成田凌と佐久間宣行 役者がバラエティ番組に出る際の注意点を語る

佐久間宣行 成田凌のラジオ出演を語る J-WAVE

佐久間宣行さんが2021年5月30日放送のJ-WAVE『TOPPAN INNOVATION WORLD ERA』に出演。成田凌さんと役者がバラエティ番組に出る際の注意点について話していました。

(成田凌)いやー、僕、バラエティ番組に出た日って寝れないんですよ。

(佐久間宣行)ああ、わかります。そうですよね。

(成田凌)なんか、布団に入って静かでも、笑い声とかがずっと鳴り響いていて。あと反省とか……。

(佐久間宣行)反省しちゃうんですか?(笑)。

(成田凌)めちゃくちゃ反省しているんですけど。

(佐久間宣行)それは本業じゃないから、しない方がいいんじゃないの?

(成田凌)いや……これも佐久間さんに聞きたいなと思ったのが、「役者がバラエティ番組に出た時ってどうしたらいいですか?」って聞くと、「すごい頑張ってくれているのが嬉しい。ありがたい」って言われるんですけど。実際、どうなんですかね? 役者は役者としている方が、芸人さんとかってやっぱり楽なのかな、とか。

(佐久間宣行)いやー、それは現場によるんじゃないですかね。別に、バラエティっていうか、この番組が好きで来てくれていて、番組を楽しみたいと思ってくれてる人の方がやりやすいですよ。

(成田凌)やっぱりそういうもんですよね。

(佐久間宣行)と、思いますよ。

番組が好きで楽しみたいと思っている人はやりやすい

(成田凌)『ゴッドタン』とかを見ていても、プラチナムガールズとかいるじゃないですか。あの立場のバランス、すげえいいなと思っていて。だから「やっぱり何もしない方がいいのかな?」とか。

(佐久間宣行)いやいやいや、そんなことないですよ(笑)。

(成田凌)やっぱりね、ね芸人さんがいっぱいいるところでちょっとネタに参加するとかって、絶対に滑るじゃないですか。

(佐久間宣行)だいたいそうですね。

(成田凌)あれってどうしたらいいんだろうな、とか。

(佐久間宣行)そうか。旬の芸人さんが役者さんを振りにしてネタをやるって、たまにありますもんね。

(成田凌)あれ、しんどいなって思って。

(佐久間宣行)あそこのポジションの取り方、難しいですよね。

(成田凌)あと、なんか「自己紹介ギャグを準備してきました」とか。『ネタパレ』で……なんか、インディアンスさんが準備してくれてやるんですけど。まあ、笑ってくれてるんですけど……「面白くはないだろうな」と思いながら。

(佐久間宣行)自己紹介だからね。

(成田凌)あれってどう逃げたらいいのかな、というか。なんかこう、大喜利みたいな答えをしなきゃいけないクイズ番組とか。あれ、しんどいなって思って。1回、この間ゲストで行かせていただいた時に、全くボケないで淡々とクイズに答えていくっていうのをやったんですけど……もう寝れなくて! なんか、申し訳なさすぎて。

(佐久間宣行)でもね、中途半端にボケてもね。

(成田凌)絶対に芸人さんに勝れるわけもないんだから……どうしたらいいんだろう?って思って。

(佐久間宣行)そうですよえん。

(成田凌)それで、やっぱり役者は役者としてなんか足を組んで「はい」って答えている方がなんか意外といいのかな、みたいな。

(佐久間宣行)ああ、その役者としての機能をその現場で全うしちゃった方が。

(成田凌)その方が助かるんじゃないかな、とか。

(佐久間宣行)でも、そんなことはないと思いますよ。たぶん、こういうのって結局、知らない芸人がゴールデンに出ると滑るのと一緒で。成田さんがどっちなのか、みんなわからないから。要は、成田さんをいじっていいのかがわからない。もしくは、成田さんがバラエティ好きなのか……僕はそれを知ってるけど。みんなは知らないからまだ定着していないだけで。

(成田凌)たしかに。「笑っていいのかな?」みたいな時間ってやっぱり……。

(佐久間宣行)だから、それが伝わってると、もうキャラがの振りがあると、成田さんは多少踏み込んでいじっても大丈夫だし。あとは「こういうネタも笑ってくれる」っていうのがわかると、全然変わってくるんですよ。

(成田凌)なるほど、なるほど。

(佐久間宣行)たぶん成田さんが……それは成田さんに対して不勉強なスタッフもいるかもしれないけども。まだ、成田さんがかっこいいそっち系の人なのか、お笑い好きなのかが浸透してないくらいだからじゃないですかね。きっと。

(成田凌)じゃあやっぱり……売れるしかないんですね。

(佐久間宣行)だから、そういう意味で言うとすごい頭がいいなと思うのは、こんな風に名前を出していいのかわからないですけども。佐藤健さんは、なんて言えばいいんだろう? 自分のキャラは変わらないけど、ノブのことが大好きみたいな。要は、好きな芸人として千鳥のことを常に言うから。「ああ、ということはお笑い好きなんだな」っていうのも伝わる。キャラも崩さず、そのペアの芸人と出てくるっていう。そのパターンもあると思いますよ。

(成田凌)たしかになー! 俺のペアの芸人ってなると……さらば青春の光はつらいなー!

(佐久間宣行)22時より上は出れないからね(笑)。

(成田凌)だって『ラヴィット!』に出てきてびっくりして!

(佐久間宣行)午前中に見る顔じゃないからね(笑)。でも、それがたぶん一番早いかもしれないです。森田はわからないけども、好きな芸人さん。「この人と絡めたら嬉しい」って言って出てきて。「この芸人さんのこれが好きなんです」ってなると、要は自己紹介ギャグじゃなくなるじゃない? 要は、初見の芸人さんが出てきて、成田さんを使った変な話ですけど、付け焼き刃のギャグをやると、それは本ネタよりも面白くないから。成田さんは「あっちの方が面白いのにな」と思うじゃないですか。そしたらもう自分から、「この芸人さんのこれが好きなんです」って言っちゃうと、その人が来て、自分の好きなことをやってくれるから成田さんも笑えるし。気を遣わなくて済むとかっていう。だから「好き」を発信しちゃった方が……。

(成田凌)たしかに! もっと明確に「好き」を発信していかないといけないっていうことですね。

(佐久間宣行)そうすると、なんというか、気苦労が減るかもしれないですね。

明確に「好き」を発信する

(成田凌)たしかにな。だからその悩みを1個消す案として、さらば青春の光の森田さんと今、話してるのが「マジでコントライブやろう」っていう。1回。本当にマジでやったら……ちゃんとした芝居としてお笑いをやりたいっていうのがあるのかなと思って。だからその、お笑い好きだからといって軽い深夜ドラマのコメディドラマとか映画とかって全く、絶対やりたくないなと思ってはいるんで。やっぱりそういうことなのかな? 

(佐久間宣行)でもたしかに……僕、『ウレロ』っていうシリーズをやってたんですけど。『ウレロ』って芸人がゲストじゃなくて、役者が来るけど。あそこにガツッと入ってくる役者さんって、やっぱりお笑い好きの……でも役者さんは役者さんの役割でマジでやった方が絶対にウケるんですよ。笑いを取りに行くんじゃなくて、マジでやった方がウケる。そしてその『ウレロ』の現場で「こいつ、すげえな!」って思った人はみんな売れていくっていう。高畑充希さんとかもう、現場で爆笑を取りまくっていたなー。

(成田凌)『ウレロ』で印象が強いのは元ももクロの早見あかりさん。

(佐久間宣行)早見もすごいですねー。

(成田凌)そうか。面白いの、いっぱいやっているなー! ありがとうございます。

(佐久間宣行)ありがとうございます。

<書き起こしおわり>

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