小島秀夫と三浦大知 清塚信也の質問メールに回答する

小島秀夫と三浦大知「遊び」を語る ニッポン放送

三浦大知さんが2022年2月4日放送のニッポン放送『小島秀夫 遊び仕掛けのラヂオ』に出演。小島秀夫さんと番組宛てに届いた清塚信也さんからの質問メールに回答していました。

(奥浜レイラ)続いては……えっ、本当ですか? この方、「名ピアニストの清塚信也です」ということで(笑)。

(三浦・小島)アハハハハハハハハッ!

(三浦大知)来た、来た(笑)。

(小島秀夫)Twitterでね、「送っていいですか?」って来たので「どうぞ!」って言ったんですけども(笑)。

(奥浜レイラ)本当にいただいちゃいました。清塚さんから。「お二人を知っている私としては、お二人ともとても繊細な感性をお持ちだと思うのですが、繊細な感性をお持ちの方は傾向として神経質なところも多いような気がします」。

(三浦大知)普通にちゃんとメッセージを考えてくれている(笑)。

(奥浜レイラ)「お二人は普段の生活でそういうところがあるのでしょうか?」。

(小島秀夫)ああ、僕はありますよ。だから、ちょっと嫌がられますね。それね。

(奥浜レイラ)結構神経質な方ですか?

(三浦大知)それは、どういう部分で?

(小島秀夫)何でも気になるんですよ。

(三浦大知)たとえば物の置き方とか、そういう?

(小島秀夫)そこはないんですけど……手をいっぱい洗うとか、そういうのはないんですけど。なんか人の挙動とか、あらゆることが気になるんで。

(三浦大知)そうか。アンテナがやっぱり?

(小島秀夫)どうなんですかね? 細かいところを言い過ぎるんで。だから、なんでしょうね? 「頭がいい」っていう風に勘違いする人もいるんですけど、実は違うみたいですね。感受性があるだけなので(笑)。

(三浦大知)ああ、どちらもたぶん兼ね備えていると思いますけど。

(小島秀夫)三浦さんは、あれですよね?

(三浦大知)でもたしかに動きとか、たとえば表現する時に、「このタイミングで前を向くのは違うんじゃないか?」とか。「この時にこういう手はちょっと違うかも?」とか、そういう楽曲のテーマだったり。そういうのに対しての敏感になるところが……たぶん、みんなは気にならないかもしれないけど、ちょっと自分としてはここは違うかも、とかっていうのがあったりするかもしれないですね。

(小島秀夫)たぶん三浦さんも人に見えないものが見えたりしません? 具体的に見えるというよりも、感じるというか。

(三浦大知)そのキャッチする場所ってことですよね。それはわかります。

(小島秀夫)すごく気になるんですよ。いろんなことが。

(奥浜レイラ)見えないものが、見える。

人が気にならないところが気になる

(小島秀夫)それを言うと「何を言うとるの、この人?」みたいな。ご飯を食べて「おいしい」って言えばいいのに「これ、なんか入ってへん?」とか言って。それだけでドン引きされますね。

(三浦大知)ああ、わかります(笑)。

(小島秀夫)「この人、何を言うとるの?」みたいな。

(奥浜レイラ)あれですね。物事を捉える時の解像度が高いって感じなんじゃないですか? 細かく見えるっていうか。

(三浦大知)でもたしかになんか、そういうところが気になるのはあるかもしれないですね。でもなんか、それは全然関係ないかもしれないですけど。家の鍵とか、すごい気になります(笑)。「閉めたかな?」って。

(奥浜レイラ)ああーっ!

(小島秀夫)それは、ありますね(笑)。

(三浦大知)1回、確認して出かけるのに、「あれ? でも本当にあれ、ちゃんとぐっと引っ張って……ちゃんとできてたかな?」みたいな。ちっちゃいことがずっと頭に残っちゃうみたいな。

(小島秀夫)あるんですよ。僕、眼鏡をかけずに家を出ることがよくありますね。10分ぐらいして「ああ、眼鏡をかけてない」みたいな。

(三浦大知)でも、そういう時はたぶん他のところに飛んでいるんでしょうね。アイデアとか……。

(小島秀夫)考え事をしてるのが。

(三浦大知)想像とか、いろんなところに、いろんな世界に飛んでるとっていうのはあるかもしれないですね。

(奥浜レイラ)じゃあ清塚さんのおっしゃる「神経質ですか?」っていうのはお二人は……。

(小島秀夫)どうなんですか? 自分が気にしてることじゃないですか? たぶん清塚さんが。仲間を探してるんじゃないですか?

(三浦大知)アハハハハハハハハッ! 清塚さんもだって相当繊細ですからね。

(小島秀夫)いやー、そうじゃないと無理でしょうね。

清塚さんが仲間を探している?

(奥浜レイラ)こう書いて送ってくださるってことは、ご自身もそうなんじゃないかっていう(笑)。清塚さん、ありがとうございます(笑)。

(三浦大知)ありがとうございます(笑)。

(小島秀夫)本当に来ましたね(笑)。

(三浦大知)嬉しい(笑)。

(小島秀夫)読みましたよ!(笑)。

<書き起こしおわり>

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