安住紳一郎 シャツの裾のイン・アウト問題を語る

安住紳一郎 シャツの裾のイン・アウト問題を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2021年7月26日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でシャツの裾をズボンなどに入れるのか、出すのか問題について話していました。

(安住紳一郎)「洋服の話」。取手市38歳女性の方。ありがとうございます。「最近、私を悩ませているのがシャツの裾をボトムに入れるのか、出すのかのイン・アウト問題です」。ええっ? 最近、悩んでいるの? そうね。Tシャツでもワイシャツでもオープンシャツでもなんでも、ベルトの中に入れるのか入れないのかっていうことね。これはもう、20世紀、21世紀を生きる人間の究極の問題だよね!

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「小学生の頃、インするのが当たり前の時代を過ごしていましたが、だんだんとアウト主流の時代になっていき、『アウトこそスタンダード』という時代になっていきました。そして昨今、結婚後子育てなど、慌ただしく日々を過ごしていてハッと気づくとインもある時代になってきています」。そうね!

(中澤有美子)そうですね(笑)。そうなのよ!

(安住紳一郎)今のおしゃれさんたちはインの方に行っているもんね。菅田将暉さんとか、石原さとみさんなんかはもうインだよね。完全にね。インだよね!

今のおしゃれさんは完全に「イン」

(安住紳一郎)「元々、ファッションには疎く、多感な時期に一度植え付けられたアウト思想に逆らうことができず、どうしてもインができません。雑誌や町中でインの人を見て『ああ、いいな』とは思います。人がやっているのはいいんです。ただ、自分はできないのです。イン、アウト、中間のセンターインというやり方もあるようですが、もし私がそんな高度なことをすると『ええっ? トイレに行った後、後ろのシャツだけ入れ忘れているんじゃないの?』と後ろ指をさされそうで怖いです。服は変に悩まず、サラッと着こなせるようになりたいものですね」。ああー、イン・アウトね。

(中澤有美子)そうですよ。私も今日、前だけイン。

(安住紳一郎)ああ、センターイン?

(中澤有美子)もうわかんなくて、わかんなくて。そうですよ。ええ。

(安住紳一郎)イン・アウト問題ね。

(中澤有美子)すごいすっきり言い当ててくださった。

(安住紳一郎)そうですね。たしかに……もちろん一番最初はインだったでしょうね。シャツはズボンの中に入れる。ベルトの中にということですもんね。

(中澤有美子)まずはそういうことで育ちましたよね。

(安住紳一郎)ところが80年代、90年代ぐらいからアウトが……当然おしゃれになりまして。チェッカーズとかね。かっこよかったですね。うん。高杢さんなんかがね。「ああ、こういう人でも出すんだ」なんてね。「アウトか」なんて思いましたね。そうでした。ただ、シャツのサイズが大きかったらね、燕尾服みたいになっちゃってね。うん。ペンギンみたいになっちゃったりして。「ああ、シャツのサイズは少し小さめじゃないとアウトは似合わないんだ」みたいなところまで理解しましたもんね。で、ようやく理解したと思ったら、今度はインですからね。「イン戻しか!」なんて思いましたね。

(中澤有美子)ねえ。ウエストの位置もまた最近は上がってきてね。

(安住紳一郎)そうね。もうハイウエストだもんね。顎の下ぐらいまで来てます? そこまでは来てないですか?

(中澤有美子)フフフ(笑)。もうちょっと下ですね(笑)。

(安住紳一郎)もうちょっとね。昔はね、腰穿きだったんですけども。またどんどんと上がってきてね。

(中澤有美子)おへそのあたりに。

(安住紳一郎)結局、インのまま残っていた人が一番おしゃれっていうことですか?

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! ずっと耐えてね。うん(笑)。

モードは難しい

(安住紳一郎)難しいですね。モードっていうのは難しいですね。私はね、ずっとイン残りなんですよ。

(中澤有美子)そうですね。安住さん、キチッとしていますね。

(安住紳一郎)私はずっとインでしたね。

(中澤有美子)まあ、スーツだから?

(安住紳一郎)でも、インですね。基本的には。うん。ああ、そんなことないか? 嘘を申しました。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)アウトもあるね。イン派の人はちゃんと半袖ポロシャツもインしなきゃダメだからね?

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)半袖ポロシャツのインはなかなかよ?

(中澤有美子)ああ、それは結構難易度高めですね。

(安住紳一郎)難易度高めですよ。

<書き起こしおわり>

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