オードリー若林 ストレス解消方法を語る

オードリー若林 ストレス解消方法を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2021年11月13日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でストレスについてトーク。自身のストレス解消方法を話していました。

(若林正恭)さっきの話をちょっと繋がるのかな? なんか、その3万のアパート住んでた時とかね、隣の部屋から……たぶんおじさんだと思うんだけど。真夜中に「ああーっ!」とかいう声がよく聞こえて来てたりしたんですよ。それで、春日のむつみ荘も隣の人、よく変わってたんだけど。何人か、いたんですよ。「ああーっ!」とか、声を出す人が。

(春日俊彰)壁を叩かれたりとかね。

(若林正恭)で、俺はなんかちょっと思ったんだけど。その大声を……なんか、「ストレス」っていうことでいいのかな? 皆さん、仕事とか学生だったりでストレスがあると思うんだけど。だいたい病院に行って「ストレスです」って言われて、何の意味もないじゃん? 「そりゃそうだろう」と思って。「じゃあ、どうすればいいんだよ?」っていう話じゃん。で、「ああーっ!」って声を出せる場所って外にないよな? あと、家の中でもダメじゃん? 隣の人に迷惑がかかるから。で、基本的にさ、春日さんってたぶんストレスってないんでしょう?

(春日俊彰)「ないんでしょう」? いや、ないことはないと思うけどね。

(若林正恭)俺、でもね、びっくりしたよ。おぎやはぎの小木さん。片頭痛の話の中で「やっぱりストレスなんですかね?」みたいな話になった時、「ごめん。俺、ストレスってわかんないんだけど。どういう感じ?」って言っていて。「ストレスがたまる」っていう感覚がわからないぐらい、心が平穏なんだって。で、俺はそれ、同じことをモンゴルの遊牧民に言われたことあるんだけどね。「『ストレスがたまること、ありますか?』って聞いてください」って通訳にお願いしたら、「ストレスってなに?」って言われて。それで、「いや、なんか仕事で鬱憤がたまるとか……」「ああ、馬を小屋に帰そうと思ったら、その馬が20キロぐらい先まで行って。それを戻さなきゃいけない時とか、そういうことか?」って言われて。「ああ、じゃあいいです」って言って(笑)。

(春日俊彰)そうか。ちょっと違うかな。

(若林正恭)ストレスがたまる時、ある?

(春日俊彰)いや、そう言われてみるとストレスって何だろうな?って思うかもしれないな。私も。

(若林正恭)そうでしょう?

(春日俊彰)うん。はっきりとわかって。「ああ、ストレスたまってるわ」っていう時はないかもしれない。「なんか疲れたな」とか「眠いな」とかがストレスだとは思うけど。

(若林正恭)「眠いな」っていうのはストレスじゃないです。ストレスなら、眠れなくなりますよ。

(春日俊彰)じゃあ、たまらないわ。

(若林正恭)まあ、眠いっていうのもあるんだけどね。

(春日俊彰)「眠いな」とか「だるいな」とか。

(若林正恭)それは、だるいんですよ。お前、話し甲斐ねえな!

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! そんなの、しょうがないじゃないのよ。

(若林正恭)このチーム付け焼き刃だとストレスがたまるって……ヅカはあんまりない? 多少か。まあたまりにたまってそれが続くとかね。ぼた餅は、ある? ああ、あんまないんだ。なさそうだよな。このメンバーはね。

(春日俊彰)まあ、そうだね。佐藤ミツぐらい?

(若林正恭)じゃあたぶん……俺はたぶん、もうどう考えてもたまりやすい方なのよ。それで、このご時世で……今はあれだけれども。ずっと困ってたのが、やっぱり1人カラオケに行けないことだったのよ。

(春日俊彰)ああ、それがストレス発散になる?

(若林正恭)そう。で、30分だけ好きな日本語ラップを歌って……っていうのがもう、明らかにストレス値が下がるのかわかるの。行く前と、出た後では。明らかに。あと、ライブね。ライブをやって、やる前と終わった後で明らかにストレス値が下がっているのがわかるけど。テレビは収録後、パンパンに上がってるのもわかる(笑)。

(春日俊彰)もうわかるんだ。自分の状態がね。

1人カラオケでストレス発散

(若林正恭)で、さらにもう、それがたまったとて何も変わらないところまでわかっちゃってるじゃん。もう。で、ストレスっていうか、なんかうまくできない……「100点」っていうのはないから。基本的に。ストレスはたまるに決まってるから。だから、車の中とカラオケボックス以外、大声出せるところがないでしょう?

(春日俊彰)たしかにそうだなー。

(若林正恭)それで俺、今読んでる本で人間のそういう野生というか、野蛮な部分っていうのは、文明が進むと場所がどんどん追い込まれて少なくなっていくっていうのを書いてある本で。だから、中世の時とか……知らないよ。中世のヨーロッパを。だけど俺ね、町の中でね、「ああーっ!」とか言ってもよかったんだと思うんだよね。俺(笑)。

(春日俊彰)よかったのかな? そんなに変なやつだと思われない。そう思う人が少なかったのかな?

(若林正恭)だから、その学校でも体罰があったじゃん? 俺たちが中学の時って。

(春日俊彰)まあ、今よりはね。

(若林正恭)だけど、だんだん文明が進むと、場所が格闘技ジムとかに限られてくるんだ、みたいな。スポーツに追い込まれていったり。カラオケで大声を出すとか……それで俺さ、一番忙しかった時の31歳、32歳の時に思ったんだけどさ。1時間半とか開く時、あるじゃん? そしたらもう、何日も寝てないから眠くて。「寝よう」と思ったら、寝れる場所ってないよな? 今、ほら。寝れないようにしてるのよ。そこに住まないように。だから椅子の真ん中とかに絶対、棒が入ってたりするじゃん? 横になれないのよ。

(春日俊彰)ああ、ベンチで横にはなれないのか。

(若林正恭)だから寝る場所を俺、探してね。32ぐらいの時にさまよって。でも早く寝たいじゃん。1時間しか空いてないから。「寝る場所、どこにもねえな!」って思ったことあるからね(笑)。だからカラオケボックスとか、漫画喫茶とか。当時、個室ビデオとか知らないから。だから漫画喫茶んのフラットシートとかに入って。だから、お金を払わなきゃいけないのよ。寝るとしたら。でも、これはマジで昭和の、俺らが小学生の低学年の時とか、そこら中で人、寝てたからね?

(春日俊彰)そうでもないよ。そんな、そこら中でいっぱいっていうのはないよ(笑)。

(若林正恭)有楽町とか、もう道端で昼から寝てる人だらけだよ(笑)。

(春日俊彰)そんなことはないよ。夜、酔った人が……とかならわかるけど。昼からそんな、それがOKな感じの雰囲気じゃないよ。

(若林正恭)それで言うと、俺たちが昭和の子供の時なんて、立ちションしてる人、いっぱいいたでしょう?

(春日俊彰)いたよ。

(若林正恭)それで今……この間さ、車で帰ってたらさ、車道に向かってマジでちんちんに出して立ちションしてるおじさんがいたのよ。だから俺の車のライトにちんちんが……。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 嫌だなー、それ!

(若林正恭)車道に向かって……だから酔っているんだろうね? 俺、「久々に立ちション見たな」って思ったの。

(春日俊彰)ああ、立ちションは見ないなー。

(若林正恭)立ちションって少なくなったよな。

(春日俊彰)まあ、そうだね。しないよね。してる人、いないよね。

(若林正恭)それで最近ようやく、1人カラオケがOKになったじゃないですか。それでちょっと助かってるの。空き時間に行けるから。で、1人カラオケとか行ったりしてて。結構、星野さんのラジオに出させていただいた時、ラップしてさ。それを「すごいよかった」って言ってくれる人が多くてさ。俺、しょっちゅうラップを、車の中とかでも好きな曲、ラップを歌いながら運転してたりするんだけど。それで「リズム感がいい。リズムが取れてる」って言ってくれた人とかいたから。「俺、ちょっと歌が上手くなっていたりするのかな?」と思って。『Pop Virus』の歌の方を歌ってみたら、本当に54点みたいな点数が出てたけどね(笑)。

(春日俊彰)ああ、そういう……ちょっと違うんだね。ラップとは。

(若林正恭)全部の顔のマークが泣き顔だった。ずっと終始、「外れてる」っていう(笑)。

(春日俊彰)ああ、それは違うんだね。別なんだね。

(若林正恭)うん。まあ下手だからわかんないんだけど。「上手くなっているんじゃないかな?」って思っちゃって。で、歌ってみたら……。

(春日俊彰)普通の歌はそうでもないんだね。

(若林正恭)それで、過呼吸になってから、実はヨガにも通ってるんだよ。ヨガの先生のところに。

(春日俊彰)ヨガはいいんだ。そういうストレス発散みたいな?

(若林正恭)「自律神経もいい」って聞いたから。でも、女性の先生ですごい丁寧に教えてくれる先生で。「どこどこに力が入ってますね」とか。それをやると……それもまあ、週に1回ぐらいだけど。ヨガに行ってるのよ。だから、アンジャッシュの児嶋みたいになってくるのかね?(笑)。でもね、なんかね、それでちょっと……なんかストレスの解消法って持ってる?

(春日俊彰)ストレスの解消法? うーん。

(若林正恭)なんか最近、よくアライちゃんにコーヒーをたのんでいるよね?

(春日俊彰)ああ、コーヒーはそうだね。コーヒー……でも、それもストレスのあれなのかね? 自分では気づかないけどね。うん。ちょこちょこそういうので発散を……はっきりと「これ」っていうのはないかもしれない。「カラオケに行く」みたいな。ちょこちょこ、お風呂に入るとかさ(笑)。ちょこちょこ発散して。はっきりと「ああ、もうこれはダメだ。これをやって発散しよう」っていうものはないかもしれない。

(若林正恭)でも、やっぱり穏やかな人だよね。春日って。

(春日俊彰)そうなのかね? まあ、ロケとかで発散になってるかもしれない。外に行って体を張るとかさ、なんかワーッてやるっていうのが。エアロビの練習するとかさ。それが発散……それでいきなりゼロにはなんないけどね。そういう意味でちょこちょこ発散してるような気もするけどね。

(若林正恭)ああ、そっち? 仕事が逆に発散になってるみたいな。

ロケで大声を出してストレス発散

(春日俊彰)だってそもそも大きい声を出すもん。基本、ロケなんか大きい声を出すんだから(笑)。大きい声を出せる場、たくさんあるわけですよ。

(若林正恭)でもそれって、大きい声を出さなきゃいけないから出してるんでしょう?

(春日俊彰)まあ、そうだね。「出さなきゃいけない」というか、別になんか、追い込まれてとかではないけどね。

(若林正恭)はいはい。俺、でもなんか今になって不思議だと思うのよ。なんで中学からラグビーやりたいなと思ったのかなとか。

(春日俊彰)ああ、結構激しいもんね。

(若林正恭)そうだよね。で、春日ってアメフトのディフェンスエンドで。守備側なの。で、俺が攻撃側で。春日とよくぶつかるシーンが多いポジションだったのよ。あのクォーターバックっていうところからパスを投げる時、守んなきゃいけなくて。春日が襲いに来るのとよくぶつかるんだけど。なんか春日ってあんまり、「相手をやってやろう!」みたいな感じじゃなかったよね。あの時から。

(春日俊彰)ああ、まあ、そうかもね。そうかもしれん。まあ、もちろんクォーターバック、QBは狙いに行くけども。目の前の相手をぶっ倒してやろうみたいなのは、あんまりなかったかもしれないね。

(若林正恭)そうだよね。スポーツとしてやってるみたいな感じだもんね。やっぱりそうだよな。春日ってそうだったもんな。いや、なんかそれで……だから、あれなんだよね。その30真ん中ぐらいの時に鈴木拓さんと総合格闘技のジムに行って。それも「すごいストレスが解消されるな、不思議なもんだな」っていう手応えがかなりあって。行きたいんだけど、ご時世で今、行けてなくて。1回、サトミツと結構通ってたんだよね。

(春日俊彰)ああ、行ってた時期、ありましたもんね。

(若林正恭)1回、あったからね。軽くスパーリングをサトミツやってたら、左フックが……本当に6分ぐらいでやってたんだけど。サトミツのこめかみにパチンって入っちゃって。そしたらサトミツが右斜め前を歩いていったんだよ。で、「あれ? サトミツ? サトミツ?」って言ったら「はっ!」みたいになって。そしたらなんかトレーナーの人が「ああ、これ脳震盪おきてるから」って言って。サトミツ、ヘッドギアを取って横に……それで「今日、お風呂入っちゃダメ。氷枕で……」みたいな。俺、それからもう怖くなって行かなくなっちゃったんだけど。

(春日俊彰)まあまあ、あるだろうね。格闘技はね。

(若林正恭)それで……俺、わかるのよ。水木金土、ここが絶対にストレスマックスになるっていうところが。それで、それはもう俺、結構ちょっと大変で。なんかずっと、もう何年もそこは。で、ジムに行く時間もない。それで、岡ちゃんに……岡ちゃんってスポーツ、めちゃめちゃできるの知ってる? 一番学年で足が早かったっていう。

(春日俊彰)それを言ってるのは知ってるよ。実際見たことはないけど。サッカーをやっててね。

(若林正恭)サッカーも勉強もすげえできたっていう。ちょっとしたコットン西村だったんだよ(笑)。

(春日俊彰)フフフ、うちの事務所にもいた?(笑)。

(若林正恭)でも、高校の時の写真とか見せてもらったけど……で、「高校の時とか、彼女いたの?」って聞いたら「いやいや、それはいました」みたいに答えるから。やっぱり高校の時って重要なんだろうね。あれね。

(春日俊彰)なんかの……そうか。24時間のロケの時か。宮川大輔さんとホテルで卓球をやってたら、岡田マネージャーが見ててさ。で、大輔さんにちょっとはまってるからさ。面白がられてるからさ。岡田マネージャーがね。で、「卓球やろうや」って言ってやったら、全然できなくてさ。めちゃめちゃ切れられてたけどね(笑)。「なんやねん!」って(笑)。全然ボールが返ってこなくて。「へ、へぇっ……」って言っていたけど(笑)。「なんやねん、あいつ?」っていう。

(若林正恭)それで岡ちゃんに「岡ちゃん、俺、本番前にボクシングのミット打ちをやりたいってもし言ったら、ミット持てる?」って聞いたの。そしたらなんか「ああー、どんな感じですか?」って言って。「いや、ミットを持ってもらって。だいたい俺が打つから、それを受けてもらうだけで。簡単なやつしかやらなかったから。ワンツーぐらいだったらできるかな?」って言ったら、「ああ、いけると思いますよ」って言うからさ。俺さ、久々に格闘技グッズが売ってる店に行ってさ、ボクシンググローブとかさ、レガースとか売ってるお店。そこでアディダスのさボクシングのミットを買ったのよね。7000円ぐらいのやつを。それで車に常に乗せてて。ただ、ボクシンググローブも持ってるんだけど。ボクシンググローブって結構デカいじゃん?

(春日俊彰)まあ、そうだね。

(若林正恭)でだからなんか荷物になるからって。で、もう1個持ってるのが、UFCみたいな総合格闘技用のオープンフィンガーグローブも習ってた時のを持っていて。で、そっちの方が荷物が少なくなるじゃん?

(春日俊彰)ああ、そうだね。だいぶ違うよ。

(若林正恭)だからここ2週間ぐらい、かならずそのミットとオープンフィンガーグローブを持って俺、楽屋に入ってるのよ。で、岡ちゃんにミットを持ってもらって。そしたら、「俺が左右で打つから、こうやって持って」って。本番前ね。メイクとか全部終わって。それでやったら、岡ちゃんが胸の前あたりで構えるからさ。「岡ちゃん、俺は身長何センチの人と戦ってるんだい? もうちょっと上、上」っつって。

(春日俊彰)そうだね。岡田マネージャーだったら顔の横ぐらいじゃないとね。若林さんのちょうどいい位置ではないな。

(若林正恭)で、「打つけど、あんまり後ろに流されないように。迎えうつぐらいで、ちょっと押してくれれば手応えあるから」っつって。それで、外に音が漏れるかどうかも……嫌じゃん? 本番前に楽屋から「パン、パン、パーン! シュッ、パンパンパンッ!」って、バラエティ収録前に。「若林正恭」って書いてある楽屋から聞こえてきたら。で、「岡ちゃん、ちょっと外、出て」って言って。俺、左手にオープンフィンガーグローブ。右手にミットを持って1人で「パンパーン!」って。ゴリラみたいにこうやって鳴らしていて。で、ガチャッて開けて「岡田ちゃん、聞こえた?」っつったら「ああ、聞こえないです。大丈夫です」って。

それで、ドアストッパー、あるじゃん? ドアストッパーでちょっと開いてる状態だと聞こえるのかなっていうのを試して。また楽屋で1人で俺が「パンパーン!」ってやったら岡ちゃんがガチャッて開けて。「いや、これは聞こえますね。ジムの音がします」っつって。「ああ、じゃあちゃんと閉めなきゃダメなんだな」っつって。それで閉めて。それをやると、終わった後に……もう本当5分弱ぐらいやるだけで、やっぱりストレスがすごい減ってるのがわかるの。

(春日俊彰)ああ、そう? じゃあ、合っているんだね。発散の方法として。

本番前に楽屋でミット打ち

(若林正恭)やっぱりちょっと体を動かす方が。俺、だからもう全力疾走とか、すごいストレス解消になるけど、限られてるよな。やっぱり商店街で全力疾走したら今、なんかちょっと変なやつだろう?

(春日俊彰)ヤバいよ。それは変よ。

(若林正恭)だから、全力疾走するこことすら難しいんだよ。世の中って。

(春日俊彰)たしかに。まあ、公園だったらいけるかもしれないけど。町中は……。

(若林正恭)公園でジャージを着ていないと……ジーパンでフードパーカーで全力疾走はなにかから逃げている人だろう? もう。

(春日俊彰)逃げているか、何かを追いかけているか、どっちかだね。緊急事態の感じがするもんね。

(若林正恭)そう。だから公園でジーパン履いて全力疾走も怖いだろう? 俺、だからストレスマックスマックスの時、日比谷公園とか走ってた時あるよ。オールナイトの前に。バーッて。ストレスたまりすぎてダメだっていう時。

(春日俊彰)まあ、体を動かすっていうのが合っているのかもしれないね。

(若林正恭)体を動かすっていうのがすごい合っている。で、膝もよくなってきて。膝もやってるんだけど。いろんなことを。それでさ、オープンフィンガーグローブを付けて、本場30分前ぐらいになるとさ、「じゃあ岡ちゃん、ちょっとやろうか」って言って。岡ちゃんやっぱり筋はいいのよ。ミットの持ち方。やっぱり。で、それをやってるとさ、何が困るって楽屋挨拶なんですよ。

(春日俊彰)なるへそ。コンコン……と。

(若林正恭)で、オープンフィンガーグローブって結構脱ぐのが難しいのよ。マジックテープで二重ぐらいに巻いて。指が、なんていうの? ちょっと指先が出るようになっているから。一瞬では取れないから。それに気付かずにやってたらさ。パンパンって。そしたら岡ちゃんが「ああ、ちょっとお待ちください!」とかって言って。ミットはすぐに取れるんだよ。で、ガチャッて開けたらさ、ファーストサマーウイカに俺、オープンフィンガーグローブを付けたままさ(笑)。

(春日俊彰)また、よりによって……。

(若林正恭)『激レアさん』のネクタイとシャツにオープンフィンガーグローブつけたまま「ああ、今日よろしくお願いします」って(笑)。

(春日俊彰)よりによってファーストサマーくんっていうのもちょっと嫌だな(笑)。絶対にバレてるし。

(若林正恭)これ、岡ちゃん。あれだな。挨拶が全員、終わってからじゃないと。挨拶に来そうな人ね。それが終わってからじゃないと、「オープンフィンガーグローブしてましたよ」っていう話が広まっちゃうよな(笑)。なんか、嫌だよね。なんか、戦いだと思って収録に来てる感が(笑)。それがなんか出ちゃうじゃん? だから「岡ちゃん、これ、来そうな人の挨拶が全員終わってからにしようね」って約束したの。それで今日、『しくじり先生』でさ、全員……これでもう後はレギュラーメンバーだから挨拶に来る人いないよねっていうので。

本番前に岡ちゃんとミット打ちをまあ、5分弱。岡ちゃん、付き合ってくれて申し訳ないよ。本当にね。でも、それだけですごいなんかテンションも上がるし、楽しい気持ちで行けるから。でバーッて本番5分前ぐらいにやって。ピンマイクをつけて本番が始まったら……なんだろうな? テンション上がって。上がるのはいいんだけど、うーん。アドレナリンが出ちゃうのかね? ミット打ちをすると。先輩の島田秀平さんに強く行きすぎて、変な感じになっちゃったんだよね(笑)。

(春日俊彰)「若林、どうした?」みたいな。周りの吉村くんとか澤部とかが。「若さん、すごい今日、行くな?」みたいな。理由、わかんないからね(笑)。

(若林正恭)島田秀平さんのおでこに……本当、このラジオのオープニングみたいに島田秀平さんのおでこにマジックで「ここにインチキ線が出てますね」って言って。俺、なんかなぞったりして。収録が終わった後にスタッフに「いや、ヒヤヒヤしましたよ」って言われて(笑)。終わった後、めちゃめちゃ島田秀平さんに謝って。「すいませんでした!」って(笑)。それで「岡ちゃん、これ、本番直前はダメだな」って(笑)。

(春日俊彰)難しいな。タイミング。

(若林正恭)「今度から、早く入ってやろう」っていう風に言って終わったんですけどね。

(春日俊彰)ああ、そう? 岡田マネ、マルだけは意味が分かったんだろうね。若林さんが強く行く理由を1人だけ、知っていたんだ。そのスタジオの中で。

(若林正恭)でも、そんなもんなのかもしんないよね。

(春日俊彰)まあ、だからタイミングじゃないですか? 上げすぎてもダメだろうし。

(若林正恭)直前はダメなんだろうね(笑)。

(春日俊彰)島田さんも怖かっただろうな。

(若林正恭)そうそう。「すいませんでした。本当、なんか調子乗って。申し訳ございませんでした!」って謝ったら「いやいや、いい。全然大丈夫よ」って(笑)。

(春日俊彰)実はスパーリングやった後だったっていうね。体、あったまっちゃっているから。

(若林正恭)ちょっと『しくじり先生』、それがオンエアーの時はみなさん、そういう目でちょっと大目に見てやってください。若林のことを。すいません(笑)。

(春日俊彰)「ミット打ちの後だ」っていうのを知れば楽しめるかもしれない(笑)。

<書き起こしおわり>

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