安住紳一郎 白身魚のお寿司を語る

安住紳一郎 白身魚のお寿司を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2021年2月28日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で白身魚のお寿司やお寿司屋さんのアルバイトについて話していました。

(安住紳一郎)「謝りたいこと」。女性の方からいただいています。ありがとうございます。「謝りたいこと。私は学生時代、親子4代、5代と続くような歴史あるお寿司屋さんでアルバイトをしていました。カウンターは大将が接客し、2階にある座敷に料理を運ぶのがアルバイトの主な仕事です。時々、お客さんに『これは何のネタ?』と聞かれます。大抵は白身魚への質問でした。私は1階に下りて確認するのが面倒だったので、全部適当にだいたい白身はスズキですね』と答えてました。ごめんなさい」(笑)。

(中澤有美子)フフフ(笑)。それは「ごめんなさい」ですね。アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)うーん、わかるね。そう。お寿司屋さんってね、1人前で7貫とか8貫、ゲタのようなものに乗せられて出されるとね、「これは何ですか?」って聞きたくなるもんね。あれ、聞かないと落ち着かないしね。そう。覚えられやしないんだけど、一応ね。「こちら、左からですね、甘エビ、マグロ、スズキ、アイナメ、これがホウボウ……」なんて言われて。「うんうんうん」なんて聞いているんだけども、途中でわからなくなって。「これ、なんだっけ?」みたいな。

(中澤有美子)そうなの(笑)。

(安住紳一郎)「うんうん、美味しいね。うん、あっさりしてる」なんて。そう。白身の感想はだいたいが「あっさりしている」だからね。

(中澤有美子)「歯ごたえがいい」とか(笑)。

白身魚の感想は「あっさりしている」

(安住紳一郎)「歯ごたえがいいね」って。「もうちょっと、なれていた方がいいかな? 新鮮すぎるのもなんだね?」なんつって。「うるさい! 通ぶってるんじゃないよ」なんてね。わかんないよねー。

(中澤有美子)そうですねー。でも、聞きたいのよね。

(安住紳一郎)そうね。1階に行って大将に「あれ、何でした?」って聞くのもちょっとあれだしね。「だいたい、わかんねえだろ」と思ってね。「ええ、スズキですね」って……。

(中澤有美子)っぽい、っぽい(笑)。

(安住紳一郎)っぽいっすよね(笑)。そう。スズキの味って……うん、特にね、強い主張をしないのがスズキの良さだもんね。そういうことですよね。うんうん。なんていったってね、日本で一番多い名字ですからね。鈴木さん。こちらもね、あんまり主張しないっていうことですからね。ありますね。スズキ。

(中澤有美子)ああ、おかしい(笑)。

(安住紳一郎)コチとかホウボウとかアイナメとかね、だいたい色、似てるもんね。1回、どこだっけかな? 銚子かなんかでコチ……コチなんて具体的に魚の形を思い浮かべるなんてのはなかなかね、皆さん。私もちょっとよく分かりませんけども。普通はほら、アジを叩いて作る、なめろう。アジのなめろう、美味しいですけどね。銚子で……コチって結構高い魚ですけど。その高級魚、やっぱり港町なので安く手に入るんでしょうか? コチのなめろうっていうのを作ってもらってね、とてもおいしいなと思いましたね。白身魚独特の粘りがあってね、いいなと思いましたね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)あとはまだあるかどうか分かりませんけれども、築地。お寿司屋さん、おいしいところがたくさんありますけど。築地の外れに白身魚だけで8貫、9貫揃えてくれるっていう、白身魚好きな方向けのそういうお店、ありましたね。行ってみたいと思いますでしょう?

(中澤有美子)思いますね!

(安住紳一郎)私も一度、行きましたね。おいしかったなと思いますね。またね、年齢とともにね、少し中トロとか大トロもいいけれども。白身とかね、そっちの方に寄っていきますもんね。あら、お寿司、食べたくなりましたね。

(中澤有美子)なりましたね!

(安住紳一郎)お寿司屋さんのアルバイトなんか最高じゃないですかね。あとは、お寿司屋さんのアルバイトと言いますと富山に……富山も日本海側でおいしいお寿司屋さん、たくさんありますけども。私は富山に行くとお邪魔する、大きなデパートから1本外れたところにある昔からやってるお寿司屋さんがあるんですよね。観光客の方にも人気で、忙しい時は行列が結構できてるんですけれども。そこも気合の入った職人さん。大将を含め、4人ぐらいカウンターの中にいるんですよね。「へい、いらっしゃい! はい、どうぞ! こちら、どうぞ!」みたいな。いいじゃないですか。

で、そこにやっぱりアルバイトさんが必要になるじゃないですか。で、アルバイトさんはどうやら私の見立てでは、想像ではね、地元の国立富山大学の法学部国際租税法ゼミの皆さん方みたいなイメージの方。それが、いいアルバイト先なので、代々そのゼミの後輩に枠を送り続けてるみたいな。ありますでしょう? そういうの。ちょっと、このアルバイトは私たちのこのサークルで、とか。ここの教室で、とか。同じ学校の仲間で、とか。代々、順送りにいいアルバイト先なんで、優秀な生徒が来るようにって。で、お店の人たちもその人たちを信用してるんで、その流れができてるっていうね。ちょっと、ありますでしょう? そういうのね。

(中澤有美子)そうですよね。はい。公募とか、絶対にないの。

(安住紳一郎)そう。閉じられた感じでね。まあ、それはそれで自由競争としてどうなんだ?っていう気持ちでそこで噛み付く必要はないけどもね。「公正取引委員会的にどうなんだ? 開かれていない! 開くべきだ!」なんてね。そこまでは言ってないでしょう? そこまでは言ってないよね? いいですよね。代々、その皆さんで。いいんじゃないですか、みたいなことですよね。うん。話、長くなっていますけども(笑)。

(中澤有美子)学生さんが真面目そうなの?

(安住紳一郎)そう。だから、その国際租税法ゼミですよ。もうメガネをかけて、国立大学に行ってるような人たちだから、すごい真面目な銀ぶちのメガネをかけて。ちょっと首が右45度ぐらいに傾いた感じでお寿司屋さんを手伝いしてるんだけれども。

(中澤有美子)男の子?

(安住紳一郎)男の子。で、女の子も女の子で国際租税法ゼミみたいな感じの女の子なのよ。国立大学の。「5教科6科目受験してます」みたいな感じのね。その大将たちとの対比がすごいのよ。そのカウンターを隔てて。「えっ、ええっ、ええっ?」みたいな。

(中澤有美子)ああ、うん。違うんだ。すごく。

(安住紳一郎)そう。だから職人さんは(威勢よく)「はい、いらっしゃい! はい、お座りください! はい、おいしいところ、出しておきますよ、右からどうぞ!」みたいな。それで「はい、どうぞ!」ってやっているんだけども。

(中澤有美子)ああ、すごい(笑)。

(安住紳一郎)そう。気持ちいいでしょう? こっちも乗ってくるじゃない? でも、後ろからお茶とかを入れてくれるのが国際租税法だから。(ボソボソと)「お茶です……」「こちらになっています」って。で、電話とか取るのはすごい早かったりとか。その電話の応対とかも(声に高低の音程をつけて)「はい、はい、はい、はい、わかりました、はい」みたいな。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)ごめんなさい。私もぶっつけ本番でモノマネしているから上手くできないけども。伝わるといいな。だからそういう、うん。ごめんなさい。「国際租税法ゼミ」って言いたいだけなんですよ。想像だけどね。でも、わかるでしょう? この感じね。

(中澤有美子)うんうん。仕事はたしかなんだけども、主張しないっていうか、控えめなのね。

(安住紳一郎)そう。全員、細い感じのね。体脂肪率少ない感じのね。そう。真面目な学生さんたちがアルバイトをずっと代々やっているのかな、っていうね。これ、全部想像の話なんですけどね。

(中澤有美子)見た目からの想像?(笑)。

(安住紳一郎)見た目からの想像ね。伝わるといいな。うん。後輩のお父さん、今日は聞いてないといいなー。

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)あれ、ショックだったんだよな。本当……。

後輩アナウンサーのお父さんからの一言

<書き起こしおわり>

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