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東野幸治 ABBA『Dancing Queen』とNHK『アナザーストーリーズ』を語る

東野幸治 ABBA『Dancing Queen』とNHK『アナザーストーリーズ』を語る 東野幸治のホンモノラジオ
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東野幸治さんが2021年7月9日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でABBA『Dancing Queen』とNHK『アナザーストーリーズ』について話していました。

(東野幸治)そして今週の1曲目なんですけども。そう。急ぎでやらないといけないんですよ。この後にゲストの大森靖子さんもいらっしゃるんで。よろしくお願いいたします。今回、『行列のできる法律相談所』の総合演出の髙橋利之さんという方と2人で……僕、ドキュメンタリーとか好きなんで。ちょいちょい「このドキュメンタリー、面白いですよ」「あのドキュメンタリー、見ませんか?」なんてやっていて。

それで1個、今回送られてきたのが『アナザーストーリーズ』っていうNHKで松嶋菜々子さんがナビゲーターをする……でも、ほとんどちょっとしか出て来えへん。松嶋菜々子さんの無駄遣いなんですよ。NHK、お金あるから。それでABBAの特集をやっていたんですよ。

(東野幸治)で、このABBAの特集がなにかって言ったら、スウェーデンで僕らが子供の頃の洋楽のスターで。男性2人、女性2人。そのカップル同士、付き合っているっていうので話題になって。で、小学校6年とか中学校1年とかそういう性に明るいやつが言うには「スウェーデンはフリーセックスの国だ」みたいなことで。「セックスしてるんだ」みたいなことを休み時間に聞いて「ABBAってすげえな!」って。もうデタラメやねんけども。そういう、大ヒットしたABBAっていうグループがいてるんですよ。コーラスグループで。その特集をしていて。

で、どんなのかっていうとスウェーデンの当時の皇太子。その方が今で言う、なんでしょう? 女性好き。浮名を流す人で。ヨーロッパ中からそういうイメージを持たれていて。で、当時ミュンヘンオリンピックっていうのがあって。それは皇太子の立場として見に行くわけです。その時、当時の西ドイツ人のシルビアさんっていう人がボランティアのような、ナビゲートをするような仕事をそのミュンヘンオリンピックでしていて。

そこで、言うたら皇太子の人は双眼鏡で競技を見るわけでもなく、競技場の観客席を見ていて「美しい女の子がいる」っていうことで声をかけたのがそのシルビアっていう人なのよ。で、「デート、行こうよ」なんて。普通だったら皇太子ですから。言うたら、将来のお姫様、女王様になるわけですから浮足立つんだけども、そのシルビアさんという一般家庭の女性は「いや、そんなの関係ないし。本当に私を軽い気持ちでナンパするの、やめて」みたいな感じで足蹴にするんですよ。

で、足蹴にしたことで皇太子にも火がついてどんどんどんどん好きになって夢中になってお付き合いをする。で、「結婚しようか」っていう時のその皇太子が国王になるんです。で、国王になる。結婚式をせなあかん。で、スウェーデン中がお祭りムードなんだけども、2人揃ってインタビューを受けなあかん。「王妃になります。どういう気持ちですか?」みたいにインタビューされて、スウェーデン語でしゃべられたんだけども、シルビアさんはその時はスウェーデン語が片言やったからドイツ語でしゃべる。「がんばります」みたいなことを言う。

ほんだら、ちょっといけずなインタビュアーが「スウェーデン語でお願いします」って言うんですよ。ほんだら、めっちゃ片言なんです。その映像もあるんですよ。片言でしゃべるから国中から「なんや、こいつ? スウェーデンの言葉、しゃべられへんのか? 大丈夫か?」って。それでスウェーデン国中からバッシングを受けるんですよ。「こんな人が王妃でいいのか? 新しい国王、大丈夫か?」みたいになって。

それで、その国王の結婚式の前夜祭で王立のオペラ座でオペラを見るという儀式があって。そこの総合演出がそのバッシング報道とか、そんなんを受けたりしている時にサプライズで……言うたら、オペラ歌手ばっかり登場する中、いきなりABBAの4人がやってきて『Dancing Queen』を歌うんですよ。で、その『Dancing Queen』、「踊ろう」っていうことなんですけども。

「とにかく人生を楽しんで」っていう意味での歌なわけですよ。そんな歌をサプライズで聞いて。当時の映像があるんですけども。そのシルビアっていう人はそれまですごい固い表情やったんやけども、めちゃくちゃ笑顔になって。国王になる人もすごい笑顔になって。そのサプライズが大成功して。よかったなっていうストーリー。

スウェーデン王立オペラ座でのパフォーマンス

(東野幸治)それと……『アナザーストーリーズ』ですから。その一方で、その時のABBAは……っていうことで。ABBAはそれまでにポップミュージックで人気者になるんやけども、当時のスウェーデンっていうのは僕がこの『ホンモノラジオ』でも言っていましたけども。「商業主義的なロックだ」とか「こんなのはカネ目当ての安っぽい音楽だろう」みたいな感じで。僕も中学時代にTOTOとか、ノーランズとかを「こんな音楽を聞いてるのはダサい」みたいな。言ってたじゃないですか。

で、スウェーデンの若者もみんな、そんな考えやったから。「ABBAはダサい。ABBAの曲なんて聞くな」とか。インタビュアーとかも「そんなにお金がほしいんですか?」みたいな。実際、インタビューの映像もあるんですよ。「そうじゃない。私たちは好きな音楽を歌いたいだけなんだ」みたいな感じでABBAもすごい悩んでいたりもして。そんなABBAが悩んでいて、「どうしよう?」っていう時に当時、アメリカでディスコブームで。『Saturday Night Fever』とかが流行るからディスコミュージックがいいんじゃないか?っていう時で。

それでいろいろと悩んで。だって、ABBAの曲っていうのは実は洋服ダンスに隠しておいて。家族とかきょうだいが家を出て、誰もいない時にはじめてこっそり聞いて踊るような曲って言われていたんですよ。そんな中で『Dancing Queen』っていう曲が生まれるんやけども。その『Dancing Queen』の歌詞……「Baby」っていうのがいろんなところにあって。この「Baby」っていうのは男の子が女の子に対して「一緒に踊ろうよ」っていう若者のナンパの言葉だったから。「このBabyは変えましょう」っていうことをABBAは悩んで。それで歌詞を全部「You」に変えたんですよ。

だから老若男女、誰でもいい。「人生、前向きに踊りましょう」っていうことにして披露したのがその王立オペラ座でのパフォーマンスだったんですよ。それで世界中にヒットしたんですよ。ABBAの『Dancing Queen』が。それで「よかった!」ってなって。「ここまでかな?」って思ったら、そのヒットを受けて地球の裏側。オーストラリアのシドニーのとある地下のゲイバーで、夜な夜なその曲が流れていたんですよ。

それはなぜか?っていうと、ゲイバーのマスター。男の人。ゲイの方がその曲が大好きで。地下でひっそりとその曲で踊っていたんですよ。なぜ「地下でひっそりと」なのか?っていうと、当時、ゲイというものは法律で禁じられていて。捕まる対象になっていた。ほんでみんな、隠れてゲイバーで踊っていた。でも「これはおかしいんじゃないか?」ってなって。ある時に「みんなで街に出て行進しよう。僕たち、私たちは間違っていない。行進をしよう!」ってなって、みんなでその通りを歩きだすんですよ。

そしたら案の定、ボコボコに殴られて、逮捕されて。顔写真と住所、名前を新聞に晒されて、仕事がなくなったりして。ボロボロになるんだけども、毎年毎年、ABBAの『Dancing Queen』を流しながら通りで歩くっていうデモをやっていて。それがどんどんどんどん華やかになっていって。「マルディグラ」っていう風に言われるのよ。まあ、華やかな衣装を着て表現をして。そうやって年に1回、パレードをするようになって。

そのマルディグラを毎年毎年やっていったら、どんどんどんどん盛り上がっていって。後に世界最大のゲイのフェスとかパーティーになっていくっていう3つめのアナザーストーリーになって。後に政府とか警察が謝罪をして。シドニーオリンピックの閉会式でアーティストがマルディグラの格好をして『Dancing Queen』を歌って踊るようになるっていうドキュメンタリーで。「ああ、お見事!」って思ったので。今夜はABBAの『Dancing Queen』をちょっとレコードで流したいと思います。

(東野幸治)ええと、筋の黒いところに置きまして。33回転で聞いてください。ABBAの『Dancing Queen』。張り切って、どうぞ! うん? 大丈夫? ちょっと待ってくださいね? ちょっと、1回止めますね。ええと、針が出ていなかったです。ABBAさん、申し訳ございません。スウェーデンの王室の皆さん、申し訳ございません。オーストラリアのバーの皆さん、申し訳ございません。それでは、聞いてください。ABBAの『Dancing Queen』です。張り切ってどうぞ!

ABBA『Dancing Queen』

<書き起こしおわり>

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