オードリー若林 甲子園球場で始球式をした感慨深さを語る

オードリー若林 甲子園球場で始球式をした感慨深さを語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー春日さんが2024年6月8日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でNHKラジオで甲子園で行われた阪神・西武戦のラジオ実況をした際の模様をトーク。甲子園球場のマウンドに立ち、ファーストピッチ(始球式)をした感慨深さを話していました。

(若林正恭)6月8日土曜日ということでございますけどもね。聞いてくれてた方はご存知かと思いますが。オードリー、NHK甲子園ラジオ中継。甲子園に行ってきまして、帰ってきての今でございますけどもね。

(春日俊彰)そうね。土曜の昼はNHKの方にね、出さしてもらってまして。

(若林正恭)まあね、東京ドームライブね。伝説のライブ。

(春日俊彰)いやー、そうね。歴史に残る……あとにも先にもだとは思いますよ。これはね、日本の、世界のエンターテイメント史に残る大偉業を我々、2月に成し遂げたわけだけども。

(若林正恭)もう本当に、ただの事実ですからね。

(春日俊彰)そうね。大げさに言っているわけじゃないから。

(若林正恭)なんとも言えないところではございますけどもね。なんか結構、武道館ライブの後とかには感じたんですけども。ラジオ、ニッポン放送のイベントですからね。それで何が変わるっていうことじゃないのかな、なんていう経験もしまして。思ってたところ、やっぱりそういう、今回の甲子園のお仕事はちょっと影響してる感じはあるのかね? やっぱりね。

(春日俊彰)やはり我々が野球コンビだということが……。

(若林正恭)「野球コンビ」というところまでいってないと思うけどもね。

(春日俊彰)ティモンディに次ぐ……「並ぶ」か?

(若林正恭)ティモンディは実際、野球すごいからな。俺たち別に少年野球をやってただけだから(笑)。

(春日俊彰)野球野郎だってことをやっぱり、知ってもらえたんじゃないですか? 東京ドームってやっぱりね、野球、野球ってずっと1年、やってきましたから。

(若林正恭)野球を話、特にプロ野球の話になると毎週、それになっちゃうから。意識して抑えてるっていうか。そういうところはあるんですけど。今日ばっかりはね、ちょっとしゃべらせていただきたいんですけどもね。

(春日俊彰)そうね。ただ中継に呼んでいただいただけじゃなくて、いろいろやらせてもらったからね。

(若林正恭)すごいっすよね。こんなことが仕事でいいのか?っていうぐらい、嬉しい仕事だったよね。本当に。

(春日俊彰)いや、本当ね。私はだからベルーナでね、何度かやらせてもらってますから。最初にやらせてもらった時、そんな感じだったね。「いいの?」っつって。最初の時なんか、春日プロデュースで弁当とかさ(笑)。1日宣伝部長みたいな。「いいの?」って。あのライオンズの試合にこんなに携わらせてもらって……っていうのはありましたから。ちょっとなんか、信じられないっていうかね。仕事の種類的にさ、今までにない楽しさ、ありがたさっていうのはありましたからね。

(若林正恭)ありましたね。

(春日俊彰)しかも歴史のある甲子園だからね。やっぱり他の球場と違うね。雰囲気というか。重みというか。

(若林正恭)阪神戦でも高校野球でも見てるから。100年だってね。甲子園って。

(春日俊彰)今年で。

(若林正恭)すごいよな、本当に。初めて甲子園球場のああいう、選手が歩くところとか、歩かせてもらっちゃったりして。NHKのスタッフさんの力の入れようもすごかったっすけどね。

(春日俊彰)ねえ。ありがたい。

(若林正恭)でも、あれでしたね。本当、夢見心地で。ずっと現実感がないっていうか。「なんで中に入れてるんだろうな?」みたいな時間がずっと続いているっていうか。

(春日俊彰)で、室内練習場で練習もさせていただいて。

ビーズリー投手の隣で投球練習

(若林正恭)室内練習場でファーストピッチっていうのの練習をするんですけど。結構、練習で投げるのね。俺、初めてだから知らなかったんだけど。練習の時間みたいなのが設けられていて。室内練習場で……そしたら、本当に登板前のビーズリーがいて。1人でアップしてるのよ。予告先発のビーズリーが。びっくりしたよ、本当に。もう、何だろう? 6メーターぐらいのところにビーズリーがいるから。ビーズリーがジョギングしてる本当に真横のところで練習しますって言われて。「いやいやいやいや……」って思って(笑)。で、通路を歩いてる時、コーチ。今岡選手とすれ違って。俺みたいなもんがまず挨拶をしていいのかどうかもわかんないけど。そんな、なんかね、歩かせてもらってるから「おはようございます!」って挨拶したら「こんにちは!」って挨拶してくださって。いやいや……もう呼び捨てで申し訳ないけども。今岡だよ? 今岡と俺、挨拶してるんだよ? やばいでしょう、本当に。

(春日俊彰)いや、でも若林さんもね、マウンドに立って投げる立場だからね。ビーズリー選手と同じっちゃ同じだよね(笑)。今から投げるわけだから。

(若林正恭)それで俺、ファーストピッチの話が来た時、「いや俺、グランドに出ていいの?」みたいな話をしたんだけども。こんなチャンス、一生に一度ぐらいしかないだろうしっていうこともあってさ。だからなんか甲子園に立てないって……小5の時にね、オール中央区に選ばれてね。ショートの練習に参加した時にもう、一緒に選ばれてるショートがね、……ショートが3人、選ばれたのよ。他の2人がうますぎて。で、俺は計算したの。中央区に同学年で俺より上手いショートが2人いるとしたら、全国に何人いるんだ?って計算して。そしたら20万人ぐらいいる計算になって。それで俺はプロ野球選手を諦めたのよ(笑)。

(春日俊彰)なるへそ。

プロ野球選手になる夢を諦めたオール中央区の練習

(若林正恭)オール中央区の練習でやったことがないノックをされて。それで、このラジオでもしゃべったことあるけど。オール中央区の試合の直前に、自転車でいたずらしてたら足を骨折して出れなくなって。その時に親父が「こういう時に怪我するようなやつって、一生ダメなやつだから」って言われたんだよな(笑)。

(春日俊彰)厳しいな。小学生に……厳しいな。

(若林正恭)それで俺ね、なんか娘ができて思うけど。普通、そんなことを子供に言わねえよな?

(春日俊彰)言わないね。「お前、気をつけて。次のチャンスを物にしろよ」ぐらいのことは言うけども。

(若林正恭)それでね、そんなことを思い出すのよ。親になると。それでなんか、中2の時にラグビー部で……野球をそれで諦めたじゃないですか。中学でラグビー部に入って。ラグビーは背が低いやつがやれるスクラムハーフっていうポジションっていうのがあるって聞いたから。俺、背が低かったからさ。「俺でもできるのかな」と思って、ラグビー部に入って。で、中2の時に中3のスクラムハーフの人が怪我したのよ。で、俺が初めて公式戦にレギュラーで出るってなったの。1本目でね。そしたらなんかその日、雨が降って、その試合が流れたのよ。その時も親父が「やっと試合に出れるってなった時に雨が降るようなやつって一生、雨降るからな」っつって。

(春日俊彰)厳しいな! 中学生に……。

(若林正恭)俺、親になったけど、信じられないよね。信じられないのよ。それで俺、その記憶が濃いのか、子供と滑り台とかに行って。子供がなんか「私は、いい」みたいな感じで滑らなかったりするじゃん。で、奥さんがその動画を撮ってたりするじゃん? その動画を見てみるとさ、俺はやたらと「今日、滑れなくてもね、滑れる日が来るから」っつって。「これはこれで変な教育になりそうだな」と思って。「これもやめた方がいいのかな?」と思って、悩み中だけども。

(春日俊彰)難しいね。でも「今、滑れないやつは一生滑れない」とか、それはさすがに厳しすぎるからね。

(若林正恭)でも親父がそんなようなことを言うんだよな。なんなんだろうな? あれ、自分が不安だから言っちゃうんだろうな(笑)。

(春日俊彰)まあ、悔しいんじゃない? 親父さん的にもさ、「悔しい」っていうのがあるから、それがそういう言い回しになったんじゃないかな?

(若林正恭)それで東京ドームでイベントやらせてもらって。いや、本当にもう、なんか自分のキャラの流れにはないと思うけどね。最高の人生です。ありがとうございました! 最高の人生、過ごしてんのよ。

(春日俊彰)まあ、そうだろうね。いや、それはいいんじゃない?

(若林正恭)いくつかメール、来ていたのよ。「すごい好きなんだけど、オードリーへの嫉妬が止まりません」って。何週間か前に、あったでしょう? もう、嫉妬してください(笑)。

(春日俊彰)まあ、そうだね。甲子園のマウンドなんて、そうそう立てないからね。

(若林正恭)いや、なんかいろんな思いが込み込みあげちゃって。言語化できないままグラウンドに出ていくっていう(笑)。

(春日俊彰)なるへそ(笑)。

(若林正恭)でもやっぱり……あんまり俺は知られてないと思うけど。阪神ファンの方が温かくてね。グラウンドに出たら。皆さん、手振ってくれたりとか、拍手とかしてくれて。なんかもう、感無量でしたね。

(春日俊彰)そうね。受け入れてくれたというか。盛り上がってくれたからね。

感無量のファーストピッチ

<書き起こしおわり>

オードリー春日 始球式で若林の投球を打ち返した感触を語る
オードリー春日さん、若林さんが2024年6月8日放送のNHKラジオ『オードリーのラジオプロ野球』の中でファーストピッチを務めた際の模様を紹介。若林さんが投げた球を春日さんがピッチャー強襲ヒットで打ち返したことについて話していました。
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