オードリー若林 星野源の結婚を語る

オードリー若林 星野源の結婚を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2021年5月22日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で新垣結衣さんとの結婚を発表した星野源さんについてトーク。星野源さんから電話がかかってきた件などについて話していました。

(若林正恭)あの、いろんなラジオでね、皆さん話しますけれども。星野源さんが結婚をされて。

(春日俊彰)ねえ。おでれえたよね。

(若林正恭)びっくりしましたよね、やっぱり。『ソレダメ!』の収録前に「今日はやけにデカい声で(高橋)真麻がしゃべっているな」って思ったら、真麻が第一報をみんなにピンマイクをつけてるところで入れてるとこだったんですよ。「星野源さん、見ました? 結婚ですね」みたいな。

(春日俊彰)すごいよ。その前にもうメイキャップルームに駆け込んできたからね!(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! 真麻が?(笑)。

(春日俊彰)そうそう。「皆さん!」みたいな(笑)。しかもさ、真麻くんの楽屋がメイキャップルームに近いからさ。まず、そっちで歓声が上がったのよ。それで「おう、なんだ?」って思って。それで「ええーっ!」って言っていて。

(若林正恭)俺もトイレにいたら「キャーッ!」みたいな声が聞こえて。「どうしたんだろう?」って思ったら、それだね。じゃあ。

(春日俊彰)それで「これは、皆さんに知らせなければ!」みたいなこと、口に出して言っていたもん。「ああ、来るな」って思ってみんな、メイク室で構えたんだから(笑)。

(若林正恭)そしたら真麻が駆け込んできて?(笑)。

(春日俊彰)「皆さん!」みたいな(笑)。

(若林正恭)裁判の判決が出たみたいなテンションで駆け込んでくるんだよね(笑)。

(春日俊彰)「星野源 結婚」っていうのをさ、こう出しながら駆け込んでくるぐらいの(笑)。そんな勢いで本当に入ってきたよ。

(若林正恭)真麻は自分で言うもんね。「芸能ニュースが好きだ」ってね。

(春日俊彰)「皆さん、これはちょっと1人では抱えていられない!」みたいなことを言って来たから。たしかにすごいびっくりしましたけども。

(若林正恭)それでさ、「ああ、そうなんだ」って思って。俺さ、こんな感情になるのってあんまり芸能人の人の結婚でなくてさ。なんか、すごい嬉しいなって思って。それを真麻から聞いて。で、まあ『ソレダメ!』って収録が長いじゃん? で、収録が終わって楽屋に戻って。それでスマホを見たら着信があって。見たらさ、「星野源さん」って書いてあって。

(春日俊彰)ええっ?

星野源さんから着信

(若林正恭)星野さんから着信があって。いや、番号は知っていたけど。番号、交換したんだけど、着信があったことはないから。で、なんかほら、ずっとさ、春日に「フワちゃんと仲がいいふりをするな」とかさ、「ロイくんと仲がいいふりをするな」とか言ってきて。しかも先週、芸能人同士でメールの話を……「誰々からメールが来て」みたいな話をする芸能人は嫌いだって俺、言っていたじゃん? で、その次の週なんだけどもあの……星野さんからメール、来ててさ(笑)。

(春日俊彰)かぁーっ! いや、大丈夫よ。若林さん、ちゃんとお仕事もされていますし。立派にMCも……(笑)。

(若林正恭)自信がなくなってるわけじゃないのよ(笑)。自信がなくなっているから「星野さんと友達」って言っているわけじゃないから(笑)。

(春日俊彰)アピールじゃなくて?(笑)。

(若林正恭)アピールじゃなくて。春日で言うフワちゃんみたいなことじゃないのよ(笑)。

(春日俊彰)いや、私も違うのよ。アピールじゃないよ(笑)。

(若林正恭)別の芸人さんから聞くことはありましたよ。「あれ、ゴンちゃん、注意した方がいいよ。いっつも『若さんがさ』って……」って(笑)。「そんなの俺も恥ずかしいからやめてよ」「いや、俺、そんなしてないっすけどね。若さんの話」っていうことがあったけど(笑)。

(春日俊彰)絶対にしてるけどね(笑)。

(若林正恭)それで、電話をしたことはないからさ。しかもさ、いろんな……あれ、春日さんも結婚した時、そうだったと思うけどさ。電話して伝えたい人と、こう言っちゃなんだけど、2軍はメールで伝えたわけでしょう? 春日さんは。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! まあ、そうだね。1軍と2軍の間にはもう、歴然とした差はありましたね。

(若林正恭)あれさ、俺、いろんな人に結婚する時に電話って……「本当に『電話する関係性じゃないかな』と思ってもした方がいいよ」って言われて。「お世話になったな。でも電話をしてまでは……」っていう人にも電話をしたけど。そのアドバイスを素直に聞いてね。でも、俺が電話した人の中で結構、「あ、ああ、そう。そうなんだ。おめでとう」みたいな人、何人かいたけどね(笑)。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! まあまあ、そうだろうね(笑)。

(若林正恭)でも、星野さんってたぶんね、いろんな方に……連絡する人、多いだろうからさ。正直、俺なんていうさ、C級の芸能人にね、電話をしてくれるなんてさっていうのはちょっと自分でもなんかおこがましいなっていう。

(春日俊彰)もちろんだよね。

(若林正恭)お前、ちょっと今、聞き捨てならないね?

(春日俊彰)なにがよ(笑)。

(若林正恭)いや、ちょっと聞き捨てならないね。

(春日俊彰)どこがよ?

(若林正恭)「C級」のところで「いやいや、B級だよ」って言ってくれなかったのはやっぱりちょっと……。

(春日俊彰)いや、それは無理よ! 「D級」を抑えたぐらいなんだから(笑)。

(若林正恭)「いや、D級だけどね」って言うのを抑えたって?(笑)。

(春日俊彰)そこは怒られると思ってグッとこらえたけど。「B級」は無理よ。上げるのは。

(若林正恭)お前の中でランクDなの、はじめて知ったわ(笑)。俺、Dランクなのをはじめて知ったから、ちょっとショックはショックだな。相方としては。俺は春日のこと、やっぱりAランクだと思っているから。

(春日俊彰)嘘つけよ!(笑)。

(若林正恭)だからちょっとつらいなっていう思いは……(笑)。

(春日俊彰)Aなわけがないじゃん(笑)。

(若林正恭)まあ、Dですよ。本当に。それで、星野さんからのメールの内容は絶対に言わないですけども。「ちょっとお電話をさせていただきました」っていうのが……だから、そこには結婚に関することが書いてあるわけじゃなくて、「お電話をさせていただきました。また連絡を……」っていう風に丁寧に書いてあって。で、俺はちょっとメールは……そうね(笑)。だから先週、話した話じゃないけども。結構、メールはさせてもらうのよ(笑)。

(春日俊彰)おおう、いいねえ。うん。

(若林正恭)フフフ、やっぱりなんかちょっとな、便乗感が出るよな。この時期だと。

(春日俊彰)タイミングもそうだしね。「ここぞ!」で出してきたな、みたいな。若林さん。このタイミングで仲がいいアピールをしてきて、みたいな(笑)。

(若林正恭)いや、やっぱりそれは嬉しかったよ、やっぱり。

(春日俊彰)いや、それは嬉しいでしょう? だからね、お相手側が……。

(若林正恭)俺、やっぱりだからエッセイとかを読んでるって大きいよな。やっぱり、その芸能人の結婚にしても。自分のことを「芸能ニュースにあんまり興味がない人なんだな」って思っていたの。でも、正直なんかめちゃくちゃ興味あるからさ(笑)。やっぱりなんかエッセイとか対談をやらせてもらったっていうのもあるのかな?

(春日俊彰)それはあるんじゃない?

(若林正恭)そうすると、なんか対談させていただいた感が出ちゃうとちょっとあれなんだけど。そういうわけじゃないんだけど。で、着信があって。メールもいただいていて。それで、なんか嬉しいからだろうね。テレ東から星野さんの『恋』を聞きながら帰ったのね(笑)。でも、聞いてて……そういう気分だったから。星野さんセレクションを流していたの。なんか、嬉しくて。「でも俺、この後にこれを歌ってる人と電話するとなると、なんかちょっと緊張してくるかな?」と思って。なんか、止めたね。もう緊張してるのよ、なんか。

(春日俊彰)フフフ、まあまあ、わかるよ(笑)。

(若林正恭)でもなんか、お忙しいでしょうから。いろんな方にいろいろあるだろうから、俺なんかが……俺なんか、Dですよね。

(春日俊彰)うん。Dですね。

DランクとCランクの違い

(若林正恭)ランクD……ちなみに、ランクCってどういうメンバーなの? ちょっとそれだけ1回、確認させて? ちょっと春日の中で……俺は春日はランクAだから。

(春日俊彰)なんでだよ? そんなわけがねえだろ?(笑)。

(若林正恭)俺、まさか自分が頭文字Dだとは思わなかったからさ(笑)。

(春日俊彰)なんで走り屋なんだよ?(笑)。走り屋っていうことじゃないから。別に。

(若林正恭)芸能界の走り屋だと思われているとは思わなかったから(笑)。Cは誰がいるの?

(春日俊彰)C? Cは、誰だろうな? うーん……ええっ、誰だろう? Cランク……吉村くんとかね。

(若林正恭)なんか、複数人傷つくね。Cのメンバーを聞いただけで(笑)。

(春日俊彰)うん。それは私の個人的なあれだから。別に。うん。でも、若林さんもチャンスありますから。大丈夫ですよ。

(若林正恭)Cに上がる?(笑)。

(春日俊彰)うん。Bぐらいまでは。

(若林正恭)まあまあ、頑張るよ、それはじゃあ。

(春日俊彰)頑張って。Sまで上がって来てほしいなって。

(若林正恭)ああ、Sまであるんだ? Aが一番上じゃないんだね。

(春日俊彰)まあ、Sですよね。

(若林正恭)そうですよね。それで、「ちょっと俺、曲を聞いたままだと折返しの電話、できないな」って。まだ、折返しの電話をしていないのよ。心の準備ができないから。で、ちょっと止めて、無音で車で走って。で、俺は電話する前に確認をしておきたかったことがあるんだけど。星野さんが出版された本の『YELLOW MAGAZINE 2020-2021』っていう本で対談をさせてもらったのね。

この間。で、サングラスをかけて写真を撮らせてもらったっていうのもあったじゃない? ああ、そういえば、危なかった! 本当にその前日に俺、社員さんに星野さんとのサングラスの写真があって。「これってインスタに載せてもいいか、確認してもらえる?」っていうLINEをして「大丈夫です」って返ってきて。それを載せようと思っていたけども。その返事が俺がもう寝た後に来ていたから、まだインスタに写真を載せてなかったのよ。

(春日俊彰)なるへそ。

(若林正恭)なんかタイミング的にさ、もしその直前に載せていたらさ、便乗感がすごいじゃん? なんか。

(春日俊彰)そうね。「私を見て」感がね。

(若林正恭)星野さんに「おめでとう」っていう気持ちよりもっていうこと?

(春日俊彰)そうね。当てて、反射をさせて。壁打ちみたいに。

(若林正恭)お前、それはたぶん何人か、批判してるからな?(笑)。

(春日俊彰)いや、そんなことはないよ(笑)。

(若林正恭)ねえ? そうだよね? 何人かのインスタワークを批判してるからな?(笑)。

(春日俊彰)なんだよ、インスタワークって? 聞いたことないよ! 「おめでとうございます!」の声がデカいやつをさ。

(若林正恭)お前! それめっちゃ言っている! 俺、なんにも言ってないからね、今?(笑)。

(春日俊彰)いや、別に誰かを言っているわけじゃないよ。そういうね、現象のことを言っているから。

(若林正恭)でも、似合う人はいいじゃん。あと距離感ね。で、俺はちょっとタイプが違うじゃん?

(春日俊彰)世間的にそんなに知られていないからね。若林さんと星野さんは。

(若林正恭)そう。だからSの人の対してDがそれをやると……っていうその開きがあるっていうことでしょう? S同士でやっているのはいいけどっていう。

(春日俊彰)そうそうそう。うん。世間はS同士……。

(若林正恭)おい、Dから上げろよ、お前! Cに!

(春日俊彰)フフフ(笑)。

(若林正恭)絶対に俺と吉村は同じグループにいる。絶対!

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!

(若林正恭)申し訳ないけど。誰がどう見たって同じグループ内にいるわ、俺と吉村は! そんだけ信頼してるっていうことだけど。吉村くんのことを。

(春日俊彰)まあまあ、そうね。

(若林正恭)それで、俺が家に帰ってまず確認したかったこと。「その『YELLOW MAGAZINE』で俺、偉そうに結婚のこととか語ってないよな?」って思って。

(春日俊彰)なるへそ!

(若林正恭)マジで。その頃にはもう、お付き合いはしているはずじゃん? たぶん。対談をしていた頃には。それをね、ちょっとね自分でも……もう家に帰ってすぐに確認したかったの。

(春日俊彰)たしかに。回り込んでね。「結婚、いいぞ!」なんて言ってたら、恥ずかしいよね。

(若林正恭)「言ってないと思うけどな……」みたいな。自意識過剰だから。それで家に帰ってくるなり、やっぱり奥さんが「あの、星野源さん……」って言いかけて、「大丈夫! それ、知ってる! 『YELLOW MAGAZINE』、どこ?」って(笑)。

(春日俊彰)一刻も早く(笑)。

(若林正恭)ブワーッと出してダーッと読んだら、語ってなかったね。

(春日俊彰)おお、危ない!

(若林正恭)あぶねーっ!って思って。

(春日俊彰)「結婚はいいですよ」みたいなことを言っていたら、もうね。

(若林正恭)でも俺はそれ、言わないと思うの。自分でも。というのは、独身の時にめっちゃダルかったから。「なんで結婚しないの?」っていう質問と「結婚、いいですよ」って言ってくるやつが(笑)。ロクなやつがいないから! 気をつけてはいるけども、確認をして。「ああ、よかった」と思って。「じゃあ、星野さんに折り返しをしなきゃ」ってなったら、ドキドキしてて。今まで、電話をしたことはなかったから。

(春日俊彰)そうね。なんて言っていいか、わからないしね。一言目。

(若林正恭)そう。それで、リビングでやっぱり『たりないふたり』のネタを書いていたけども、そのネタ帳の横に話の流れをやっぱり書いたもん、電話をする前に(笑)。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! なるほどね。バタバタしないようにね。それは大事だね。

電話をする前の準備

(若林正恭)あんまり長くてもダメだし、なんかこう、「切り際の1個前のセリフが重要だな」とか。あとは「知ったような口は絶対に聞いちゃダメだな」とか。なんかもう……おい、笑ってんじゃねえぞ(笑)。なんか、ドキドキして。点を打って。電話で話したことは絶対に言わないけど。「○○の話をして、△△の話をして……」って。「1個ぐらい笑いも取りたいな。星野さんをやっぱり、笑かしたいな。ここ、これを行くか? 星野さん、突っ込んでくれるんじゃないか? で、切り際にはこれを言って……」って。それ、4つぐらい書いたかな?

(春日俊彰)ほうほう。

(若林正恭)で、なんかちょっと奥さんによそ行きの俺の声を聞かれたくないから、駐車場に降りていって。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! わかるわー(笑)。

(若林正恭)それで、車の中でスマホを握りしめて。「よし、今から電話をするぞ」って思って。もう震える手で通話ボタンを押したね! もうこんな震えながら電話の通話ボタンを押したのはね、高校の時にね、アメフト部の夏合宿に行ってね。そこでなんかロビーにいたらね、雪谷高校のチアリーダーの人となんかね、しゃべったんだよね。それで、その時に電話番号を交換したんだよ。

(春日俊彰)ええっ?

(若林正恭)その時、スマホとかないから。おじさんってよく、家の電話からかけたって言うじゃん? その時以外だね。こんなドキドキしながらっていうのは。

(春日俊彰)ああ、じゃあもう20年以上……。

(若林正恭)夏合宿終わって1週間ぐらいあけて。「今ぐらいのタイミングだったらいいんじゃないか」と思って電話したことがあるんだよ。雪谷高校のチアリーディング部の子に(笑)。

(春日俊彰)一緒の日程で一緒のホテルだったからね。

(若林正恭)そうそう。あれ、なんかね、夜、眠れなくてね。ロビーでOBの先輩かなんかとしゃべっていたら、隣でなんかチアリーディング部の子もしゃべっていて。なんかOBの人が話しかけてね。それで笑いを取っちゃったね。俺、なんかそれで。

(春日俊彰)ああ、そう?(笑)。やるねえ!

(若林正恭)なんかひと通り、『アメトーーク!』のの意外な部活やってた芸人みたいので出た時のアメフト部のトークをまんま、しゃべってたのよ。その時に(笑)。

(春日俊彰)もうその当時から? 高校生で? 16とかなのに?

(若林正恭)そうそう(笑)。その時に電話したことがあって、そのぐらいぶりでドキドキして。そしたら、お仕事中で、電話に出られなくて。でも、「あと3回になったらもう切るよ! 3回は我慢よ!」って思って。3回鳴って、切って。でも、なんかノルマを達成したから。「俺は別にびびって切ったわけじゃないよ」っていう風に、自分の中で。

(春日俊彰)ちょっとホッとした部分もね。

(若林正恭)それで自分の部屋に戻って。まあ、それで「『お忙しいでしょうから』ってメールを打つのも、それは……せっかくだよな」って思って。

(春日俊彰)ねえ。行き違いというか。ちょっとターンが多いよね。

(若林正恭)それは申し訳ないなと思ったんだけども。それで、『たりないふたり』のネタをネタを考えいてたら「星野源」って出て。「うわっ、かかってきた!」って思って。で、「もしもし」って言ったら、まあ内容はしゃべらないけど。もう、立てていた予定はボロボロに崩れて。ただただ何回も「おめでとうございます!」って言うっていう(笑)。

(春日俊彰)なんだよ? 「笑いでも取ろうかな」じゃないんだよ!

(若林正恭)フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)「ひと笑い、笑かそうかな」じゃないんだよ!

(若林正恭)なんなら、星野さんの話で俺、笑ったからね(笑)。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! ああ、うまくいかないもんだね(笑)。

(若林正恭)うまくいかないねー! だから、俺にしたらやっぱりエッセイを読んでいたり、DVDとか見ている側だからさ。

(春日俊彰)はいはい。お客さん的なね。

(若林正恭)で、その歌の人の声が耳元からもするじゃない? でもなんか、もうボロボロだったね。で、ボロボロで、「おめでとうございます! おめでとうございます!」って何回も言っていて。そんな感じになっちゃったの。で、電話が終わって。終わった後も「うーわ!」みたいな。「もうちょっとできたよな、若ちゃん」って思って。でも、「『先ほどはちょっとテンパッてしまいましたけども……』とかメールを送ったら重いよな」って思って。

その雪谷高校の子の時も考えたけどさ。「これでメールしたらな、なんか面倒くさいやつだな」みたいなやつ、あるじゃん? だから「まあ、これはやめておいた方がいいな」って思ってメールはしなかったんだけど。なんか、うん。なんだろうな。なんか、その電話が終わった後からかな? なんか俺、うん。胸の真ん中が熱くなっていて。あの……まあ、世間の男性は新垣さんロスの人が多いけど俺、今ちょっと星野源ロスになっているんだよね。

(春日俊彰)フフフ、取られちゃった、みたいな?(笑)。どういうことなんだよ?

(若林正恭)なんか恋に変わっちゃったのかな? ドキドキした吊り橋効果的な。星野さん、結婚おめでとうございます。

(中略)

(若林正恭)結婚の時に電話したっていうので思い出したけども。なんか、「なんで結婚しないの? 結婚した方がいいよ」って言ってきた人に「あの人、気にしてたからな」って思って結婚の時に電話したりメールしたりすると、そういう人ほど反応が薄かったよ。

(春日俊彰)ああ、そう?(笑)。

(若林正恭)俺、そういうの本当に忘れないからさ。

(春日俊彰)はー。「お前、言っていたじゃん」みたいな?

(若林正恭)「マウンティングを取ることが目的だったんだろうな」って思って。そういうの、絶対に忘れないから。俺。

(春日俊彰)結婚のことを本気で勧めていない?

(若林正恭)本気で勧めてないんだよ。そういう風に言っている自分がいいだけなんだよ。

(春日俊彰)そういうのでわかるもんなんだね(笑)。

(若林正恭)「ああ、そうなんだ。ああ……」みたいな(笑)。

(春日俊彰)思っていたのと違うって(笑)。

結婚報告時のリアクション

(若林正恭)なんかそういうの、あったなって。言わなかった人ほど「本当か! よかったね!」って。そういえば、それで思い出したけども。サトミツが号泣していたんだよな。

(春日俊彰)それは電話だったの?

(若林正恭)サトミツには面と向かって言った。そしたらサンマルクかなんかで号泣しだして。俺、一瞬呆気にとられたもん。「急に咳き込んだのかな?」って最初思ったら、号泣してたんだよね。

(春日俊彰)でももう、想像がつくね(笑)。「よかったねぇ……若林くん、よかったねぇ……(泣)」でしょう?

(若林正恭)最初、咳き込むみたいに泣くじゃん? なんでも。「アフッ、ゲフッ……」ってなっていたから。「大丈夫かな?」って思っていたら号泣してた(笑)。

(春日俊彰)「そうか、そうかー(泣)」っつって(笑)。それ、ちょっと困るよね。周りの人からは「えっ、なに? 男同士でいて、片方が泣いてる?」みたいな。

(若林正恭)そうそうそう(笑)。それで「うわっ、ちょっとキツいな」って思ったんだよね。

(春日俊彰)泣かしているみたいな(笑)。結構な絵面だよね。

(若林正恭)サトミツって絶対にそういうの、言わないからさ。「結婚、しないの?」とか。サトミツとは1回も話したことがなくて。結婚について。だから、長いこと心配をさせていたんだなって思って。申し訳ないなとか思ったのを思い出したな(笑)。

(春日俊彰)そんなにリアクションがデカすぎるのも困るしね。ちょうどいいぐらいがいいよね。「ああ、そう」も嫌だしね。「よかったなー!」ぐらいの(笑)。

(若林正恭)そうだよね。でも、ああいうのをちゃんとビシッと決められる大人な男になりたいけどな。あとはちょっとユーモアもあってさ。ユーモアと大人の部分の2層構造で電話でバチッと決められるようになりたいけど、無理だなー(笑)。

(春日俊彰)無理だなー(笑)。練習できるもんでもないしね。

(若林正恭)そうだね。次、電話を受けた時には決めたいね。

(春日俊彰)ああ、そうだね。

(若林正恭)成長していたい。

(春日俊彰)笑いといいことのバランスをね。

(若林正恭)余計なことは言わず。ちょっとした冗談と大人の男のやつ。理想だよね。でも、無理だろうな(笑)。

(春日俊彰)10年ぐらいかかるだろうな(笑)。

(若林正恭)ここから10年? それは無理だよ(笑)。

<書き起こしおわり>

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