東野幸治 水道橋博士・吉田豪との関西芸人スキャンダルトークライブを語る

東野幸治 水道橋博士・吉田豪とのトークイベント開催決定を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2023年12月1日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で水道橋博士・吉田豪さんと高円寺で行った関西芸人のスキャンダルを振り返るトークライブの模様を話していました。

(東野幸治)昨日、水道橋博士のライブに行ってきました。高円寺のよくわからないところのお店みたいなところで、客席が20席ぐらいでした。「俺、もっと頑張ろう」と思いました。東野幸治のホンモノラジオ!(笑)。

どうも、こんばんは東野幸治でございます。1時間、皆さんよろしくお願いします。私の話を聞いてくれるのは、この方!

(渡辺あつむ)渡辺あつむです。

(東野幸治)よろしくお願いします。いやー、あつむくん。グーッて下唇を噛みしめて笑い声をセーブするの、やめてもらっていいですか?

(渡辺あつむ)なんでなんですか?

(東野幸治)水道橋博士もホンモノラジオを聞いてたりしてるんですよ。それも聞いてるし。昨日、会ってね、のりお師匠の回をすごい絶賛してたから。俺、別にマネージャーでも何でもないけど。「のりおさん、ゲストに呼んだらどうですか?」とか、いろいろ話をしたんですけども。知らない方のために説明してしまうと、水道橋博士。昔、『まっ昼ま王!!』っていう番組を一緒にやっていて。半年? 1年で終わったのかな? 『いいとも!』の裏番組、テレビ朝日でやっていて。で、神田正輝さんとか今田さんが司会をやっていて。俺とか浅草キッド、玉ちゃんとかがレギュラーメンバーでやっていて。すぐ終わったんですけど。

その頃に一緒にやって。それからあまり絡むこともなかったけれども、なんとなくほどよい距離で……5年に1回ぐらい、会うような感覚で。で、ご本人、水道橋博士の本とかが出たら、ちょっと読んで。Twitterで感想を言ったら「ありがとうね」とか。で、たまにDMが来てやり取りするみたいな関係性があって。ほんで、体調が悪くなったとか。ほんでまた、回復したとか。で、今度は国会議員に立候補するとか。当選したとか。体調悪くなったとか。国会議員を辞めたとか。いろんなことがあって。なんとなく「大丈夫なんかな?」みたいな気持ちでいたらある日、DMが来て。「今度、トークライブやるんで来ていただけませんか?」みたいなことで。DMで、もうダイレクトで来たらそらね、『まっ昼ま王!!』からずっとやってる仲間としては「いや、全然いいですよ」って言って丸投げして。

で、「内容をどうします?」って。ほんで、言うたら「体調悪くなったとかいう話でもいいですし。何でもいいですよ」ってなったから「どうしようかな?」と思って。そんな、2時間ぐらいあるから。面と向かって体調悪い話を2時間も聞けないし。そんな話すこともないじゃないですか。で、「どうしたもんかな? 共通の話題、ないかな?」と思ったら、いろんな芸人さんのスキャンダル。そういうのをお互いに知っている。特に博士はそういうのをすごい調べたりするのが仕事みたいなところがあるから。「じゃあ、東西芸人のスキャンダルみたいなのをやるのはどうですか?」「ああ、いいですね」ってなって。

その時に、俺もほんまにちょっと臆病な人間で。博士と面と向かってテレビ電話でしゃべってるわけでも、電話で声聞いてるわけでも、画像も見てない。電話もしてない。DMの文章のやり取りだけやから、少し不安になって。「いざ始まった時、博士の体調が悪かったら、どうしよう?」とか思うじゃないですか。大至急、吉田豪を呼んで(笑)。「来てくれ。吉田豪さん!」って(笑)。

(渡辺あつむ)それは東野さんからの?

(東野幸治)そうそうそうそう。こんなんにね、ほんこんさんを呼ぶわけにはいかへんから(笑)。

(渡辺あつむ)ぶれますね(笑)。

(東野幸治)なんかグシャグシャグシャッてなるから、「吉田豪さん、来てくれませんか?」って言って。それを博士にも言ったら、それもOKでっていうことで。東の芸人、西の芸人の漫才ブーム以降からのいろんなスキャンダルみたいなんを博士が調べて。で、俺が「えっ、そんなん、あったんですか?」って。で、補足情報があったら言う。で、吉田豪さんも補足情報があったら言うみたいなライブをやろうかってなって。

ほんだら、なんかこの企画がいいのか悪いのかわかりませんけど。博士がもう、かかっちゃって(笑)。かかっちゃって、「もう多牌です。内容がいっぱいすぎて……とにかく今回は、関西芸人だけにしませんか?」みたいな(笑)。だから、ベストテンみたいなやつを台本に上げてきてくれて。俺もほんまに無責任な男ですよね。言うたら同志。言うたら共に歩んできた同志が体を悪くしながらも、はい上がって頑張ろうとしている。メールで「台本、見てください」って来て「はいはい!」って言ったけど。そのメール、当日まで一切見てなかった(笑)。

(渡辺あつむ)ああー。意外、ではない(笑)。そんな感じの人だと思う。

水道橋博士から送られた台本に気づかない

(東野幸治)違うんですよ。もうほぼ今、LINEなんやけども。LINEは交換してないんですよ。で、ショートメールもあんまり、アプリに数字が「1」とか「2」とか出てへんから。「1」って出たらショートメールを見る感じ。で、メールなんてほぼほぼ、今「1500」ぐらい赤の数字で書いてるぐらいやから。もう全部、スルーしてるから。その中に埋もれてるんですよ。水道橋博士の魂の叫びが(笑)。これ、だから配信もしてるんですよ。一応、有料なんで。もしも興味ある方はまだ、たぶん見れると思うんで。「水道橋博士のライブ」でちょっと検索していったら見れるんですけど。

重厚な台本の数々があって。それを当日、見て。「うわっ、すげえ量やな。気合、入ってるな」と思って。で、当日。吉本興業のチーフマネージャーから「当日、東野さんのお住まいのところにタクシーでマネージャーと行きますんで。そこから行きます」って説明を受けたけど……吉本興業に知ってほしくないライブやから(笑)。

(渡辺あつむ)ええっ?

(東野幸治)知ってほしくないんです。とにかく、吉本興業にバレないでくださいっていうライブやから。

(渡辺あつむ)なぜですか?

(東野幸治)じゃあ、面と向かって言いましょうか? 何位かに、あなたの師匠のこともありました(笑)。

(渡辺あつむ)あ、ああ、うん……ない。あるわけない。ないない(笑)。

(東野幸治)だから……なんか、古典落語、始めるんですか?(笑)。

(渡辺あつむ)「えー、編集というものが、ございましてー」(笑)。

(東野幸治)なんかね、鬼越と吉田豪さんが有楽町の劇場でトークライブした時に、配信ありで。その前日に俺、鬼越トマホークとライブしてるんですよ。それを吉本から「配信しませんか? 配信しませんか?」って言われるんやけど。「いや、そんな配信するような内容じゃないから。来てくれたお客さんだけの密室的な空間の楽しみみたいなトークライブでいいんと違う?」って言ってやったんです。自由にしゃべって。

で、その次の日は吉田豪さんと鬼越トマホークが配信ありの、言うたらクローズドなライブ。配信ありやけど、内容はちょっとクローズドな感じ。で、それを上げたら、やっぱり吉本から、言うたら「ここの発言、消してくれ」とか。なんかいろいろ注文があったみたいなんですよ。そういうのもなんかちらっと聞いてたから。マネージャーに「いや、水道橋博士の個人的なライブやから。俺、1人で行くわ」みたいな。で、ギャラの方も博士から封筒でいただいて。それを吉本に俺を介して。「俺、やっとく、やっとく」って。吉本興業にバレたら……今の現場の子に背負いきられへんような(笑)。1、2年目の子が全く知らない、吉本の恥部みたいなんを延々と浴びせられたら、たぶん変な湿疹とかかぶれとか、できるし(笑)。ぐらいのやつやから。もう、それはこっちでやっておきます、みたいなことやらしていただいて。

ほんだら、先ほどオープニングで言うたように、お店……なんかバーみたいな、お店みたいなところで。2階でやっていて。ほんで、お客さんが20人ぐらい。最初はそこに行かず、1階のバーみたいな、暗いところでタクシーが着いて。入っていったら、博士が1人、薄暗いところで座っていて。ほんで「ああ、ご無沙汰しています」ってちょっとお話をしてたら、吉田豪か自転車でやってきて。恐ろしいな。このアンダーグラウンドな感じ……みたいな。

で、久しぶりに3人でしゃべって、時間になったら2階に上がって。全然見てなかったけど行ったら、本当に20人ぐらい。おじさん。で、3、4人は女性の方がおったかな? で、俺が一応真ん中に座らせてもらって。俺の右手に水道橋博士。左手に吉田豪さん。で、お客様20人。で、一番先頭が今のあつむくんぐらいの距離やねん。

(渡辺あつむ)ああ、1メートルちょいですね。

(東野幸治)それが、掟ポルシェやねん(笑)。「嘘? 何、これ? 嘘やん! すごいアンダーグラウンド!」って(笑)。

(渡辺あつむ)どういう経緯で来はったんですか?(笑)。

最前列に掟ポルシェ

(東野幸治)「個人的に見たい」って言って。「いや、せめて掟ポルシェ、サンバイザー、取れや」って(笑)。サンバイザー、ちょっと横にしながら。「あれ? これ、掟ポルシェさんっていう人ちゃうかな?」とか思いながら2時間ぐらい、ああでもない、こうでもないって。まあ、やったらやったで楽しいんですけども。で、博士の要望というか、リクエストというか。昨日は西の芸人のことをやったから。年明けに次、東の芸人さんのいろんなスキャンダルなことを改めて振りかえるみたいなんもやりたいなと思うんで。

で、なんか博士も楽しそうにしてたから、よかったなとは思ったりもするんですけども。えらいもんで、内容の方もそんなに世の中的にね、言うたらお叱りの言葉もなく。今日もマネージャー、チーフマネジャーにも会ったけど、何のことも言ってこなかったから、おそらく見てなかって。「しめしめ……」と思ってる状況でございます。

<書き起こしおわり>

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