オードリー春日『水曜日のダウンタウン』雪上風船太郎レースを語る

オードリー春日『水曜日のダウンタウン』雪上風船太郎レースを語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー春日さんが2022年2月12日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『水曜日のダウンタウン』で放送された雪上風船太郎レースロケを振り返っていました。

(春日俊彰)今週ね、放送されてましたけど。そうだ、私の誕生日の日、2.9に放送されてましたけど。『水曜日のダウンタウン』でね、「雪上風船太郎レース」っていうのをやったんですよ。それはスキー場で風船太郎さんの格好をして、みんなでゴールを目指して競争して。早い人が勝つみたいな。誰が一番の風船太郎なんだ? みたいなやつで。そのロケーションに行って。それがだから、もう本当に冬のスキー場でさ、みんなで芸人で詰まって体を張るというか。もうワクワクしてたのよ。

メンツも同世代というか。ザコシショウさんとか、あとアキラ100%さんとかね、小野まじめ(クールポコ。)とかさ。裸芸人たち……風船が割れたら面白い裸芸人がさ(笑)。中、裸なんですよ。スパッツ1枚でね。それで私とかじゅんいちダビッドソンとか、8人ぐらい。みんなでやるっていうので。それで、みんな知ってる仲というか、あれで非常に楽しみで。長野の方のスキー場でやったんだけどさ。

(若林正恭)うんうん。

(春日俊彰)やっぱり、なんだろうな? 結構体を張るやつで。風船に入るって、やったことないからさ。で、風船太郎さんがもちろんいるから、入り方のレクチャーとかを受けてやるわけですよ。朝早く……9時ぐらいかな? スキー場に着いて。で、そこが貸切だと思ったら、全然一般のお客さんいるのよ。一般のお客さんがいるその端っこのレストハウスの影みたいなところでさ、みんなで風船に入るんだけどさ。なんかブーン!って空気が出るあれでブワーッと風船を膨らますのよ。

でね、そこにまず頭から全部入るわけ。全身入っで、なんかちょこちょこちょこっと前に行くのよ。そうしたら、その入った穴が、風船ごとちょこちょこちょこっと行くから、その穴が頭上にくるんだよね。で、そこから顔を出してスタンバイなんだけど、8人もいるもんだからさ、一斉に顔を出してスタートなの。だから、最初の人が一気に顔を出しちゃうと風船が萎んじゃったりするから。だからそのタイミングが来るまでずっと風船の中でさ、膝立ちでこうやって待ってるのよ。

(若林正恭)ああ、待ってなきゃいけないんだ。何もできないんだ。

(春日俊彰)何もできないの。で、風船のガワを見てたりすると、風船がまだらだったりするのよ。で、なんか不安になってくるんだよ。大丈夫か?って。で、風船が割れたらアウトだから。それで、風船の中って意外にあったかいのよ。

(若林正恭)へー!

意外とあったかい風船の中

(春日俊彰)あったかいっていうか、なんか暑いぐらい。普通のスキー場で、なんだろうね? その、ビニールハウスの中みたいなさ。で、日が照っているともう暑いぐらいで。ちょっとなんか汗出るぐらい。中で裸なんだけどさ。そこで待ってさ。で、入ったところは上に来てるんだけど、押さえとか、なんかでふさがないと空気が抜けるじゃない? だから、ちょっとちっちゃめの風船を作って、そこの穴に突っ込んでおくのよ。だからでっかい風船にちっちゃめの風船が突っ込まれている状態。それでずっと待っていてさ。しばらく……8人が全員、同じ状態。膝立ちの状態になってからみんなで首を出して、それでスタート!ってなって。

でも、なんか格好とか体勢とかもさ、大きさとかもどれぐらいがいいのか分からないから、みんな風船太郎さんに聞くわけですよ。「これ、大丈夫ですかね? どういう格好なんですかね?」みたいな。で、「膝を曲げて中腰になってが一番ベストですね。あんまりちっちゃすぎても大き過ぎてもダメです」みたいな。やっぱりもう、すごいプロだからさ。で、私も「なんか見てたら風船がまだらだったんですけどね。ゴムが薄いところとか、厚いところとか、あるんですかね?」って聞いたら「ああ、それはありますね。僕もね、これは海外から買っていて」って。

どうも風船太郎さんの風船っぽいのよ。我々が入っているのは。なかなか、あんなでっかい風船ってさ、どこに頼んでいいのかわからないからなのかもしれないけども。風船太郎さんが用意したやつで。「僕ね、海外から全部風船は買ってるんですけど。大概、買う時には1回当たり1トンぐらいの感じで買うんですよ」って言っていて。すごい量を買うなって。

(若林正恭)へー、すごいね! めちゃめちゃ使うんだね!

(春日俊彰)なんつったって、風船太郎だから。もう商売道具だよ。その中でやっぱりちょっと雑なやつとかもあって……って。

(若林正恭)そうか。割れやすいのもあるんだ。

(春日俊彰)でも、その見極めはさすがにわからないっていう。

(若林正恭)しょうがない。もう運だ。

(春日俊彰)運。「同じように見えても、割れやすいのもあるんですよね。でも、風船は結構丈夫です。ちょっとやそっとじゃ割れないんですけどね」なんて言っていて。「本当ですか?」「ほら、ほら!」って言って、風船太郎さんが中でパンチとかをして、拳がグニーッてなるとか。足を出して膝とかがグニーッてなるとかやってくれて。「おお、割れないっすね!」って。跳んだり、しゃがんで風船ごと伸びたりしてくれて。「ほら、ほら!」って。グニーッ、グニーッってスクワットみたいなのをしてくれて。「割れないですけどね(グニーッ、グニーッ!)」ってやって3回ぐらいしたらパーン!って割れてさ(笑)。スタート前よ?

(若林正恭)それさ、めちゃめちゃ笑ったでしょ?(笑)。

(春日俊彰)笑ったよ。みんなで笑ったよ。「割れるじゃないですか!」っつって。ほぼ同時に全員が(笑)。

(若林正恭)一番面白いもんな(笑)。

(春日俊彰)やっぱり一番面白い。

(若林正恭)一番面白いでしょう? そういうのが。

(春日俊彰)一番面白い! 「なにやってるんですか、回る前に!」って(笑)。で、またみんなで待ってさ。風船太郎さんを。また1からよ。みんな一緒になってさ、タイミングを合わせて待ってたのにさ。スタートを。なんか端のレストハウスの後ろのさ……(笑)。それでパーン!って割れてさ、「ああ、ああ……」とかって言って。で、ちょっとスタートが押してさ。それで、3ステージあるんですよ。ファーストステージで、スキー場の言ったら中級ぐらいのコースなのかな? 緩やかな坂があって、ちょっと平らになって、また坂があるみたいなところで「よーい、ドン!」ってなってみんなスタートしてさ。

まあ、ちょこちょこと……コケて割れるのが一番怖かったから。コケたら、割れそうじゃない? 滑っちゃって。だからちょこちょこちょこちょこ、本当になんか両足を揃えて膝を曲げて進んでいたのよ。そしたら、めちゃくちゃ足がキツいのよ。ふくらはぎとか、前の太ももとかさ。

(若林正恭)だってスクワットをずっとやってるようなもんでしょう? ウサギ飛びみたいな感じでしょう?

(春日俊彰)まあウサギというまで深くは座ってないんだけども、ちょこちょこと……足を離すジャンプはできないからね、足を揃えるしかなくて。そしたら、やっぱり途中で足のスタミナが切れてさ、ツルッと行ってさ、滑ってサーッと……まあ、その方が早いんだけど。スピードが。ただ、それも放送されてたけど、ものすごい……結果的には破れなかったのよ。そのステージでは。だけど、背中がめちゃちゃ痛いのよ。

(若林正恭)斜面と?

(春日俊彰)そう。なんだろうな? ザラザラになっているから、ずっと紙やすりでさ……中、裸だからさ(笑)。とか、私は割れなかったんだけども、天竺鼠・瀬下くんはパーン!って割れて、もうふんどし一丁になったりしてね。で、パーン!って割れて、お盆の人もいればさ(笑)。やっぱり割れる瞬間は面白いのよ(笑)。

(若林正恭)アハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)そんなのがあって、まあファーストステージはなんとか残ってね。4人勝ち残りで私も残ってさ。それで……(笑)。

(若林正恭)アキラさんは絶対優勝できないよな。お盆持って入ってるんだもんな(笑)。

(春日俊彰)お盆を中で持ってるんだから(笑)。「ああ、割れたー!」なんて(笑)。やっぱり面白いよね。で、勝ち残って「セカンドステージ!」なんつってね。今度はなんか平らな林道みたいなところを、200メートルぐらいあったのかな? 4人で競り合いながら行く。今度は滑るところがないから、ちょこちょこちょこちょこ足で競り合いながらさ、牽制し合いながら。

(若林正恭)怖いね。割れそうで。ぶつかっているから。

(春日俊彰)そう。それで私もさ、勝ち残りたいから必死こいてバーッて行って。左隣かな? 風船太郎さんがいて、競り合いをしててさ。タイミングで肩でチャージをやってさ。そしたらさ、ゴロンッ!って風船太郎さん、コースアウトしてさ。ちょっと落ちていったのよ(笑)。

(若林正恭)危ないね。

風船太郎を突き落とす

(春日俊彰)危ないのよ。で、その時はもう夢中だからさ。「やってやった! よし!」って。1人、落としたわけだから。4人中、2人しか勝ち抜けできないから。そう思ったけど、放送を見てたらなんか映り方、悪かったね。

(若林正恭)それはそうでしょう。本家にチャージしてコースアウトさせているんでしょう?

(春日俊彰)もうさ、やっぱり手も風船の中に全部入ってるから、上がってこれないのよ。風船太郎さん。

(若林正恭)でも、春日っぽいけどね。

(春日俊彰)いやいや、普段そんなのしないよ?(笑)。一応、そういうレースだから。ルール上は別に違反じゃないからね。やっぱり競り合いになるから。

(若林正恭)結構でもほら、中学の時のマラソン大会とかでも抜こうとする人にヒジを入れたりしていたじゃない?

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 入れたことないのよ(笑)。

(若林正恭)俺はそのイメージわくけどね?(笑)。

(春日俊彰)意外じゃない?(笑)。

(若林正恭)意外じゃない。なんか本当に、笑いとか関係なくなっちゃう時の春日って怖いからね。勝とうとする時の春日って。

(春日俊彰)いや、でもたしかにあの瞬間は笑いは関係なかったかもしれないね。面白いとかよりも、勝ちたいっていう気持ちで。

(若林正恭)チャージしてやろうって。

(春日俊彰)そしたらもう、風船太郎が転がっていたよね。気付いたら。で、最終的に上がろうとして、木の枝を掴もうとして割れてさ(笑)。それは割れるだろうっていう。さすがに。近くにあった枝をさ……(笑)。

(若林正恭)鋭利な部分があるだろうからね(笑)。

(春日俊彰)「スパーン!」って割れてさ。で、鍛えているからさ、ムッキムキの体がむき出しになっていたけどね。風船太郎さん(笑)。

(春日俊彰)そんなのがあって、私とザコシショウさんが勝ち抜いで。それで、2人の直接対決よ。もう、ワクワクしてさ。もう、ザコシさん好きだからさ。面白いからさ。この2人で1対1で対決できるんだ、みたいな。本当に高山とドン・フライみたいなさ、とんでもない対決だって。自分の中でね。で、2回戦が終わったのが何時だったっけな? 14時すぎぐらいに終わって。で、サードステージ、最終決戦が始まったのが午後8時だったんですよ。

(若林正恭)なんでそんなに時間が空くの?

(春日俊彰)いや、詳しくは誰も教えてくれないんだけど……なんかどうやら想定と違ったみたいで。やっぱりスキー場、雪。それでまた別のスキー場に移動しての最終ステージだったの。で、用意していたところのコンディションが恐らく、ロケハンつって事前に見に来てた時と違って。なんかちょっとあんまり……寒かったし、風も吹いてたし。なんならちょっと雪も降ってるぐらいの感じだったから、たぶん路面が違ったんだろうね。そこでだからいろいろと「ああしよう、こうしよう」って。シミュレーションしなきゃいけないからスタッフさんがね、試しにやってくれたりとか。我々の代わりに。そういうのを重ねて重ねてやってたから4時間押しぐらいで。

(若林正恭)はいはい。そうかそうか。

(春日俊彰)それで楽屋でみんなで待っていて。「まだか? これはもう、なくていいんじゃないか? ここまでやったから……」みたいな。「でも、そうやっていろいろ考えてくれてるから。状況もね、コンディションもよくないから。予定したやつよりもソフトになってんじゃないかな? 違うところにコースを作るだとか……」って言っていたら、その予定のまんまやるっていうことになったみたいで。「これ、なんだったんだよ? ただ暗くなっただけじゃねえか!」みたいな(笑)。で、そのコースっていうのがね、とんでもない角度の……あれ、オンエアーじゃあんまり伝わってなかったんだよな。角度ってわかんないじゃん? 角度とかさ、あと高さ。それから寒さね。わかんないじゃん? 暑さはほら、汗をかくから「暑そうだな」ってわかるけど。テレビで伝わらないことってあるじゃん?

(若林正恭)あるあるある。

(春日俊彰)それがもう本当、スキーの上級者のコースに作ったみたいな。で、リフトに乗ってさ。私とザコシさん。ベンチコートを着て。一番上まで行って。結構長めのリフトの一番上まで行ってさ、そこからスタートなので上でまた、風船をかぶって。で、その下のゴールまでは相当遠い。上から見たら、もう本当に急な崖。

(若林正恭)上級者用だからね。

(春日俊彰)スキーを履いていても、ちょっとためらうぐらいの高さのところなのよ。で、はるか下のところにその落ちた芸人たちがね、暖かいを格好してさ、こっちを見てなんか笑ってんの。もうムカついてさ。じゅんいちさんとか、先輩もその中に入ってるんだけどさ。「なにやってんだ、テメーら!」っつってさ。もうやんや、言っているのよ。怒るぐらい、もうすごい角度のところでね。」で、もうスタッフさんはやり方というか、コツというか。シミュレーションを重ねてるから、ある程度その攻略法を知っていてくれて。ディレクターさんが。それで聞いたら、「いきなり滑る感じはやめた方がいい。そっちの方が早いんだけど、最初はできるところまで跳ねながら、ピョンピョン跳びながら行った方がいい」と。

(若林正恭)「割れちゃう」っていうこと?

(春日俊彰)割れちゃうってのもあるし、制御が効かなくなっちゃう。滑るは滑るらしいんだけど。「何人か、シミュレーションの際にゴール手前で止まってしまって。ピョンピョン跳ねながらゴールした人もいる。絶対無理じゃないんで。やり方をちゃんと守れば、そのやり方をやれば……」って。で、滑っちゃったら……ピョンピョン跳んで最後まで行くのは角度的に絶対不可能だから。「滑っちゃったら滑っちゃったで、サーッと行った時はブレーキをかけてください。風船の中で」って。

(若林正恭)どうやってやるの?

(春日俊彰)ヒジをこう、ゲレンデに押し当てて。あとかかとも立てて……だから、なんかギャリギャリギャリギャリッ!ってなる感じよ。イメージはわくじゃん? なんか坂とか滑った時にヒジとかを押し付ければ……。

(若林正恭)イメージはわくね。

(春日俊彰)「なるほど、なるほど。わかりました」っつって。「どうしてもダメだった場合は、これを渡しておきますので、中から風船を割ってください。風船を割ると止まりますので」って。風船のあのゴムの素材でサーッと行くから。パーン!って割れたら、急には止まらないけど、生身だったらザザザザザーッて止まっていくらしいのよ。「どうしてもっていう時はこれで……」って私とザコシさんにノック式のボールペンを渡されて。中で、そのボールペンの芯を出して。それで風船を刺せば割れるっていう。「ああ、なるほど。じゃあ安心ですね」なんてザコシさんと言っていて。それで、スタートしたのよ。

私はさ、ピョンピョンピョンピョンってさ、なんとか行こうとしたら、もう2歩目ぐらいでフリーフォールね。ザーッじゃなくて、ストーン!って。体感的に。滑るんじゃなくて、落ちる感じ。だから雪を見てたんだけど、急になんか夜空だから、真っ暗になるみたいな感じで。それで行ったら、もうあっという間よね。ズーッ! ザザーッ!って。私もヒジでブレーキをかけるんだけどさ、もうなめっちゃって、なめっちゃって。かからないのよ。全然、かかとも立てているんだけども、ブレーキがかからない。で、もうクルクル回っちゃって。本当に「きゃーっ!」って。

(若林正恭)あるんだろうな。シミュレーションをやった時間とかも。みんな、体重とか体型も違うから。

(春日俊彰)だから、乗ったルートが違ったのか……あるじゃない? そういうのも。カーリングじゃないけども、なんかルートみたいなのがあるのかもしれない。「きゃーっ!」って言っている間に気づいたら用意してあったネットに突き刺さっていてさ。で、もうコースから完全に外れてるの。左かなんかに外れてさ。で、気付いたらもう風船が割れて、裸でさ。赤い風船だったんだけどさ、もう首からドレスを着てるに。もう本当、アッコさんみたいになっていてさ(笑)。ディナーショーのアッコさんみたいな。真っ赤なドレスの。

ほぼ崖のようなコースを落下

(春日俊彰)で、まあ幸いにも痛んだところもなく。ザコシショウも何も怪我もなく。で、手に持ったボールペンをすぐに捨ててさ(笑)。そんなもん、割ってる暇なんてないのよ。あっという間だから。あっという間にネットだから。で、ザコシさんもそうだと思って。裸でボールペン持っているのもおかしいじゃん? みんないるわけだからさ。もう、すぐに捨てて。「おい、どうなってるんだ!」みたいなね。で、見てる芸人さんたちもさ、やっぱりとんでもないスピードだったらしいのよ。だからみんな、テンション上がってるっていうかさ。「すごいものを見た!」っていう。で、こっちも体感してるからさ。「なんだ、これ!」って。テンション上がるじゃん?それもオンエアーされてたんだけどさ。

でも、そこだけ見るとなんか、現場がすごい盛り上がってるみたいなさ。なんか驚いた目に遭った人が1人だけテンション上がってるみたいなの、あるじゃない? で、回りはそうでもないからちょっと引いちゃうみたいな、そんな感じになっててさ。その現場が(笑)。あんまり伝わんないじゃん? その迫力とか恐怖とかね。

(若林正恭)だから、あれだよね。仲いいメンバーだけで盛り上がってる番組って、つまんない時あるじゃん? お互いがお互いのことを知ってるからさ。「そういうところ、あるよねー」とか言ってるんだけどさ、見るに堪えない番組、あるよね(笑)。

(春日俊彰)いや、オンエアーを見ていて「あれ、なんかの感じに似てるな?」って思ったけど、それだわ。お前らだけで……って。まあまあ、当事者ではあるんだけど。

(若林正恭)でも、起きてることはすごいから、見てる側は思ってないよ。

(春日俊彰)思ってないかな?

(若林正恭)見てる人も興奮してるでしょう。

(春日俊彰)それだったらいいんだけどね。

(若林正恭)やってることがやっぱりやってることだから。それとは違うと思うけど。

(春日俊彰)まあまあ、オンエアーではキュッとなっていたけども、結構長いこと……みんな、興奮してるからさ。「わーっ!」なんてやっていて。「はい、OKです」ってなって。で、誰も怪我をしてる人はいなかったのよ。こんだけ壮絶なロケをやっているのに。そしたら、それでまたちょっと盛り上がるじゃない? 楽屋に帰ってきて。「いやー、すごかったね! 誰も、どこも……すり傷ひとつないってすごいっすね!」って。「ただでもこれは、このパターンのロケは今後、しんどいな」なんて。

(若林正恭)結果がわかんないしね。まるで。

(春日俊彰)そう。たまたま誰も怪我してないからいいけど。「よかったね」「いや、怖かったね!」「見てる方も怖かったっすよ!」なんて言ってたのよ。そしたら、その中に風船太郎さんだけいなくてさ。「あれ?」って。みんなで一緒に帰ってきたはずなのに。「あれ? 風船太郎さんは?」なんて言ってちょっと探したら、風船太郎さんだけ上に上がって、またやろうとしたのよ。その……(笑)。

(若林正恭)えっ、なんで?

(春日俊彰)わからん(笑)。スタッフさんも止めたらしいんだけど。いや、だから風船太郎として経験しておきたかったのかな? わからないけども。

(若林正恭)えっ、それ、放送は?

(春日俊彰)されないのよ。

(若林正恭)「やりたい」っていう?

(春日俊彰)「やりたい」って。リフトに乗って上がって行っちゃってさ。

(若林正恭)そんな人、いるの?

(春日俊彰)すごい……攻略できるって思ったのかわからないけど。でも、風船として血が騒いだんじゃない?

(若林正恭)そうかもね。

(春日俊彰)自分がやれていないからさ。たしかに、難しい顔をしていたのよ。みんなで「わーっ!」ってなっていた時に1人だけ。

(若林正恭)いや、それはあると思うよ。やっぱり本家としては。

(春日俊彰)やっぱりね。「俺ならできる」っていうのか「体験しておいた方がいい」っていうのなのかわからないけど。で、それを見てみんなで怖くなっちゃってさ……(笑)。みんなで一緒に帰るロケバスだったんだけど、風船太郎さんだけ置いて、みんなで帰っちゃった(笑)。

(若林正恭)やったのかな?

(春日俊彰)やったんじゃない? スタッフさん、まだ何人か残っていたから。わからんけど。まあ、割れただろうけどね。パーン!っつって(笑)。

TVer『水曜日のダウンタウン』雪山風船太郎レース

<書き起こしおわり>

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