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安住紳一郎 東京五輪テストマッチの意味を語る

安住紳一郎 東京五輪テストマッチの意味を語る 安住紳一郎の日曜天国
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安住紳一郎さんが2021年5月16日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で東京オリンピック・パラリンピックのテストマッチについてトーク。実際に現場を見て感じたテストマッチを実施する意味について話していました。

(安住紳一郎)さて、今日が5月16日で、東京オリンピック・パラリンピックまで予定ではあと2ヶ月あまりですね。68日ですか。開催か、中止か、はたまた延期か。世論が真っ二つに割れていますけども。皆さんはお考え、ありますか? なんとなくね、自分が結論を出すわけでもないので。選手のことを考えると、あるいはコロナのことを考えると……ということで、なかなかね、議論するのも少し気が重いというところありますが。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)「テレビ局の人たちは何が何でも開催の方に持っていこうとしている」とよく言われます。メディアへの不信は強いですね。「そういうやり方は許さない」という声はたくさん届いています。私は特に今年、TBSのオリンピックキャスターをやりますので。その声を私の元にもたくさん届いています。誤解も多いので、いつかきちんと状況を伝えたいなとは思っていたんですけども、なかなかそういうチャンスがなかったので。今日はちょっとね、少し今現在の私が知る限りでの情報をね、皆さんにお知らせして。皆さんが判断をする少し何かその役に立てるならば……ということで。私が見聞きしている情報を少し、皆さんにお伝えしたいなと思いますけれども。

あの、いつもの通り、大した情報じゃありませんので、そんなに構えないでください。決して羽鳥さんたちの番組みたいにはなりませんから。大丈夫です。私が見聞きした小さい話を羅列していきますんで。ねえ。この私の大きな問題を小さなことから話し始めるっていうのは十八番だからね。マクロをミクロで語るというね。

(中澤有美子)へー。じゃあ……楽しんでいいんですね?

(安住紳一郎)そうですね。基本はやっぱりユーモアを忘れちゃいけないなと思ってるんで。そうですよね。ただね、一生懸命やっている選手とか関係者、コーチ、ご家族の皆さんとかが聞いてると少しね、腹が立つかもしれませんが。本当に「テレビ局の人たちは一本槍で開催のことしか考えていない」っておっしゃるんですけども。決して……本当にそれは誤解です。少なくとも私の周りの人間で「社会のシステムを壊してまでも、無理してまでも、本当に一本槍で何が何でも開催するんだ」というような人はいません。私もそうです。

で、こんなことは言う必要はないと思いますけど。私自身のスケジュールも開催と中止の両方のパターンで、2ヶ月ぐらい前から入っています。で、どっちになってもいいような準備になっています。ただ、やっぱりそれはね、そんなに言うべきことじゃないので……ということなんですけども。そして、ただ「やる」となった時に運営上の準備ができてなくて。いざ本番を迎えてトラブルを起こして大会に水を差してしまうことのないように、準備だけはやっておきましょうという状況です。

ただ、その準備をしている様も何も説明がないので、「中止をした方がいい」と思う人たちの心情を逆なでしているっていうことだと思います。それでも私自身、よくわかっています。準備の段階でね、やっぱり外に出ますから。感染リスクを実際、それで少し高めているっていうことも事実ですし。ただ、私たちは「やる」となった時に放送をするという契約をしているので、その準備をしているというのが現状です。

で、皆さんも知っていると思いますけども。中止という決断を唯一できるのはIOCという主催者で。なかなかね、契約もIOC有利の契約になっていますんで。本当に決断できるのはIOCだけで。東京都は「開催権の返上」っていう形で実質上の中止にすることは可能だと思いますけれども。また、日本政府もねやりようによってはできると思いますけども。「外国からの入国を制限する」とか、そういうような手段を含めて、日本政府、東京都、それからIOCが決断をできることだと思います。

で、私の知る限りの、なんて言うんでしょうかね? 先週とか先々週、メインストリームではないトピックスばかりになりがちですが。準備大会。テストマッチっていうのがありますでしょう? 「あれ、なんなんだ?」ってよく聞かれるんですよね。で、ああいうものを説明なしにやるから、また「開催の方に旗を振ってるんじゃないか」って言われるんですけれども。

先週が陸上か。で、先々週はバレーボールのテストマッチが都内で開かれまして。TBSはテレビ、それからBSで中継していたので、私も手伝いに行ったんですけども。正直、私自身もこれまで「テストマッチって何なんだろう?」って思ってたんですよ。皆さんの手前、絶対に口には出しませんけれども(笑)。

(中澤有美子)うーん。そうですよね。

テストマッチの意味

(安住紳一郎)なんだと思います? 皆さん、テストマッチって。バレーボールはね、バレーボール協会の主催で。先週の『READY STEADY TOKYO』っていうのは世界の陸上連盟の主催なのかな? 私もスポーツ、そんなに詳しくないので。「テストマッチって何なんだろう?」ってずっと思ってたんですけど。そのテストマッチの意味を私、ようやく理解しましたので。「今頃か?」っていう話なんですけども(笑)。

(中澤有美子)知りたい!

(安住紳一郎)大きな大会をやる前っていうのは、こういう試運転的な大会はやっぱりやるべきみたいですね。必要みたいですね。で、『READY STEADY TOKYO』っていう陸上大会があったんですけど。国立競技場でやったんですけど。国立競技場の外ではオリンピック反対のデモがある中で、日曜日に1日かけて大会がありましたけれども。

(中澤有美子)ねえ。安住さん、この放送の後に行かれましたよね。

(安住紳一郎)そうです。大きな大会になると各スポーツメーカーの最新機器の見本市のような感じになりますでしょう? 時計とか、スポーツ用具とか、ユニフォームなんかもそうですけどね。あとはトラックの床自体とかね。そういうものを1度、その使い勝手を知っておかないと運営上困るというので。1度、使い勝手を知るための運営の大会なんだということで。世界レベルの技術を持った人たち何人かに来てもらって、実際にやってみて、不具合がないかどうかをチェックするという試運転的なことのようなんですね。

で、私もちょっと驚いたんですけど。「えっ、こんな確認をするんだ!」とかいう、そういう細かいところまでをチェックするわけですね。選手がここからここまで移動するのにどれくらいかかるんだとか、どのへんで尿意をもよおすのかあとか、そういうのをチェックしてるらしいんですよね。

(中澤有美子)すごい。

(安住紳一郎)で、今回、陸上競技で使う道具はイタリアのモンド(MONDO)っていうメーカーのものをどうやら使うことになっているみたいなんですけど。細かいところというと、本当にちょっと笑っちゃいけないんですけどね。幅跳びの砂をならす、平らにするレーキっていうのがあるでしょう? フォークみたいな、トンボみたいな。そのレーキがサブトラックに1本足りないとか、そういう細かいこと。そんなこと、事前にわかるだろうと思うかもしれないんだけど、やっぱり実際にやってみると……っていうことみたいですね。あとは棒高跳びのバーをかける2本の支柱がありますでしょう? その直径が地面の穴とほんの少し合わない。やや……やや揺れるみたいな。

(中澤有美子)はー!

(安住紳一郎)でも棒高跳びのバーって5メートルとか6メートルの高さに引っかけてるから。その支柱がちょっとね、誰の判断なのかわかんないけど。ちょっと径が合わないだけでやっぱり違うわけでしょう? で、5メートルとか6メートル飛べるような選手が飛んでみて初めてわかるらしいんですけど。だからそういうことなんですって。まあ、事前に机の上での計算でわかるだろうと言われるかもしれないですけれど、外国企業なんかとビジネスするとわかりますけど。

ちょっとした商習慣の違いとかがね、当日にわかる時、ありますもんね。エレベーターのフロアの呼び方が違って、待ち合わせがうまくいかないみたいなこと、ありますもんね。日本の1階をグランドフロア、0階って言ったり。日本で言うところの2階が海外では1階と言っていたり、みたいな。あと、これはさすがに……さすがにちょっとどうしたものかと思ったのは、ハードルの台数が足りないという事件がありましたね。

(中澤有美子)そんな……(笑)。

(安住紳一郎)「ええっ? そんな中学校の運動会みたいなこと、あります?」っていう。まあ、でもこれがテストマッチなんだなと思いましたね。

(中澤有美子)テスト、やっておいてよかった!(笑)。

(安住紳一郎)まあ、だから私がね、こういう風に言って。「またテレビ局が開催の方に持っていこうとしてる!」っていう風に言われるかもしれませんけれども、皆さんが判断するための情報として私はテストマッチがどういうものかっていうのをお伝えしています。本来だったらね、こんなことを言うと私自身が嫌われちゃうんですけれども。今回はTBSのオリンピックキャスターという任を担っていますから、言うことにしました。でもね、本当にあれを見た時に「テストマッチ、やっていてよかった」と思った。だから、もしやるんだとしたら、やっぱりこれはやらなきゃダメだから。準備は中止が発表されるまではやっておいた方がいいんじゃないかなと個人的には思いました。

(中澤有美子)そうですね。そういうことか。

(安住紳一郎)こういう話、あんまりしない方がいいと思うんだけど、でも言っちゃうね。ハードル、足りなかったのよ! 俺、見ていてびっくりしたよ!

(中澤有美子)そんなこと、あるの?(笑)。それは机の上で計算してもわかると思うけど(笑)。

(安住紳一郎)いや、きっとなんかあったんでしょう? すごいかっこいいイタリアのモンドっていう、だからこの大会のために作ったたぶん新しいデザインのかっこいいものでしたよ。テラコッタ色の茶褐色のね、ちょっとこれまで見たことのないデザインでしたけども。最新のハードルがこう、並べられてるわけでしょう? そしてゴール方向から、ハードルっていうのは一直線上に並べられたハードルを芸術的な足さばきで靴の裏を見せながらこっち側にすごいスピードで迫ってきて。上半身が全くブレないみたいなのをゴール方向から撮るわけじゃないですか。横に9人とか8人、選手が並んでるところを。で、見事なもんじゃないですか。ゾクゾクしますよね。

(安住紳一郎)で、スタートはその位置を見せて。それで横から見せて。そしてまた正面みたいな感じでね。今回は金井選手が大活躍していましたけども。で、その映像の時にはやっぱりね、テラコッタ色。茶褐色のハードルが横一線にザンと並んでいて。そして「MONDO」と書かれたものが並んでいるわけじゃない? それを見て、みんな興奮するわけじゃない? モンドも「やっぱりお金、払ってよかった」と思うわけじゃない? ところが、台数が足りないから、110メートルハードルってみんな10台、ハードルを飛ぶんだけども、1台目が古いタイプっていう(笑)。

台数足りず、1台目だけ古いタイプのハードル

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)でも、ゴール方向から撮っているから、映らないんだよね。笑っちゃいけないけど……おおっ!って思ったよ。「テスト、やっていてよかったな」って思ったよね。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)びっくりしたよ! かっこよかったんだよな。こうやって見ていたら、ゴール方向からね。想像、できますでしょう? あの映像がね。「MONDO、MONDO、MONDO、MONDO……白黒」っていうね。「ええっ? 白黒!?」っていうね。

(中澤有美子)「目の錯覚かな?」って(笑)。

(安住紳一郎)なんだって。テストマッチ。そう。でも、そのハードルをね、新しいハードルの形だから。それを10台重ねて台車に乗るのかな、とかね。で、これまで使っていた台車に乗らないんだったら、どうするのかなとか。それをどう並べるのかなとか。パイプ椅子を並べるんでも、やっぱりコツが必要ですもんね。そういうことなんですって。

(中澤有美子)なるほど。

(安住紳一郎)で、世界各国から来るカメラマンのその席みたいなのがもう作られてましたけどね。で、実際にそこから撮れるのかっていうね、そういうテストもしていたみたいです。という、私からお伝えできる小さな情報でした。ねえ。

(中澤有美子)そうか。両輪で進めてるんですね。

(安住紳一郎)そうですね。まあ、どうなるでしょうか。

<書き起こしおわり>

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