佐久間宣行 Netflix『トークサバイバー!』を語る

佐久間宣行 Netflix『トークサバイバー!』を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

佐久間宣行さんが2021年11月10日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中でNetflixで製作をしている千鳥との番組『トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~』について話していました。

(佐久間宣行)それでですね、発表されたんですけども。Netflixと言えば私も番組、やらせていただきます。ありがとうございます! 千鳥とですね、『トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~』っていうものをやらせていただくんですよ。なんて説明したらいいかな? すごいざっくり言うと俺、千鳥と昔、テレビ東京で『キングちゃん』っていう番組をやっていて。そこの中にね、「ドラマチックハートブレイク王」っていう企画があって。俺と千鳥はめちゃくちゃ大好きだったの。

『キングちゃん』「ドラマチックハートブレイク王」

(佐久間宣行)それはえ学園ドラマの設定で、頭だけちょっとドラマがあって。間のなんかさ、不良たちが話してるシーンとかがあるじゃん? そこは芸人のフリートークっていう。で、傷ついた話をするんだけど、かっこいいトーンでしゃべって、それをかっこいい絵柄で撮るっていうのがあって。そのあとでちょっとだけ進んでいくっていうのがあったんだけど。あれをそのNetflixと組んでめちゃくちゃちゃんとした連ドラにして。で、毎回そのドラマの間にフリートークゾーンがだいたい15分か20分ぐらいあって。

そのフリートークで一番受けなかった、もしくは面白くなかった人が脱落していくんだよ。ドラマ上もね。だから、死んだりとか、退場させられたりしていって最終的に……まあ、連ドラなんだけど。誰が残るのか、みたいな。誰が最後までドラマの現場に立っているのかっていうような……本当、だからNetflixもすげえなと思うんだけども。結構斬新というかさ、実験的な企画じゃない? それに「やりましょう!」って言ってくれて。千鳥もスケジュールを出してくれて。で、芸人さんね、だいたい全部合わせると20人とか22、3人くらい出るのかな? で、その人たちがエピソードトークどんどんしていくっていう。

いろんな細かいところまでの発表できないけど。来年、配信するから。でも、芸人さんのラジオをいくつか聞いてると、それがあまりにも過酷な収録だったから。「過酷な収録だった」っていろんなところで話をしている芸人はいる(笑)。ニッポン放送にもいた(笑)。「大変だった!」って言っていた芸人さん、いたから。そういう芸人さんとかが出てくるって感じですね。後日、発表されると思うんですけど。

千鳥だけは……だから大悟はもう出ずっぱり。あの企画ってノブさんとその他のタレントさんがウォッチングしてるんだけど。大悟はもう、とにかく全部出てるわけ。全部出て、ドラマもやって。エピソードトークも全部出てるから。本当に頭が下がるよ。とんでもなく大悟は頑張ってくれてて。とにかく楽しみにしてもらえればなと思うけど。Netflixと他の地上波っていうか、とにかく……うん。「これをやりたい」って言うとやらせてくれるって感じなんだよね。もちろん、ある程度の予算の制限はあるけども。「佐久間さん、これ、どうしてもやりたいですか? いいでしょう!」みたいな。

そんなのさ、俺、テレビ東京出身だから。俺、たぶんフジテレビとか日テレの人とかだったら「はいはいはい、わかりました。じゃあ、これ」ってやるんだろうけど。いちいち聞いちゃうのよ、俺。「これ、で、できますかね?」みたいな。「できます!」みたいな(笑)。「えっ、佐久間さん、できますよ」みたいな。「えっ、これはできる? これは無理ですよね?」「いや、佐久間さん、できますよ!」みたいな(笑)。いや、すごいんだよ。

だから結構……「エキストラってあと3人ぐらい、増やしても大丈夫ですかね?」「佐久間さん、30人増やしても大丈夫ですよ!」って。フハハハハハハハハッ!って、言われるっていう(笑)。というのがね、もう全然違う。あと、なんか「Netflixさんから差し入れです」っていう感じで来るケータリングのレベルが違う(笑)。そういう意味では、本当にすごいよね。だから今、テレ東の番組も作ってて、Netflixもやってるから。情緒がさ、どこに合わせたらいいのか分かんない。

Netflixが終わった後、そのテレビ東京の『考えすぎちゃん』とかを撮っていると……『考えすぎちゃん』って本当にNetflixの番組たぶん30分の1ぐらいの予算でやってるから(笑)。だからもう本当、セットの前でただしゃべってるだけだから。カメラマンもいないからね。カメラ、動かせないから。ズームとか、できないんだよ。だから(笑)。っていうのをやっているからね。まあ、でもディレクター冥利に尽きるっていうか。そのフリーになってさ、この半年ぐらいの間にやらせていただいた仕事がいくつかあるんだけど。まあ、だから最初は『ハライチのYAMi』っていう、Smash. っていうところでハライチのバラエティ番組を作らせてもらって。で、『nobrockTV』が始まって。

その後、『東京03とスタア』っていう日テレでコント番組を作らせてもらって。これはもう、日テレが逆にさ、「佐久間さん、毎回セット作って壊していいっすよ」みたいなのもあるし。かと思えばさ、『サクマ&ピース』っていうさ、始発で行って晩までさ、俺と平子で4本撮りをさせられて。最後、もう記憶がないぐらいのヘロヘロで帰るみたいな仕事もして。で、今度Netflixで。撮ってから「佐久間さん、編集は別に3、4ヶ月やってもらっていいですよ」みたいな感じのものとかもあるから。すごいよ。

まあまあ、面白いですよね。フリーになったら……っていう。だから、もしかしたらね、この後もなんかいろんなところでお声をかけていただいて。企画が通ったらやれるかもしれないから。そしたらやってみたい企画、やっぱりやっていくと増えていくね。いくらでも企画、作りたいなと思ってるから。ここまで来ると、行けるところまで。作れるものはみんなと作りたいって思うしね。

いくらでも企画を作りたい

(佐久間宣行)あとね、やっぱり1個嬉しいのは、俺はテレ東がすごい好きなんだけど。テレ東でしか仕事してなかった頃に、福田とかオークラさんとか、いつもやってるスタッフに本当……こんなこと、言っていいかな? 怒られるかな? まともなギャラをそんなに払ってないっていう。フハハハハハハハハッ! テレ東価格でしか払ってないから(笑)。それはやっぱりずっと本当に「申し訳ないな」っていう気持ちがあったので。

それはそれで、今まで長い付き合い人が「佐久間さんとしかできない仕事をやってるから嬉しいですよ」って言ってくれていjたけど。でも、いろんなところで仕事すればするほど、それなりのギャラは払えるじゃん? だから付き合ってきてくれた人たち、ちゃんと一緒にやってくれた人に仕事分ぐらいのギャランティーをちゃんと払えたりするのも嬉しいっていう(笑)。そんな、莫大に払えてるわけじゃないけど。でも、それも嬉しいね。

他局と比べて、そこがすげえコンプレックスがあったのよ。作る番組のバジェットが少ないのはしょうがない。それで作るしかないんだけど。やっぱりね、その払えるギャランティーもある程度、限られているからね。こんなこと、あんまり言わないんだけど。まあ正直に言うと、そこもある(笑)。一緒にやってた人にね。

<書き起こしおわり>

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