渡辺志保 The Game & Kanye West『Eazy』を語る

渡辺志保 The Game & Kanye West『Eazy』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんが2022年1月17日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でThe Game & Kanye West『Eazy』を紹介していました。

(渡辺志保)オープニンチューン、今から何をかけるかって言いますと、ザ・ゲーム&カニエ・ウェストのまさかのコラボシングル『Eazy』なんですけども。これ、今カニエさんは『DONDA2』を製作中とも言われていて。そんなに遠くないうちに出るのかなっていう感じもしますし。それで私、この曲についてそんなにそれまで熱心にディグり倒していないのでわかんないんですけども。なぜ、このタイミングでザ・ゲームと一緒に曲をやることになったのか?っていうのが気になっていて。

元々これ、ザ・ゲームとヒットボーイが作っていた曲なんですよね。それにカニエちゃんが横から「ああ、いい曲じゃないですか」っていうので参加したという流れみたいなんですけども。で、この曲は聞いていただければわかると思うんですけども。サンプリングソースがイージー・Eの『Eazy Duz It』っていう曲。有名な曲だから「ああっ!」って思う方もたくさんいると思うけども。個人的にはスリム・サグが『Thug』っていう曲でサンプリングをしていて。カニエがスリム・サグと同じサンプルソースでラップしているっていうことにめっちゃ、もう聞いた瞬間に……。

(DJ YANATAKE)そこ?(笑)。

『Eazy Duz It』をサンプリング

(渡辺志保)これ、うちは旦那の方が先に聞いたんですけども。この『Eazy』を。で、「えっ? ちょっと、志保! これ、スリム・サグと同じだ!」みたいな。「ああっ!」みたいな。

(DJ YANATAKE)ああ、でもそうか。今どきのサウスクラシックオマージュみたいなことなんですかね?

(渡辺志保)なのかな? 全然関係ないんだけどね。でもやっぱりイージー・Eのサンプルソースでザ・ゲームがラップをするっていうのはすごいきれいにハマるじゃないですか。ウェストコーストのOGに敬意を払うっていう。でも、そこにカニエが入ることによって、なんか曲としての完成度は上がったのか、下がったのか? みたいな……。

(DJ YANATAKE)でも今、ゲームがピンで出すよりは話題になるだろうな。

(渡辺志保)まあ、実際に話題になっているからね。

(DJ YANATAKE)あと、このビートってさ、プレミアも関わっているの?

(渡辺志保)そうそう。DJプレミアもクレジットされていて。

(DJ YANATAKE)すごいたくさんの方の名前が書いてありますけども。Wack 100とか、マイク・ディーンとかヒットボーイ。あとDONTMINDIFIDUKEさん。

(渡辺志保)だから、カニエあるあるだけども、いろんな方が携わっている曲で。だから、イージー・Eのサンプルソースでカニエがラップをするのはなんで?っていう。全然いいんだけど、なんで?って思っちゃったのね。で、最初のバースはザ・ゲームがラップしていて。ザ・ゲームも本当、彼お得意ですけども、いろんな方のネームドロップをしていて。パフ・ダディにビギーもいれば、ドクター・ドレーもいて。個人的に熱いなって思ったのが「Too many Problems, too many YGs」っつって。この「YGs」っていうのは「Young Guns」。

「若い奴ら」っていう意味だと思うんですけども。その前に「Too many Problems」……「たくさんの問題がある。そしてたくさんの若い奴らがいる」っていうラインだけども。「Problem」はきっと「問題」という意味と、あとはたぶんアトランタのギャングスタラッパーのプロブレムともかけていると思うんですよね。そこに結構「おお、熱い!」って思ったんだけども。それで、問題はカニエのバース。もう、なにから話せばいいのやら……っていう感じで。「俺も体にThug Lifeって彫りたいぜ」みたいなことをラップしていて。ここは2パック、ならびにウェストコーストに経緯を表しているところなんだなって思うんだけども。

その後で、「僕たちは史上最高の離婚をしているんだ」みたいなことを言っていて。そこから徐々に「うん?」っていう感じになるんですけども。で、「裁判所に行く時は一緒だ。そこに君のお姉さんのコートを拾って一緒に行こう」って言っていて。この「コート」っていうのはキムのお姉さんのコートニー・カーダシアンのこと。最近、Blink-182のトラヴィス・バーカーと婚約してめっちゃ話題の、いい意味ですごいポジティヴに世の中から評価されているコートニーの名前が出てきて。コートニーもたまったもんじゃないんじゃないかって思って。

その後、最後の方のバースでは「ピート・デヴィッドソンのケツをぶっぱなす」みたいに言っていて。その後に丁寧に「Who?(誰のこと?)」っていう声ネタも入れていて、本当になんなんだ? みたいなね。

(DJ YANATAKE)これ、今のキム・カーダシアンの新しい彼氏。コメディアンですね。

(渡辺志保)ピート・デヴィッドソンは白人のコメディアンの男性で、彼はもともと、その前の前ぐらいにはアリアナ・グランデと付き合っていたんですよね。っていうことがあるんだけども。「うーん……」みたいな。で、その後にすぐ、だから自分の元奥さんの今カレの名前を出して、その後に「And my new b*tch bad(俺の新しいビッチはイケてるぜ)」みたいな。ジュリア・フォックスっていう若い女優さんと今、付き合ってらっしゃって。「イケてるぜ」っていうことを言っていて。カニちゃん、なんか忙しいな……っていう風に思いましたね。

(DJ YANATAKE)すごいよね。もう、ちょっとなんか理解できないよね。

キム・カーダシアンと離婚調停中のカニエ・ウェスト

(渡辺志保)なんかね。それと、この曲とはまた別に昨年末、キム・カーダシアン……もともとだから家族で住んでいた家のお隣のお家をカニエは買ったっていう風にも報じられていて。で、カニエさんご自身がインタビューで語ったところによると、カニエさんの両親も離婚をしていて。カニエさんはお母さんのドンダさんに引き取られて、自分が生まれ育ったアトランタからシカゴに引っ越したわけなんですけども。「シカゴに引っ越すと、アトランタに住んでいたお父さんは全然自分に会いにこなかった」っていうことを話していて。で、「子供には会いたいから子供のそばの家を買ったんだ」っていうことを話していて。

(DJ YANATAKE)狂気だよ……。

(渡辺志保)狂気じゃん? で、この間の週末もカニエとキムの間に生まれた……まあ、4人お子さんがいて、そのうちの3人目のシカゴちゃんと、トラヴィス・スコットとカイリー・ジェンナーの間に生まれている子供、ストーミちゃんの4歳のバースデーを合同で行ったんですって。で、そこにカニエさんは招待をされていなくて、プンスカなって。で、「場所、どこなの?」ってなって。そこでトラヴィスが「ここでやっているよ」っていうアドレスを教えてくれて、カニエさんが「ありがとう、トラヴィス」って言ってそのパーティー会場に行ったら、セキュリティーに「入っちゃダメだ」って言われたんですって。なんだけど、カイリーが来て入れてくれたらしくて。

これも「ああ、よかったね」っていう話ではあるけども、でもやっぱりいざ、今まさに離婚のいろいろな審議をしている、調停中であるキムの立場からしてみれば、結構恐怖っていうかさ。実際にたぶん、絶対に協議中のパートナーには自分の居場所を知られないようにしているっていう方もいて。そうやって、頑張って離婚協議を進めているという方たちもたくさんいると思うし。そういう方にとってみれば、本当に気が気じゃないニュースなのではないかって思いましたね。

(DJ YANATAKE)あと、パーティーは二部制だったんでしょう? カニエが企画していたのが4時からで、もともとのが12時からで。その12時からの方にはカニエは呼ばれていなくて。そっちにはピート・デヴィッドソン、キムの新しい彼氏がいて。そこで鉢合わせをしたくなかったみたいな感じなんじゃないか、みたいな記事も見たけども。

(渡辺志保)いや、そうでしょう。そりゃそうでしょうよ。

(DJ YANATAKE)実際に会っちゃったらね、「ケツを叩いてやるぜ(Who?)」なんて言っているんだからさ(笑)。また、なにをしでかすか、わかんないもんね。

(渡辺志保)わかんない。でも、カニエさんご自身は「パーティー会場に行ったら、いつものクリスがいて、コーリーがいて、カイリーもいてよかった」みたいな。クリス・ジェンナーはキムのお母さんで、コーリー・ギャンブルはそのクリスのボーイフレンドなんですけども。

(DJ YANATAKE)みんな「来ちゃった……」みたいな感じなのかな? 「怖い!」みたいな。

(渡辺志保)「カニちゃん、来ちゃった! えっ、場所を教えたの、誰? えっ、トラヴィスが?」みたいな。

(DJ YANATAKE)「えっ、教えちゃヤバかった?」みたいになっているかもしれないね(笑)。「えっ、そんな感じ?」みたいな。

(渡辺志保)「えっ、2人、そういう感じだ?」みたいな。どうなることやら。だから本当に一事が万事、ヒヤヒヤ。全然関係ない私がヒヤヒヤするっていう。

(DJ YANATAKE)本当に話題が多すぎ。あと、ファンの人にサインを求められて蹴っ飛ばしちゃったりとかさ。

(渡辺志保)あと、そのちょっと前はメディアに今の彼女のジュリア・フォックスと一緒にラブラブグラビアみたいなのが出ていて。

(DJ YANATAKE)あれ、最初撮影のための釣りなのかと思っていたら、マジなんだね。

(渡辺志保)マジなんだね。で、そのジュリア・フォックスもインタビューに答えていて。「カニエさんとマイアミで知り合って。2回目のデートがニューヨークだった。そこでレストランに行って、その後にホテルの部屋に連れて行ってもらったら、スイートルームが新しいお洋服でいっぱいだったの。全ての女の子の夢だと思う!」とかって言っていて。「マジか」っていう。ねえ。すごいね。という感じで、今後もどうなるか、引き続きウォッチしていきたいと思います。

(DJ YANATAKE)これでもまだ、語りきれていないよね? 他にもまだ、いろいろとあるよね。

(渡辺志保)ちょっとなんかね、他にも語りたいですけどもね。『DONDA2』はいつ来るのやら、というね。

(DJ YANATAKE)マネーバッグ・ヨーが一緒にレコーディングしてたね。

(渡辺志保)してた、してた。だからいろんな方が今、新しくカニエさんとスタジオに入ってらっしゃるということですけども。というわけで、じゃあお届けしましょう。ザ・ゲーム&カニエ・ウェストで『Eazy』。

The Game & Kanye West『Eazy』


<書き起こしおわり>

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