マヂカルラブリー M-1グランプリ2021 錦鯉とオズワルドを語る

ナイツ塙 M-1グランプリ2021決勝戦を振り返る マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0

マヂカルラブリーのお二人が2021年12月23日放送のニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』の中でM-1グランプリ2021についてトーク。見事優勝を果たした錦鯉と、惜しくも優勝を逃したオズワルドについて話していました。

(村上)どうですか? やっぱり錦鯉さんの優勝ということですけども。そのへんは率直に、どうなんですか? あなた、だって言ったじゃないですか。その「モグライダーとかランジャタイに優勝されると困る」っていう論調だったじゃないですか。

(野田クリスタル)この前のラジオ、もう1回聞けるんだったら聞いてほしいんですけども。僕が上がってほしかったのは本当にオズワルド、インディアンス、錦鯉さんだったんですよ。そしたら、まんま上がってきました。勝ち確。

(村上)しかも、なんて言うのかな? 応援とかじゃないじゃないですか。

(野田クリスタル)そこが上がってきてくれれば、誰が優勝しようがお笑いの情勢は変わらないので、勝ち確っていう。

(村上)すごい嫌な理由でその3組を選んでるんですよ(笑)。

(野田クリスタル)助かる! という理由で今回は安心して見られましたっていう話だったんですよ。でも、ちょっともう1個ね、新たな問題が生まれたなとは思ったんですよ。

(村上)山積みですね。

新たな問題が生まれる

(野田クリスタル)問題はまだまだ山積みだなと思ったんですよ。これ、錦鯉さんが優勝したパターン、ちゃんと考えてなかったんで。これ、改めて優勝した時に1個、問題ができまして。まあ僕たち、今年忙しかったんですよ。「つらい、つらい、つらい。つらかった、つらかった。眠い、眠い」って毎日グダグダ言ってましたね? でもこれね、50歳のまさのりさんがこの1年間、元気よく乗り越えられたらこっち、たまったもんじゃないんですよ。

(村上)まあ、それはたしかにそうですね。

(野田クリスタル)恥ずかしいんですよ。で、50歳のまさのりさんがこんな忙しさを乗り越えれる。1年間、優勝期間を乗り越えれるってなってくると、来年、再来年と働き方が変わらないわけですよ。M-1チャンピオンの。

(村上)なんだったら、増える可能性もあるね。「もうちょい行けるんじゃないか?」って。

(野田クリスタル)「ああ、50歳でこんだけ行けるんだったら、もう来年の若い子だったらもっと。深夜もどんどん働かせたらいいだろう」って。だからこれは働き方改革のためにですね、まさのりさんにはちょっと死んでもらわないと……。

(村上)極論なのよ(笑)。入院でいいじゃん? なんで死ぬまで行かないと?

(野田クリスタル)いや、死んでもらわないと働き改革のためには……。

(村上)「過労で倒れた」でいいよ。死んじゃったらもう、M-1もなくなっちゃう可能性があるから。

(野田クリスタル)犠牲のためにも……そこまでしないとやっぱり変わらないですから。

(村上)で、銅像が立つんですか?(笑)。

(野田クリスタル)銅像が(笑)。

(村上)疲れ切ったまさのりさんの銅像が立って。

(野田クリスタル)「変わろう」と(笑)。

(村上)でも今日ね、朝から『壁』で一緒でしたけど。なんかやっぱり疲れは出てますね。

(野田クリスタル)まあ、疲れは出てますよ。さすがにね。でも僕たちもまだまだ、12月、1月は耐えられてましたよね。

(村上)はいはい。まあ、そうですね。僕ら3月ぐらいからがだいぶ忙しくなった感じでしたもんね。

(野田クリスタル)だからまあ、そのあたりがちょっと見ものというか。まあ、顔色が変わってきて。それこそオールナイトニッポンもどうなるかわからないですし。

(村上)で、ソニーだから。今日、隆さんに言われたんだけど。「お前ら、これにプラス、劇場に出てたんだろう?」って言われたのよ。ソニーだから一応、劇場仕事はないわけよ。だから若干、僕らよりは……。

(野田クリスタル)まあ、吉本興業はどうしても劇場稼働があるんで。

(村上)劇場稼働もあるし。あと、吉本内のコンテンツがあるじゃないですか。

(野田クリスタル)吉本FANY系の。FANYマガジンとかそういうのがあって。あとは、さらにそうですね。吉本制作の番組とかもあるんで。それらを全部含めると、ちょっとまあ多かったのはあるかもしれないですけども。まあ、それでもやっぱりチャンピオンなんで引っ張りだこ。しかも元々、忙しかった錦鯉さんで。しかも使いやすいっていうのもあってね。

(村上)そう。元々ね、ある程度忙しかったはずだからね。もう体力が若干ついてる可能性はあるからね。

(野田クリスタル)タレント体力がね、あるかもしれませんけども。でもまあ本当、助かりました。錦鯉さん、優勝してね。

(村上)いや、「助かりました」っていう言い方、よくないですよ。「おめでとうございます」って。

(野田クリスタル)これからも一緒のメンバーでテレビを回れるなっていうね。ありましたけども。

錦鯉が優勝して助かった

(村上)だからオズワルド、インディアンスとかもね、本当になんか、いいよね。番組にいると、やっぱりここ1年ずっと一緒だったから。安心してなんかトークとかできるからね。最高ですよ。だからオズワルド、インディアンスとかもね、本当になんか、いいよね。番組にいると、やっぱりここ1年ずっと一緒だったから。安心してなんかトークとかできるからね。最高ですよ。

(野田クリスタル)オズワルトもね、だいぶ2本目……今日、会いましたけど。全然「いじって、どうぞ」感が出ていてね。

(村上)そうだね。なんかもう切り替えていて。私、オズワルドのイトウに眼鏡を預けてるんですよ。僕らが優勝した時のを。僕が眼鏡を変える時に伊藤が「その眼鏡ください」って言って今、伊藤に僕のフレームが行ってるんですけれども。「村上さん、ちょっともう1年、眼鏡貸しといてください」って言ってきたんで。やっぱりあの眼鏡と共にまた来年もM-1、挑戦するんじゃないでしょうか。

(野田クリスタル)でもね、なかなかね、やっぱりみんな思ったと思うんですけども。1本目の出来栄えを見て「優勝するな」っていうのは現場にいた僕らも感じましたし。

(村上)オズワルドの年になるんじゃないかなってね。

(野田クリスタル)「やっぱりオズワルトか」と思っていたら、まあああなったんですけども。それはオズワルド自身も1本目が終わった時に相当……「まあ、優勝だ」と思ったらしくて。それで袖のカメラ……僕らを密着してたスズキさんがいたらしいんですけども。

(村上)密着の方が付くんですよ。各コンビにね。

(野田クリスタル)で、オズワルドにも付いてたんですよ。それで出番直前、出る瞬間に伊藤がそのスズキさんに言ったらしいんですよ。「今まで、ありがとうございました」って(笑)。1本目、終わって2本目の出番の時に言ったらしいんです。それはもう、本人から聞きました。

(村上)で、2本目が終わって、「ただいま」と(笑)。

(野田クリスタル)「ただいま戻りました。またよろしくお願いします」って(笑)。いや、でも本当に2本目のネタ中に……僕ら、現場で見てましたけど。「あれ? もしや……」と思ったんですよ。で、今日会って再確認できたんですけども。畠中と俺、ネタ中に目が合ったと思ったんですよ。だから畠中が「無理じゃないですか」っていう目でこっちを見ていて(笑)。俺も見てたけど。「なんか畠中、こっちを一瞬見た気がするな」って思って。

(村上)「マヂラブさん、親みたいな目線になってましたよ。『頑張れ、間違えるな』って」ってね。

(野田クリスタル)「M-1って大変だな」ってつくづく思ったんですけども。

(村上)本当にやっぱり、僕らは経験ないじゃないですか。その、最終まで行って取れないパターン。これは本当にキツいだろうな。和牛さんとかも、ずっとそれだったじゃん? 本当にキツいと思うんだよね。もうちょいだっていう。

最終まで行って取れないパターンがキツい

(野田クリスタル)でもさ、俺らは2本目、強いネタを持っていってたまたま優勝できましたけど。基本的にはですよ、よく「1本目のネタを2本目に持っていけば……」って簡単なことを言うんですけど。無理よ、そんなもん。このシステム。だって1本目は全員、激強なメンバーの中で……まず、あのメンバーは滑ったら落ちるスーパー予選を4回、勝っているんですよ? 知ったこっちゃないって思うんですけど。もう本当に、滑ったら終わるっていう戦いを勝ち抜いた、よりすぐりの……しかも準決勝はもうほぼ、ファイナリストと同じ実力ですよ。

準決勝のメンバーは。その中でたまたま……もちろん、その出順とかもあってなんとか勝ち上がったメンバーがファイナリストで。そのファイナリストメンバーの1本目のネタですよ? 大概、準決勝で一番ウケて。自分たちの中で一番ウケたネタを持ってくるじゃないですか。それで、その中のたった3組しか上がれないっていう条件ですよ。もう、とんでもない条件ですよ。この中で、2番手のネタを持ってくるわけがない。

(村上)弱い方のネタをやるのは無理なんですよ。

(野田クリスタル)じゃあ、逆に考えてください。本人になって。これ、2番手のネタ持ってきて勝ち上がれなかったら、2番手のネタでその年が終わるんですよ。

(村上)すごいバカみたいなことになるからね。

(野田クリスタル)お客さん、視聴者から見たら自分たちの2番手のネタの印象で終わるんですよ。1年間が。そんなこと、やれるわけないでしょう?

(村上)僕らは本当、たまたまちょっと毛色の違うネタだったから、その選択ができただけで。基本的には無理なんですよ。

(野田クリスタル)この条件で2本目が弱いなっていうのは当たり前。そんな、これはもうM-1のルール上というか、システム上、そうなるのはもう当たり前だし。期待値が上がるのも当然ですよ。「2本目、どんなネタをやるんだ? もっと面白いネタを持ってるんじゃないか?」って思うかもしれないけど、そんなわけないから。システム上。これ、だから捨てれる覚悟じゃないと無理だと思う。

(村上)しかもね、オズワルドも連続で出てるし。ネタもね、ないだろうし。

(野田クリスタル)これが決勝から始まる大会だったら、やりますよ。1本目、弱くて2本目で強いやつをやりますよ。

(村上)「戦略です」とか言えますけど。

(野田クリスタル)でも、とんでもない予選があるから。「また予選をやるのか……」って。もう、うんざりなんですよ。また予選をやるのは。

(村上)「またやるのか」が本当に強いんですよ。

(野田クリスタル)びっくりするぐらいうんざりするんですよ。これはもう、無理ですよ。改めて言いますけども。

(村上)オズワルドも来年、だから「準決に残った」ってほっとして。「決勝に残った。やった!」「3組残った。奇跡だ、これは!」っていうところまでもう1回、持っていかなきゃいけないんですよね。挑戦をするだけで。これはうんざりしているだろうね。

(野田クリスタル)うんざりですよ。もう本当に。「優勝して終わりてえよ。もういい加減」ってなりますよ。本当に。楽しめるとか楽しめないとか、そういうことは言ってられませんよね。早く優勝して楽になりたいっていう思いしかないですね。

(村上)本当に心から応援しております。

(野田クリスタル)オズワルドともども。他の芸人さんも。

(村上)皆さん、あっぱれでございました。

(野田クリスタル)あとはもう、M-1は改善をしていきますので(笑)。

野田クリスタル『M-1 2021』回転式せり上がり導入を語る
野田クリスタルさんが2021年12月23日放送のニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』の中でM-1グランプリ2021についてトーク。今回から導入された登場の際に使用する回転式せり上がりについて、導入された理由などを話していました。

<書き起こしおわり>

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