安住紳一郎さんが2024年11月10日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で一部で独特すぎると話題になっている自身の絵の画力についてトーク。
リスナーの方からの「走るのが遅すぎて小学校の先生から『真面目に走れ』と言われ、もう1回走らされたものの本当に足が遅いことが判明し、その先生から後日、謝られた」というメールを紹介した後、「なにか理由があって本当に他の人と比べて圧倒的にできないっていうこと、ありますよね」と自身の絵の下手さについて語り始めます。
「絵がすごく苦手」(安住)
絵がすごく苦手であり、人がびっくりするような絵を書いてしまうこと。空間認識がどうやら他の人と比べて少しおかしく、立方体や直方体を書いても微妙にずれてしまうことなどを話す安住さん。小学3年生の時、夏休みの宿題でテントウムシの絵を書き、自身では渾身の出来だと思って提出したものの生物係の同級生に「ふざけないでちゃんと書いた方がいいよ」と言われた切ないエピソードなども紹介した上で、こんな風に語っていました。
「40代、50代になったらバカ受けするから!」(安住)
(安住紳一郎)ただ、このリスナーさんや、いろいろ苦手な分野を抱えている10代、20代の皆さんがいたらお伝え申し上げたい。この「他の人とは違う」っていう部分、40代、50代になったらバカ受けするから!
いつだったかな? なんかある場所に犯罪まではいかないけど、なにか怪しい人物みたいな人が出入りしているっていうことで、にわかに周りに緊張感が走った時があって。「どんな人でしたか?」っていうので「安住さん、3回ぐらいはっきりとすれ違いましたよね? どういう人でした?」ってなって。で、私が口頭で言ってたんですけど「ちょっともう、紙に書いてください!」って言われて。
その時に私も真剣にね、その不審人物の似顔絵をB5ぐらいのコピー用紙の裏にブワーッて書いたんですよ。「特徴がこうで、紫色のダウンジャケットを着ていて。キャップをかぶって、サングラスは少し大きめ。口紅は赤だったかな? 下はちょっと太めのジーパンのようなものを履いていて、ちょっと厚底の白いスニーカーを履いてました」みたいなことをブワーッと書いて「これです」って見せた瞬間、15人ぐらい集まっていた人が「ブハハハハハハッ!」ってなっちゃって。
緊張が一気に解けた瞬間
(安住紳一郎)緊張感から和やかに……「まあまあ、みんな仲良くやりましょう!」みたいな感じになっちゃって。「ああ、芸は身を助けるな」と思って。もう誰もね、心配ではなかった。「まあまあ、いろいろ事情もあるでしょうね。さあさあ、今日も元気にいきましょう。ご安全に、ご安全にー!」なんて。
自身の絵の下手さという欠点を嘆くトークになるのかと思いきや、歳を重ねるとその欠点が逆にバカ受けする要素になるという安住さんのお話を聞いて、なんだかすごく元気がでてきました。これまでにたくさんの実績を重ねてきた、スーパーなアナウンサーだと思われている安住さんのような人が絵がすごく下手という欠落があるなんて誰も思っていないので、振りが効いていてとても面白く感じられるんでしょうね。
ある程度、歳を取った男性は自然と威厳みたいなものが出て、年下の人が絡みづらくなってしまったりするらしいので、こういうかわいげポイントがあるといいんだろうなと思わされたトークでした。