空気階段・鈴木もぐら JR湘南新宿ライン・グリーン車の接客を語る

空気階段・鈴木もぐら JR湘南新宿ライン・グリーン車の接客を語る 空気階段の踊り場

鈴木もぐらさんが2021年4月12日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中で湘南新宿ラインのグリーン車に乗車した際の模様を話していました。

(鈴木もぐら)バンドをね、僕らで始めるってなって。ここで話しましたっけ? オズワルドと……。

(水川かたまり)これ、ラジオで言いましたっけ? アフタートークで1回、言ったのか。オズワルドと空気階段。あと、作家の平島さんの5人でバンドを結成しました。

(鈴木もぐら)それでそれぞれ、楽器の担当を決めて。俺がドラムなんですよ。それで、水川はアコーディオンをやることになって。アコーディオンをもらったっていう話はアフタートークでしたのか。で、ずっと俺だけ楽器がなかったので。

(水川かたまり)ずっとね。みんな、なんとか揃えてね。畠中はギターで、伊藤は三味線で、俺はアフタートーク。なんとか入手したけど、もぐらだけ全然ドラムを入手してこないから。いっつもなんか木の箱を木の棒でペコペコ叩いて……(笑)。

(鈴木もぐら)木の棒はちゃんと持っているんですよ(笑)。

(水川かたまり)音楽で始まり、リズムの始まりみたいな感じで1人だけやっていて。

(鈴木もぐら)という風にやらせていただいていたじゃないですか。私だけ。それが、スネアをくれるという人が現れまして。譲っていただけることになって。で、受け取りに行ったんですよ。それで、辻堂だったんですね。場所が。辻堂って藤沢の隣。だから湘南新宿ラインで横浜から何駅か先っていう。その辻堂に行きまして。それで、くれる方に会いまして。挨拶をさせてもらって。まあ、忙しい中で時間を作っていただいて、スネアをいただいたのよ。

で、俺はその日、渋谷でライブがあったんですよ。∞ホールで。だからまあ、そのままスネアを持って。湘南新宿ラインだったら渋谷まで1本で行けるのね。辻堂から。そうしたら、まあ時間帯も時間帯で。まだ昼前っていう感じで。あのへんってものすごく混むのね。

(水川かたまり)ああ、そうなんだ?

(鈴木もぐら)たぶんね、横浜を目指してる人がまず多いんだよね。だから横浜とかで1回、空くんだけど。それまでの辻堂とか藤沢とか、あのあたりがものすごく混むのよ。だから辻堂からスネアドラムを持って電車に乗ったんだけども。もうギュウギュウで。結構スネアが乗客の人に当たっちゃったりして。もう明らかに邪魔なそうな顔というか。それで俺ももう「すいません……」みたいな感じになっていて。でも、社内はギュウギュウだし。「どうしよう?」と思って。それで隣を見たらね、グリーン車だったのよ。湘南新宿ラインだから。

(水川かたまり)ああ、そうか。湘南新宿ライン、あるね。中盤にグリーン車、あるね。

(鈴木もぐら)そう! 俺が乗った車両がちょうどそのグリーン車の隣の普通車両で。だからグリーン車に行けば、ちょっとお金はかかるけども。そんなギュウギュウで迷惑をかけることもないなっていうので。グリーン車に行くことにしたのよ。もう人生で本当に2回目とか、それぐらいかな?

(水川かたまり)1回、あるの?

(鈴木もぐら)なんか1回、あったじゃん? 沼津に行った時かなんかにグリーン車、出してもらってさ。

(水川かたまり)いや、沼津じゃないよ。なんかあったな。大阪の番組の帰り、グリーン車だったのを覚えているよ。

(鈴木もぐら)なんか出してもらって。それ以来なんだよ。で、グリーン車の方に行ったらやっぱり空いていて。藤沢から乗って、迷惑をかけなかったんだけども。でも、なんせ乗り心地が良くてさ。なんか、ちょっと眠くなっちゃってさ。

(水川かたまり)まあ、そうだろうな。たぶん一般車両で立っていても眠くなるだろうしな。お前は。立ったまま寝るんだから(笑)。

(鈴木もぐら)まあ、それは飛行機の話ですけどね(笑)。で、起きたらやっぱり寝過ごしていて。ちょうど渋谷を出たところだったんだよ。「うわっ、ヤベえ……寝過ごしちゃった」って。でも、次は新宿だから。まあ一駅。「行って帰ってくればいいや」って思ったんだけども……グリーン車だから、渋谷までしかチケットを買っていなかったのよ。だから「これ、どうしたらいいんだろう?」って思って。そしたらちょうど、女性の乗務員さんが来たから。「すいません。実は今、寝過ごしちゃって。渋谷で降りる予定だったんですけども。どうしたらいいですかね?」って言ったの。そしたらその女性の方……20代中盤ぐらいの人かな? 俺に対してさ、「あちゃーっ!」って……(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

(鈴木もぐら)そう言うわけ。

(水川かたまり)めっちゃ「あちゃーっ!」だけども(笑)。

(鈴木もぐら)「寝過ごしちゃって……」「あちゃちゃちゃちゃーっ! やっちゃいましたねー!」って(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

「あちゃーっ! やっちゃいましたね!」

(鈴木もぐら)そう言われて。なんだろう? すげえなんか、少女マンガとかに出てきそうな人で。「どうしたらいいですかね?」って言ったら「うーん……でももう、やっちゃったんで。新宿まで、立っててもらって、いいですか?」って(笑)。

(水川かたまり)フフフ、なに? その元気印みたいな添乗員(笑)。

(鈴木もぐら)「立っててもらいますからねっ!」って(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ! ちょっと拳、突き上げてるじゃん(笑)。

(鈴木もぐら)「もう!」っていう感じで(笑)。

(水川かたまり)なによ? その隣に住んでいる幼馴染みたいな(笑)。何回も会ったことあるの?(笑)。

(鈴木もぐら)「じゃあ、そうですか。まあ、わかりました」みたいなことを言って、そのグリーン車の座席の方じゃなくて、出入り口の方ね。あそこ、ちょっとしたスペースがあるから。だから、あそこでちょっと立ってようと思って。「じゃあ僕、ここで立ってますね」って言ってそっちに移動しようとしたら「お兄さん! 乗ったの、藤沢からでしたよね?」って。覚えているのよ。俺が藤沢から乗ったことを。で、「藤沢からでしたら、実は渋谷も新宿も、料金が変わらないんです! だから、このまま、座っていてくださいねーっ!」って(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ! アハハハハハハハハッ!

(鈴木もぐら)で、俺は座って新宿まで行けることになって。で、俺は結局新宿から普通に折り返して渋谷に帰ってきたんだけども。それにしても……「すげえ人だな!」って思って。

(水川かたまり)すげえな(笑)。なんで1回、立たせたんだろう? なんで1回、ドキドキさせるんだろう?(笑)。

(鈴木もぐら)こんな人、俺、はじめて見たよ(笑)。

(水川かたまり)それ、怒る人は怒るぞ?(笑)。

(鈴木もぐら)でも……「ああ、これがグリーン車の接客なのかな?」と思ったの。

(水川かたまり)そんなことねえよ!(笑)。

(鈴木もぐら)俺、今までそんな人に会ったことなかったから。

(水川かたまり)そんなスナックみたいな接客、してこねえよ(笑)。

「これがグリーン車の接客なのかな?」

(鈴木もぐら)ちょっといいお金を払うと、そういう感じの特殊な接客術を身につけた乗務員さんがやってきて、接客してくれるんだなって俺は思ったのよ。

(水川かたまり)そんなことねえよ!

(鈴木もぐら)だからJRが結構、グリーン車で接客する乗務員さんを選んでいるんだと思うよ。

(水川かたまり)グリーン乗務員だったってこと?

(鈴木もぐら)グリーン乗務員。完全なる。だって、そんなの見たことないもん。幼馴染みたいな……空手やっている幼馴染みたいな。

(水川かたまり)前髪をゴムでくくっているみたいな(笑)。

(鈴木もぐら)YAWARAとかさ、らんまのあかねみたいなさ(笑)。いや、俺もはじめてだったよ。だからちょっと……今回はそういうスネアがあってという理由で。普段は乗らないから。でも、やっぱりちょっとお金を出すと、そういうワンランク上の接客をJRは……。

(水川かたまり)接客は関係ねえよ。その人がそういう人だったっていうだけだよ(笑)。

(鈴木もぐら)「あちゃーっ! 立っててもらいますからねっ!」って(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

(鈴木もぐら)寝過ごしたおじさんにそれをできるってすごいよね(笑)。

<書き起こしおわり>

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