星野源さんが2021年9月7日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でマーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のインスパイアードアルバムにZion.Tとのコラボ楽曲が収録された件について話していました。
(星野源)最近のニュースとしては先週金曜日に発表されました。僕、星野源が参加したマーベル最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のインスパイアードアルバム『ザ・アルバム』。この中に僕が参加して。日本からは私、星野源が唯一の参加になります。で、韓国のアーティスト、Zion.Tとの楽曲『Nomad』が収録されました。
で、ちょっとこの話をしたいんですけども。『シャン・チー』という映画、今公開中で。大ヒットしているみたいですね。アメリカの方でも。『シャン・チー』はマーベル映画で、僕もマーベル映画は全然詳しくはないんですけども。単純に好きで、ホゲーッといつも見ていて。「面白いな。よくここまでつなげられるな」みたいなことを思いながら見ていて。
で、『シャン・チー』はマーベル映画初のアジア系ヒーローということで。「いやー、盛り上がるな。ついにアジア系ヒーローか!」って。で、予告編とかを見ていても「楽しみだな」って思っていたんです。そしたら88risingというレーベルからオファーがありまして。「Gen Hoshino、Zionと一緒にやらないか?」っていうオファーが来て。「うわっ、マジで? やるやる!」って言ってやりました(笑)。
88risingからのオファー
(星野源)で、88risingというのはショーン・ミヤシロさんが立ち上げたレーベルで、アジア圏のアーティストを中心に、ヒップホップなどを中心にものすごい広い範囲で活動しているレーベルで。そこからお声がかかりまして「やります、やります」なんていう感じで。で、もうトラックはあって。「メロディーと歌詞を追加したり、アレンジしていいよ」っていうことだったんで。それで、元々ある歌詞というか、Zionが歌っているフックというか、コーラスというか、サビは英語だったので。じゃあ、そこは僕も英語で歌わせてもらおうって思って歌っているんですけど。
ファーストバースのところで「あれ? もしかして日本語とか、行けるんじゃないの? アレンジをしていいんだったら……」って思って。で、「日本語で歌っていい?」って言ったら「いいよ」って言われたんで「おお、やったぜ!」って思って。やっぱりなんか、『ブラックパンサー』の時にインスパイアード・アルバムっていって映画の中に入らない曲も含めていろんなアーティストが楽曲を提供してアルバムを作っていて。
僕はそのアルバム、この番組でもかけたことがあるんですけど、大好きで。「かっけーな!」って思っていた中でこのアジア系ヒーローの映画で、アジア系のアーティストを集めたインスパイアード・アルバムということで。まず、日本人として唯一、自分がいれるということがとても光栄ですし。その中で、「全部英語で歌って」って言われれば、それは全然それでもよかったんだけども。「試しに提案をしてみよう」って思って。「日本語で歌っていい?」って聞いたら「全然いいよ」って言われたんで「やったぜ」って思って。で、日本語の歌詞とあと、ちょっとメロディーを新しく作ったりして。で、その後は英語で歌わせていただきました。
だからね、非常に楽しかったし、嬉しかったし。で、Zionと一緒にやれたのも嬉しかった。なので、聞いてください。星野源で『Nomad』。
Zion. T & Gen Hoshino『Nomad』
(星野源)ZionくんがInstagramでコメントをしてくれたり、ストーリーズに上げてくれたりしたんだけども。日本語で……翻訳ソフトを使ってなんだけども、日本語で言葉を残してくれて。「すごく大好きな星野さんとやれて嬉しいです」みたいに書いてくれて。めちゃくちゃ嬉しいって思って。で、自分のコメントで「あなたはとてもかっこいいです」って書いてあって。「なんてかわいいんだ、Zion!」って思って。だからいつか……お会いはできないので。コロナ禍なので。だから、いつか会いたいな。一緒にライブとかやりたいな、なんて思っております。
前から大好きだった星野源さん(@gen_senden)と一緒にMCUのサウンドトラックに参加しました。 英語は難しいけど映画は面白いです。(試写会で先に見ました)シャンチーファイティン!#papago
— Zion.T (@SkinnyRed) September 2, 2021
<書き起こしおわり>