R-指定さんが2021年9月21日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でテークエム『Virtual Boy』を紹介していました。
（R-指定）さっそくですが、曲紹介に行かせてもらいましょう。ちょっとね、これ……もう聞いてほしいんですよ。2週連続ですけど、今日もテークさんをかけます。
（DJ松永）好きすぎるだろ？
（R-指定）いや、あのな、ちゃうねん。これは「友達やから」とかじゃなく、ホンマに素晴らしすぎるんで。
（DJ松永）まあね。これは正直、同意なのよ。
（R-指定）やろ？
（DJ松永）ちょっとテークの出したEPに俺も食らいすぎているから。あれはすごいよ。
（R-指定）もっと聞かなあかんよ。全国民が。こんなもん。
（DJ松永）ちょっとな、あいつがすごすぎて聞く側がついていけてない感じになっているわ。今、もはや。
（R-指定）そのぐらいのレベルのことを、まあBACHLOGICさんとテークエムのタッグ……前作『XXM』から今作『LABEL MUSIC』っていうね、そのコンセプトも素晴らしいし。で、BACHLOGICさんの音。テークエムのラップ。もう正直ね、ホンマに世界基準というか。世界のやつらを黙らすほどの技術のやり合いとなっております。今回。
（DJ松永）うん。すごいもんね。やっぱり改めて、結局BACHLOGICなんだな。ヤバいのは、みたいな。
（R-指定）ほんで、そのBACHLOGICさんのド変態のすごすぎるビート。それをこんなに華麗に乗りこなすというか、泳ぎ切るか？っていう。で、今回かけたい曲は『Virtual Boy』っていう曲なんですけども。これが、テークエム、キレキレのラッパーであるっていうことはよく、俺の口からいっぱい言っているんですけども。もうひとつ、やっぱりメロディーメイカーとしても。
（DJ松永）そうだよね。結構さ、ミュージックビデオで出しているやつがそっちじゃない曲のタイプだから。結構エグめのやつを出しているもんね。
（R-指定）そう。ハードなラップを出しているけども。テークエムはさ、メロディーメイカーとしてまず、素晴らしいんですよ。そして、メロディーメイカーとして素晴らしい上に、作詞家としても素晴らしいんですよね。
（DJ松永）全方向で抜かりないよ。
全方向で抜かりがない
（R-指定）で、その歌詞の視点ですよね。その、自分の今、いる世の中で生きている状況で感じるような閉塞感を切り取る時の目線と切り取り方。で、そのテーマへの落とし込み方。はっきり言ってよくね、日本のヒップホップで「海外とタメを張るクオリティー」とか、「海外基準のラップ」みたいなことを言う人、おるじゃないですか。正直、俺はテークエムの前では全員が霞むと思っています。そんぐらい、あっちのハードさやったりノリの気持ちよさ。プラス、あっちの持っているようなコンシャスさもこいつはしっかり持っているんですよ。だから、関係あらへん。2週連続テークエムです（笑）。
（DJ松永）まあ、5週連続でもいいけどね？
（R-指定）いいけどね。じゃあ、お聞きください。テークエムで『Virtual Boy』。
テークエム『Virtual Boy』
（R-指定）すごいな、やっぱな。
（DJ松永）すごいな。なんでもできるな。
（R-指定）どこからこのメロディーを発想しとるんやろう？って思うんやけども。こういうバーチャル、電脳世界みたいなものをやっぱり、一貫して退廃したサイバーパンク的な世界観やねんけども。そこにやっぱり今の現代の誰もが抱えているような歪みとか。「修正し放題 きれいでいなきゃいけない。なぜなら……？」っていうところまで掘り下げて書いているから。すごいですね。圧巻です。
（DJ松永）全曲ヤバいからね。
（R-指定）全曲ヤバい。来週もやろうか？ ホンマに（笑）。
（DJ松永）フハハハハハハハハッ！ もうキレちゃってるもんね（笑）。「かけるわ！」みたいな（笑）。
（R-指定）エグいんやから。テークエムで『Virtual Boy』でした。
＜書き起こしおわり＞