鈴木もぐら 岡山の雀荘で出会った若者たちとの交流を語る

鈴木もぐら 岡山の雀荘で出会った若者たちとの交流を語る 空気階段の踊り場

空気階段の鈴木もぐらさんが2024年6月24日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中で単独公演で訪れた岡山で麻雀をするために入った雀荘で出会った若者たちと飲みに行き、交流を深めたことについて話していました。

(鈴木もぐら)岡山公演がありまして。だから凱旋公演ですよね。ボキちゃんの地元ですから。

(水川かたまり)はい。6月22日にね。

(鈴木もぐら)やってきたというわけでありますけれども。私、22日が本番で、21日にリハーサルがあって。そのリハーサルがお昼からだったんで本来、朝、東京に出て昼ぐらいに岡山に着いて……っていうスケジュールだったんですけど。これ、遅刻しちゃった場合に東京にいて「やばい。遅刻をしてるぞ」って気づいたら、どんなに早くても岡山まで4時間ぐらいかかるんで。ちょっと、それは申し訳ないっていうことで前日に入ったんですよ。20日にもう岡山へ入りまして。でも、入ったっつっても岡山に着いてから、何もやることないから。「じゃあ、とりあえず麻雀かな」と思いまして。

(水川かたまり)岡山で麻雀に行くのは?

(鈴木もぐら)何回目かですよ。

(水川かたまり)何回か行っていて。

(鈴木もぐら)で、駅前に何店舗かあって、行ったんだけど。岡山の雀荘はもう今、ほとんど禁煙なんだよね。

(水川かたまり)ああ、そうなんだ。

(鈴木もぐら)「なんだ、それ? ふざけんなよ」って思って出まして。でも、麻雀は打ちたいっていうので調べていたら、車で10分ぐらい行ったところに別の雀荘があって。それで電話したら「タバコ、吸えます」ってことだったので行ったの。そしたら若い、30歳ぐらいの人が「うわっ、もぐらさんだ! ちょっと俺、絶対にもぐらさんと打ちたいから、一緒にしてもらっていいですか?」っていう感じで。ちょうど、その人がやっていたところに俺が入る感じになっていたから、ちょうどよく入れて。それで「うわっ、やった! 一緒に打てるよ!」みたいな。それで「いろいろ、くずパチとか見てます」みたいな感じで言ってくれて。で、2、3時間ぐらい打っていたんだけど。それでもう夜遅くなってきたから「帰ろう」と思って。

「ありがとうございました」っつって帰ろうとしたら、その一緒に売ってた30歳ぐらいの兄ちゃんが「どこに行くんですか!?」っつって。「いや、明日リハーサルがあるから。ちょっとホテル帰ろうかなみたいな感じなんですけど」「俺も連れてってください!」って。「いやいや、連れてってくださいって言われても……別にどこも本当に行く予定はなくて。どうしようかな、みたいな。別に1杯ぐらい、飲みに行こうかな、みたいなのもあるっちゃあるけど……」「じゃあ、僕もお願いします! 連れてってください!」って言われて。それで「どうしよう?」って思って。いきなり、そんなの言われたこともないし。全然知らない人だしさ。

そしたらその店長とか、あと周りの常連さんとかが、もうその人を止めてさ。「お前、やめろよ。恥ずかしいわ、お前。岡山に来てくれて、疲れてんのにやな。そんな、お前いきなり初対面で……『連れてってください』とか」って。で、店長とかも「お前、迷惑かけんなや? もぐらさんに急に……『帰る』って言うとるのに『連れてってください』ってなんや?」みたいな感じでもう、めっちゃ言われてて。ガンガンガンガン、ワーワー言われてたんだけど。そしたら若い子が「一緒に行きたいんですっ! 俺はもう今日、ここしかないんですっ! もう一生に1回なんだ! こんなことはもうないんだっ!」って言いだして。「だからもぐらさん、飲みに連れてってください! 俺はもう、今日はここから動かないっ!」って(笑)。

「もぐらさん、飲みに連れてってください!」

(鈴木もぐら)「いや、そこまで言うんだったら、じゃあいいよ。行こうよ」って。その周りのおじさんたちからのね、「ダメだろ」っていうのを全部、ぶっ飛ばしてたから。「今日しかないんだ!」とかって言っていたから。「じゃあ、いいですよ」ってなって。その周りのおっちゃんとかも「ほんま、もぐらさん、すいませんね。でもここまで言うとるので、お願いしますわ」「いや、全然いいですよ」っつって。「じゃあ僕、車出します!」つって。車で町の方まで乗せていってくれるってなって。そしたらもう1人、働いてた若い子が「僕も行きたいですっ! 店長、僕も行ってきていいですか?」っつって(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ! ダメだろ? 仕事中だろ?(笑)。

(鈴木もぐら)そしたらもう店長が「じゃあ、もうええよ」ってなって。「ありがとうございます! 早上がり、させていただきますっ!」って。それで3人で、その最初の人の車で行って。

(水川かたまり)その店員の人と、「僕も行きたいです!」の人は知り合いなの?

(鈴木もぐら)「僕も行きたいです!」の人は店によく来る常連で。でも、2人で飲みに行ったとかはないみたいな。それで、俺らBSよしもとで岡山のロケ番組をやらせてもらってるんですけど。

(水川かたまり)『空気階段の●山』っていう。

(鈴木もぐら)そこで行って「よかったな」って思っていた、表町の千日センター街っていう飲み屋が集まっているエリアがあるんですけど。まあ、そこで元競輪選手のキリノさんがやっているどてひこにちょっと行ってきまして。で、とりあえず3人並んで座ってビールを頼んだんだけど。さっきまで麻雀を打っていたっていうだけで全く、お互いのことを知らずに来ちゃってるから。

(水川かたまり)それはもう、何も知らないもんね。名前も。

(鈴木もぐら)だから「自己紹介しよう」っつって(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

飲み屋で自己紹介からスタート

(鈴木もぐら)そしたら、その最初に「今日しかないんや!」って「ダイスケです! 26歳です!」っつって。「ああ、26歳なんだ。結構若いね」っつって。ガス屋さんで。「プロパン?」「はい、プロパンガスです!」「でもオール電化とかが押し寄せてきてて、大変なんじゃない?」って聞いて。

(水川かたまり)回してる(笑)。

(鈴木もぐら)「大変です。本当にもう……でも、おじいちゃんとかおばあちゃんがまだ使ってくれてるんで一生懸命、配達してます!」「まあ、いつかなくなっちゃうかもしれないけどね。でも、使ってもらってるうちはね、頑張らないとね」とか言って。「はいっ! 頑張ります!」っつって。で、もう1人の子が「シュンスケです! 岡山大学の大学院生、1年生です! 4月から、あちらのお店で働いてもらってます。よろしくお願いします!」っつって。で、ガス屋さんのダイスケさんの方は昔、そこの店員だったんだって。

(水川かたまり)ああ、そうなんだ。

(鈴木もぐら)店員もやってたんだけど、もう今はやめてガス屋さんに就職している。で、シュンスケくんは元々、兵庫の生まれで神戸から進学で来て。で、大学院に進学したのを機に雀荘で働き始めたということで。「じゃあ、よろしくお願いします」っつって。「それで、彼女はいんの?」みたいな話をしてさ。そしたら「いやー、いないんですよー」ってそのシュンスケくんが言って。「ああ、勉強ばっかり?」「いやー、もう麻雀ばっかりですね」「彼女、いたことないの?」「最初ね、神戸で彼女いたんですけど。もう遠距離だったんで、1年の途中ですぐ別れちゃって。そこからもう、1回もないんです」「1回もないって、でもキャンパスライフでいろいろあるでしょう? 本当に1回もないの?」「1回もないんです」「じゃあ、麻雀だけ?」「麻雀です!」「いいねえ!」ってなって(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

(鈴木もぐら)「麻雀、最高! 乾杯!」みたいな感じの飲み方で。それで、ダイスケさんに「彼女、いんの?」って聞いたら「いや、俺はいるんですよ」っつって。それでみんなで「なんだよ、お前。いるのかよ!」ってなって。それで「いるんですけど……待ってくださいよ。いるんですけど今、ちょうど彼女に麻雀を教えているところです」「まあまあ、それだったらね……」って。それで結局、みんな「麻雀が好き」っていう、それだけただ酒を飲んでいて。それで「もぐらさん、好きな牌とかって、あるんですか?」「じゃあ、当ててみて?」つって。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

(鈴木もぐら)「ベタに發ですかね?」「ブッブーッ!」「えっ、中ですか? 白?」「ブッブー!」「東?」「ブッブー! 正解は……9ソーでした!」「9ソーかー!」って(笑)。そんな感じで26歳のダイスケくん、まあ悩みなのかわからないんだけども。いきなりさ、「人生って、なんですかね?」って言いだして(笑)。

(水川かたまり)なんでそうなるんだよ、そこから?(笑)。なにがあったんだよ?(笑)。「9ソーかー!」で盛り上がっていたのに(笑)。「麻雀、最高!」だったんじゃないの?(笑)。

好きな麻雀牌トークで盛り上がる

(鈴木もぐら)「もぐらさん……なんのために人生ってあるんですかね?」「いや、それはさ、やっぱり人生なんてもんはさ、それはもう麻雀を打つためにあるんじゃないの? 麻雀をやってる時が一番、楽しいんだから。それはもう麻雀をやるために生きているみたいなところ、あるでしょう?」「そうなんですよねー! さすが! さすがです! やっぱりそうかー! もぐらさんなら、そうやって言ってくれと思ってました! やっぱり麻雀が楽しすぎてもう、何もやる気が起きないですよ」とか言って(笑)。

それで「本当に楽しくて。今日もずっと隣のお宅で、ちっちゃいハゲのおじさんがすごい楽しそうに打ってたの、見えました?」っつって。で、何となくね、見えてはいたんですけど。でもちょっと遠かったから、話したりとかは全然ないんだけど。すごい店員さんとか、いろんな常連さんと話しながら、めっちゃ楽しそうに打ってるハゲのおじさんがいたのよ。それで「ああ、いたね」っつったら「あのハゲのおじさんなんですけど、たしか東大か京大、どっちかの博士とかまで行ってて。でも、麻雀が楽しすぎて打ちたいっていうことで、仕事を新聞配達に制限して毎日、麻雀を打っているんです」「ええっ、そうなの?」「いやー、俺、憧れてるんです。やっぱりああやって楽しく、もう麻雀がこの世の最上なんだっていうことを認めて。麻雀が一番なんだっていうことを認めて、毎日麻雀を楽しく打つ。僕、あれが憧れです!」とか言っていて。

「まあ、すげえ麻雀、楽しいし。すごい頭がよくて、東大だとかに行ったとしても、頭がいいからこそ麻雀のその楽しさにはまっちゃったみたいな。それ、俺もわかるよ」「そうですよね!」とかって言ってたんだよ。それでまあ、解散ってなって。「お疲れ様でした!」っつって、別れて。それで次の日、リハーサルが終わってさ。RSKの番組とか、出させていただいて。その後、俺も終わったのがまだ6時前ぐらいだったじゃないですか。だから「ちょっと時間あるな」と思って、また行ったんですよ。「昨日の2人、いるかな?」と思って。

(水川かたまり)ああ、同じところに?

(鈴木もぐら)そう。で、行ったんですけど……続きはお知らせのあとです(笑)。

(水川かたまり)なんだよ? なんでCMをまたぐんだよ?(笑)。

<書き起こしおわり>

鈴木もぐら 岡山の雀荘で幻の役満・地和を執念で上がった話
空気階段の鈴木もぐらさんが2024年6月24日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中で単独公演で訪れた岡山で麻雀をするために入った雀荘で役満・地和を周年で上がりきった話をしていました。
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