DJ YANATAKEさんがblock.fm/InterFMの『TCY Radio feat. TOKYO SCENE』に出演。ご自身がヒップホップにのめり込んだきっかけとなった曲、パブリック・エナミーの『Night Of The Living Baseheads』を紹介していました。
(☆Taku Takahashi)やっぱりヒップホップっていうのがすごくヤナタケに、もうライフスタイルにまで、キーワードになっていると思うんだけど。最初のお題に行かせてください。DJ YANATAKEがヒップホップにのめり込んだ1曲。
Public Enemy『Night Of The Living Baseheads』
(DJ YANATAKE)パブリック・エナミー(Public Enemy)の『Night Of The Living Baseheads』でございます。
(TJO)ほー。どんな思いからこの曲を選びました?
(DJ YANATAKE)これはもう、オールタイム・ベストです。マジで、もう人生の。で、これはいちばん最初、マルコム・X(Malcolm X)の演説から始まってですね、いわゆるヒップホップのすごい有名なクラシックのフレーズとかもいっぱい入っているし。まあぶっちゃけ、サンプリングの仕方もそうなんだけど、ヒップホップの教科書的な1曲と言ってもいいんじゃないですか?
(☆Taku Takahashi)いつ頃の曲だっけ?
(DJ YANATAKE)えっ? 1990……俺が中学生か……
(TJO)どうやってであったんすか?
(DJ YANATAKE)まあ、ヒップホップみたいなのを聞き始めて……
(☆Taku Takahashi)80年代後半ぐらいかな? ギリギリ。
(DJ YANATAKE)なんかね、「なんでこの人たち、怒ってるんだろう? なにに怒っているんだろう?」みたいな。
(☆Taku Takahashi)いつも怒っているよね。
(DJ YANATAKE)でも、それを調べていくことが面白かったっていうのが。
(☆Taku Takahashi)うんうん。
(DJ YANATAKE)あ、88年。
(☆Taku Takahashi)これ、『Fight The Power』の1年前ぐらい?
(DJ YANATAKE)2年前ぐらいかな? そのセカンドアルバム『It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back』っていうアルバムに。でも、それが言えるぐらいちゃんと聞いてきたし。そのアルバムが自分の人生でいちばんのアルバムなんで。その中でも、いちばんさらに好きなシングルなんで。これはもう、いつ聞かれてもこれがベストと答えます。
(☆Taku Takahashi)オールタイム・フェイバリット。
(TJO)ちなみにこの曲はどんなことで怒っているんですか?
(DJ YANATAKE)この曲に関しても、いろいろあるんですけど。彼らは人種差別問題って、またいまいろいろありますけども。そういうのを多く歌ってきたり。他の曲でもそうだけど、『Don’t Believe The Hype』とかって曲があったりとか。なんて言うのかな? 「簡単にマスコミの言っていることを信じるんじゃねえ!」みたいな。まあいま、選挙とかもいろいろありますけども。
(☆Taku Takahashi)うん。
(DJ YANATAKE)そういうのを、ヒップホップを通して教えてもらった感じですね。
(☆Taku Takahashi)ポリティカルなネタをちゃんとでもエンターテイニングに出しているっていうのはパブリック・エナミーの特徴でもあるよね。
(DJ YANATAKE)はい。
(TJO)でも、ヒップホップに出会ったのがこの曲きっかけっていう感じですか? それとも、聞いていたけどどっぷりハマッたのがこれだった?
(DJ YANATAKE)そうですね。洋楽みたいなのを聞き始めだったので。本当は日本語ラップが最初なんですけど。きっかけは。それで、洋楽もヒップホップを聞き始めた時に、いちばんハマッたのはパブリック・エナミーだったと。最初に。
(☆Taku Takahashi)なるほどね。
(DJ YANATAKE)かっこよかった。
(TJO)それだけインパクトがありますよね。すごいね。
<書き起こしおわり>