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Mummy-DとCreepy Nuts ラッパーが歌ってはいけなかった時代を語る

Mummy-D R-指定の褒め殺しを語るCreepy Nutsのオールナイトニッポン0
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RHYMESTERのMummy-Dさんが2021年4月20日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』に出演。Creepy Nutsのお二人とラッパーが歌うことがタブーだった時代について話していました。

(R-指定)でも今週、土曜日に我々の番組イベントに出演してもらうんですけども。この他の出演者……それこそ般若さん。昔からシーンにおったと思うし。LibeRty Doggsとか、そこらへんとの関係性とかっていうのは……LibeRty Doggsとかは?

(Mummy-D)俺、会ったことがないんだけども。平塚の子たちっつってたっけ?

(R-指定)神奈川の。

(Mummy-D)うんうん。だから、会ったことはないけど。ちょっと楽しみだね。

(DJ松永)俺らも実は会うのは今週末が初めてなんですよ。だから曲を聞いて「かっけー!」って思ってオファーして。

(Mummy-D)ああ、そうなんだ。

R-指定 LibeRty Doggs『柄悪いけど』を語る
R-指定さんが2021年3月2日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でLibeRty Doggs『柄悪いけど』を紹介していました。

(DJ松永)般若さんとはどうですか?

(Mummy-D)般若なんか、もう20年以上じゃないかな?

(DJ松永)初めて会った時ってどんな感じだったんですか?

(Mummy-D)なんか、般若が……TOKYOFMで『HIPHOP NIGHT FLIGHT』っていう番組をやっていた時に。

(DJ松永)それこそYOU THE ROCK★さんがやられていた伝説的なラジオ番組。

(Mummy-D)そこでなんか、なんかディスみたいな、ビーフみたいなのが最初にあったような? わからないけども。

(Mummy-D)でも、生の般若に会ったのは、どのぐらいだろうね? 20年前ぐらいじゃないかな?

(DJ松永)イベントかなにかですか?

(Mummy-D)ああ、妄走族の時だね。だから割とその、うん。モメてばっかりいる感じ(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(Mummy-D)最近は宇多さんとなんか、ちょちょちょっと小競り合いとかあったりするけども。別に俺と般若は全然ピースっていう感じ。

(DJ松永)ああ、そうなんですね。だってRHYMESTERと般若さんが大規模な人数とかじゃなくて。この4組ぐらいの規模感のところで一緒になるって、なかなか正直珍しいことだもんね。

(R-指定)単純に俺たちが見たいし盛り上がりたいっていう意味でもホンマに呼ばせてもらいましたんで。

(Mummy-D)いえいえ。光栄ですよ。

(DJ松永)でもRさんとは実は本でがっつりと対談をしているんですもんね。Dさんは。

(Mummy-D)そうそうそう。

(R-指定)僕の『Rの異常な愛情』っていうラップについて俺の妄想とか考察みたいなのを語る本。イベントからできた本の中でMummy-Dさんとラップの技術論みたいなのをさせていただいたんですけども。なかんか時間が足りなかったっすよね(笑)。

(Mummy-D)足りるわけないじゃん。あんなの(笑)。

(R-指定)めちゃめちゃしゃべって。これもどこから説明したらいいかわらないですけど。めちゃめちゃしゃべっている中で、「Dさん、ラッパーが歌ういい、アカン問題の話をしましょう」って言った時に「これ、長くなるぞ?」みたいな感じになったぐらいなんで。

(DJ松永)そういう時代があったわけだもんね。ラッパーが歌っちゃダメっていう時代が。

(R-指定)それこそDさんとZEEBRAさんでやっているWREPの『第三研究室』という番組に出さてもらった時にもそういう話をしたりとか。

(Mummy-D)そうだね。それはラッパーがラッパーの技術を語るみたいな、すごいニッチな番組なんだけども。でも、そのラッパーが歌っていいのか問題でKEN THE 390がはじめて歌った時、大阪が沸いたっていう。「KENが歌った!」みたいな。もう「クララが立った!」みたいな(笑)。それ、先月、KEN THE 390に言いました。「こうやって言われていたらしいよ?」って(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)俺ら、KENさんが独立して1曲目の『DREAM BOY』でKENさんがサビを歌った時に……「う、歌った!」みたいな(笑)。

(R-指定)大阪のラッパー仲間に電話をして。「おい、お前? 知ってるか? KENさん、歌ったで?」「えええーっ!」って(笑)。

(DJ松永)「う、歌ったーっ!」って(笑)。

(Mummy-D)なんだ、それ?(笑)。

(DJ松永)ラップってやっぱり技術が進歩したりだとか、ありがなしになったりとか、スタイルが変わっているじゃないですか。それをDさん、全部見てきてるわけじゃないですか。

(Mummy-D)そうだね。

(DJ松永)どこが一番大きな節目だと感じましたか?

(Mummy-D)あ、おう……いきなり真面目な話をするの?(笑)。

(DJ松永)いや、俺はこれを聞きたいんですよ。それこそ最近はトラップが流行っていて。トラップで……俺ら、そんなにシーンは長く見てきてはいないけど、トラップで大きく変わったなとは思っているんですけども。

(Mummy-D)意外とこういう真面目な話もする番組なんだね?

(DJ松永)もちろんですよ(笑)。

(Mummy-D)そうだね。俺が思うのはですね、「ラッパーはラップに徹して。サビはシンガーに歌ってもらう」みたいなのがまあ、基本だったんだけども。それを「ラッパーが歌っちゃっても全然あり」っていう風にしたのは、これはRには言ったかな? やっぱりドレイクだと思うのよ。

(DJ松永)ドレイクだ。

(R-指定)2008年、9年ぐらいでドレイクが出てきてから、ちょっと日本のラッパーの空気も変わったような気がしますね。

(Mummy-D)そうだね。ドレイクがやっぱりかっこよかったからだと思うんだよね。歌もすごく上手かったし。

ドレイク以降、空気が変わった

(Mummy-D)で、ドレイクが歌って。歌ってもかっこいいラッパーというのがいることを証明した結果、後からKREVAが評価されたと思うのよ。

(DJ松永)ああーっ! KREVAさんね!

(R-指定)それより先にずっと歌ってましたもんね。

(Mummy-D)KREVA、歌心あるから結構歌っていたんだけども。でも、「なんだよ、お前。ラッパーのくせに歌なんか歌いやがって」みたいなノリもあったと思うんだよ。だからドレイクによってKREVAが正しかったっていうのが証明された気がする。

(R-指定)俺もやっぱり当然、言ったらメジャーフィールドで活躍してるラップも好きで、ずっと聞いてたんですよ。で、KREVAさんも好きで。ああいう歌心があるのも好きで聞いていて。でも、「やっぱりそういうのは無し」って言われている空気があった。でもドレイク出てきてKREVAさんが後から評価されて。その時にKREVAさんがヒップホップのインタビューをされた時に「歌うの禁止みたいな時代、ありましたよね」みたいな話になって。KREVAさんも「いやー、そんな時代、あったね」みたいに言っていて。それだけシーンごと、ガラッと空気が変わったんやなと思って。

(Mummy-D)だと思うよ。

(DJ松永)他にもサビをちょっと歌ったりっていうようなラッパー、いたけど。シーンごとガラッとは変わらなかったっていうことですよね。ネイト・ドッグとかファーサイドとか、結構いたじゃないですか。

(Mummy-D)そうだね。歌心があるラッパーはいっぱいいたけど。やっぱりトラップとかも入ったりとか。オートチューンっていう、皆さんはわかるか、ちょっとあれだけども。声がケロケロになるエフェクターだよね。ああいうものが導入されてきてから、すごく歌ってもありっていうことにどんどんなっていった感じで。だから、それが2010年前後なのかな? そんな気がします。

(DJ松永)俺、この間、YouTubeを見ていて。昔のMTVの映像を発見して。宇多さんとRIKOさんがしゃべっていたんですよ。

(R-指定)懐かしい!

(Mummy-D)フハハハハハハハハッ! ちょっとまた説明が必要なことを……いいの? この番組では?

(R-指定)全然大丈夫です(笑)。

(Mummy-D)俺ね、やっぱり自分の性質として。宇多さんもすごいそれ、先回りして先回りして。「これはこういうことですね」って言うんだけど。そんな……「RIKOさんって誰ですか?」みたいな……(笑)。

(DJ松永)あれ、MTVのなんて番組だったっけ? ヒップホップ番組があって。その司会のRIKOさんっていう女性の方で。ライターとかもやられていたんでしたっけ? 早稲田の後輩でもあるんですかね?

(Mummy-D)違うの。RIKOはね、サークルの後輩だったんだけども。MTVのパーソナリティーみたいなのをやっていて。

(DJ松永)そう。それでラジオ番組のパーソナリティーとかもやったりとか。あとDEF JAM JAPANを作った方でもあって。

(Mummy-D)そうそう。そうなんだよね。

RIKOと渡辺志保 伝説のラジオ『Da Cypher』を振り返る
RIKOさんがblock.fm『INSIDE OUT』に出演。伝説のヒップホップラジオ番組『Hip Hop Journey Da Cypher』について、渡辺志保さんとともに振り返っていました。 今夜5/2(月) 22:00 #blo...

(DJ松永)で、そのRIKOさんとまだMC SHIROだった頃の宇多さんがしゃべっていて。その時に最近の流行りとかヒップホップニュースを語るみたいなやつで。「最近、ティンバランドが出てきて。チキチキビートが流行ってきて……」みたいな感じで。そういうのが流行ってきている中で宇多さんは当時、「俺はちょっと違うと思うんだよ。俺はパブリック・エネミーみたいなさ……」みたいな感じでおっしゃっていて。

「でもみんな、ティンバランドがチキチキなビートを作るようになっていったら、他のやつもつくるようになっていってさ。でも俺は、なんかあんまり好きじゃないんだよね」みたいな話をしていて。そういう流行の移り変わりとか、あとは順応しないといけないいろんな壁にめちゃめちゃこの人たちはぶち当たってきたんだな!って思って。


(Mummy-D)そうそう。何度も。

(DJ松永)どうでした? その時。チキチキビートが流行りだした時とか。打ち込みの。

(Mummy-D)まあ、あれだよね? 年上のものはやっぱり新しいものに対する恐怖感があるからね。やっぱり。「こんなの○○じゃねえよ」ってもうヒップホップに限らず、みんな言うんだよ。

(R-指定)どのジャンルもってことですもんね。

(Mummy-D)だからと言って、その新しいものにどんどん飛びついて。「今はこれ、もう違えよ。今はこれでしょ!」みたいなことばっかりをやっていても、音楽に説得力がなくなっちゃうし。結局、あんまりそういうものとは関わらず、もう自分の音楽を追求するしかなくなるみたいな境地にはやっぱり達しちゃうよね。

トレンドの移り変わりとRHYMESTERのバランス感覚

(R-指定)そこも含めて俺はやっぱり一ファンとしてRHYMESTERのバランス感覚がすごいなと思うのが、どんどんアルバムを重ねるにつれてやっぱりヒップホップの世界の流行も変わるじゃないですか。で、流行が変わるってことは音の感じもまるっと変わるし。ラップの方法論もガッツリ変わる。そんな中で、自分らの、RHYMESTERの音楽でありつつも、Dさんも宇多さんもラップの乗せ方やったり、言葉の発し方っていうところの、ヒップホップのある種のゲーム性。

競技性みたいなところで最新の若手と真正面からちゃんと戦うやり方で進化していってるっていうのが……これはだいぶ難しいことやなってのは思うんですよ。だから丸々ラップの方法論は変わるんやけど、その若手と同じ泳ぎ方というか、泳法もできるってことは示しつつ、芯では自分たちが昔から築いてきたやり方みたいなところがあるみたいな。ここのバランス感覚もすごい絶妙やなと思って聞いてるんですけども。

(Mummy-D)いやー、なんか……すいません。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

<書き起こしおわり>

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