星野源 看護師という仕事を語る

星野源 看護師という仕事を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2021年4月6日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で看護師という仕事についてトーク。自身の入院時の模様を振り返りながら話していました。

(星野源)そんな中、今日のテーマ。「仕事」。今、あなたがしている仕事。その仕事を始めたきっかけはなんですか? もしくは、そのしている仕事はなんですか?っていう、そんなメールを読んでいきたいと思います。

「私は看護師をしています。ありきたりですが、人の役に立ちたいからこの仕事に就きました。ですが、このコロナ禍で自分の夢とかどうでもよくなるぐらい、目の前のことに必死だった気がします。源さんの『うちで踊ろう』には何度、励まされたことか。その節はありがとうございます。もちろん、仕事に関しては特に自粛はなしに働いていましたし、いまだに働いています。毎日、仕事に行き、夫も同業者のため仕事に向い、子供たちは保育園に通っていました。自分はこのまま仕事を続けていていいのだろうか? 家族のためにも、このまま仕事に向かう生活をしていていいのだろうか? と悩んだ時期もありました。

が、忙しいながらもコロナと共存する日々は流れ、あっという間に1年が経ちますね。そして源さんの『創造』に助けられ、微力ながらも誰かの役に立っていることを誇りに持ち、過ごしています。これからも源さんのご活躍を楽しみにしています。6周年になったラジオ、楽しみにしています。ちんちんかくし芸大会も。いつもありがとうございます」。いや、こちらこそ、ありがとうございます! 本当にありがとうございます。

入院時の看護師さんとの思い出

(星野源)いやー、ありがたいですねー。うん。なんかね、そう。俺が……前にも話したことがあるんだけども、入院した時。くも膜下出血で倒れてね。まあ、結構危なかったわけです。自分で言うのもなんですけども。それで、ありがたいことに助けていただいて。手術をしていただいたりとか、いろんな人に助けていただいて元気になっていく最中、足の動脈から管を入れてする検査があって。その検査をした後とか、足を曲げるとそこから血が出ちゃうから、1日包帯を巻いてじっとしておきましょうねっていう時に、でもトイレに行きたくなっちゃって。それで「しびんにしてください」って言われたんだけども、慣れていなくてしびんにできなかったんです。

それでね、その尿道カテーテルというものがございまして。だから、ちんちんかくし芸大会で使うちんちんの先端に針を入れましてね……まあ、手術とかいろいろとやる時には麻酔が効いてからやるんです。だが私はその時、はっきりと意識がございましたので、生中継(笑)。そのカテーテル生中継でございまして、目の前で入れてくれるという、そういうフェスみたいなことがあったんですけども(笑)。カテーテルフェスみたいなのがちょっとあったんですけども、それがもう痛くてしょうがなくてね。

なんですけど、「はい、大丈夫ですよー」なんて言いながら看護師さんがやってくださって。で、なんて言うんですかね? そのカテーテルをずっと支えてくれるんですよ。支えてくれるんですけど、女性の看護師さんで。「本当に申し訳ない」って思いながら「ありがとうございます」なんつって。でも今、思えば「別に自分で支えられるんだけどな」って思いつつ。なんか、そういうものなんでしょうね。で、その間にトークが繰り広げられるわけです。その時に「源さん、フェス、出れなくなって残念ですね」みたいな話をされて(笑)。その、別のフェスを開催している間にフェスに出れなくなったっていう話をされたりとか(笑)。

そこで「私、看護師をやっているんですけども、DJもやっているんですよ」って言われて。もう、なんてパワフルなんだ!っていう。だから、そういう風にいろんなことをやりながら看護師さんをやられている人たちっていうのを結構見てきて。その、いろんな人たちがいるんで。職種によっては他のことをする時間もないっていう人ももちろんいるとは思うんだけども。でもやっぱり、パワフルな人が多いなっていうのはすごく印象的で。

本当に看護師さんたちに助けられた

(星野源)だから、なんていうの? さっきのメールの中にもさ、「ちんちんかくし芸大会、楽しみにしています」っていうのはなんかすごくスッと入ってくるっていうか。こういうラジオ的な楽しさとか、そういう深夜ラジオ的な笑いみたいなことを……ラジオを聞くっていうことも職業柄、多いんだと思うんだけども。待機している時とかね。だから、そういう話が通じる人たちっていうイメージが僕は看護師さんたちにあるんですよ。本当に僕、助けられましたから。その朗らかさに。本当にいつも、ありがとうございます。なのでぜひ、お仕事頑張ってください。このラジオがちょっとでも元気の素になってもらえれば、ありがたいです。

<書き起こしおわり>

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