鈴木もぐらさんが2021年11月15日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中で妻のともみさんと一緒に2人きりでユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行った模様を紹介。その際に起きたトラブルについて話していました。
(水川かたまり)まあね、今週はすごい仕事がいっぱいありましたよ。
(鈴木もぐら)初のPRの仕事にも我々、行かせていただいてね。
(水川かたまり)そう。PRイベントにね、参加させてもらったんですよ。
(鈴木もぐら)よみうりランドの方に行かせていただいて。よみうりランドさんの新しいアトラクションに乗らせていただくということだったんですけれども……まあ結果ですね、朝のニュースとかで見ていただいた方もいらっしゃるかと思うんですが。私がですね、そのジェットコースターのシートベルトが閉まらずに、乗れないということで。PRで乗るのに。
(水川かたまり)大失態ですよ。PRで初めて……「第一号のお客様として乗っていただきます空気階段のお2人です」っていうことで。2人で乗り込んだらね、閉まらなくなっちゃって。本当にシートを上から大人の人がぎゅうぎゅうに押し込んで。
(鈴木もぐら)そうよ。まああれ、裏は……僕ら、建物の内部に入ってからはもう外からは見えずに、音声だけでお伝えするっていう形だったんですけども。あれ、本当にだから皆さんね、ご覧になってないと思うんですけども。本当にすごい鬼のような形相で、もう肉を……。
(水川かたまり)だからスタッフさんからしても、もう気合が入ってるから。第一号の。「これはPRだ。なんとかこのデブを乗せて走らないと……」っていうことで。
(鈴木もぐら)「ううーん!」って(笑)。
シートベルトが締まらない
(水川かたまり)「ああ、ダメだ!」っていう感じで。「ダメです!」ってなって。俺1人で乗ることになって。しかも俺も初めての、乗ったことないやつだし。普通にジェットコースター、超苦手だし。で、ジェットコースターって1人で乗ることもないじゃん? みんなと乗るものなのに、1人だけ乗せられて。で、俺の悲鳴だけ……だから、見えないからさ。悲鳴だけずっと会場内に響きわたってるみたいな状況だったんでしょう?
(鈴木もぐら)うん。いろんな人が見に来てくれてるし。偉い方とか。
(水川かたまり)大正製薬の社長とか、よみうりランドの社長とかもね、いらっしゃっていて。
(鈴木もぐら)もう粛々と、姿勢正しく座っている中で「あっ、ああっ、ううーっ! ああっ!」って。もう悲鳴だけがそのセレモニー会場に響き渡って、みたいな状況でしたね。で、それでシートベルトが閉まらなくて乗れないっていうのがあったじゃないですか。よみうりランドで。それで私、昨日USJに行ってきたんですよ。
(水川かたまり)ああ、そうですよね。奥さんと。
(鈴木もぐら)奥さんと一緒に。まあ、お休みだったんで。ちょっとね、まあ久々に夫婦だけで行くかって。で、日曜日だったんで。お父さんとお母さんがね、子供2人を見てくれるってことで。「2人で行ってきなさい」って。ともみちゃんのお父さんとお母さんが。で、2人で行けたんですけど。まず最初にね、入って、バックドロップっていうさ、めちゃくちゃデカいジェットコースター、わかる? USJ、行ったことある?
(水川かたまり)俺、できてすぐぐらい。もう20年前ぐらいに1回、行ったことしかないから。全然覚えてない。
(鈴木もぐら)今、あるんですよ。最新のデカいのが。要は、後ろ向きジェットコースター。
(水川かたまり)うわっ、ヤバッ!
(鈴木もぐら)だから、なんていうの? 本当に普通のジェットコースターと真逆。「ガタガタガタガタ……」って上がっていく時も後ろから上がっていく。で、最後、こう後ろから落ちるみたいなやつがあるんだけど。それにともみちゃん、どうしても乗りたいって行って。
(水川かたまり)ともみちゃんは好きなの?
(鈴木もぐら)好きなの。絶叫。で、一発目にそれが乗りたい。それからスタートしたいっていから。「わかった。じゃあ、行くか」って言ったんだけど。テストシートっていうのが入り口の横に置いてあるんだよね。要は、実際にジェットコースターで使われている座席がポツンと、なんか物陰みたいなところに置いてあって。で、普通の入場の人はそれに気付かずに行くんだけども。よく注意してみると、「なんかあそこ座席が1個だけあるな」みたいなスペースがあるんだよね。で、そのバックドロップに乗ろうとしたら係員さんが「ああ、すいません。これ、何度か乗られたことあります?」って言われて。
「いや、僕は初めてです」「ああ、初めてですか。じゃあ、ちょっと一度、こちらでどうぞ」って。奥のテストシートに連れて行かれて(笑)。それで見てさ、俺はピンと来るわけ。「ああ、これはもう、椅子で置いてあるということは原寸大なんだな」って。で、ちゃんと安全バーとかのところもちゃんと、完璧に再現されていて。だから、要はもう並ぶ前にそこでテストが行われて。で、ちゃんとそこでバーが降りていれば本番のにも乗れるということで。それで行ったんですけども。行った結果、また……24時間ぶりぐらいだよね。また大人の人が「うーん!」って俺の腹を再び。
(水川かたまり)東京と大阪で(笑)。
24時間後、西で腹を押される
(鈴木もぐら)そう。西と東でね。24時間前は東でしたけど。1日ぶりぐらいに西でさ。西の大人が。男の人がね、結構若い人が「うーん! これ、今限界ですか?」って。やっぱり夫婦で来て。2人で来てるっていうのもわかってるから。何とかして俺を乗せてあげたいみたいなのもあるんだけど。それでもうそのスタッフさんも「これ、ちょっとお腹とか、限界ですか? どういう状況ですか?」「パンパンです!」「パンパンですか? うーん、うーん!」って(笑)。
(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!
(鈴木もぐら)「うーん! すいません……これ……出発できません……」って。それが締まらないと、出発されないっていう仕組みになっているんだって。だからもう、すいませんっていうことで1個目は諦めまして。
(水川かたまり)ともみちゃんも乗らず?
(鈴木もぐら)ともみちゃんももちろん。やっぱり2人で乗りたかったから。なんかその、ちょっと1人だけでみたいなのも意味が違ってくるというか。1人で乗るっていうのは。ただ、そんな「うわーっ!」ってやりたいわけじゃないから。で、次。『鬼滅』をね、今、期間限定でやっていのよ。『鬼滅の刃』。
(水川かたまり)『鬼滅』をUSJでやっているの?
(鈴木もぐら)USJでやっているのよ。それも期間限定だし、今しか乗れないからって、2人でまた並んでさ、行ったの。で、入り口に入る時にキャストさんがいるから。俺もちょっとびくびくしながらまた、入り口を入ったんだけど。
(水川かたまり)前科者だからね(笑)。
(鈴木もぐら)そしたら「どうぞ、こちらへ」みたいな感じで通してくれたの。「ああ、これは行けるわ」と思って、並んで。で、USJのパスポートってあれなんだよね。ファストパスじゃないけど。そういう、なんか並ばなくても早めに入れる並び列みたいなのを自分で選択して。いくつか選択できるのよ。2つ、3つ。全アトラクションの中で好きな2つのアトラクションとかを早めに乗ることができます、みたいな。で、『鬼滅』をそれを使って行ってさ。で、そのアトラクション、ホーンテッドマンションみたいに流れてくるのよ。で、流れてきて、それに乗るみたいな。
ホーンテッドマンションって椅子がバーッと右から左にレールをゆっくり流れてきて。で、そこのところに自分が歩いていって乗って。バーが降りてアトラクションに行くっていう流れじゃない? で、それで『鬼滅』のも流れてきて、それで俺が乗ったの。で、乗ったら、また結局「あれっ?」みたいになっちゃって。で、また2人ぐらいがバーッ!ってきて。もう始まっちゃうから。もう乗り物は流れているから。
(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!
(鈴木もぐら)で、そこでも「ううーんっ! うーん!」って。2人がかりでグーッ!って。早くしないと出発が、もうすぐそこに見えているから。「うーん! ううーんっ!」って。
(水川かたまり)もうF1じゃん(笑)。
F1のピットイン的状況
(鈴木もぐら)もうF1のピットインみたいな感じで。で、「ううーんっ! すいません! これ、入り口でなにも言われませんでした?」「いや、言われません」「ううーんっ!」って。で、もうついに、ここまで行ったら止まっちゃう。これ以上行ったらもうみんなに迷惑をかけるっていうところで上の人が判断して。「すいません! ちょっとこれで降りてください! 申し訳ありません。ちょっと、横へ、横へ!」って言われて。で、横に行って。そこにベンチみたいなのが用意されていて。だから、乗ろうとする人が並んでいて。その目の前にその乗り物が流れるじゃん? で、その乗り物の、今度は乗り物を挟んで、並んでる人たちの向かい側。もう降りる人側の方に降りて。そしたら、なんか端っこにベンチがあって。「お客様、あちらのベンチに……」みたいな。で、そこに2人で座ってさ。
(水川かたまり)アハハハハハハハハッ!
(鈴木もぐら)そしたら、俺はもう肉とか結構押されているし。で、押してくれた人もちょっとしゃがんで「はあ、はあ、はあ……」って。「なんとか間に合ってよかったです」みたいな感じになって。それで……。
(水川かたまり)九死に一生を得たみたいな(笑)。乗ってないんだけどね(笑)。
(鈴木もぐら)そう。乗れてないんだけど。で、すごい申し訳ない感じで言ってくれるのよ。「お客様……入り口では何もなかったんですか……?」って。「はい。そうなんです」って。本当は……だから俺もびびっていたのが悪いのよ。びくびくしてさ。ちょっと、だからデブの気配を消していたんだろうね。盗み見て、パッと行っちゃったというかさ。
(水川かたまり)本当はチェックを入れてもらわなきゃね。
(鈴木もぐら)本当に自分から行かなきゃいけなかったんだよ。だってジェットコースターで食らってんだから。ダメなんだから。俺の体型じゃあ。ってことは、ここでも自分から自首じゃないけども。自己申告しなきゃいけなかったじゃん?
(水川かたまり)うん。いっぱいご飯を食べちゃったんだから。
(鈴木もぐら)そう。でもそれをね、俺はササッと行ったりとかして。でもさ、そのせいでキャストの人がものすごいなんか悪いことをしてしまったみたいな顔でこっちを見てきてさ。「本当にすみませんでした! せっかく並んでいただいて……入り口で本当にチェックがあるんですけども。もう、ちょっと今、上司にどうしたらいいのか、聞きますので。ちょっと待ってください」みたいな。
(水川かたまり)すごい大事になったじゃん。お前がご飯をいっぱい食べたせいで。
(鈴木もぐら)俺がさ、そういうちょっと目を盗んで侵入したせいでさ、そんなことになっちゃって。申し訳なくてさ。そしたら今度、降りてきた人たち。終わった人たちがちょうど、そこの俺たちの目の前を通って。
(水川かたまり)ちゃんと乗れた人たちが(笑)。
(鈴木もぐら)乗れた人たちが。
(水川かたまり)カップルとかもいるんだろうね。「楽しかったね。あれ、すごいね」とか話しながら(笑)。
(鈴木もぐら)みたいな感じでいて。で、それでさらになんか、「なんだろう、この人?」みたいな。俺だけなんかちっちゃくなってベンチに座ってるからさ。「えっ、この人、何をやらかしたんだろう?」みたいな。なんか昔さ、小学校の時とかさ、休み時間が終わって教室に戻る時にさ、なんか1人だけ先生としゃべってるやつとか、いたじゃん? 「ああ、こいつなんかやって怒られたな」みたいな。で、それを見て見ないふりをするみたいな。「ああ、怒られてる」みたいな。全員が俺にあの目をしているのよ。「こいつ、なんかやったんだろうな」みたいな。
それで、キャストの人は「すいません! これ、別のやつに振り替えますんで。これ、別のやつで使ってください!」って、そのファストパス的なのを2人分、くれて。「ありがとうございます」ということで。それで次に乗ったのがスパイダーマン。スパイダーマンに乗ったんです。スパイダーマンもそんな、それほど絶叫系じゃないからっていうので。シートとかじゃなくて。そしたら、あれは4人1列とかで並ぶのね? ジェットコースターみたいな肩からかけるタイプの安全バーじゃないんだけど。前からさ、お腹のあたりにおろす安全バーがあって。まあ、それはちゃんとガチャッて俺の体で止まったんだけど。そしたら、4人並んでるじゃん? 隣のカップの人がさ、「あれ? これ、安全バー、下がってますか?」みたいな……。
(水川かたまり)連帯責任になっちゃう(笑)。
(鈴木もぐら)それで、俺の腹を見てさ。「ああー」みたいな。もう俺の腹のせいでさ、残り3人がスカスカになってんのよ。俺の腹だけが安全バーを止めているから。でも、スパイダーマン的にはそれでOKなの。そのぐらい下がっていればもう出発できますっていうアクションだから。なんかそれを「ああ、まあまあ……なるほど」みたいな感じで。で、ともみちゃんはその視線とかも見ているからさ。もうかわいそうで……。
(水川かたまり)乗りたいものにも乗れないで(笑)。
(鈴木もぐら)で、乗ったら乗ったでなんかその、俺の腹だけでバーが止まっているみたいな(笑)。「あれ? 位置が違うな」みたいな。昨日もなったんですけども。でも、それでね、相当やらかしてしまったなって個人的には。もう「うわあ……」っていう感じだったんですけど。そしたら最後、ともみちゃんがね、「まあ全然乗れなかったけど、そのテストシートに乗ってくれて。自分が乗れるかどうか判断しようとしたその姿だけでも、私はもう嬉しい」って。
(水川かたまり)ハードル低すぎねえ? 喜びのハードル、低すぎるよ!(笑)。
100を切ってからリベンジ
(鈴木もぐら)次はもう、(体重が)100を切った状態で行きましょうと。それまではもう、行かない(笑)。100を切ったら2人で行きましょうと約束をしてね、無事に。わざわざ北海道からさ、ともみちゃんは大阪まで来てくれて。俺のテストシートに乗る姿を見るためだけに(笑)。
(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!
(鈴木もぐら)来てくれたんですよ。そんなつもりじゃなかったんだけど。だから本当にね、98とか。もう要は100を切った状態で絶対行こうという約束をしたので。
(水川かたまり)マジでやってくださいよ。
(鈴木もぐら)ちょっと本当に痩せます。もう、今年は痩せます。
(水川かたまり)お願いします(笑)。
USJ with YOME. pic.twitter.com/pOrVpZO196
— 空気階段 鈴木もぐら (@suzuki_mogura) November 14, 2021
<書き起こしおわり>