安住紳一郎 ジャパンタクシー(JPN TAXI)を語る

安住紳一郎 ジャパンタクシー(JPN TAXI)を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で年末のタクシーの悲喜こもごもと、最近どんどん増えてきたJPN TAXI(ジャパンタクシー)のスマートな乗り方について話していました。

(安住紳一郎)さて、12月に入りまして、そろそろ忘年会のシーズンということもありますね。先週の金曜日は東京都内では最近、バブル期のようなことはあまりなく、帰りにタクシーの空車がつかまらないという日は年に2回か3回ぐらいになっているんですが。さっそく先週の金曜日、赤坂は朝3時ぐらいまで空車がいなくなりましたね。なのでちょっと遅くまで飲んでタクシーで帰ろうという方は朝3時すぎぐらいまで路頭に立ち尽くすという、そういう光景ですよね。なんとなく、1年に1回、2回はそういう時があるので警戒をしているんですが。ちょっとうっかりね、「ああ、そうか。今年はもう今日からそうなのだ」っていう感じで。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)夜遅くまでやっているコーヒー屋さんなどで時間を潰して空車が出てきた頃にもう一度……という気持ちになりますけども。私も朝方、ちょっと仕事が遅くなって。もう電車が当然ないのでタクシーかな?って思ったんですけど、外に出て空車が1台も走っていないということになりましてね。「困ったな」と思って、一度バーに1人で行き、お酒を飲み、そして外に出て帰るという感じですね。うん。

(中澤有美子)かっこいいですね。

(安住紳一郎)そうですね。1人でふらりとバーに入って。朝方飲み直すっていうのは傍から見るとかっこいいんですけどね。純粋に空車を待っているというね。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)一応私も40過ぎのいい男なんで。まあ、そこそこのおしゃれなバーの1軒や2軒は抑えているんですけども。そしたらそこのマスターが低い声でね、「珍しいですね。お一人でこんな時間に」なんてね。本当に映画のワンシーンみたいになるんですけどね。「いや、一杯だけ」なんて言ってね。「どうしたんですか?」「空車がないんだよ……」って(笑)。

(中澤有美子)フフフ、「ガクッ」って(笑)。

(安住紳一郎)「ガクッ……ああ、そうですか」なんて。

(中澤有美子)いえいえ、かっこいい。

(安住紳一郎)あとは東京都内だと、あれですよね。地方によってシステムは違いますけど、タクシーはお客さんを載せると天井の上の看板(行燈)が電気が消えますもんね。あとは、フロントガラスの横のところの赤い空車マークが消えますよね。

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)あれ、知っている人と知らない人で、知らない人がたまに実写に延々と手を上げている姿っていうのがちょっとすごい見ていて心苦しくなるんですよね。私ね。なりませんかね?

(中澤有美子)ああ、いますかね。そうかー。

(安住紳一郎)普段、あまりタクシーを使わない人とか、あとは地方に行くとね、実写になったとしても天井の光が消えないっていう地方が結構多かったりするんで。あれでタクシーと見るやいなや、かならず手を上げる人がいると、なんか心苦しくなっちゃったりして。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)教えてあげるのも違うだろうし……っていうね。うん。あとはほら、回送になった場合とかね。運転手さんがいろいろと考えがあって回送にするんだろうけど。回送の場合は、上の天井の看板がついていたりするんだよね。

(中澤有美子)ああ、そうなんですねー。

(安住紳一郎)そういうことをいろいろと考えると、とりあえずタクシーと見るやいなや手を上げているのはむしろ正しいなって考えたりとかもして。胸中おだやかでないという。

(中澤有美子)フフフ(笑)。なるほど。迎車っていうのもありますしね。

(安住紳一郎)迎車、ありますねー。あとは横浜、神奈川、あるいは埼玉などからお客さんを運んだ帰りのタクシーはね、東京都内ではルールで決まっているから。お客さんを乗せちゃいけないからね。その場合はもうどうしようもないみたいな感じですよね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)という、年末のタクシーに関する悲喜こもごもという感じですね。あとは最近、新しいカタツムリ型のジャパンタクシーっていうのがね、できましたからね。

(中澤有美子)できましたね。

(安住紳一郎)最初はずいぶん、セダン型のタクシーに比べてちょっとかっこ悪いぞ、なんてそういう評判もあったんですけども。乗りやすいっていう評判があったりですね、いろいろですよね。ただ、ドアが閉まるスピードが異常に遅いですよね。

ドアが閉まるスピードが異常に遅い

(中澤有美子)アハハハハハッ! 本当に遅いですねー。あと、後ろから開くっていうイメージがあるから、後ろの方に体を出しちゃって。ジャパンタクシーの場合は前から開くので、前に降りていかなきゃいけなかったなっていうミスをしたことがありますね。ドアに体をぶつけるっていう。

(安住紳一郎)そうですよねー。これからはタクシーはほとんどスライドドアになるみたいですけどね。結構自転車が多くなりましたので、セダン型のバンと開くドアだと車道を走っている自転車が危ないっていう、そういう取り組みがあったのかな? たしか、タクシーはどんどんスライドドアになっていくという話を聞きましたね。

(中澤有美子)へー、へー! おでこのところに行燈があって、なんかかわいいですよね。

(安住紳一郎)そうですね。あとはジャパンタクシー、新しい新型のタクシーは後部座席の進行方向、向かって右側の窓ガラスが開かないんですよね、たしか。

(中澤有美子)ああ、そうなんですねー。

(安住紳一郎)私、日々のタクシー研究に怠りはありませんからね。相当観察しているんですけども。そうですね。右側が開かないんですね。

(中澤有美子)あら!

(安住紳一郎)あれはたぶん開発費用削減しているんだと思いますけどもね。なので、ちょっと守衛さんがいたりして、入構証とか通行証を出さないといけないっていう時に右側に守衛さんが来られると、困っちゃいますよね。その場合は運転手さんの頭越しに、「窓、開けてください!」なんて言って開けてもらって、運転手さんの背中越しに「○×△※○!」って説明をして開けてもらうっていう。これがジャパンタクシーのもっともスマートな乗り方ですね。

(中澤有美子)フフフ、わかりました(笑)。

(安住紳一郎)すいませんね、長くなっちゃって。ハッハッハッハッ! いろいろね、乗り方がありますからね。

(中澤有美子)ふんふん!

(安住紳一郎)あとは最近、あれですよね。交通系ICカードなどでお支払いの方、いらっしゃいますか?

(中澤有美子)ああ、時々ありますね。

(安住紳一郎)ピッ! なんてやりますよね。そうですよね。あれも、ピッのタイミングがズレちゃったりすると、また運転手さんとのコミュニケーションミスっていう事になったりしますからね。ええ。

(中澤有美子)早めにカードを持ち上げちゃったり、動かしちゃったりするといけませんよね。

(安住紳一郎)そうです、そうです。もう私なんていうのは本当に小うるさい方なので、全て伝えますからね。タクシーが止まる30メートルぐらい前に「じゃあ、そこの横断歩道を越えたところで止めてください。私はSUICAで支払う予定です。そして利用明細票はいらないので領収書だけください。青い光がついたらタッチします!」って全部……(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハッ!

(安住紳一郎)ぜーんぶ自分で説明をして。うん。そして、「支払い……明細書がプリントアウトされている頃にこのドアを開けてください」なんて。先に開けておいてもらわないとね。

(中澤有美子)時間がかかっちゃう(笑)。

(安住紳一郎)「ウィーン、ウーン、ウィーン……デデデデデ、ドドドドド、デデデデデ……はい、こちらが明細書。領収書がこちらでございます。では、ドアを開けます」なんていうと時間がかかっちゃうから。先に言っておくっていうね。

(中澤有美子)アハハハハハッ!

(安住紳一郎)そんなに慌ただしいんだ?っていうね。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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