シソンヌのお二人が2021年12月14日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』にゲスト出演。コント「部屋探し（好きになっちゃう）」などのネタづくりについて、星野源さんと話していました。
（星野源）質問メールが届いております。千葉県の方。「シソンヌさんのネタで不動産屋さんのネタの『好きになっちゃう！』ってやつが好きなんですが。あのネタはどうやって思いついたんでしょうか？」。僕も大好きで時折、普通にお風呂とかでやっちゃうんですよ。「好きになっちゃう！」っていうのを時折言いたくなるので。すごく大好きです。
（じろう）あれ、どうやって作ったんだっけ？
（長谷川忍）あれ、単独でやったっけ？ そもそも……やったな。
（星野源）最初は単独なんですか？
（じろう）元々は服屋の設定が一番最初で。あの女の子が試着しに来て。で、合わせるたびに「ああ、好きになっちゃう！」って言って服を投げ捨てるっていう。何から……マジでどこから作ったんだろう？
（星野源）何からそうなったのか？っていうのが、ねえ。
（長谷川忍）たしかに。あれ、気付いたらやっていたね。あのキャラクターは。
（星野源）へー！
（長谷川忍）だいたいネタ、最初に作っている頃はよく相方が小道具から作ったりっていうのもありましたし。
（星野源）そうですか。たとえば小道具が目の前にあって、そこからアイデアを広げるとか。
（長谷川忍）とかもあったりはしていたっすけど。あれに関しては、何だっけ？
（じろう）たぶんでも、その「好き過ぎて逆にダメ」っていうのをネタにしようと思って。それをたぶんあの「好きになっちゃう！」って言って放り投げるとか、パソコンを閉じちゃうっていう風にしようと思ってやったんだと思います。たぶん。
「好き過ぎて逆にダメ」をネタにしようとする
（長谷川忍）だからキャラの方が後出しだね。あれ、たしか。
（星野源）ああ、なるほど。設定というか、なんかその好きになる条件みたいなものが1個あってっていうような。へー！
（じろう）そうじゃないかな？
（星野源）普段はじろうさんは家で書いて、稽古場的なところで合わせるみたいことが多いんですか？
（じろう）そうですね。
（星野源）うんうんうん。ネタっていうのはいつも考えてるもんなんですか？ たとえば、僕の場合だと曲作りはずっとしているわけではなくて。なんかこう、「よし、作るぞ！」って思わないとあんまりできないタイプだったんですけど。じろうさんは、どうですか？
（じろう）でもネタ、台本にしようとする時はやっぱり向き合わないとダメですね。「よし、書くぞ！」っていう。でもたぶん、ミュージシャンの人とかも普段、街を歩いていてもなんか、脳みそがもうその作りになっちゃってるじゃないですか。探しちゃうみたいな。それはたぶんあると思うんですよ。ずっとなんか面白いものをもう自然と探しちゃっているみたいな。
（星野源）ネタを探す。メモったりとかっていうのは。
（じろう）それはしますね。メモとかは。
（星野源）で、稽古場で合わせて。それでなんか、こうしようとかっていうのはあるんですか？ 合わせていくみたいな。
（長谷川忍）合わせながら変わったりはしますね。意外と、足したり。
（じろう）あと、舞台美術さんに道具を用意してもらってから、またボケがどんどん……そのセットを作ってもらってから、そのセットを使ったボケとかも。
（長谷川忍）なかったボケをやって、突っ込んでとか。振りを入れて、もう1回やらせたりとか。なんかそういう感じに最近はなりつつありますね。
（星野源）それで広がっていくっていう。ちなみにその、アドリブみたいものってあるもんですか？ なんていうか、それこそその稽古場でもやっていく中で、たまたま突っ込んじゃって、たまたまボケが増えて、それをもう入れちゃおうみたいな。
（長谷川忍）全然あります。前はなかったんですけど。ここ2年、3年ぐらいで。
（じろう）今はもう、めちゃくちゃやりますね。
（長谷川忍）前はやらなかったんですけども。
（じろう）もう2人でライブをやり過ぎて。
（長谷川忍）ちょっと飽きちゃって。
ここ数年、アドリブを入れるようになってきた
（じろう）47都道府県ツアーとかを2年間、やっていて。2人だけでもう年間100回ぐらいライブをしていたんで。
（長谷川忍）本人たちはもう飽きちゃって。お互いに刺激を求めちゃって……みたいな。「なんかやってくれよ」の空気もありますし。「なんかやりそうだな」の空気もわかりますし。まあ、それがまた楽しいですけどね。
（星野源）楽しそうですね。すげえ。ありがとうございます。なるほど！
＜書き起こしおわり＞