町山智浩さんが2021年3月15日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で書籍『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会』を紹介していました。
(町山智浩)はい。これでちょうど1年ぐらい経つんですけど。コロナによる、なんというか……ステイホームとか、いろいろ言われてますけど。いわゆるレストランとか映画館の中に入れないような状態になってから1年、経ちましたね。アメリカの方では。
(赤江珠緒)うんうん。
(町山智浩)で、すごくいい兆しが出てきたんで、今日はそれについて話をしたいんですが。その前にプレゼントがあります。これが『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会』という本なんですけども。これがコロナになってから一体何が起こったのかというのを12、3人の人たちでそれぞれの領域で記録していった本なんですね。
(赤江珠緒)本当だ。いろんな分野のいろんな方が。
忘れられないように新型コロナの状況を記録
(町山智浩)そうなんです。中心になったのは映画監督の森達也さんですね。で、忘れられちゃうから……前の大震災の時もそうなんですけど。実際に何があったかって、結局継承しようとするとなんか話が違って伝わっていたり、違って記憶されたりしちゃうじゃないですか。で、そのへんをちゃんと記録しておこうということで、森達也さんが声をかけてくれて、僕も書いたんですが。僕はもちろんアメリカで、そのコロナ対策、どういうことがあったのかということを書いてます。だからトランプ大統領がね、「コロナなんてほっておけばなくなるさ」って言ったこととかもちゃんと書いてあるんですけど。
(赤江珠緒)TBSラジオで言うと、武田砂鉄さんとか宮台真司さんとかも書かれていますね。
(町山智浩)そうですね。宮台さんも書いていますし。武田砂鉄さんはアベノマスクについて書いてますね。
(赤江珠緒)おおー! そうですね。忘れがちですけども。ありましたね。
(町山智浩)そう。みんな、忘れちゃっているんだけども。誰も使わないマスクに税金を550億円がなんか使って。しかもその事業を受注した会社が未だに正体不明っていう。
(山里亮太)ああ、そうだった……。
(町山智浩)そうなんですよ。だからそういったことを忘れないように、ちゃんとここに記録している本なんですが。この『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会』をリスナーの方々にプレゼントします。
『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会』
<書き起こしおわり>