安住紳一郎 北京五輪・平野歩夢の金メダル獲得と新タ悦男アナの実況を語る

安住紳一郎 北京五輪・平野歩夢の金メダル獲得と新タ悦男アナの実況を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2022年2月13日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で北京五輪オリンピック、男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手についてトーク。決勝の模様を実況したTBS新タ悦男アナウンサーや、ついつい口に出して言いたくなってしまうスノーボード・ハーフパイプの技名などについて話していました。

(安住紳一郎)あとは、平野歩夢選手、金メダルを取った時のテレビ中継。NHKが放映していましたけども。サブチャンネルがギリギリの切り替わりですということでしたけども。この番組を聞いてらっしゃる方は私がサブチャンネルの使い方を口が酸っぱくなるほど指導していましたので存分に対応できたかと思いますけども。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)急に「サブチャンネル」って言われてもわかりませんもんね?

(中澤有美子)そうなんですよね。

安住紳一郎 東京五輪中継の舞台裏を語る
安住紳一郎さんが2021年8月1日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で東京オリンピックのテレビ、ラジオ中継の舞台裏についてトーク。中継を行う体制やシステムなどについて、裏話を交えながら話していました。

(安住紳一郎)一度、誰かが音頭を取って練習しておいた方がよかったんじゃないか、なんて思いますけども。サブチャンネル。そうなんですよね。デジタル放送になりましたんで周波数帯が少し多めになっておりますから。ひとつのチャンネルで本当は3つぐらいの番組を出せるんですよね。それだけの潜在能力があるんですが、その分、画質は落ちるんですよね。解説が中井孝治さん。実況は新タ悦男アナウンサー。新タさんはNHKのアナウンサーじゃなくて、TBSのアナウンサーなんですよ。

オリンピックはね、ジャパンコンソーシアムっていってNHK、民放それぞれからスタッフ、アナウンサーが数人ずつ派遣されて日本向けの放送を一所帯で作りますので。NHKの放送なのでNHKのアナウンサーかと思いきや、そういうことはなく。TBSの放送だからTBSのアナウンサーかと思いきや、他局のアナウンサーがやっていたりするわけですけども。ぜひ名前を覚えておいておきたいと思います。私の後輩なんですよ。新タ悦男アナウンサー。よかったですよね。どうですか? この番組を聞いている方は8年前のソチオリンピックの時から皆さんにお話をしてきましたよ。覚えていますか? スノーボードの新タくんの実況がビタビタで最高だからぜひ聞いてほしいっていう風に。いや、ついにですよ!

(中澤有美子)言ってました? 「ビタビタで」って言ってました?(笑)。

(安住紳一郎)ついに、平野歩夢選手の金メダルとともに、新タさんの実況がたくさんの方に聞いていただけて私は本当に嬉しい。同僚、後輩の活躍が本当に嬉しいんです。あまりね、裏方の人間の話をベラベラしゃべるっていうのは本意じゃないんですけども。ちょっとね、ここは新タさんの話をさせてほしいんですよね。よかったですよね!

(中澤有美子)よかったですね。

(安住紳一郎)ハーフパイプっていうのは技の名前がカタカナで長いですからね。で、私たちはよくわかってませんから、呪文のようになるんですけども。よどみなくね、スラスラと……素人から聞くとよくわからないけども、強い意志でカタカナをスラスラと繰り返されると、これはほぼ宗教ですからね。聞いている方は恍惚としてしまって。これはもう、信仰のきっかけになりますから。

(中澤有美子)恍惚としますね(笑)。

強い意志でカタカナをスラスラと繰り返す

(安住紳一郎)そういうものですよね? 「グーフィースタンスからドロップイン。バックサイドエアー、チャックフリップ、テンエイティー!」なんて言われて。わかんないけども「うん、うん、うん」なんて聞いている。強い意志で言われるからね。

(中澤有美子)うんうんうん(笑)。

(安住紳一郎)「バックサイドエアー! チャックフリップ、テンエイティー!」って言われると、もう信じるしかないもんね。「ええっ? なに? へー!」「キャプリティトレバ、スギチョビレ、ハッパフミフミ」みたいなね。よくわかんないけども。「ええっ!」みたいな。

(中澤有美子)フフフ(笑)。絶対に正しいんでしょうって(笑)。

(安住紳一郎)「テクマクマヤコン」的なことですよね? 般若心経とか護摩行と一緒ですもんね。なんか「繰り返してください」なんて言われて。「ナムイヅナダイゴンゲン!」なんて言うでしょう? 「ハーラーミーターフリダヤ!」「ハンニャ、ハーラーミーターシンギョウ!」なんて。よくわかんないけど、言っているうちにエクスタシーを感じちゃって。「ああ、なんか……声を大きく出します」みたいな。そんなことになるわけでしょう?

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)大事ですよね。うーん。カタカナ英語。また、ほら。回転数をカタカナで言うところになにか、喜びがありますよね。

(中澤有美子)うん、そうですね(笑)。

(安住紳一郎)勉強になりますね。もう皆さん、わかっていると思いますけども。1回転すると360度ですからね。で、そこに180度ずつ加えていきますからね。スノーボード、横乗りですから。かならず180度刻みですもんね。90度で着地したら、山を登っちゃいますからね。だから360度、1回転に180度を加えると540度でファイブフォーティーですもんね。で、2回回ると720度でセブントゥエンティーですもんね。で、3回回ると1080度でテンエイティーですよね。

(中澤有美子)そういうことだったんですか!

(安住紳一郎)そうそう。4桁の英語ってこうやって読むんだ!っていうことですよね。

(中澤有美子)そうですよね(笑)。そこもね、うん(笑)。

(安住紳一郎)で、1260度になると3回転半。トゥエルブシックスティー。このへんからもう、ついていけないもんね。一瞬聞くと「うん……」ってなるもんね。トゥエルブシックスティー。そして平野選手が繰り出して世界が驚いたのが4回転。360度×4だから1440度。フォーティーンフォーティーですもんね。

(中澤有美子)ああ、そうか。聞いた、聞いた。

(安住紳一郎)で、縦に3回だからトリプルコークの横軸回転が1440度。トリプルコーク・フォーティーンフォーティーですもん。もう、言いたくて仕方がないですよね? 皆さん。どうぞ、言ってください? トリプルコーク……。

(安住・中澤)フォーティーンフォーティー!

(安住紳一郎)ファイブフォーティーから行きますか? ファイブフォーティー。どうぞ。

(中澤有美子)ファイブフォーティー。

(安住紳一郎)セブントゥエンティー。

(中澤有美子)セブントゥエンティー。

(安住紳一郎)テンエイティー。

(中澤有美子)テンエイティー。

(安住紳一郎)トゥエルブシックスティー。

(中澤有美子)トゥエルブシックスティー。

(安住紳一郎)フォーティーンフォーティー。

(中澤有美子)フォーティーンフォーティー。

(安住紳一郎)ああ、気持ちいいですよね。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)続けて行ってみましょうかね。

(中澤有美子)技も入れたい(笑)。

(安住紳一郎)技も入れたい? じゃあ、特別にですよ? 難易度をひとつ下げまして、バックサイド。これは、あれですよね。後ろ向きに入ったっていうことですよね。だから、どっちかっていうと技を出しにくい方なんですけども。バックサイド、ダブルコーク、1260……バックサイド、ダブルコーク、トゥエルブシックスティー。3回転半。どうぞ!

(中澤有美子)バックサイド、トゥエルブコーク……あれ?(笑)。

(安住紳一郎)バックサイドの、3回転は難しすぎますから2回転のダブルコークの、1260。どうぞ、メモしてください。

(中澤有美子)はい(笑)。

(安住紳一郎)お電話の際には「日曜天国を聞いた」とお伝えください。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)バックサイド、ダブルコーク、トゥエルブシックスティー。

(中澤有美子)OK(笑)。バックサイド、ダブルコーク、トゥエルブシックスティー!

(安住紳一郎)はい。それを早く言うと気持ちいいですよ?

(中澤有美子)バックサイドダブルコークトゥエルブシックスティー!

(安住紳一郎)いいですね! その前にトリプルコーク、フォーティーンフォーティー。

(中澤有美子)トリプルコークフォーティーンフォーティー!

(安住紳一郎)そして……。

(中澤有美子)バックサイドダブルコークトゥエリビ……シックスティー!

(安住紳一郎)ああ、練習が必要です。

(中澤有美子)必要です(笑)。

(安住紳一郎)気持ちいいですから。書き出して言ってみてください。「ナムイヅナダイゴンゲン!」に近いですから。

(中澤有美子)本当だ(笑)。

(安住紳一郎)トリプルコークフォーティーンフォーティー。キャブダブルコーク。バックサイドダブルコークトゥエルブシックスティー。いいですよね?

(中澤有美子)いい!

(安住紳一郎)「ちょっとお父さん、ダイエットコーク買ってきます」みたいな。最高ですよ。

(中澤有美子)うらやましい!

4桁の数字を英語で言いたい

(安住紳一郎)気持ちがいい。ねえ。もう4桁の数字を英語で言いたい欲求にまみれてしまっている方には『夏の日の1993(ナインティーナインティスリー)』をおすすめします。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)男性デュオ。170万枚ヒット。ええ。『夏の日の1993』。

(中澤有美子)あのね、失礼な歌(笑)。

(安住紳一郎)そう。『夏の日の1993』。ナインティーナインティスリー。いいですよね。トリプルコーク、バックサイドダブルコーク、トゥエルブシックスティー、夏の日のナインティーナインティスリー! これで最高ですから。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)うん。「ナインティーナインティスリー、恋をしたー♪ おお、キミに夢中♪ トリプルコーク、フォーティーンフォーティー♪」っていう。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

Class『夏の日の1993』

(安住紳一郎)これを8年前に言っていますからね?

(中澤有美子)ああ、新タさんをですね。

(安住紳一郎)新タさん。新タ悦男アナウンサー。仕事ですからね、やって当たり前ですし。裏方の人間のことをこうやってベラベラと紹介するのは違うんだって思いながらも、皆さんだったら聞いてくださると思ってお話していますけども。本当に後輩のいい仕事を見るというのは嬉しいなと思いました。今回、新タさん、行く前に少し話をしましたけども。北京に行く前もやっぱり混乱していますからね。飛行機のチケットがなかなか手配ができない。あるいは、北京に行ってからも行動制限がありますし。北京に行く前にもやはり行動に制限があるということで。行く前も大変だったっていう話をしていましたけども。なので、北京に行くとしばらく帰ってこれないんで、行く前に散髪……髪を切って行きたいんだけども、なかなか日本で美容室に行くことも準備ができないので、家で奥さんに切ってもらってから北京に出発したなんて言っていましたけども。

(中澤有美子)そうでしたか!

(安住紳一郎)なので、どんな髪型になっているのか、個人的には興味があるんですけどね。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)あとは北京大会の前が韓国の平昌大会ですね。平昌大会の時もスノーボードはTBSの伊藤隆佑アナウンサーが担当で、その前のロシアのソチオリンピックが新タ悦男アナウンサー。その前……だから北京の前の前の前ですね。カナダのバンクーバー大会の時はスノーボードのハーフパイプの担当はTBSアナウンサーで誰だったのか?っていいますと、これは小笠原亘アナウンサー。サニー小笠原ですよ。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)『ジェーン・スー 生活は踊る』月曜担当のサニー小笠原ですよね。昨日夜、サニーに会ったんですけども。「バンクーバーの時も俺は技の名前をちゃんと言っていたけれど、誰にも褒めてはもらえなかった。おつかれ」って言っていましたよね。なので、『生活は踊る』のリスナーの皆さん、どうぞ日曜が明けまして月曜、もしなにか奇特な方がいらっしゃいましたらサニー小笠原にも一言、ねぎらいの言葉をと思います。いや、そんなにしんみり聞く話じゃないんですよ?

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! でもね、突然脚光を浴びますもんね。ゴルフの時もそうでしたように。積み上げて、積み上げてね。

(安住紳一郎)そうですね。一方、私も北京オリンピックの番組の司会進行担当MCということで。高橋尚子さんとやっているんですけども。本来だと北京の特設スタジオからやる予定だったんですが、やはりコロナの感染拡大防止の観点から北京には行かず、東京にいながらということになりまして。北京に行って特設スタジオからできていたら、朝の番組もこのラジオもどなたかにお願いをして……ということだったんですけども。東京にいるということで「両方できますね?」となりまして。本当に恨むべきはCOVID-19ということになりますね。おかしいなと思いながら私も働いていますけどもね。

(中澤有美子)本当に働いていらっしゃる!

本当は北京に行っているはずだった

(安住紳一郎)いやいや、それはまあ別に全然構わないんですけども。本当は北京にいるはずだったので、朝の番組やこのラジオなんかも「北京にいる安住さん!」「はい!」なんていう風なことをやっていたはずなんですけども。もうエブリディ東京にいますから。私ね。なのでずっとできるということなんですよね。本当に恨むべくはCOVID-19ということですよね。

(中澤有美子)COVID-19め!(笑)。

(安住紳一郎)うーん、ちょっとね……まあ、こんなことを言ったら絶対に怒られますけども。本当に……グーフィースタンスからドロップイン。コヴィットナインティーン!っていう感じですよ。本当に。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! あれ? なんか「ナインティーン」がいる感じですね?

(安住紳一郎)「ナインティーン」って言いたいだけですね。はい。ここだけを切り出さないでください。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)北京にいるかのようなバーチャルスタジオを作っていただきまして。XRステージ・東京という名前がついてますけども。XRステージ……XRは「Extended Reality」。現実の向こう側っていうのかな? うん。「Extended Reality」ですって。XRステージ。要はバーチャル、仮想現実みたいなことですか? 後ろに北京の映像があって。そして私たちは東京にいるんですけども、北京にいるかのような……ということですよね。北京の国家スタジアム、鳥の巣の前に高橋尚子さんといるかのようなという、素晴らしい技術ですよね。

そして、スイッチひとつでスノーボードのハーフパイプのコース。7メートル50センチの深いところにいたりとかね。あるいは見下ろすリップサイドに立ってみたりと、まあ素晴らしい技術なんだと思いますが。私と高橋尚子さん、あのスタジオでコートを着ているんですよね。で、見ている人は「あたたかいスタジオで、お芝居がこんでいるな。コートを着て……まあ、念の入れ方がすごいな」なんて少しイヤミ半分に言われるんですが、実はXRステージ、場所は明かしていないんですけども。実はあのステージ、半露天なんですよね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)ちょっとね、壁がない場所に作っているものなので、先週の木曜なんか東京は雪が降るなんて言っていましたでしょう? なかなかなんですよ。なので、時折私たちの口から白い息が漏れたりしますが、これは技術じゃないんですよ。これは、現実なんですよ!

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)で、風がちょっとほんのり吹いたりするんですけども。いや、すごい仮想現実、XR技術だなと思ったら、これは実は技術じゃなくて。もうリアリティー・リアリティーなんですよ。Not Extended Realityなんですよ。

(中澤有美子)し、知らなかったー!

(安住紳一郎)そうなんですよ。なので、ちょっと寒そうな感じで立っているのはあれ、バーチャルじゃないんですよ。本当にね、いい言葉だと思いますけどもね。Extended Realityなんですよね。

実は寒いXRステージ・東京

(安住紳一郎)ぜひオリンピックの模様、月曜日、2月14日(月)、2月20日(日)にTBSテレビの放送がありますので。よろしかったらぜひオリンピック、TBSテレビで観戦してみてください。XRステージ・東京、寒いんですよ。

(中澤有美子)そうなんですね。

(安住紳一郎)ノット・エクステンデッドリアリティー、トゥエンティートゥエンティトゥー。

(中澤有美子)ということですね(笑)。ということですよ(笑)。

(安住紳一郎)そうなんです。ちょっと言いたかったんです。すいませんね(笑)。

(中澤有美子)そうですね。決め技でしたね。ええ、ええ。

(安住紳一郎)「バーチャルだけじゃない、2022年」っていうことですよね……あれ? このおもしろみ、伝わりました?(笑)。

(中澤有美子)もう1回……もう1回、聞きたいかな?

(安住紳一郎)ああ、そうですか? ノット・エクステンデッドリアリティー、トゥエンティートゥエンティトゥーですね。ありがとうございます。

(中澤有美子)いただきました(笑)。

(安住紳一郎)よろしくお願いします。いやー、寒いの嫌だなっていう感想ですね。いやー、4桁の数字、英語で言いたい。

(中澤有美子)言いたいですね。ないかな?

(安住紳一郎)言いたいよねー。2022年もトゥエンティートゥエンティツゥーだよね。ですよね。はい。4桁の数字、英語で言いたい。私に言わせるチャンスをください。

(中澤有美子)いいですね。10時25分とかね、いちいち言っちゃってね(笑)。

(安住紳一郎)そう。いちいち言いたい。ううっ、言いたい!

(中澤有美子)言いたい(笑)。

<書き起こしおわり>

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