLITO『Here I Am feat. R-指定』を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

R-指定さんが2022年2月15日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でCHICO CARLITO『Here I Am feat. R-指定』を紹介していました。

(R-指定)ちょっといいですか? ホンマは先週、かけようと思ったんですけども。いつもこのラジオでもよく名前が出てくるCHICO CARLITO。沖縄のラッパーです。『フリースタイルダンジョン』でも一緒にモンスターをやりましたし、普段から仲がいい沖縄のラッパー、CHICO CARLITOの『Sandra’s Son』というアルバム。これ、約5年半ぶり? 6年ぐらいの……。

(DJ松永)そんなに?

(R-指定)そうなんよ。なんかそんなイメージ、あんまりないんやけども。客演とかでちょくちょくチコは顔を出しているし。最近なんかだとバトルにも復帰したし。そんなイメージはないんやけど、フィジカルのスタジオ・アルバムとしては5年以上ぐらい空いたセカンドフルアルバムで。そのチコのアルバム、今回ね、とにかくチコの仲間やったり周りのスタッフさんも含めてCHICO CARLITO、もう一発バチンとカマす総力戦で。やっぱりね、とんでもないクオリティーになっているわけですよ。

(DJ松永)なんかさ、超豪華じゃない?

(R-指定)めちゃくちゃ豪華。

(DJ松永)フィーチャリング陣も、プロデューサー陣も。

(R-指定)めっちゃ豪華なんですよ。そこにね、光栄ながら参加をさせてもらったんですけども。で、『Here I Am』っていう楽曲に参加させてもらって。チコの5年空いたけども、やっぱりCHICO CARLITOに欠かせない要素がアルバムに全曲入っているんやけども。その中で、『フリースタイルダンジョン』があってバトルからガンと名を上げたということがチコの中では外せない要素らしくて。そのチコの中でバトルでバンと上げた時に横でいっつもワチャワチャやっていた戦友ということで俺が呼んでいただきまして、一緒に『Here I Am』。「まだここにいるぞ」っていう楽曲を一緒に書かせてもらったんですけども。それがね、その「まだここにいる」という意味合いが俺とCHICO CARLITOではちょっと変わってきたりとか。その上でのお互いの……。

(DJ松永)なるほど。そこを意識して聞いてもらった方がいいかもしれないね。

(R-指定)そう。だからバトルから上がって俺とCHICO CARLITOが今、お互いにどこにいて、どういう感覚なのか?っていうのをまずは聞いてもらおうかなと思います。CHICO CARLITOで『Here I Am feat. R-指定』。

CHICO CARLITO『Here I Am feat. R-指定』

(R-指定)というね。チコがまあ、沖縄というところから。ほんで俺のバースではバトルからやってきたというところも含め、今、俺たちがライブをしているのって過去に俺がMCバトルで出ていたような会場で。そこでワンマンをやったりするわけじゃないですか。で、そのリハの時とかにやっぱり頭の片隅で思い出すわけですよ。「ここであいつとやりあったな」みたいな。だから、地下闘技場みたいに目には見えへんけども、骨や刃の破片がステージの上に見えるわけですよね。

(DJ松永)屍がね。

(R-指定)そう。相手のもあるし。そういう上で……っていう2バース目があって。で、3バース目は掛け合いなんですけども。これ、結構思い出のラインっていうか。「まだまだ Where is my cheese cake?」っていうのはこれ、『カリートの道』っていうギャング映画……CHICO CARLITOの名前の由来にもなっている映画なんですけども。その映画でアル・パチーノ演じるカリートっていうギャングの主人公が元カノの家に行って。「チーズケーキ、持ってきたよ」ってヨリを戻したいから、それを口実にして来たんやけども。

で、彼女が「えっ? Where is my cheese cake?(私のチーズケーキ、どこ?)」って言っている間に部屋に入り込んでキスをして。それで元に戻ってまうっていう。そんぐらいガツガツ行くぜっていう意味でこの「Where is my cheese cake?」っていうラインがあって。まあ、チーズっていうのはお金っていう意味もあるし。だから「まだまだガツガツ行くぜ」みたいなのがこれ、チコのやつで。

その後の俺の「まだまだ Say hello to my little friends」っていうのは俺、同じくアル・パチーノが主演の『スカーフェイス』という映画でアル・パチーノ演じるトニー・モンタナが最後に敵に囲まれて。「Say hello to my little friends(俺の小さな友達に挨拶しな!)」って言ってマシンガンを撃ちまくるシーンがあるんですけども。

(DJ松永)名ゼリフね。

(R-指定)そう。これ、俺が『フリースタイルダンジョン』で一番最初に対戦した時にチコに言ったんですよね。「俺の友達に挨拶しやがれ!」って。

(DJ松永)あっ、言ってた!

(R-指定)俺は「マイクと言霊」っていう意味で「俺の友達に挨拶しやがれ!」って言って。それはチコとバトルした後のニガリ戦で言ったのかな? それがまあ、意味合いが変わってチコ……俺にとってはラップもそうやけども、チコっていうヤバい俺の小さな友達に挨拶しやがれって言っているっていう状況で。ここはアル・パチーノつなぎとかもありまして。

(DJ松永)なるほど! そういうギミックが入っていたんだね。

アル・パチーノつながりの掛け合い

(R-指定)結構いろんな言葉遊びがあって。チコが「CR7のオーバーヘッドみたくバースを蹴るゴールへと」ってサッカーをやっていたからクリスティアーノ・ロナウドのことを言った後に俺は「冗談を商談に変えてきたベロこいつがあれば余裕でしょ」っていう。冗談とマイケル・ジョーダン、ジョーダンはシュートを打つ時にベロを出すじゃないですか。そういうのとかが結構、言葉遊びとして込められている楽曲でございます。

(DJ松永)なるほどね! 見事な俺の話!

(R-指定)俺の話でした(笑)。

(DJ松永)「俺、うまく話をかけたぞ?」。

(R-指定)「どう? 俺、すごない?」って(笑)。

<書き起こしおわり>

R-指定 CHICO CARLITOの進化を語る
R-指定さんが2022年2月15日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』放送終了後のミクチャ配信限定アフタートークの中でCHICO CARLITOさんの最新アルバム『Sandra’s Son』についてトーク。今作でCHICO CARLITOさんが見せた進化について話していました。
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