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空気階段・鈴木もぐら スーパーですた丼を盗まれた話

空気階段・鈴木もぐら スーパーですた丼を盗まれた話 空気階段の踊り場
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空気階段の鈴木もぐらさんが2021年8月2日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中でお持ち帰りしたすた丼をスーパーマーケットでの買い物中に盗まれた話をしていました。

(鈴木もぐら)でも最近、帰るのがちょっと遅いじゃないですか。

(水川かたまり)帰るの、遅いです。もう忙しい、忙しい。

(鈴木もぐら)11時とかに帰るじゃない? で、この間さ、高円寺に11時ぐらいに着いたから、ギリギリ行けるかな?って思って、すた丼屋に行ったの。伝説のすた丼。

(水川かたまり)ああ、テイクアウトがまだやっている?

(鈴木もぐら)そうそう。テイクアウトがギリギリ11時ぐらい。で、間に合うかな?って思って行って。さらに先輩の千葉ゴウさん。千葉さんがそこで10年ぐらい働いているから。

(水川かたまり)ああ、まだゴウさん?

(鈴木もぐら)まだゴウさん、高円寺のあそこのすた丼にいるの。で、千葉さんがいると、唐揚げとかくっつけてくれたり。肉増しにしてくれたりとかしてくれてさ。千葉さん、買ってくれて。やってくれるのよ。だから「千葉さん、いねえかな?」って思って行ったら、見事千葉さん、いて。で、俺は普通にすた丼を買ったんだけども、唐揚げ5個ぐらい千葉さんがつけてくれてさ。

(水川かたまり)すごいな。かっこいいな。ゴウさん、1日に腹筋を3000回ぐらいやるんだよな(笑)。

(鈴木もぐら)そう(笑)。しかもずっと10年、高円寺店にいるじゃん? バイトなんだけどずっといるから。もう今のすた丼のエリアマネージャーの人。その人をゴウさんが教えていたんだよ?

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

(鈴木もぐら)エリアマネージャーを育てたバイトだから。

(水川かたまり)すごいな。すごいことが起きてるな!

(鈴木もぐら)すごいことが起きているのよ。っていうぐらいのベテランで。それでゴウさんにサービスをしてもらって家に帰ろうとしたんだけども。ちょっとなんか、ビールかなんか飲みたいなって思って。で、すた丼と合うじゃん?

(水川かたまり)まあね。味が濃いから。

(鈴木もぐら)で、高円寺の駅前にスーパーがあるのね。そこに買いに行ったわけ。で、俺はビールを3本ぐらい買ったんだけども。会計のところに行ったら今、セルフレジになっているのね。

(水川かたまり)ああ、セルフレジ、多いね。コンビニとかでもあるしね。

(鈴木もぐら)そう。コンビニでもたまにあるじゃん? スーパーでそういう風になっているのよ。

(水川かたまり)それ、結構前からあるよね。セルフレジ。

(鈴木もぐら)で、スーパーの袋詰めますところ、あるでしょう? 会計が終わって、カゴを置いてそこで袋詰めするみたいな。

(水川かたまり)クルクルの筒にあるビニール袋があって、みたいな。

(鈴木もぐら)そうそう。魚とか入れるビニール袋とかが置いてあってっていう、あそこですよ。あそこの目の前にセルフレジがあって。で、そのセルフレジで手がふさがっちゃうから。すた丼をね、その袋詰めする台のところに置いておいたの。で、弁当を置いておいて、振り返って会計をしていたんだけども……その会計が終わって、「じゃあビールを袋詰めしよう」って思ったら、その台に置いておいた俺のすた丼がなくなっているのよ。「うわっ……嘘だろ?」って思って。

(水川かたまり)そんなジャッキー・チェンの映画みたいなこと、起こるの?(笑)。

会計中にすた丼がなくなる

(鈴木もぐら)その距離、1メートルぐらいだよ? 俺の後ろ。完全に死角になっているけど……でも、会計なんて1分もかからないぐらいじゃん? で、クルッと振り向いたら、すた丼がないのよ。「うわっ、ないわ……」って思って。でも俺、絶対にそこに置いているし。もう、そんなどこかに置き忘れているなんて、ないのよ。さっき置いたから。それで「うわっ、やられた!」って思って。

(水川かたまり)そんな、やる人いるの? 誰のかわかんない、なんか置いてあるすた丼をパクっていく人、いるの?

(鈴木もぐら)いや、だってすた丼に足、生えてないでしょう? 自分ですた丼がスタスタ歩かないでしょう? その「スタスタ」のところからすた丼って来ているわけじゃないんだから。

(水川かたまり)そんなお母さんみたいなこと、言わないでよ?(笑)。

(鈴木もぐら)「スタミナ」から来ているんですよ。すた丼は。ねえ。俺のすた丼がなくなっているのよ! 唐揚げまでつけてもらったやつが。スタスタ丼じゃないですよ? すた丼ですよ? ないのよ。で、「うーわっ、ねえわ……」って思って。「クソッ!」って思ってビールを袋に詰めたの。そしたら、俺が詰めている右側の方から俺のすた丼を右手に掲げたおじさんが歩いてきたの。40歳ぐらいの。

(水川かたまり)うん……? どういうこと?

(鈴木もぐら)「あれ、絶対に俺のすた丼だ!」ってなって。おじさんがスタスタ掲げて。なんかちょっとフラフラして、酔っ払っているようなおじさん。で、左手には缶ビール。右手に俺のすた丼を持っていて。

(水川かたまり)もぐらが望んでいたセットじゃない?(笑)。

(鈴木もぐら)俺がほしがっていたセットをおじさんが一足先に完成させているわけ。俺のすた丼がそのおじさんのところに行っているから。で、「うーわっ!」って思って。ちょっと面食らうんだよ。やっぱり。いざ、自分がその場にいると、「うーわっ、マジでどうしよう? あれ、絶対に俺のすた丼だよ!」って思って。

(水川かたまり)でも、声をかけられるのかな?

(鈴木もぐら)でもちょっとね、「うっ」ってなるの。「えっ、どうしよう?」って。

(水川かたまり)わかるよ。それが確実に自分のものでも。

(鈴木もぐら)そう。スルーする……そのまま見逃すじゃないけど。そういうのもあるけど。まあ、本当にそれがほしい人なんだったったらとかも思ったけども、そのおじさん、ビール持っているからさ。楽しもうとしているじゃん? そのビールとかと一緒にすた丼を行こうって。

(水川かたまり)最高のセットだもんな。

(鈴木もぐら)っていう人だから。俺もそのビールを見て。「これは見逃すことはできないな」って思って声をかけたの。

(水川かたまり)まあ、食いつなぐというか、エネルギーを回復させるためのすた丼だったら、まだね。

(鈴木もぐら)それなら「仕方ねえかな」とかもなるけども。でも、ビール持ってたから!

(水川かたまり)エンジョイのすた丼だもんね。

(鈴木もぐら)そう。より美味くビールを飲むためのすた丼なわけじゃない? 俺がやろうとしてたことだから。

(水川かたまり)そう。必要のない。

(鈴木もぐら)だからそのおじさんが来たから、もう意を決しておじさんに言ったのよ。「すいません。あの……そのすた丼ね、僕のじゃないですか? 僕のだと思うんですけど?」って言ったらそのおじさんがさ、俺の方を見て、「焦ったー!」って言うわけ。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

(鈴木もぐら)「いや、だってこんなところに弁当が置いてあるんだもん。焦ったー!」って(笑)。

(水川かたまり)なにそれ?(笑)。なによ? 「焦った」って?(笑)。

「焦ったー!」

(鈴木もぐら)「うわっ、焦ったよ、兄ちゃん! 弁当置いてあっから俺、焦っちゃって! 兄ちゃんが弁当、ここに置いたの?」「はい。僕が弁当を置きました」「うわーっ、焦ったー! もう! 気をつけてよ、兄ちゃん! もう。いやー、びっくりした! 焦った、焦ったー!」って(笑)。

(水川かたまり)どういうこと? 焦って取っちゃったの?

(鈴木もぐら)言ってて。で、俺もまさかさ、「焦った」と言われるとは思ってないから。「そうです。この弁当は僕のなんで。ちょっと返してもらって……」「いや、返すとかじゃなくて。俺、焦ったよ、本当に。だってここに弁当が置いてあるんだからさ! 焦るよ、お前!」って(笑)。

(水川かたまり)置いてあること、あるだろうよ?(笑)。

(鈴木もぐら)俺の目の前にすた丼を置いてさ。「いやー、本当にびっくりしたなー! 焦ったなー! 焦った!」って言いながら夜の高円寺に消えていったんだよ。もう「焦った」の一点張り(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ! 追求されて「焦った! 焦ったー!」って?

(鈴木もぐら)「すいません」とかもないのよ。むしろ俺が悪いみたいになっていたからさ。「ダメだよ、こんなところに弁当を置いたら! 俺、驚いたんだから! 焦ったー!」って(笑)。

(水川かたまり)なんで「焦った」で持っちゃうの?(笑)。

(鈴木もぐら)「焦ったよ、本当によー!」って言っていて(笑)。でさ、俺はさ、それを持って帰って無事に食えたんだけども。きっとあのおじさんはね、自由人だったんでしょう。まるで転がる石のようにね。

(曲のイントロが流れ出す)

(水川かたまり)フフフ(笑)。

(鈴木もぐら)ボブ・ディランで『Like a Rolling Stone』。

Bob Dylan『Like a Rolling Stone』

<書き起こしおわり>

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