テークエム 独自のフロウの生み出し方を語る

テークエム 独自のフロウの生み出し方を語る INSIDE OUT

テークエムさんが2021年10月18日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でリスナーからの「独自のフロウを身につけるには?」という質問に対し、自分なりのアプローチを回答していました。

(渡辺志保)本当ね、質問をたくさんいただいていて。アルバムとはちょっと関係ないことではあるんですけど、ぜひちょっと読みたいなと思ったのが……「大学でラップをやっていますがテークさんみたいな独自のフロウを探し中です」っていうメッセージをいただいております。なんかアドバイスみたいなものはありますか?

(テークエム)ええと、難しいですね。なんか2個あると思っていて。やっぱりトライアンドエラーがひとつですよね。いろいろやらないと身に付かないし……っていうのはあります。僕もいっぱいダサいバースを書いてきたし。あと、新しいことをすることに恐れないことですかね。そのためにインプットも欠かしてはダメだし。これ、なんか学校みたいな言い草ですけど(笑)。

(渡辺志保)いやいや、大事なことだと思います。

(テークエム)なんか、スキルがないうちに奇をてらってしまうと僕はミスるんかなと思っています。

スキルがないうちに奇をてらうとミスる

(渡辺志保)うんうん。なるほど、なるほど。ご自身でもその新しいフロウにチャレンジしてみようとか、今日はこういう歌い方でレコーディングをしてみようみたいな……そこにおけるインスピレーションみたいなものは何が源になっていますか?

(テークエム)内容もそうなんですけど、でもやっぱり新譜を聞いて。フレッシュな新譜を聞いたらやっぱり自分も試したくなりますよね。

(渡辺志保)ああ、たしかにね。しかも試し甲斐がありますよね。ここまでスキルがちゃんと備わっている方だとね。

(テークエム)それで幸い、僕は梅田サイファーっていうマイクリレーばっかりできる環境にいたんで。1曲丸々作るってなると、どうしても統合性がいるじゃないですか。フロウをやるにしても。でも、そうじゃなくて8小節だけ投げきりでいいんだったらいっぱい試せるんですよ。

(渡辺志保)うんうん。そうか。そのチャレンジし甲斐がありますね。本当にね。

(テークエム)まあ、僕はそういう風にしてるんですけど。でも、今の若い子ってなんか1分の曲とか、平気で作るじゃないですか。

(渡辺志保)めっちゃ多いですね。

(テークエム)でもそれって結構、トライアンドエラーを試みてるのかなって僕は思いますね。

(渡辺志保)そうかもしれないね。なんか1曲ちゃんとって言ったら変かもしれないけど。バースが3つあって……みたいな。そういうことじゃないですもんね。本当にね。ワンバース、ワンフックで終わり、みたいなね。

短い曲でトライアンドエラーを繰り返す

(テークエム)だからそんな曲を人に聞かせなくてもいいから量産しまくったら、なんか自ずとスキルも上がるし。いろいろも引き出しも増えてくるんじゃないかなと思って。すいません。上からなんですけども(笑)。

(渡辺志保)いやいや、大事なアドバイスだと思います。

<書き起こしおわり>

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