安住紳一郎 ドリカム中村正人と飛行機内&空港で出会った際の失態を語る

安住紳一郎 ドリカム中村正人と飛行機内&空港で出会った際の失態を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2024年1月28日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中でDREAMS COME TRUEの中村正人さんに北海道に向かう機内、そして空港で挨拶をされた際の模様を紹介していました。

(安住紳一郎)それから私は先週、朝のテレビ番組の中継企画で木曜日に北海道から中継があったので、行ってきましたけれども。ちょうど寒波が日本列島を襲っている中で、一番寒いところに行くっていうことになって。「どれぐらい寒いのかな」と思って覚悟して行ったんですけども。実は北海道は木曜日、比較的気温が下がらずということで。暖かい……風が強かったんで大変だったんですけども。地方によってはさほどということで。札幌はかなりね、JRが止まったり大変だったようですが。私の行ったところは特に警報なども出ていなかったので、そのままということでしたけれども。

ただ、やっぱり風が強いと気温がいくら高めでも大変なんだなということがわかりました。いや、すごいですね。やっぱり山だったんで余計にそうなんですけど。風が15mぐらい吹いていたんですけども。

(中澤有美子)映像で寒そうに見えました。

(安住紳一郎)本当に眉毛とかまつ毛が普通に凍りつくんですよね。サホロリゾートスキー場というところで撮影もさせてもらいましたけれど。パトロール隊の副隊長・清水さんをはじめ、大変お世話になって。圧雪を朝早くからしてもらったりして、大変だったようなんですが。山なんでね、吹きだまりに人が入っちゃうと本当に大変なことになるんで。そんなに山の上まで行かないことにしたんですけど。本当に視界が1mないぐらいなので、普通にもう行く前に点呼して、帰ってきて点呼して。そして照明さんがスノーモービルで運ばれてみたいな。赤色灯のついたスノーモービルがもう本当にもう右に左に行って。そして声が通らないからね、もうディレクターが叫んだり、照明さんが叫んだり、私が叫んだり。

(中澤有美子)そんなだったんですか!

(安住紳一郎)全員、声がガラガラになっちゃって。吹雪いてる時は声を出したってしょうがないもんね。

(中澤有美子)そんなご苦労が。

(安住紳一郎)いええ。お世話になりました。ありがとうございました。あとは、行きの飛行機の中で……ちょうど飛行機が止まってから、立ち上がって。そして棚から荷物を取ったり、通路に出たりする時間があるじゃないですか。あの時間ってなんかちょっと、他の人と目が合ったりとかしますよね。変な時間ですよね。

(中澤有美子)ちょっとね、気まずい時間ですよね。

(安住紳一郎)1分くらいね。なんか、ちょっと右に動いたり、左に動いたりとか。中腰になったりとか。一度、取ったカバンを席に戻してみたり。時間がかかるようなら、座ってみたりとか。

(中澤有美子)ブランケットをたたんでみたり。

(安住紳一郎)そうですよね。その時に、私も真ん中の方に座ってたんで。ちょっと通路側に出ようかなと思って体を横にしたところ、自分よりも後ろに座ってた人たちが列を進んでくる、進行方向に向いてる人たちとちょっと目が合うような瞬間がありますよね。その時に私の4人ぐらい奥側に座ってた男性の方と目線、視線が合って。向こうの方が会釈をしてくださったんですよね。で、確実にそれは「安住だ」とわかって会釈をされたなという風な認識で思っていたんですが。私はパッと見た時にその人が誰か、わかんなかったんで。なんか、鶏の首みたいな会釈をしちゃったんですよね。ありますよね。「ああ、はあ……会釈をされたからしますけど、私はちょっと認識できてません」みたいな感じで。

まあ、なんでそんなことするのか、ちょっと自分でもわかんないですけど。ちょっとね、どういう人かわからないし。どういう風に、どういう感じで私に会釈されたのかな? とか思ったんですけどね。そして、距離が近いんでその人と一緒に同じ列でザーッと飛行機を降りますよね。で、荷物をもらうターンテーブルのところに来たら、またその茶色いダウンを着た方なんですが。男性がこっちの方に来て。「俺、わからないよ……」って思いながら。ありますでしょう? 「困ったな。わからないな。うーん……」と思って。それで「中村です」なんて元気よく言葉を発しながら近づいてきて。「中村……わかんないよ。歳の頃なら俺の中学の先輩か誰かか? わからない、わからない……」って思って。それで私の目の前の方まで来て。「中村です」って言うから。「わからない。まだわからない。全然わかんない」と思って。そしたらマスク外して「ドリカムの中村です」って言われて。「わかる! わかる! それはわかる! すぐにわかる!」って思って(笑)。

(中澤有美子)めっちゃわかる(笑)。

「DREAMS COME TRUEの中村正人です」

(安住紳一郎)「ドリカムの中村正人です」って言われて。「なんで逃げるんですか?」みたいな(笑)。「いや、逃げてません」みたいな(笑)。「わかる、すごいわかる!」ってなって、失礼を詫びましたよね。「すいません。機内で鶏みたいな会釈してしまって、すみません。時が戻せるなら本当に土下座します」みたいな。

(中澤有美子)わあ!

(安住紳一郎)そうね。嬉しいですよね。「嬉しいな!」と思って。声かけてくださって。嬉しかったなー。

(中澤有美子)そうでしょうね。

(安住紳一郎)またね、北海道行きの飛行機の中だったから。「ええっ!」って思った。嬉しかったですね。お仕事で来られたみたいなんですけれど。で、私は動揺してるから「そうですか」なんて言って。ちょっとね、世間話しながら。「お仕事ですか? 私も仕事で。かくかくしかじか」なんて話をしたりして。で、レコード会社の人かな? 事務所の方かな? 当然、中村さん、お1人ではなくて。たくさん、スタッフの方が10人ぐらいいらっしゃったかな? 中村さんの周りに立っていて。で、ニコニコニコニコ、私たちの話を聞いてくださっていて。「では、失礼いたします」なんて言って中村さんが行かれて。「いやー、びっくりしたな」なんて言って。で、私の放送局のスタッフと一緒に合流して。

「いやー、本当に失礼してしまった。DREAMS COME TRUEの中村さんだったのに私が気づかずに、あやうく無視をするところだったよ」なんて話をして。「そうですか。でも気づいてよかったですね」「いや、正しく気づかなかったんだけど」「でも結果、よかったじゃないですか」なんていって。興奮して。「しかも北海道に来て、DREAMS COME TRUEの中村さんにお会いできるなんて。幸先がいい!」なんて言って。そしたら「安住さん? まさか同じ轍を踏んでないですよね?」みたいなことを言われて。「えっ、なにそれ? 轍? なに、どの轍?」なんて言って。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)「「中村さん、お1人でした?」「いやいや、事務所の方がたくさんいたよ? マスクしてたから、ちょっとお顔がわかんなかったけど」「安住さん、そこに吉田さん、いたんじゃないですか?」みたいな。「気づかなかった!」って思って(笑)。「ちょっと顔をジロジロ見るのもおかしいなと思ったから。いや、なかったんじゃない?」「自信、あります? 中村さんに気づかなかった安住さん、自信あります?」「うーん、ちょっとわかんないね。たしかに……その時に『はじめまして。吉田美和です』っていうことにはならないよね?」なんて言って。「安住さんが気づくまで、そういう風に言わないんじゃないんですか? それはもしかして同じ轍を二つ、踏んでるんじゃないですか?」「ええーっ? そんなことはないでしょう?」って……皆さん、どう思います?

(中澤有美子)ええっ?

(安住紳一郎)マスクしてたからなー。でも女の人、たしかに6人ぐらいいたの。その中にもしかしたら、いらっしゃった? だとしたならば……そんなことないよね。中村さん、紹介してくださいますよね? きっとね。

(中澤有美子)そう思いますよ。うん。

(安住紳一郎)ねえ。ということで、あれから3日経ってますけどまだ動揺してるんですよね。

(中澤有美子)まだ(笑)。落ち着かないんですね。

(安住紳一郎)落ち着かないよねー。こういうこと、あるんですよね。本当に、ありがたいことにこういう仕事をしてますと、挨拶していただくという機会があって。本当に思いもよらぬ、大スターから挨拶してくださるっていうことがあって。本当にそれに気づかない自分ってのも情けないなと思いますよね。突然会って失礼をしてしまった話が私、六つぐらいあるんですよね。また時間がありましたら、追い追い紹介できればという風に考えています。直近であったのはね、元フジテレビアナウンサーの河野景子さん。私からすると、同業だから。今はフリーで活動されてらっしゃいますけど。河野景子さん。私からすると年が八つぐらい上なので、当然、同業なので。他局とはいえね、先輩っていうことになって。それなりのきちんと礼を持って接しなきゃいけないっていう、そういう業界の暗黙のルールがあるわけですけれども。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)ちょうどね、新橋のビアホール。正しく言った方がいいね新橋の銀座ライオンっていう、あのビールの美味しい、サッポロビールが経営しているビアホールがあるじゃないですか。で、私はビール好きなもんですから、たまに1人でカウンターに行って飲んでる時があるんですけど。すると、あそこってね、エレベーターを降りてすぐのところにカウンターがあって。そこでカウンター席の人の背中があるんだよね。それでチーンなんて開いて。で、なんかちょっと胸騒ぎっていうか。なんかちょっと、いつもと違うなっていう感じがしたんで。ビール片手にね、斜に構える感じで……はっきり見ると失礼だからさ。なんかちょっと、視線を横にずらすような感じで見たわけ。で、なんか知ってる人だなと思って。それでもう1回、なんかチラッと見たわけね。で、向こうはずっとこっちを見てるわけ。座ってるでしょう? しかもほら、ハイスツール気味のカウンターだからさ、ちょっと偉そうなのよ。足を組んで飲んでいる人もいるしさ。で、他局のさ、10年後輩のアナウンサーがさ、カウンターで片手で膝をついてビールを飲んでさ、斜めに自分のことを見てると思ったらさ、そりゃ河野さんも面白くないよね? そんなことない?

(中澤有美子)まあ、わざとやっているわけじゃないから。

(安住紳一郎)じゃないけどさ。もう気づかないからさ、本当に失礼な感じだなと思ってさ。そして、そのうち15秒ぐらいした時に、まだ席が空かなくて。河野さんが待ってたのよ。マネージャーさんと2人で。で、俺もなんかチラチラ見るしさ。で、その瞬間にさ、「ああっ!」って思って。俺も慌てたよね。

(中澤有美子)つながった(笑)。

河野景子さんだとわかって態度が豹変

(安住紳一郎)慌てた。もうね、本当に、ものすごい勢いで……びっくりした。画鋲を踏んだかみたいなぐらいの勢いで立ち上がって。「うわっ!」って立ち上がって。また、私のその態度が豹変をする感じも失礼だよね? 「大変失礼いたしました! 全く気づかずに……」なんて言って。そしたら横のマネージャーさんが嫌味たいな感じで。「メイクしてないから気づかないですよね?」なんて。「すいません! 大変申し訳ございません!」なんて言って(笑)。「大変申し訳ございません。末席を汚しております安住と申します」「いやいや、もう大活躍じゃない。安住くん」なんて言われて。もう本当に「くぅーっ!」って思ったよね。大変! そんなことがあるからね、ちゃんとしとけばいいんだけど、なんか人間っておごりがあるよね。「はあ……」って思った。で、その後に河野さんとマネージャーさんはずっと店の奥の方に案内されて。テーブル席の方でお食事とビールを飲んでたのかな? 「ビール飲みたくなったら、ここに来ちゃうのよね」なんて言って。気持ちが共有できて、嬉しくなっちゃってね。それでやっぱり帰る時に「挨拶に行かなきゃダメだな」と思って、やっぱり挨拶に行きました。テーブル席にね。

(中澤有美子)ああ、そうか。へー!

(安住紳一郎)で、ちょっとやっぱり動揺をしているから。ちゃんとね、謝罪もできてないから。「先ほどは失礼しました。全く気づかずにと、大変横柄な態度を取ってしまいまして、失礼いたしました」って。それで河野景子さんがお仕事をされていた時の話とかね、そのへんはちゃんと準備ができていたら大したもんよ。俺も。そういうところ、あるのよ。

(中澤有美子)そりゃそりゃでしょうよ。

(安住紳一郎)もう、そのへんはすごい。

(中澤有美子)時間をくれればね。

(安住紳一郎)時間をくれれば、準備ができて。ちゃんと覚悟を決めたらすごいよ。やっぱり2、3分ね、ちゃんと。過不足のない挨拶と過不足のないトークだよ。

(中澤有美子)もう、得意だからね(笑)。

(安住紳一郎)頑張った。そしたら「うん。座ったら?」なんてね。「やった!」って思って(笑)。で、1杯いただいて。いいですね。なんかね。他局の先輩ですけれども。やっぱり。「1杯だけなの?」「いやいや、もう本当、これ以上は……失礼をば」なんて(笑)。くぅーっ! 楽しかった!

(中澤有美子)そうですか。よかったですね(笑)。

(安住紳一郎)結局、なに? 自慢話になっちゃったね(笑)。

(中澤有美子)そうね(笑)。

(安住紳一郎)いろんな先輩からちやほやされて、嬉しいわっていう話になりました。1曲、お聞きいただきましょう。DREAMS COME TRUE

DREAMS COME TRUE『Eyes to me』

<書き起こしおわり>

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