星野源さんが2024年12月17日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で2024年に読んだ小説でおもしろかったものを紹介。短編小説として澤村伊智さんの『鬼 または終わりの始まりの物語』、そして長編では寝舟はやせさんの『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』を紹介していました。
(星野源)それから今年の好きだった小説。短編小説……僕、放送で何度も言ってましたけども。結構、ホラー作品を今年もたくさん読ませていただきまして。読んでね、いいのがいっぱいあって。すごい好きなの、いっぱいあったんですよ。
そんな中で、ベスト短編小説はですね、『異形コレクション』といういろんな短編小説がいっぱい入っている、長年続いているシリーズの本があるんですけど。その『異形コレクション』の『ギフト』という巻で澤村伊智さんの『鬼 または終わりの始まりの物語』という短編が本当にもう、しびれましたね。素晴らしく面白かったです。
澤村伊智『鬼 または終わりの始まりの物語』
(星野源)そしてベスト小説。寝舟はやせさんの『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』。これもホラー小説なんですけど、めちゃくちゃ面白くて。この感覚は初めてっていうような感覚で読んだ小説でした。めちゃくちゃ面白かったです。
『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』
(星野源)今回、僕が『いのちの車窓から 2』という本を今年、リリースしましたけども。その時にいくつかの書店さん、「やります」って手を挙げてくださった書店さんで選書フェアっていうのをやったんですよ。僕が本を何冊か……10冊ぐらいかな? 選んで。「この作品、おすすめです」みたいな本をいろいろ挙げて、僕の本とともに展開してもらうみたいなキャンペーンをちょっとやったんですけど。
その中のはもちろんおすすめとして入れずに……という感じですね。それ以外で、特に言及してなかった中で挙げてみました。ぜひ皆さん、チェックしてみてください。
ここ数年、星野源さんがハマっているホラー小説。今年もベストエンタメの本部門はホラー小説からのチョイスでしたね。今年4月には風邪を引いて体調不良だった時に澤村伊智さんの『怪談小説という名の小説怪談』という本を読んだと話されていました。
僕自身はホラー系、超苦手なので手が伸びませんが、ホラー小説の話をしている星野さんはめちゃめちゃ楽しそうなので、今後もおもしろかったホラー小説、どんどん紹介していってほしいと思っております!