星野源 つらさを忘れるため息のつき方を語る

星野源 つらさを忘れるため息のつき方を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2021年9月28日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でつらさを一瞬でも忘れられるため息のつき方を紹介していました。

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(星野源)どうも、こんばんは。星野源です。2021年9月28日(火)の深夜1時でございます。皆さんいかがお過ごしでしょうか? 先日、非常に涼しい日がありまして。「秋ですね」なんてInstagramのストーリーズで上げたんですけども。今日、めちゃ暑かったというね。めちゃ暑くて、外で仕事だったりとかして(笑)。それで今日は非常にお眠でございます。先週はとっても落ち込んでいて。からの今日はお眠でございます(笑)。

でもね、今週っていうかこの間の1週間ね、とっても楽しい仕事があったんです。すごく楽しかったです。で、それはまだちょっと言えないんですけど。もうちょっと、1月ぐらいしたら、もうちょっと前ぐらいに言えるかもしれませんが。本当に楽しい仕事だったので、早くお知らせしたいなという。だからね、胸は高まっていますよ。非常に楽しい気持ち。

でね、まあ眠いんで。眠いは眠いんで。またちょっと今日のね、この2時間を使ってリスナーのあなたにいつも元気付けてもらってますから。私は。今日もね、3時ごろに元気ビンビンになって。ビンビンの状態でね、帰っていきたいと思いますけれども。先週、ちょっといろいろ落ち込んだっていう話をしたじゃないですか。いろいろあって。まあ、悲しいことがあったり、ちょっとつらい仕事があったりとか。嫌な人がいたりとか。まあいろいろあってね、ちょっとつらかったんですよ。

だけど、それを乗り越える方法を私、見つけましてね。ため息ってつくじゃないですか。で、僕はある時からちゃんと呼吸法みたいなのをやろうと思って。で、僕、鼻呼吸をできなかったんですよ。ずっと口呼吸で。アレルギー気味でもあったので、鼻がちょっと閉じ気味っていうこともありまして。こうやってしゃべったりとか、歌を歌う時はさすがに鼻呼吸すると……ってなっちゃうからできないんだけど。そういう時は口呼吸だってするんだけど。歌を歌う時とかね。

だけど普段はもう鼻呼吸に今、なってるんですよ。無理やりそうしたの。そうしたら、風邪を引きにくくなり、全然病気にならなくなり。で、いつもつらかったの。いつも、なんていうか背中がすぐつらくて。背中とか肺……なんか自律神経のあたり? すっごいつらくて。いつも「しんどいわ……」って思ってたんだけど、それがあんまりならなくなって。だから今、もう自動的に鼻呼吸をしっかりして。「スーッ、フーッ」っていうのをなんか自動的に……ちょっとつらくなったらそれをやるようになったんですよ。

で、寝る時も口にテープを貼って。そうすると、鼻呼吸に自然になるので。で、僕は鼻が詰まってるっていうか、アレルギー気味だっていうのもあって。大丈夫かな?って思ってたんだけど。そうすることによって、これは僕の場合なんで。皆さん、ちょっと人によるんで。たとえば、鼻水が溜まりやすい人とか違うかもしれないんで。窒息してしまったら大変なんで、あれなんですけど。ちょっと自分のやり方をぜひ、調べていただきたいんですけど。僕はそれのお陰で鼻が割と通るようになったんですよ。

で、だからすごくいいんですよね。だから息を吸うようになったんです。吸って、ゆっくり吐くみたいな。で、ただそれもするんだけど、ついつい、しんどすぎてため息になってしまう週だったんですよ。「はあ……」みたいな。「もうやだ……」みたいな。で、よく言うじゃん?「ため息をつくと幸せが逃げる」みたいな。誰が言ったの? 最初にそんなの?(笑)。ため息、つけなくなるじゃん。なんか「福を呼び寄せる」みたいなことを言うでしょう?

でも、ため息なんてつくわけじゃない? で、ため息ってさ、本当はだからたぶん息を吸いたいんだと思うのよ。「はあ……」っていう。でも、息を吸いたいけどつらい時って深く呼吸するのと、息を最後まで吐くってことを人はしなくなるんですよね。呼吸が浅くなるっていうじゃないですか。浅い状態で呼吸してると割と体に良くなかったりとか、落ち着かなかったりとか。だから本当は息を深くすることがしたいんだけど、でもその精神状態がちょっとしんどくて。それを体はやりたいんだけど、あんまり深く吸えなくて「はあ……」って吐くだけになるっていう。

でも、つらすぎてため息になってしまった時に、試しに……ちょっとやっぱり悲しくなってくるじゃない? ため息をつくと。つらいから。だから気分も落ち込むし。で、ため息をつく時に、その「はあ……」っていうのの最後を「R」にしてみようかなと思ったんですよ。「R」ね。英語の練習する時に、「L」と「R」の違いをやるじゃないですか。で、「L」は自分の歯の後ろにベロを持っていって「エル」みたいにやるじゃない? で、「R」は「アール」みたいに舌を巻くでしょう? で、それをため息をつく時にやってみたの。今、やってみるね。「はあ……rrr」」って(笑)。これ、皆さんやってみてほしいんだけど……全然悲しくならないの(笑)。あの、「はあ……rrr。もう、やだーrrR」って(笑)。

(寺坂直毅)もう笑っちゃっているじゃないですか(笑)。

ため息の語尾を「R」に変えてみる

(星野源)そう(笑)。自分でやっていて笑っちゃうのよ(笑)。「バカじゃないの?」って思って。で、「これはいいぞ!」って思ったんだよ。すっげーつらい時に「はあ……rrr、もうやだーrrR」って(笑)。もう、いろいろとバカバカしくなってくるの。だからもう、おすすめですっていうことを今日はこのオープニングで言いたいと思ったの。その、ため息と弱音を吐く時は語尾を「R」にする。

で、その最後の言葉の母音は「あ」だと一番言いやすいの。「もうやだーrrr」とか。「つかれたーrrr」とか(笑)。「はあ……つかれたーrrr」って(笑)。で、結構「い」が言いづらいのよ。「もうあの人、本当に嫌いrrr」って(笑)。もう全然言えないのよ(笑)。「い」の後の「R」はすっげえ難しいんだけども。それでも無理やりやるっていうね。「もう本当、そんなの嫌rrr」って(笑)。だから結構おすすめなんで。皆さん、やってみてください。ため息と弱音と愚痴ね。「本当、マジであいつ、嫌いrrr」って(笑)。「嫌いrRR」って(笑)。

ポイントとしてはちゃんと最後の言葉を言った後に「R」に持っていくっていうことですよね。最初から「R」だとよくわかんなくなっちゃうから。うん。「あいつ、マジでムカつくんだけどーrrR」って(笑)。笑っちゃうんだよね、自分で。「本当にあの人、ムカつくんだけどーrrr」。うん。これ、ちょっとおすすめなんで皆さん、ぜひやってみてください。ちょっと寺ちゃん、やってみる?

(寺坂直毅)はい。作家の寺坂直毅です。

(星野源)最近、なんかつらいこと、あった?

(寺坂直毅)そうですね。あの……rrr(笑)。

(星野源)いやいや、「あの……」でやっちゃダメなのよ(笑)。「あの……」は別に嫌なことじゃないじゃないですか。だからため息で最初、やってみたら?

(寺坂直毅)「はあ……rrvv」(笑)。難しいですね(笑)。

(星野源)いや、レロレロってやってほしいわけじゃないんだよ。「はあ……ロロロロ……」じゃなんですよ(笑)。

(寺坂直毅)「R」ですよね? ため息で……「R……rRvv」(笑)。難しいですよ、これ(笑)。

(星野源)フハハハハハハハハッ! 全然違うのよ(笑)。全然違うじゃない? でも、それは僕がだからたとえば英語の歌を歌ったりとか。この間ね、Zion.Tさんと作った『シャン・チー』っていう映画のインスパイアドアルバムに入っている『Nomad』っていう曲を歌う時に、その英語の発音をする時に「R」って大事だから。その練習はやっぱりするので。だから、それをやりやすいのかもしれないんだけど。

(星野源)だからそれを……だからため息をつく時とか、マイナス思考の人は特にね、マイナスな言葉を言う時に語尾を「R」にするってやると、もしかしたら英語の発音もよくなるかもしれない。うん。そういう利点もあります。じゃあ、なんだろう? すごく頭のいいディレクターの野上くん。なんか英語の「R」に語尾がなるやつでなんかいいの、あるかな?

(野上)「Here」。

(星野源)「Here」。ああ、なるほど。すごい今、野上くん、俺にだけ聞こえる声で、いい声でね、ちゃんと発音してたよ。ちょっと寺ちゃん、「Here」ってやってみて。

(寺坂直毅)「ヒィ……レロレロ……」(笑)。

(星野源)アハハハハハハハハッ!

(寺坂直毅)すいません。ちょっと……緊張してますね(笑)。

(星野源)いや、ちょっと待ってよ? 緊張するの? あなた、だって古舘伊知郎さんと話してる時、全然緊張してなかったじゃない? 古舘伊知郎さんのYouTubeチャンネルで話してる時、もう何ていうの? 古館さんの会話を遮ってしゃべっていたじゃない、あなた? あなた、全然緊張しないのに……なんなの? ここだけじゃん。いつも緊張すんのさ。

(寺坂直毅)ここは、スタッフですから。スタッフだので。

(星野源)フハハハハハハハハッ! 「スタッフだので」(笑)。

(寺坂直毅)スタッフなので(笑)。

(星野源)じゃあ、あれは、古館さんのに出てる時は、もうじゃあタレントっていうスタンスで?

(寺坂直毅)違います、違います! 僕の知識を語るという。

(星野源)いやー、でも本当に面白かったですよ。

(寺坂直毅)ご覧になったんですか?

(星野源)見ましたよ。フルで見ましたよ。

(寺坂直毅)ああ、すいません!

(星野源)でも、また古舘さんの話の聞き方だったり、あと乗せ方っていうか、リズムのつけ方とかね。だからもう寺ちゃんが気持ちよさそうに話していてね。

(寺坂直毅)もう、何の台本もなく古舘さんがガンガン、ガンガン。ご覧いただいてたなんて、本当に……。

(星野源)いや、チェックしてますよ。皆さん、それをぜひチェックしていただきたいんで。

寺坂直毅×古舘伊知郎

(星野源)あなたはだから「R」の発音を練習してくださいよ。ねえ。ため息とかつく時もぜひ、「はあ……rrr」。これです。じゃあ、やってみてください。

(寺坂直毅)「ほぉん……rvvv」(笑)。田中邦衛さんみたいだ(笑)。

(星野源)いや、田中邦衛さんでもなかったよ? 「ほぉん」って言っていたから。最初に……頭から変わってきちゃっているからな。後ろだけ変えるっていう。だから、そうすると悩んでいることを一瞬、忘れたりすることができると思いますんで。皆さんにもおすすめです。

<書き起こしおわり>

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