安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で2016年の赤坂で開催した番組公開放送について振り返り。秘宝館で展示した「俺の塩」が週刊文春の記事になったことなどを話していました。
安住紳一郎のTBSラジオクラウド「国際新赤坂ビルからの公開放送」(11月6日放送分) https://t.co/0ERRyL1gqw #nichiten pic.twitter.com/ed3Zmiw2BM
— TBSラジオ 安住紳一郎の日曜天国 (@nichiten954) 2016年11月6日
(安住紳一郎)さて、先週の日曜日。11月6日になりますが、『日曜天国』は公開放送を行いました。赤坂にあります放送センターの隣のビル。国際新赤坂ビル西館広場から2時間、生放送をお送りしました。さっそくですが、忘れ物のお知らせです。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)忘れ物のお知らせです。帽子です。フリース素材でできた黒い帽子ひとつが届いています。と、クリーム色のガーゼ生地のハンカチ1枚が届いております。合わせて2つです。黒いフリース素材の帽子とガーゼ生地のハンカチ1枚。合わせて2つです。心当たりの方は番組まで連絡をお願いします。連絡先はこの後、中澤さんがお伝えするメッセージの宛先と同じです。しばらくお待ちください。
(中澤有美子)はい。
(安住紳一郎)かならずだいたい忘れ物、2つあるんですね。なんとなくわかってきました。
(中澤有美子)2つ。
(安住紳一郎)忘れ物といえば、3年前ですか。館山市での公開放送の時はひとつの忘れ物に3人が名乗りをあげるというとんでもない事態にも発展しましたが。
(中澤有美子)ありましたね(笑)。
(安住紳一郎)「こういう落とし物が届いてます」とアナウンスをすると、「言われてみれば落としたような気がする」と思い込んでしまう人がいるという人の心理を知りました。心配にはおよびません。私はそういう場合のデータも取り、適切な対応の仕方を習得しております。
(中澤有美子)ええっ? データ?(笑)。
(安住紳一郎)データを取ってますから。なんといっても6回目ですから、そのへんは経験値が上がってきていますので。最初のファーストコンタクトの取り方とかが上手になっています。どの人が正しい持ち主か?っていうことをきちんと判明できるファーストコンタクトの取り方なども私は習得しております。
(中澤有美子)へー!
(安住紳一郎)こっちがね、言ったとか言わないとかになっちゃいますからね。そうです、そうです。フリース素材でできた黒い帽子ひとつとクリーム色のガーゼ生地のハンカチが届いてます。ガーゼ生地のハンカチはいいものなので、誰も名乗り出ないと私が自分で使います(笑)。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)すごくいいもの。
(中澤有美子)あ、質がいい?
(安住紳一郎)ちょっと、サラでおろしてきたのをそのまますぐに落としちゃった感じなので。なにを言ってるんだ、私は?(笑)。
(中澤有美子)そうですね、ええ(笑)。
(安住紳一郎)あの……「これが忘れ物で届いています」って渡された時のいちばん最初の印象は、「これ、いいな」っていうことですから。仕方ありませんね。
(中澤有美子)本音です(笑)。
(安住紳一郎)本音ですから。先週、天気はよかったんですけども、少し風が強くて。陽の当たる場所と当たらない場所ではずいぶんと温度が違ったようです。かなり寒く感じたという方もいらっしゃると思います。風邪など引いていませんでしょうか? 私たちよりもたぶん早めに座り、そして遅くまで座っていた、立っていたという方が多いので、少し体調を心配していますが。
(中澤有美子)本当に。
(安住紳一郎)薄着の方もいらっしゃいましたので。また、いつも通りラジオで聞いてくださったという方、2時間のお付き合い、ありがとうございました。
(中澤有美子)ありがとうございました。
(安住紳一郎)私も録音を後で聞き直しましたが、ずいぶんとマイクが風の音を拾っていましたね。そして私、目の前に人がいると話すスピードがどんどん上がってしまうという癖がありまして。また、屋外ということで反響の加減もありましたので、長く聞いていると、2時間聞いていると、少し聞きづらい、疲れたかなという風にも思います。
(中澤有美子)うんうん。
(安住紳一郎)イリュージョニストのためにワイヤレスマイクを使ったということもありまして、何度も音声が乱れました。週をまたいで恐縮ですが、改めてこの点につき、お詫びいたします。申し訳ございませんでした。なんだかずいぶんと音が飛び飛びになってしまいまして。
(中澤有美子)ええ。
(安住紳一郎)最終的には私と他の出演者でマイクの奪い合いになるという。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)「ちょっと私のマイクがダウンしているから、そちらのマイクを!」っていう感じで。なんか、猿のバナナの奪い合いみたいな感じで。
(中澤有美子)いや、本当。鬼気迫る感じで取られました。
(安住紳一郎)鬼気迫る感じで。そうですね。具体的に誰からとは言いませんでしたけども、私が中澤さんのマイクをかっぱ取ったんですね。かっぱ剥がしたっていうんですか? ちょっとわかりませんが……
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)そうなんですよ。
(中澤有美子)ちょっと怖かったですね。
(安住紳一郎)だって私がジェスチャーで「私のマイクがいま調子悪いから、中澤さんがしゃべってください」みたいなことをジェスチャーで言ったんですけども……
(中澤有美子)全然わからなかった。
(安住紳一郎)中澤さんはなんか、「はぁ?」みたいな顔をしてらっしゃって。なんか……
(中澤有美子)すいません(笑)。
(安住紳一郎)すいません。また、公開放送になりますとたくさんの人に私、見られているという意識が働いて。不必要なジェスチャーをして「安住紳一郎ががんばっている」ということをアピールする癖がありますので。その一貫かと思ったんですね。空ジェスチャーかと思ったんですね?
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)その通りです。
(中澤有美子)そうなんですよね。すいませんでした(笑)。本当のやつだった。
(安住紳一郎)いい人振りこきの空ジェスチャーかと思ったんですね。
(中澤有美子)リアルなのでした(笑)。
(安住紳一郎)リアル。リアルな。そうなんです。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)大変。普段から空ジェスチャーしておかないと、本当のジェスチャーが出ないからね。空ジェスチャーも大事なんですよ。
(中澤有美子)そうですよね。本当に普段から練習は大事だなと私も思ったんですよ。
(安住紳一郎)ネクストバッターズサークルで素振りをしているっていう感じですからね。大事なんですよ。
(中澤有美子)そうなんですよね。
(安住紳一郎)音声が少し聞きづらいところがあったようです。申し訳ありませんでした。一方、イリュージョンは大成功!
(中澤有美子)はい!
「大成功」と言うしかない400万円のイリュージョン
(安住紳一郎)会場のお客様は目で見てびっくり。そして、ラジオで音声だけで聞いているみなさまには摩訶不思議。トリックを想像する謎解き気分で……という、両者お楽しみいただけたものかな? と自負しているのですが。400万円かかっていますので、「楽しめた」と言ってもらわない限り、それ以外に答えはありません。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)楽しかったですね?
(中澤有美子)楽しかったですよね。
(安住紳一郎)本当に、大成功。「大成功」という言葉以外に思いつかない!
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)ラジオを聞きのみなさんはあのトリック、どのくらいおわかりになりましたでしょうか? 会場にいたみなさんは一目瞭然だったわけですが。私が「結構予算がかかってしまいました」と言いましたので、聞いているみなさんはちょっとなんですか? プロジェクションマッピングのような、そういう3Dで浮かび上がるホログラムのようなものを出したのか? とお考えになった方がいらっしゃったようですけども。
(中澤有美子)なるほど。最先端の。
(安住紳一郎)実際、どういう風になっていたのか? 少しインターネットなどで情報をお上げになっていらっしゃる方がいらっしゃるようですけども。非常にアナログな方式でイリュージョンを計画いたしました。ステージが円形になっていたんですよね。それで、真ん中に大きな仕切りの壁があって。またこれが大きいんですよ。6メートル×3メートルぐらいの大きな壁なんですけども。客席の方から見えるのが、こちら側の半円部分。いわゆる私と中澤さんの座っている放送席のある半円部分。で、壁があって向こう側。裏側にゆう子ママのいるスナックのカウンターを作っておいたということなんですね。
(中澤有美子)そうでした。
(安住紳一郎)演劇用語ですと「盆」と言ったりしますけどね。「盆回り」みたいな。ドリフターズの転換と一緒ですよね。大きな大きなコマのようなステージを作り、それを回していたということなんですね。
(中澤有美子)はい。
(安住紳一郎)話だけ聞きますと、大変チープな感じを想像するかもしれませんが。これ、直径6メートルやありまして、その上に人間が7人も8人も乗っていますからかなり大掛かりな……下に車輪を付けて。モーターを付けるお金はありませんから、それをなんと4人がかりで人力で回しているんですね!
(中澤有美子)そうでしたね。裏側で。ええ。
(安住紳一郎)それで、いろいろとお便りがあったんですけども。「あれに400万円かかったんですか?」みたいな言い方をされるんですけども、大変に憤慨しております
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)作ってみなさいよ! という。
(中澤有美子)ああ、そういう反応だったんですね?(笑)。
(安住紳一郎)もともと世の中にないものを作ったんですから! 設計者は誰ですか? 私が設計したんですよ!
(中澤有美子)そうですよね(笑)。ラフスケッチみたいなのを描いて。
(安住紳一郎)大変ですよ! ラフスケッチは書くわ、イメージ図は出すわ、色の指定はするわで大変だったんですよ。「色が違う!」なんて言って。急遽制作しなおしてもらったりとかですね。大変だったんですよ。そもそもステージにしつらえてある盆はそのまま使えばいいですけどね。まったく屋外の平らな床の上にいきなり作ったので、お金がかかりすぎたという。あとは、安全対策などもあったわけですけども。
(中澤有美子)そうですね。
(安住紳一郎)まあ、たぶん「なーんだ」という風に言ってらっしゃる方もいらっしゃると思いますけども。本当に、イリュージョンは苦労が多く、実りが少ない!
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)これはひとつ、はっきりわかりました!
(中澤有美子)そうでしょうか?(笑)。
(安住紳一郎)もう、大変。ちょっとね、公開放送で上から見ている人などはすぐにその仕掛けがわかったりして。
(中澤有美子)そうですね。一目瞭然ですよね。
(安住紳一郎)まあ、「仕掛け」って言った段階でもう大げさじゃないか?って思ってらっしゃる方はいらっしゃると思うんですよ。もう本当に「ああ、なんだ」「ああ、回すのね」みたいな感じで言うんですけども。世間はイリュージョンに対しての敬いが少ない!
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)ものすごく大変なの! ものすごく大変ですから。
(中澤有美子)そうですね。やってみるとわかりますね。
(安住紳一郎)私に限っては、これからの人生……私の人生ですけども。マジシャンやイリュージョニストに対してはもう思いがひとしおです。もう、出来栄えよりもその作業の量に思いを馳せて、涙が出ると思う。
(中澤有美子)ああー! 言わずともわかると(笑)。
(安住紳一郎)「これは……このマジックの準備はすごいぞ!」みたいな。「これは大変だぞ!」と。大変でした。裏側のセット、スナックの壁には水彩画家 永山裕子さんが4日かけて描いた銭湯の富士山のようなスナックの棚を描き上げてくださいました。
スナックゆう子
(中澤有美子)素晴らしかったです。
(安住紳一郎)まったく見事でしたね。さらに、ゲストコーナーのウクレレ奏者 名渡山遼さんが幻のスナックを見てしまう。この時は、名渡山くんがステージを降りて客席の方に演奏しながら歩いていった隙を見て、コマをクルンと回し、私と中澤さんがいなくなり、名渡山くんが振り返ると急にスナックが出現したということになっていたわけですね。
(中澤有美子)そうだったんですよね。
(安住紳一郎)はい。入念なリハーサルによる幻ですね! もう、気が来じゃなかった。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)なかなか回し始めないから、回し始める人を30秒ぐらいずーっと睨んでいて。「いま回さずして、いつ回すの!?」みたいな。あと、名渡山くんが振り返るんじゃないかと思って。「絶対に振り返るなよ!」っていう。
(中澤有美子)念を送って(笑)。
(安住紳一郎)念を送ってね。大変でした。
(中澤有美子)(笑)。上手にやってくれました。
(安住紳一郎)はい。それから、秘宝館。赤坂秘宝館、たくさんのお越しをいただき、ありがとうございました。なんと言っても驚きは、週刊誌の記者が来たということですよね。
(中澤有美子)そうでしたね!
(安住紳一郎)驚きましたね。発売になりました週刊誌はご覧になりましたでしょうか? 私も見てびっくりしてしまいました。二段か三段、なにかありますよね。特集で記事が8つか9つぐらい連なって、二段三段くらいの記事で。「壊れ始めたテレビの住人たち特集」みたいな、なんかそういうの。
(中澤有美子)まとめた感じのね。
(安住紳一郎)タイトルはなんでもいいんだよね。で、結局その週にあった様々なネタをつなげてね。そうですね。「木枯らしが吹き始めたお寒い人たち」みたいなの、ありますよね? 特集。
(中澤有美子)くくってね(笑)。
(安住紳一郎)くくりでね。そのぐらいの1ネタかなと思っていたんですけども、驚きの見開き2ページの記事になっておりました! びっくり。むしろこちら、恥ずかしい。いやー、ちょっとびっくりしましたね。週刊誌ね、有名な週刊誌を開き始めますと、まず「朴槿恵大統領の哀れな末路」みたいな記事があってね。で、ペラーンペラーンっていくと今度は「東京オリンピック 海の森の利権告発スクープ」って。で、ペレンとめくると「自分の汗から塩を作って展示 安住」ってなりましてね。びっくりしました!
週刊文春「俺の塩」記事
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)このニュースバリューの落差たるや、もう発電できるぐらいの驚きで。もう、電球がパーン!ってつくぐらいの。
(中澤有美子)ああ、高低差でね(笑)。
(安住紳一郎)ヒャッ!っていう感じでしたけども。驚き。うん。でも、さすが週刊誌ですよね。中吊りの見出しだけ見ますと、私が異性に変態行為を働いたかのような、一瞬思わせるタイトルのつけ方はさすが週刊誌記者、プロのなせる技だと思いましたね。
(中澤有美子)そこまで思いますかね?(笑)。
(安住紳一郎)いや、思いましたよ! あれ、そういうことですよ。
(中澤有美子)そうですか? かなり変態性は感じられましたけども……そこまで、思うか。
(安住紳一郎)たぶんそこを狙ったし、たぶん当然週刊誌としてはそこを狙わないとおかしなことになりますから、それはすごいと思いました。
(中澤有美子)はー、そうでしたね。すごい引きつける力がありました。
(安住紳一郎)びっくりしましたよね。そして、世はアメリカ大統領選挙で大変なニュースでわきたっておりましたけども。なんかむしろ三番手に出されて恥ずかしい!っていう感じがありますよね。「なんだ、この人は?」みたいな(笑)。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)記者の方と短い時間でしたがお話できて、なんとなくこちらも楽しかったです。ありがとうございました。そして、秘宝館。鳩レースで活躍しましたバルセロナ号が展示されていました。もう後半は人に背中を見せ続けるという体たらくで。
(中澤有美子)ねえ。疲れちゃったよねえ(笑)。
(安住紳一郎)鳩は疲れると人に背中を見せるという、明神さんの淡々とした解説にうなずくしかありませんでしたね。心配しました。『愛鳩の友』明神さんからメールが来ています。紹介します。「バルセロナに注がれるみなさんの温かい眼差しに包まれた1日でした。当日のバルセロナ号は非常に興奮し、会場に持参した餌には一切口をつけませんでした。鳩舎に帰り、自分の止まり木に戻ってホッとしたようでしたが、夕ご飯を食べる仲間の群れには入らず、ボーッとその後しておりました。翌朝には元に戻り、元気に餌をついばんでおりました。よくがんばりました」。やっぱりちょっと緊張していたんですかね?
(中澤有美子)そうでしたね。そうだったのかー。
(安住紳一郎)「……スナックゆう子の名刺をご本人からいただき、感激いたしました。チョコバナナのひろしさんがバルセロナを見て、褒めてくださいました。石愛好家の佐藤さん、換気扇の村上さん、換気扇の原田さんと楽しいお話ができました。ありがとうございました」。もう、最後の文章を聞いていると当日なにがあったのかちんぷんかんぷん。
(中澤有美子)そうですね。なんらかの興奮が(笑)。
(安住紳一郎)よくわかんないですよね(笑)。「チョコバナナのひろしさんがバルセロナを褒めてくださいました。石愛好家の佐藤さん、換気扇の村上さん、換気扇の原田さんと楽しい話ができました」。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)ちんぷんかんぷんであるというこの懸念は少し当たりまして。経緯を知らない人が秘宝館に足を踏み入れまして。列ができているんで冷やかし的に入ったんだと思いますが。後で報告を聞きましたが、半ば怒りながら出ていった人が4、5人いたそうです。そうなりますね。
(中澤有美子)そうですかー。「なんだ、こりゃ!」と?
(安住紳一郎)「なんだ? ふざけるな!」と。あと、私の赤い字で書かれたノートの回転を止め、ノートをめくって見ていた人がいると。そういう報告を聞きまして憤慨しております。大至急、内容を忘れるようにしてください。
(中澤有美子)そうですね(笑)。記憶を抹消していただきたい(笑)。
(安住紳一郎)なにをしてくれているんだ!っていうことですけども。石愛好家の佐藤征さん。「1人1人を大切にしたい」という意気込み通り、お人柄ですね。開館中は手にボード。右手にペンを持ち、お客さんと話したことをメモしながら案内するという、石だけにさすがの神対応とでも言いましょうか? ただ、興奮してしまったのか佐藤さん、次の日にメモを見ても、あまりの人の多さに誰となにを話した時のメモか思い出せず、とても落ち込んでいるそうです。お人柄です。
(中澤有美子)(笑)。なんだか目に浮かぶようです。
(安住紳一郎)なんだか目に浮かぶようですね。神流町、館山市、八丈町、小田原市のみなさんにもお越しいただき、最後まで元気に街のPRをしてくださいました。ただ、八丈町の町長は喫煙所を探したきり行方不明になってしまいました。どこへ行かれたのでしょうか? 若干その後を心配しております。
(中澤有美子)そうですか(笑)。やはりね、大自然がちょっと足りないですからね。
(安住紳一郎)ちょっとね。うん。探したままどっかに行っちゃったんでしょうね。まあずっといても、私がいてもな……って思ったんですかね? まあ、任せてというね。それから、お待たせいたしました。TBSラジオ 営業統括局長 古川博志のチョコバナナ。なかなか人気があったようです。
(中澤有美子)ええ。
TBSラジオ 営業統括局長 古川博志のチョコバナナ
(安住紳一郎)古川さん、おはようございます。
(古川博志)あっ、おはようございます。
(安住紳一郎)すいません。日曜日に。
(古川博志)いえいえ、お疲れ様です。
(安住紳一郎)チョコバナナは1000本用意したそうですが?
(古川博志)まあ、2時には完売ですね。
(安住紳一郎)(笑)。午後2時に完売したと?
(中澤有美子)さすがです!
(古川博志)はい。いや、本当にみなさんの好意に支えられて、おかげさまで完売させていただきました。この場を借りて、私のファンのみなさんにお礼を言いたいと思います。ありがとうございます。
(中澤有美子)ありがとうございます。
(安住紳一郎)もう、当初はTBSラジオの幹部が嫌々チョコバナナを作るというような、そういう趣旨でしたけども。いまとなってはもう、本当にチョコバナナをただ必死に売っている人っていう感じになっているみたいですが?
(古川博志)そうですね。当初、「そんなことできないよ。お前、俺は何局長だと思っているんだ?」みたいな感じだったんですけども、やっていくうちにどんどんどんどん自分にそういう才能があることに気づきまして。で、「写真を撮ってくれ」「サインをしてくれ」。温かいお手紙をいただいたりして、だんだんだんだん自分が安住くんと同一視されている気がしてきて。自分が人気者になったと思ってどんどんどんどん癖になってきて。もう、「来年はなにをやるのか?」みたいなことを考えている自分がいて、怖いですね。
4年前の檜原村の公開放送では食べられなかった、ひろしのチョコバナナを食べたよ。ひろしは新国際ビル 東館の屋台で頑張って調理していました。ありがとう、ひろし! #nichiten #ラジフェス pic.twitter.com/v89czQjHGI
— Showu Shadou (@Showu_Shadou) 2016年11月6日
(安住・中澤)(笑)
(安住紳一郎)今回はオペレーション的には全く問題なかったんですか? いつも「バナナを多く発注してしまう」や「丸い割り箸を買ってきてうまく刺さらない」などのトラブルがありましたが?
(古川博志)これ、まあ最初の安住くんが考えた企画っていうのはいつも偉そうな局長がこういうことをやってオタオタするのが面白いっていう企画だったっていうのはわかっているんですけども。これ、4回目、5回目になってくるともう慣れまくっていまして。完全なオペレーションなんですよ。もう、「バナナはちょっと冷やしてくれ」「バナナは固めにしてくれ」「割り箸は太い方から刺すんだ」「チョコは40度ぐらいで溶かすんだ」などが全部わかっているんで。完璧なんですよ!
(安住・中澤)(笑)
(古川博志)で、味もいいし。もう、そういう意味で言うとある種のプロ感が出ちゃって、逆にちょっと企画倒れになっちゃっているなって反省しているんですよね。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)ただ、そんないいことずくめの古川さんにも販売中にちょっとしたトラブルがあったと聞きましたが。ご親戚の方が急にたずねて来られたとか?
(古川博志)あ、もう個人情報の域に入っちゃっているんですけども。私、こういう風にラジオに出ているとすごく楽しげでファニーな感じに思ってらっしゃる方が多いんですけども。家の中では一言もしゃべらない、非常にニヒルな性格でして。その中で、義理の兄がTBSラジオでイベントをやっているというので来ていただいて。それで私がコック帽をかぶったパティシエ姿でチョコバナナを売っているのを見て、絶句して逃げるように去っていきまして。
(安住・中澤)(笑)
(古川博志)で、その後もこの件については全くメールを含めて音沙汰がないということで、なんとなく見ちゃいけないものを見てしまったという感があって。私もちょっと親戚の中で浮いた存在にいまなっているというのは、正直なところなんですね。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)これまでの経緯を知らない、しかも義理のお兄さんだとなかなか腹を割って話せない部分もありますから。
(古川博志)まあ、義理のお兄さんはそうなんですよね。公務員ですごく真面目な方なんで。そういう意味で言うと、ちょっと見てはいけない、この人はいったい大丈夫なのか?っていういたたまれない感じでしたね。
(安住紳一郎)はー。また一方で、赤坂ということもありまして。勤め先が近いということで、ずいぶんとTBSラジオの若い人間がわざわざ古川さんの有志を見ようと表敬訪問が途切れなかったという話も聞いていますが。
(中澤有美子)へー!
(古川博志)そのへんがですね、彼らも実は自分たちが主役になりたいんだと思うんですよね。それで、「局長がやっている!」ってみんなで騒いでいるんですけども、ぜひ来年からは「私が主役になる!」ぐらいの意気込みでまたTBSラジオを盛り立てていき……いってほしいなと思うんですよね。
(安住紳一郎)なるほど。いい話の時に言いよどんでしまいました。残念ですっ!
(中澤有美子)(笑)
(古川博志)残念!(苦笑)。
(安住紳一郎)古川さん、どうぞ、いい休日を。失礼します。
(古川博志)ありがとうございます。
(中澤有美子)ありがとうございます。
(安住紳一郎)道化だけでなく、最後はね、決めるところは決めようという気持ちがあったんでしょうけども。残念ながら1ヶ所、言いよどんでしまいました。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)たくさんのみなさんに協力をしていただきまして。なんとか無事に終了することができました。どうも、ありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
(中澤有美子)どうもありがとうございました。
<書き起こしおわり>