宇多丸 荒川強啓デイ・キャッチ!6000回と強啓ラップを語る

宇多丸 荒川強啓デイ・キャッチ!6000回と強啓ラップを語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で『荒川強啓デイ・キャッチ!』6000回放送を祝福。以前録った荒川強啓さんのラップを流し、6000回記念ラップ製作構想なども話していました。

(宇多丸)あの、(番組が)長寿化していけばいいわけで。そこで尊敬する荒川強啓さんのデイ・キャッチ!ですよ。本日、6000回を迎えられたということで。すごいじゃないですか。我々だってまだ今日で10回目ですよ。600倍ですよ、600倍。ピンと来ませんよ。全然。

(山本匠晃)全然来ない(笑)。

(宇多丸)だからね、そんぐらいになるまでがんばっていこうっていうことで。で、強啓さんと言えば私、以前に『小島慶子キラ☆キラ』という番組をやっていた時、番組のバトンタッチのタイミングでちょいちょい絡む機会なんかあって。当時、2010年ぐらいですかね。まあ、私もあの頃はね、ジャックナイフでしたね。宇垣(美里)さんに優るとも劣らぬ、触るものをみな傷つけるジャックナイフ。他の番組にちょっかいを出すというね。まあ、正直この番組もちょっかいを出してますよね。図らずも、久米宏さんにね。

(山本匠晃)フフフ(笑)。

(宇多丸)まだ言っている(笑)。やめろ、だからその話はもうやめろ! きれいさっぱり隠蔽しようとしてるんだから、やめろっていうね(笑)。

(山本匠晃)金曜まで引っ張った(笑)。

(宇多丸)そう。書き換え(笑)。徹底した書き換えをいま指示しているところなんだからっていうね。あの、その時に強啓さんに私、オリジナルのラップを、歌詞を書き下ろしまして。で、ラップをしていただいて強啓ラップジングルみたいなのを作ったんですよ。で、ちょいちょい土曜日の『ウィークエンド・シャッフル』の方では流していたんですけど、まあ6000回記念ということで。昨日もZEEBRAさんのラップ特集とかね、本日もCreepy Nutsが来たりとかありますので。その中に勝るとも劣らぬハードコアラッパー、MC強啓の魂のバース。こちらをみなさん、お聞きいただきたいと思います。強啓ラップ、どうぞ!

荒川強啓ラップ

<強啓ラップスタート>

どきなそこの包茎や童貞
火を噴くぜ 俺の45口径
マイクロフォン持てば即大儲け
チェックしとけ 俺が荒川強啓 ブラァッ!

<強啓ラップ終了>

(山本匠晃)フハハハハハッ!

(宇多丸)ねえ。すごい。これぐらい、やっぱりギャングスタなスタンスじゃないと6000回はやりきれないっていうことですよね。

(山本匠晃)ギャングスタ(笑)。

(宇多丸)ギャングスタすぎだろ!っていう(笑)。っていうか、ギャングスタというよりも若干下ネタなんですよね。「火を噴くぜ 俺の45口径」って。僕、前から思っているんですけども、男性が自分の持ち物を無機物にたとえるっていうのがすげー嫌だなって思って。「ハンマー」とかさ(笑)。

(山本匠晃)「ミサイル」とか(笑)。

(宇多丸)そうそう(笑)。無機物にたとえだしたらお終いだっていうのがあったんだけど。「俺の45口径」ね。でも、ラップとして完璧に成立していたでしょう?

(山本匠晃)すごく器用な方なんですね。

(宇多丸)そうなんです。しかもこれ、もちろん多少は事後的に補正もしているけど、ほとんど録ったままっていうか。しかもね、ほとんど……強啓さん、もちろんラップしたこともない。全く未経験で僕が「こうやってやってください」ってちょっと指導して、30分もかかってないんじゃないかな? 2テイク、3テイクですよ、こんなの。

(山本匠晃)すごいなー!

(宇多丸)めちゃめちゃ飲み込み早かった。センスあるんですよ、やっぱり。

(山本匠晃)なんかフルコーラスで聞きたいなっていうぐらい。どんな歌詞をこの後、歌い上げるんだろう? みたいな。

(宇多丸)ねえ。あ、書くか! 6000回の贈り物として。6000回ラップ。「お前ら、6000回やれんのか?」みたいな。24年目、6000回。ちょっとこれ、考えどころかもしれないですね。

(山本匠晃)聞きたいです、聞きたいです。配信してほしい。

(宇多丸)ねえ。ちょっと考えますね。

(山本匠晃)すごいボスキャラ感っていうか、ドスが効いていて。迫力満載だった!

(宇多丸)でも、いずれ山本さんにもやってもらう日が来るかもしれないですからね。

(山本匠晃)えっ、本当ですか? うれしい!

(宇多丸)うれしいですか? やりたいですか?

(山本匠晃)宇多丸さんが目の前で教えてくださって?

(宇多丸)でも、できればやっぱりパートナーのみなさんは……あ、なにそれ? なにいま踊っているの? ランニングマン?

(山本匠晃)カミングスーン! カミングスーン!

(宇多丸)フフフ(笑)。ちょっと待って……。

(山本匠晃)あ、ごめんなさい! 本当にプロの方に……やっちゃった! これ、いまマイブームなんですよ。ごめんなさい!

(宇多丸)あ、RHYMESTERの?

(山本匠晃)はい。『カミング・スーン』っていう曲。すいません。

RHYMESTER『カミング・スーン』

(宇多丸)ああ、そういうことなのね。なんかさ、急に手を前後させてランニングマン的なことを……。なにをしてんのかな?って思ったけど。フハハハハハッ!

(山本匠晃)間違っていた……。

(宇多丸)間違っていない。嬉しいですよ。リズム感、いいじゃないですか。

(山本匠晃)自分のバース、探したい。

(宇多丸)各パートナーのキャラクターが濃いから、本当はそれぞれが自分の言葉で書くのがいちばんなんで。山本さんなんかね、相当悩みをお抱えという話もありますので。

(山本匠晃)徐々に晴れていますが。

(宇多丸)徐々に晴れてきてはいますが、そのあたりはいずれね、バースに昇華して。とりあえずは強啓さん、ちょっとフルバース考えてみますかね。

(山本匠晃)楽しみです。

(宇多丸)なんにせよ、我々は追いつけ追い越せ、先輩の背中を見ながらがんばっていきたいと思います。強啓さん、6000回おめでとうございます。よいしょー!

(山本匠晃)おめでとうございます!

<書き起こしおわり>

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