いとうあさこさんが2021年2月14日放送のTBSラジオ『日曜天国』にゲスト出演。安住紳一郎さんと『ADブギ』や『スチュワーデス物語』について話していました。
(いとうあさこ)この話、あの時にしませんでしたっけ? 私、すごい前に前世を見ていただいたことがあって。「3代さかのぼってもずっと孤独だった。だからあつこさん、孤独平気ですよね」って言われて。その時は烈火の如く怒り狂って。「何を言ってるんだ? 人といる方が楽しいに決まっているだろ!」って。だけど今回、「あれ? 私、結構孤独、いけるな?」っていう。だからリモート飲み会とかも全然興味が……。
(安住紳一郎)へー!
(いとうあさこ)飲み会はやっぱり会わないと。私の時代は飲みニケーションですから。そう思うと、全然興味がわかなかったんで。
(安住紳一郎)リモートで飲み会するぐらいだったら1人で?
(いとうあさこ)1人で昔のドラマを見て。「ああ、やっぱり『ADブギ』って最高だったな」とか言いながらお酒を飲んでる方がいいなっていう。「相楽晴子さん、いいな。私もああやって男にお金を払っていたな。うだつの上がらない男に……」って。
(安住紳一郎)『予備校ブギ』は知っています?
(いとうあさこ)当たり前よ! 三大ブギでしょう? 『ママハハ・ブギ』と。
(安住紳一郎)『ママハハ・ブギ』(笑)。
『ADブギ』に一番ハマる
(いとうあさこ)そりゃそうよ! でも私、『ADブギ』に一番ハマったんですよ。『ブギ』三部作だと。『ブギ』の集大成ですよね。3個目が『ADブギ』ですから。あれがよかった! だから浜田雅功さんと相楽晴子さんの恋愛の感じがすごくよくて。ご覧になってない方、あれかもしれませんけど。浜田さんがちょっとね、お金のないADさんで。「でもいつか、俺はディレクターになってドラマを撮るんだ」っていう夢だけあって。それで相楽晴子さんが一生懸命働いて、お金を貢ぐっていうか、払っている。生活を支えるっていうのがその頃の自分と重なったんでしょうね。「めっちゃいいな!」って。
(安住紳一郎)私は『予備校ブギ』にハマった方ですから。
(いとうあさこ)『予備校ブギ』ですか?
(安住紳一郎)緒形直人さんとか長谷川真弓さんとか。よかったですね。
(いとうあさこ)織田裕二さんは出ていた?
(安住紳一郎)織田裕二さんは……ドラマの話をするんじゃないよ、今日は!
(いとうあさこ)えっ、本当ですか? この流れで『スチュワーデス物語』も行けますけども。
(安住紳一郎)『スチュワーデス物語』、いいですねー!
(いとうあさこ)最高ですよね!
(安住紳一郎)最高ですよ(笑)。
(いとうあさこ)だって今ってすごい先のドラマまで、当たり前ですけど決まってるじゃないですか。あの時なんて『スチュワーデス物語』が面白すぎて、ワンクール延びたんですよ。そんなドラマ、あります?
(安住紳一郎)いや、最高ですよね。堀ちえみさん。
(いとうあさこ)半年やったんですから。松本千秋と村沢教官が。
(安住紳一郎)出た出た!
(いとうあさこ)もう最高。あれはずっとしゃべれますよね。やっぱりあそこまで……英語しゃべれない、泳げない。あと人とのコミュニケーションを取ろうとすると上がる。そんな人がCAさんになれるわけがないんですよ。本当に、基本。それが最高に楽しいんですよね。
(安住紳一郎)春やすこさんとかね、山咲千里さんとか、またいい味を出しているんですよね。
(いとうあさこ)みんなで千秋を応援して。
(安住紳一郎)そうですよね。「がんばれ! がんばれ!」って。
松本千秋を応援
(いとうあさこ)そうそう。「ガンバ! ガンバ!」って。で、松本千秋が泳げないからって訓練場で寝泊まりをするんですけども。そこに空のビニールプールを置いて、廊下を一生懸命、救命胴衣つけて松本千秋が泳ぐのをみんなで「ガンバ! ガンバ!」って。「いや、違う! 水に浮かぼう!」って(笑)。だって救命胴衣をせっかくつけているんだから。廊下も滑りにくいでしょうに(笑)。
(安住紳一郎)ストップ! ストップ!(笑)。
(いとうあさこ)ええーっ? ご機嫌斜めになっちゃう。松本千秋の話を止められたら……。
(安住紳一郎)同世代にしか通じない……なにが「孤独が平気」ですか(笑)。こんな世代が近くて自分たちの見たドラマをああでもない、こうでもないって……他の若い人、大迷惑だよ!
(いとうあさこ)やっぱり人と会うって楽しいですね(笑)。はしゃいじゃう(笑)。
(安住紳一郎)10代、大迷惑ですよ!
(いとうあさこ)本当ですよね。いや、調べればいいんですよ。今なんてどうとでもなるんですから。今ならどっかで買ったりするのかな? TBSさんのサイトであるのかもしれないですけども(笑)。
<書き起こしおわり>