レイザーラモンRG 吉田豪『証言モーヲタ』とモーニング娘。を語る

レイザーラモンRG 吉田豪『証言モーヲタ』とモーニング娘。を語る SBSラジオ

レイザーラモンRGさんが2021年9月23日放送のSBSラジオ『内山絵里加のふくわうち』の中で吉田豪さんの著書『証言モーヲタ』を紹介。そして2001年、2002年のモーニング娘。関連のおすすめ楽曲を紹介していました。

(レイザーラモンRG)今、ちょっと話題になっているのが『証言モーヲタ』という本でして。要はモーヲタと呼ばれるモーニング娘。のファンの方々がモー娘。とハロプロに狂っていた時代のことを今、掘り下げてインタビューするっていう本なんですけども。

(レイザーラモンRG)その時期、僕は大阪で芸人を始めてちょっと経ったぐらいかな? バイトばっかりしていた頃で。BUBKAっていう雑誌があって。ちょっとちょいエロ&ちょい芸能ゴシップみたいな雑誌だったんですけども。2000年、2001年、2002年ぐらいからモーニング娘。押しをすごいやりだして。

(内山絵里加)ええ。

(レイザーラモンRG)そこでコラムを書いていたのがRHYMESTERの宇多丸さん。宇多丸さんがモー娘。を論理的に、どれだけすごいかっていうのをコラムとかで書いていて。で、僕は文章からモー娘。に入ったっていう。

(内山絵里加)へー! すごい知的な入り方をしましたね。

(レイザーラモンRG)でしょう? ただただ芸能ゴシップが知りたいからBUBKAを買っていたんですけども(笑)。アイドルのパンチラとか、そんな雑誌だったんですけども。そこに書いていたのが「モー娘。が今、すごいことになっている。アイドル冬の時代がモー娘。のおかげでこれから、すごいことになるぞ!」っていう感じで押してきていたんですよね。まあ、余談ですけども。ちょうどその時期にBUBKAにコラムを書いていたのが真木蔵人さん。真木蔵人さんはそこからズバズバ言うキャラとして世の中に認知されていったという、そんな頃なんですけども。

吉田豪 真木蔵人を語る
吉田豪さんが2006年5月と7月にTBSラジオ『ストリーム』の『コラムの花道』の中で真木蔵人さんについてトーク。雑誌『BUBKA』に掲載されている真木さんの切れ味鋭いコラムを絶賛していました。 (小西克哉)そろそろ、本題に行きますか。今日は...

(レイザーラモンRG)その時期はモーヲタの皆さんはコンサートで踊り狂うだけではなく、それだけでは飽き足らずに自分たちでイベントをどんどん打ち出して。たとえばクラブとかで『爆音娘。』っていうイベントとか。僕は大阪にいたので実際にはいけなかったんですけども。普段はおしゃれだったクラブ……たとえば三宿Webっていうクラブがあったんですけども。キムタクも来ていたっていう噂もあるようなそんなおしゃれなクラブでモー娘。とハロプロだけをかけるイベントをやっていたりとか。

(内山絵里加)えっ、本人たちは来ないのにですか?

(レイザーラモンRG)来ないです。そこで有名モーヲタDJさんとかがいっぱいいて。その人たちがちょっとリミックスしたりとかして曲をかけて。お客さんたちはもう振りを完璧に踊ったりとか、掛け声を完璧にやったりとかして。もうコンサート以上に盛り上がっていたみたいな時期があって。それを俺は雑誌で見ていて「いいなあ……」と思っていて。ちょうどその時期のモーニング娘。がまたクラブで爆音でかけるのに適した曲ばかりをつんくさんが作っていたわけですよ。なので今日は私は多くを語りませんので。ただただ爆音で曲をつないでいきますので。

(内山絵里加)おお、DJ RG!

(レイザーラモンRG)DJ RGが本当にね、なんというか踊り狂って掛け声で……今日はお休みですから、暴れていいと思います。うっちー世代もね、このモー娘。の2000年前後って……。

(内山絵里加)ドンピシャですよ。

(レイザーラモンRG)2001年、2002年とか。ここで中澤裕子姉さんが卒業してから2年の、新しく石川梨華ちゃん、よっすぃー。

(内山絵里加)そう。よっすぃー、チャーミー。

(レイザーラモンRG)ねえ。加護ちゃん、辻ちゃんとかが活躍しだす、この歴史が動いたモー娘。の曲をただただ爆音でかけますので。ただただ踊り狂ってください。まずはこの曲から。『ザ☆ピース!』。

モーニング娘。『ザ☆ピース!』

(レイザーラモンRG)さあ、今、石川梨華ちゃんうちわを持って応援しておりますが。

(内山絵里加)RGさん、踊っております。

(レイザーラモンRG)そう。石川梨華ちゃんが初センターの船出で。僕はこの曲をはじめてライブでやった時……大阪城ホールかな? そこで見ていたんですけども。どよめきましたね。

(内山絵里加)へー! 初披露の時?

(レイザーラモンRG)そう。「新曲をやります」「えっ、なにこれ!」みたいな。

(内山絵里加)すごい。たしかに。「PEACE、PEACE♪」って。しかも、途中でセリフを挟むじゃないですか。チャーミー梨華ちゃんの。「あー、いとしいあの人、お昼ごはん、なに食べたんだろう?」って。そう思いますよね。「わかる!」って思う。

(レイザーラモンRG)そう。そんなかわいい梨華ちゃんも巻き込んで、なんというか早い曲。踊りたくなるっていう。で、もちろん梨華ちゃんがセンターを取ったらそれは同期、吉澤ひとみさん。よっすぃーセンターのド名曲が生まれます。聞いてもらいましょう。『Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~ 』!

モーニング娘。『Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~ 』

(レイザーラモンRG)いやー、よっすぃーのこのボーイッシュな魅力を宝塚っぽい感じと合わせるというつんくさんの素晴らしいワーク!

(内山絵里加)皆さんの男装がかっこよくて。惚れましたよ。

(レイザーラモンRG)ねえ。最初の時、「愛をください♪」のあの時は小川麻琴さんとかね、紺野あさ美さんとか高橋愛ちゃんとか田中れいなさんとか。あのへんが入っていますよね。さあ、どんどんどんどんこのへんから名曲……『爆音娘。』でよじれるぐらい、どんどん激しく楽しい曲を作ってくれるんですけども。1個、そこでそれ系の頂点の曲が出ます。それがダンス☆マンさんっていう『LOVEマシーン』の頃から編曲とかをしてくださっていたんですけども。ダンス☆マンさんのアレンジの楽曲として最後のシングルですね。こちらで爆裂みんなでぶっ倒れるぐらい踊るっていうのがあるんですけども。では、聞いてもらいましょう。『そうだ!We’re ALIVE』。

モーニング娘。『そうだ!We’re ALIVE』

(レイザーラモンRG)Twitterで来ました。「なんでかわからんけど、泣きそう」。俺もなんかね……。

(内山絵里加)大丈夫ですか?(笑)。

(レイザーラモンRG)なんでしょうかね……この頃、よかったな!

(内山絵里加)「この頃、よかったな」(笑)。大丈夫! 「努力、未来、A Beautiful Star♪」。

(レイザーラモンRG)ああ……この頃、めっちゃよかった!

(内山絵里加)泣かないで(笑)。

(レイザーラモンRG)モー娘。ってよかったなー。

(内山絵里加)モー娘。本当によかったです。

(レイザーラモンRG)で、こんなにみんなを一体化させてくれまして。この『爆音娘。』というイベント、この頃のハロプロのコンサートでこれ系の楽曲でみんな暴れ狂っていて。さらに一番危険な曲と言われていた曲を最後にかけたいんですけども。メロン記念日というユニットがいました。メロン記念日の曲で、なんとモー娘。、ハロプロのコンサートでロックフェス以上のモッシュダイブが起こったという曲。悪魔の曲をかけたいと思います。メロン記念日で『This is 運命』。

メロン記念日『This is 運命』

(レイザーラモンRG)はあ……思い出して泣いてきた。

(内山絵里加)いいですね。

(レイザーラモンRG)でも、みんな、物足りんと……。

(内山絵里加)そう。「延長をお願いします」なんてつぶやきもありますよ。「RGタイム、延長でお願いします」なんて。

(レイザーラモンRG)ごめん。延長、させてもらっていいですか?

(内山絵里加)ああ、いいですって。

(レイザーラモンRG)いい? じゃあ、アンコールでこの曲だけ。これで最後ですよ。皆さん、思い出して。俺たちは、俺たちは……『ここにいるぜぇ!』。

モーニング娘。『ここにいるぜぇ!』

(レイザーラモンRG)エモい!

(内山絵里加)最高です!

(レイザーラモンRG)エモすぎる、今日! 今日の『ふくわうち』、もうありがとうございました!

(内山絵里加)まだ終わってない(笑)。まだありますよ?

(レイザーラモンRG)あとはたのむわ、もう。エモすぎる……大音量で聞いたら、こんなすごいんか!

(内山絵里加)またRGさん、泣いている(笑)。

(レイザーラモンRG)はい。すごい……ちなみに、最後にこれだけ言わせてください。『ザ☆ピース!』のトランペットはくわまんだそうです。くそ、エモすぎる、マジで! ストーリーもなにもかも! こういう、2001年、2002年を乗り越えて、この後にプラチナ期。高橋愛ちゃんリーダー期が始まって。で、ちょっと大変だったんですけども、その後に道重リーダーになって。それで今に至るわけですよ。

(内山絵里加)やっぱりすごいな。

(レイザーラモンRG)絵里加、『ふくわうち』もこれぐらい続けよう!

(内山絵里加)頑張る(笑)。私、頑張る!

(レイザーラモンRG)アリコンリーダーもいろいろあったけどな。『ふくわうち』は『ここにいるぜぇ!』っていうことでね。

(内山絵里加)はい。頑張ります! 『そうだ!We’re ALIVE』。頑張ります(笑)。

<書き起こしおわり>

吉田豪と宇多丸『証言モーヲタ』を語る
吉田豪さんが2021年9月20日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。著書『証言モーヲタ~彼らが熱く狂っていた時代』について、宇多丸さんと話していました。
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