東野幸治 Netflixドラマ『新聞記者』を語る

町山智浩 Netflixドラマ『新聞記者』を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2022年1月21日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でNetflixドラマ『新聞記者』について話していました。

(東野幸治)で、移動中でおすすめのNetflix作品。今週、もうさすがに見るものないな、時間的に無理かなって思っていたんですけども。『新聞記者』、見ました。噂の『新聞記者』。米倉涼子さん主演で横浜流星くんとか綾野剛さんとかが出ているやつで。俺、それの映画版とかも見たことがあるんですよ。

で、なんか安倍首相時代のそういう事件というか、悲しい出来事があって。財務省の方がお亡くなりになった、みたいなのをモチーフにしているんじゃないのかって言われていた、その映画版を見たんですよ。で、俺、映画版はいまいち、「うん? そんな話、ある? 最後、こんな終わり方?」みたいな、ちょっと自分の中ではしっくり行ってなかったんですよ。

重厚で暗い。けど、おもしろい

(東野幸治)で、このNetflixのも「これ、どうなの?」って思いながらも、全6話。米倉涼子さんが『新聞記者』で。綾野剛さんが内閣の秘密の調査をする……だから内調かな? その担当とか。で、『北の国から』の純をやっていた吉岡秀隆くんがお亡くなりになる財務官僚で。横浜流星くんはそのいとこの子、苦労している大学生の子なんですよ。

で、これがね、ものすごい重厚。こんな……ものすごい重厚でどんどん暗くなってくるの。重たくなってくるけど、おもしろかった。映画よりも、6話だからちょい長いのかもわかりませんけども。俺は全然気にならなかったんですけど。おもしかったです。ユースケ・サンタマリアがまあ、憎たらしい。あいつ、あんなに憎たらしかったっけ? 『いいとも!』のレギュラーをしている時、そんなやつとちゃうかったなっていうぐらい。

なんか、三段階ぐらい芝居、上手くなってますよ。『踊る』の頃と全然ちゃいました。ホンマに……「こいつ、腹立つな!」っていう。地頭のいい、悪いやつ。で、急に大きな声でガッと言われると、たぶん学生時代に運動もしてへんかって、いじめられっ子やったんでしょうね。ビクッとするけども、そこから冷静に弁が立って、言うたらまくし立てるみたいな。冷静にまくし立てるみたいな……上司におったら嫌なやつ。「学生時代におったらこいつ、ボコボコやのにな」って思うけども、もう社会人やから殴られへんでしょう?

で、グーッとやるいい上司なんですよ。ユースケ・サンタマリア。全然カタカナの芸名じゃないです、あいつ。しっかり根付きました。ぜひ、よかったらNetflixで『新聞記者』、見てほしいと思います。おすすめでございます。

Netflix『新聞記者』予告

<書き起こしおわり>

町山智浩 Netflixドラマ『新聞記者』を語る
町山智浩さんが2022年1月18日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中でNetflixで配信中のドラマ『新聞記者』を紹介していました。
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